転生国主興国記

hinomoto

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本章

レイク王国の王都にきた

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食べ後はみんなを家に転移して寝かして、俺だけ馬車に戻った。
遅くなってしまったが、御者の席で襲って来るのを待っていたのに、来なかったよ。
分かってもらえる様に音を鳴らしながらゆっくりと走らしたのに、側にも少し蛇行したのに無視されました。
むう。

(来ないよ!)

[熟睡されてますね。]

(何で寝てんの!)

[解。遅くなった為に寝たようです。間者もまったく違う場所を捜索してます。この状態なら王都まで敵対勢力に出会う事はありません。]

(はぁ!)

[王都でも、襲われる確率が下がっておます。]

(えっ?なんで!)

[今回の事が問題になります。]

(なんでって!)

[今回の隊長が王都の衛兵長で、顔や肌の虫の刺されの治療が間に合わず断念するパターンです。]

(馬鹿なの!ねぇ。馬鹿ばっかなの!)

[普通ですよ、マスター。]

(・・・・・・・帰って寝る。)

[お休みなさい、マスター。]

夜も遅くに布団に入って寝たよ。

[おはようございます。起きて下さい、マスター]

(もうちょっと寝かしてー。)

[ー、起きて下さい。]

「はい!おきました!」

布団の上で立っていたよ。
こ、怖かったー。
いきなり、冷たい冷気の様な声には恐怖になる。
直ぐに馬車から転移をしてしまい、フェルトが龍のままで死にそうになったり、寝間着のままで目のやり場に困ったりしたよ。
でもね、男なのにさ。
俺の前で平気に着替えられるのってダメージがでかいね。
レブルとムリカは普通なのに二号とフェルトさんが見せつける様に着替えるのよ。

.......タタナイヨ。
オレノムスコノミライハアルノカナ。

居たくなくて、御者席に逃げたよ。

「ご苦労様です、マスター。」

アイの言葉に救われたよ。

「ありがと。で、どこ?」

見える範囲に敵も城もない。
何の為に呼ばれたのかな?とか考えてしまうよ。

「王都まで五十キロの地点ですね。」

「それだけ?」

「はい。」

「・・・・・・・・・」

「ラッキースケベとやらはどうでしたか。」

「あ、あんたねー。」

「もう少し、女性の下着文化は上げましょう。」

「へっ?」

「この国を摂取すれば人間にも下着の普及が進みます。」

「な、なにしてるの!?」

「下着を広めています。」

「あかんやん。」

「マスターの脳に、この世界の下着を表示します。はっきり言って、男性も女性も下着は駄目です。ですから、現行の下着を安く量産して広めます。男性はボクサー、ブリーフ、トランスを、女性はブラジャーとショーツまたはセット、スポーツブラ、ボクサーパンツ、生理用も広めます。販売店は表側を女性用、裏側を男性用で行う予定です。靴下も併せて販売予定にします。獣国では販売店は25店舗で数は少ないですが、人気となってます。ファフレミア国も現在首都に建設中です。」

「はぁ。凄いねー。」

「ありがとうございます。しかし、最終的には獣国は店舗を増やして42店舗、ファフレミア国は25店舗、レイク王国は70店舗の予定してます。ライラ国とゼブル国、ファークト国の開店を目指しております。獣人は冒険者かドレイのどちらかで他国は受け入れますが、商人としては誰も取引しないのが問題でした。昨今の村の商業区の発展により、他国との貿易を禁止して、獣国の需要拡大を進めています。マスター、純利益も報告しますか?」

「要らないです。止めて下さい。」

「肯定。マスター、確率は低いのですが敵を表示します。」

「お、ヤりに行っても?」

「レブル様の対応をお願いしますよ。」

「ご、ごめんなさい!」

とまぁ、下らない話しをしていた。
王都に付いたよ、一時間で。
門の前に俺も新作に着替えたよ。ムッチャ、酷評されたよ。
なんで?前のは変でおかしいだったのに、今回は普通って。
普通が悪いの!悪くないよね?
普通でいいやん。
まったく。ま、中身は違うけどね。
門での対応は俺様です!
もちろん、書状の代表も俺!責任者も俺です!
嬉しいなー。
門番に書状を渡します。
「えっ?君が?あー、うん。通って。」

と対応してくれました。
あれ?いいの?
と、ともかく城に行きますよ!
しかし、王都に活気がないよ。やっぱり戦争が堪えてるのかな?
ま、国土と住民と軍の数は合わないから仕方ないけど、三万はかなりキツイかな?良い気味だよ。
侵略なんてお勧めできないからね。
食糧の配分も悪い?みたいな雰囲気だな。
閉まってるお店も多いし、子供が多く歩いてるし、大人も女性率が多いし。
はー、嫌だねー。
負けてる国は。
早く城に直行しよう。
有意義な話しも出来るし、簡単に今回の件も修める予定だし。
ま、物資が物を云わすことを知るべきだよ。
まったくのアホね。
無駄に長い城までの道には驚いたよ。
真っ直ぐに着かないのは、攻められても城にまで着くのに街並みの工夫が見られるね。
んー、何か昔の日本の城に似てるかな。
てか、火魔法でエライ事にならないか?うん、頭に火の海の王都しか浮かばないね。
空爆に弱いよね?
出来るの俺以外におらんけど♪
考えていたら城の門に到着したので、門番に話し掛ける。

「おはようございます。初めてまして、私はファフレミア国の使者にございます。今回の件の話しをしたいので、レイク王にお目通りをお願いします。」

と書状も取り出して渡す。

「は、はい?えっと、少しお待ちください。」

慌てて門番が走って行く。
二人で。
他に人が居ないね。
門は開いてるよ?
無用心も此処まできたら凄いわ。
て、あかんやろが!
取り敢えず、待つか?
多分、かなり待つぞ。
と、ナインは馬車から降りて門などの造りを見ていた。
石垣だが、造形は甘いな。
魔法の痕がない。
いや、あかんやろ?魔法がある世界で魔法が使われないのは。
アーチも及第点やし、リリーフも最も腕利きの職人とか居なかったのか?触るのも程々にしないと俺の力では潰してしまうな。
何で魔法を使わないのか謎が出てきたな。
ファフレミアの城は魔法の痕は合ったのにね。
ま、まさかね。
門番と兵士が戻ってきたがその顔には汗をかいてるよ。
兵士だよね?此処まで出来ない兵士も珍しいね。
コップに水を入れて待つ。
フラフラの兵士と門番が来ると、コップの水に口をつけた。
えーと、色々駄目なんですけど。
目がもう一杯と訴えてます。
ため息をつきながら、お代わりをついであげる。
それから声を出すまでに二回のお代わりと時間を掛けたのは作戦なのかな?作戦で合って欲しいよ。
門番と兵士は地べたに座って息を整えていたからな。
えーと、兵士待ちです!
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