転生国主興国記

hinomoto

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本章

でみでございます

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生物の知識とか違うのかよ!
と、俺は考えてしまうよ。
まぁ、龍の生態にあれやこれは認識のんか出来ない。
・・・・・・なんで神龍やってんだろ?
えーーと、ん、分からん。
何処かで誰かに押し付けないと駄目や!
でだ!
神龍なんかは後でも良いよ。
成長に80年て!!
なが!長いわ!
名前も無いのに、成長に80年も掛かります!って、やっとれんわーー!!!
えっ?あれ?
レブルはどうなってるの?
!!!

「アイ!レブルって、なに!!」

その言葉に一同は不思議に何のポーズをする。
やっ、そうだよね。分からないよね。

「マスター。レブル様は早熟成長をされています。本来では、エルフ族の成長では起きませんが、異常な土地、生活及び不貞行為の為に、身体のみが一気に成長したと考えています。ただし、生活、環境パターンを同じにしても同様になる確率は0.1%~0%の間になり、同じ成長に関しては同じ確率は限り無く0%に近いと報告します。」

「ほー。何か神秘を感じるねー。」

レブルさんも頑張ったもんなー。俺も捨てられるはずだったのに、今では・・・・・・・・・
あれ、涙が込み上げてきたぞ?
俺、頑張ったよなー。
アイが居ないと無理ゲやったけど。
本当に頑張ったよー。
頑張ったのに、後、はち・・・・・・

[マスター。]

(何よ!)

[報告を致します。]

(これ以上何かあるの!)

[解。マスターの体ですが、本来ハーフなので成長も父方の人種に近くなるのですが、レブル様の生存本能が勝り、母方に近くなりましたが、種族の進化により、ハイエルフと同等の存在になりました。]

(はっ!?まてまてまてまてまてまて、待って!!何だって!?進化!?)
ほわーい?いつ進化した?したの?

[はい。進化されました。]

(いつ!?)

[職業に神龍が追加されました時に進化されてます。]

(はいっ?)

[七年前に譲られてから進化致しました。普通ならハーフが半人を指す言葉になりますが、神とのなりかけ等の場合はデミとなります。デミと言っても成長は種族に準じます。父方ならヒューマンになったのですが、レブル様の遺伝子が強い為、エルフとなりハイエルフの進化となりました。]

おふー。
痛くない頭を押さえる。
(えーと、でどうなるの?)

[ただ神の半身としてのハイエルフなので、状況が変わったと云えます。レブル様は肉体は大人と区別できない為、姿は変わらずいかれます。マスターは50才までそのままと考えております。マスターが待たれている精通は70才までありません。エルフより長く子供の状態です!おめでとうございます!]

(はあぁ!?)
めでたいの?
違うよ!
えっ?何?このまま?精通?
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・ふげっ。
「えーーん!」

俺の泣き声に一斉にあやしにかかる。

「ご主人様!どうされたのですか!?」
「母上!どうしましょう!」
「「「「どうしたの?」」」」

違った。
大精霊にあやす事は出来ないのか。
アイが抱きしめてくる。

「マスターはお喜びになられているのです。」
「えーん、びえーん!」(訳:アイ、違うわ!)

アイの手は俺の頭に乗せている。
撫でないの?

「自身の運命と此れからの道を考えて泣いたのです。」
「えーん、えーん、えーん!」(訳:ちょっと、全然、違う!)

「「「「「「おー!」」」」」」
パチッ、パチッ、パチッ、パチッ!
皆が拍手をしだした。

「あばーばーばーば。あーん!」(訳:勝手に決めんな、馬鹿!)

「おや、泣き疲れですか。」
[マスター。それくらいで泣かないで下さい。]

「あーー?」(訳:何よ!)
[成人まで約150年かかるのですから。]

「ひょ!!!」(訳:がびーん!)

意識が飛んだよ。
飛ばしてくれ。
俺のサン値が亡くなった。

「マスターは、お休みですね。フェルトさん準備をしますよ。」
「はい!」

正座をしているテスラクエンタ達に向かって、 

「話の途中でしたが、マスターの勅をお伝えしますが、立てますか。」

「えっ?はい。」

立ち上がる。
「あれ!あ、いたたたたたた!」
が、痺れて立てなかった。
「はあぁぁぁぁぁぁぁぁあああ!」

アイは笑顔で思った。
これが本質なんですね。と。
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