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本章
きょうようも必ようなんです
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エルクとアニァータは混乱していた。
馬車に入ったはずだった。
無駄に豪華な形の馬車の階段を上り、扉に入った....よね?
馬車の構造は知ってる。
考えも追い付かない状況で二人して抱き合うのだから異常な事に間違いない。
まず、広い場所なのは分かる。
床は石みたいな感触だ。
天井が異常に高い。
柱があり、長い階段が見える。
広いと言っても馬車の広さではない。
簡単に言えば冒険者ギルドよりも広い。
魔道具とか遺跡の部類で無いことも分かっている。
何処?
今の二人には、その事だけが頭にあった。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
俺はアイに馬車の移動を命じた。
レブルと一緒に白の神殿に転移した。
そこで見たのは、抱き合う二人。
逢瀬は後なー、俺はそう思うと二人に近付いた。
「何を抱き合ってるの?」
俺の声に二人が向くと、俺に抱き付いてきた。
うん、止めて、レブルが来るから!
しかし、二人とも震えていた。
「ナ、ナ、ナ、ナイン様!こ、ここどこ!?」
「おかしい、おかしい、おかしい、おかしい!」
「何を微々ってるの?」
「だだだ、だって、異常だし、おかしいだろ?」
「おかしいよ!ナイン様!おかしいよ!」
うん。まだ、治らないね。
軽く転移をする。
二人が抱き合う、俺は電撃を軽く落とす。
バリバリバリバリ
「あだばばばばばばばばばば!!」
おお、うる○や○ら!
骨は見えないけど、光のエフェクトが凄いな!
ちょっと感動!
うむ。
焦げてないな。
漫画理論までは、もう少し電力が欲しいがダメージが大きいのも問題だな。
龍なら大丈夫だし、今度試してみるか?
と、考えつつ、二人に言う。
「落ち着いたか?」
「「はははっ、はーい。」」
返事はあるが、立てないな。
「レブル、フェルトさんとテスラ君を呼んできて。」
「分かった。....あるじ!」
ズッと肩が下がるよ!
もう少し、名前を呼んでくれたら良いのに。
そう思ったら、レブルが二人と駄龍を連れてきた。
二人が立ち直るのに時間がかかるので先に話をしようか。
「ご主人様、御用でしょうか?」
フェルトさんが頭を下げてから、後ろの二人も頭をさげる。
「済まない、テスラ君がらみの案件だ。」
そう言うとテスラ君が土下座に入る。
「申し訳ございませんでしたー!」
素早い、駄龍よりも機転も利くし出来る龍だ。
少し子供に戻った感じもあるが、良い奴だな。
「気にするな。それより、ファフレミアに行くぞ。」
うん、俺は忘れてたんだよ。
フェルトさんに、こんな事を言えばどうなるかを。
「分かりました。テスラ、あなた!今からファフレミアを滅亡にいにますよ!」
「「はい!」」
「まてーーい!」
鬼気として動き出す親子と、焦る俺。
「何で行くことが滅亡になるのかな?」
「はい。ファフレミアには怨みがありますし、行くなら滅ぼしても良いかと。」
はい!アウト!
スパーン!
久し振りのハリセンです。前にも使った物で頭を叩きます。
「アーウト!」
「....久し振りです~。快感です~。」
頬を赤らめてクネクネし出してますよフェルトさん!!
テスラ君!駄龍もよそ見しない!
「たくっ!まったく、滅亡させない!」
「エルフは殺して、はぶぅぅ!」
遅れてスパーン!
「痺れます~。ご主人様~、もっと~!」
「へ、変態めー!」
ハリセンに魔力を込めて、ファイト!
一本足打法は久しぶりに構えて、
「イーパァアツゥ!」
「はふぅぅぅんん!!」
天井を突き抜けてフェルトが消えてゆく。
龍にマトモなのが居ないの!
「ゼィ、ゼィ、ゼィ、ゼィ。」
「ご主人様、母が大変失礼しました。」
「済まん、何か変な扉が開いたな。」
「いえ、知りたくない現実ですが、仕方ありません。」
なんか、ええ子やね。
優しいし、気がつくし、闇が無くなり親の良い所をもらったよね。
「そんなに落ち込むなよ。」
「だから、ぼく・・・・・」
「ん?どうした?」
テスラ君は頬を赤らめて言う。
「僕もどんな痛みなのかを知りたいな♪」
「おーまーえーもーかー!」
スパーン!
「はふぅぅぅんん!!」
「白龍って、一族はあんなのばかりやな!」
「ひぃぃぃぃいい!」
神殿から逃げ出す駄龍、それを追い掛ける俺。
俺は切に思った。
「マトモな龍はいないのかー!!」
すぱーん!!
馬車に入ったはずだった。
無駄に豪華な形の馬車の階段を上り、扉に入った....よね?
馬車の構造は知ってる。
考えも追い付かない状況で二人して抱き合うのだから異常な事に間違いない。
まず、広い場所なのは分かる。
床は石みたいな感触だ。
天井が異常に高い。
柱があり、長い階段が見える。
広いと言っても馬車の広さではない。
簡単に言えば冒険者ギルドよりも広い。
魔道具とか遺跡の部類で無いことも分かっている。
何処?
今の二人には、その事だけが頭にあった。
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俺はアイに馬車の移動を命じた。
レブルと一緒に白の神殿に転移した。
そこで見たのは、抱き合う二人。
逢瀬は後なー、俺はそう思うと二人に近付いた。
「何を抱き合ってるの?」
俺の声に二人が向くと、俺に抱き付いてきた。
うん、止めて、レブルが来るから!
しかし、二人とも震えていた。
「ナ、ナ、ナ、ナイン様!こ、ここどこ!?」
「おかしい、おかしい、おかしい、おかしい!」
「何を微々ってるの?」
「だだだ、だって、異常だし、おかしいだろ?」
「おかしいよ!ナイン様!おかしいよ!」
うん。まだ、治らないね。
軽く転移をする。
二人が抱き合う、俺は電撃を軽く落とす。
バリバリバリバリ
「あだばばばばばばばばばば!!」
おお、うる○や○ら!
骨は見えないけど、光のエフェクトが凄いな!
ちょっと感動!
うむ。
焦げてないな。
漫画理論までは、もう少し電力が欲しいがダメージが大きいのも問題だな。
龍なら大丈夫だし、今度試してみるか?
と、考えつつ、二人に言う。
「落ち着いたか?」
「「はははっ、はーい。」」
返事はあるが、立てないな。
「レブル、フェルトさんとテスラ君を呼んできて。」
「分かった。....あるじ!」
ズッと肩が下がるよ!
もう少し、名前を呼んでくれたら良いのに。
そう思ったら、レブルが二人と駄龍を連れてきた。
二人が立ち直るのに時間がかかるので先に話をしようか。
「ご主人様、御用でしょうか?」
フェルトさんが頭を下げてから、後ろの二人も頭をさげる。
「済まない、テスラ君がらみの案件だ。」
そう言うとテスラ君が土下座に入る。
「申し訳ございませんでしたー!」
素早い、駄龍よりも機転も利くし出来る龍だ。
少し子供に戻った感じもあるが、良い奴だな。
「気にするな。それより、ファフレミアに行くぞ。」
うん、俺は忘れてたんだよ。
フェルトさんに、こんな事を言えばどうなるかを。
「分かりました。テスラ、あなた!今からファフレミアを滅亡にいにますよ!」
「「はい!」」
「まてーーい!」
鬼気として動き出す親子と、焦る俺。
「何で行くことが滅亡になるのかな?」
「はい。ファフレミアには怨みがありますし、行くなら滅ぼしても良いかと。」
はい!アウト!
スパーン!
久し振りのハリセンです。前にも使った物で頭を叩きます。
「アーウト!」
「....久し振りです~。快感です~。」
頬を赤らめてクネクネし出してますよフェルトさん!!
テスラ君!駄龍もよそ見しない!
「たくっ!まったく、滅亡させない!」
「エルフは殺して、はぶぅぅ!」
遅れてスパーン!
「痺れます~。ご主人様~、もっと~!」
「へ、変態めー!」
ハリセンに魔力を込めて、ファイト!
一本足打法は久しぶりに構えて、
「イーパァアツゥ!」
「はふぅぅぅんん!!」
天井を突き抜けてフェルトが消えてゆく。
龍にマトモなのが居ないの!
「ゼィ、ゼィ、ゼィ、ゼィ。」
「ご主人様、母が大変失礼しました。」
「済まん、何か変な扉が開いたな。」
「いえ、知りたくない現実ですが、仕方ありません。」
なんか、ええ子やね。
優しいし、気がつくし、闇が無くなり親の良い所をもらったよね。
「そんなに落ち込むなよ。」
「だから、ぼく・・・・・」
「ん?どうした?」
テスラ君は頬を赤らめて言う。
「僕もどんな痛みなのかを知りたいな♪」
「おーまーえーもーかー!」
スパーン!
「はふぅぅぅんん!!」
「白龍って、一族はあんなのばかりやな!」
「ひぃぃぃぃいい!」
神殿から逃げ出す駄龍、それを追い掛ける俺。
俺は切に思った。
「マトモな龍はいないのかー!!」
すぱーん!!
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