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本章
白いひと
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馬車は歩く。
城門からかなり走らせてから止まりました。
何も言わないまま、男が馬車からおります。
ほぅ?まだ着いてないぞ。
眠ったふりをして、腕組みまでしてるよ?
誰も起こさないのかな?
魔法と薬品の臭いで満たされます。
魔法は睡眠魔法と薬品も睡眠導入?系ね。
普通の人のら一撃の悪意あるやり方やね。
どうするかな?
馬車が走り出します。
扉が開き、別の男が俺を抱えて連れて行きます。
無駄に遠いよー。
まだ着かない!!
眠ったふりも大変なんだぞ!
男に抱き抱えられるのは嫌だー!
本当に寝た方が楽だよね!
地下に降りるし、階段多いし、面倒ー!
[マスター、しー。]
はい。すんません。
でも、相手してくれてありがとう。
だって、暇なんです。
目を瞑って寝た振りしてるから余計に暇。
扉を開けて入って行く。
台の上に乗せて、一礼して出て行く。
普通のヒーロー番組とかなら、起きて何かをするよね?俺はしないよ。
命に関わるなら別だけど、何にもしてこないなら寝てます。
アイさん、何かあったら起こしてね。
[肯定。]
ぐぅぅーー。
扉が開き、複数の人々が入って来た。
「この子がそうか?」
「はい。」
男は深々と礼をする。
「後は既に揃っております。」
「うむ。・・・・・・・・ただバウンドウルフが居れば・・・・」
「申し訳ありません。しかし、他の数を増やしたので、何とか・・・・・・・」
ジャラジャラさせながら男が呪文を唱えだす。
そのと共に火が松明に次々と灯り出す。
「今日はどんなお楽しみだーい?」
赤い髪をし赤い服を着た女が現れる。
風が吹きとおる。
「まぁ、下品。クスックスックスッ。」
白い髪に白い服を着た少女が現れる。
溝に水が流れ出す。
「別に下品でもないじゃん。」
青い髪に青い服の女性が現れる。
土が盛り上がり人の形になる。
「遅いぞー、俺待たされてるのに。」
茶色い髪に茶色の服を着たボーイシュな女になった。
四人が集まり、呪文に歌声をあわせる。ゆっくりと空間が割れてゆく。空間の割れ目から大きな亀裂が出来ていき、大きな穴となる。
そこから白い男がゆっくり歩いてくる。
「やっとか?ベルクート。」
そう言うと、舌が伸びてゆきビクットの額に突き刺さる。
「あ、あ、こ、く、お・・・・・」
そのまま白い男の口に入っていく。その綺麗な顔から醜い顔に変わりながら食す。
それが終わり四人とキスをしだした。
「たくっ、半年も待たせやがって。ベルクート。」
「はっ、ご希望のハーフの幼子が手に入らなかったので、遅くなってしまいました。」
「そうか?軽く食べれるのは?」
「お待ち下さい。おい!連れて参れ!」
兵士に連れられた子供が多数。
次いでに口輪をした魔物の子供が多数。
「おい、バウンドウルフは?」
「すみません、手に入りませんでした。」
冷や汗を滴ながら、震えだした。
兵士達も同様に震えていた。
「今回は許してやらー。でも次はないからな?ベルクート王様よ。」
卑下た笑いと共に手をふる。
それを確認した王と兵士が外に出ていく。
残ったのは、獣族の子供が20人に人族の子供が20人。魔物こ子供が20匹と俺。
俺以外は恐がり涙が零れている。
声は出せない。出てこないのだ。
「あら、この子が一番なの?」
「何か変なの。」
「変だね。」
「いらないね。」
「そうか?そんなら先に終わらすかぁ?」
ゲヒャゲヒャ笑うと四人も笑いだした。
プーーー。放屁。
「レブルー、食いすぎー。」
寝言の後に腹をボリボリ。
「クセッ!このボケ!!」
白い男は口を開ける。
そこから光が集まり塊になり、放たれる。
「ちょっと!」
「俺をコケにしたガキには、お仕置きだー!ゲヒャゲヒヤ!」
もくもくと煙が立ち上ぼり、子供達は咳き込んでしまう。
でも、平然とした声が聞こえる。
「アイさん!もっと早くても良くない!」
煙から裸の俺が出てくる。
倉庫から服を取り出して着ていく。
下着に肌着、ズボンにシャツ、靴下と靴で終わり。
指を煙に向けるとかき消されてゆく。
笑いを止める白い男に見てる四人の女。
煙が消えて咳が止まる子供達。
「てめー、何もんだ?」
太ももを揺する白い少女。
「何すんだよ?」
震えた声が、
「あの子変!変だよ!風を操ったよ!」
「「「えっ!」」」
「なんだと!?」
驚く五人。
おー?ちょっと暴れちゃう?
「ちみっこ共!そこから動くなよー♪」
火の光を写し出す。
子供達の居る場所に七色の光の壁が出来る。
俺は準備体操に入る。
大事だぞー、準備体操。
「カフェ!あいつの鑑定は!」
「そんな、普通だよ?普通なんだ!」
青い女性が慌てふためく。四人は驚く。
この女性に慌てる事があろうとは!
「拘束と飲みもんも後な~。ゴクッゴクッゴクッ。」
その言葉に俺を見る。
コップと口の端に白い何かがついていた。
うん、牛乳うまい!
その様子を見て動揺する。
「な、なんなの。」
「大精霊が四人もいるんだ!やっちまえ!ゲヒャゲヒャ!」
白い男の言葉に動き出す。
彼女達は力の解放を行い、人の姿から妖精の姿に戻す。
焦ってるせいで中途半端な姿であるが。
「めったにお目にかかれねぇ、四大精霊だ!殺されちまえぇ!」
更に白い男の言葉が飛ぶ。
しかし、襲っていた四大精霊の動きが止まる。
「なにやってんだ!おめーら!!」
動けない声も出せない。
ただ宙に浮かんでいた。
「ふーん。此が精霊か。」
俺は顎を指で触りながら眺める。
黒い影に覆われた四体の精霊を見ている。
不細工だねー。
俺はいらんなー。
宙に漂う精霊達を通り過ぎ、白い男の前で止まる。
したから白い男に言う。
「お前、俺をどうするつもり・か・な?」
城門からかなり走らせてから止まりました。
何も言わないまま、男が馬車からおります。
ほぅ?まだ着いてないぞ。
眠ったふりをして、腕組みまでしてるよ?
誰も起こさないのかな?
魔法と薬品の臭いで満たされます。
魔法は睡眠魔法と薬品も睡眠導入?系ね。
普通の人のら一撃の悪意あるやり方やね。
どうするかな?
馬車が走り出します。
扉が開き、別の男が俺を抱えて連れて行きます。
無駄に遠いよー。
まだ着かない!!
眠ったふりも大変なんだぞ!
男に抱き抱えられるのは嫌だー!
本当に寝た方が楽だよね!
地下に降りるし、階段多いし、面倒ー!
[マスター、しー。]
はい。すんません。
でも、相手してくれてありがとう。
だって、暇なんです。
目を瞑って寝た振りしてるから余計に暇。
扉を開けて入って行く。
台の上に乗せて、一礼して出て行く。
普通のヒーロー番組とかなら、起きて何かをするよね?俺はしないよ。
命に関わるなら別だけど、何にもしてこないなら寝てます。
アイさん、何かあったら起こしてね。
[肯定。]
ぐぅぅーー。
扉が開き、複数の人々が入って来た。
「この子がそうか?」
「はい。」
男は深々と礼をする。
「後は既に揃っております。」
「うむ。・・・・・・・・ただバウンドウルフが居れば・・・・」
「申し訳ありません。しかし、他の数を増やしたので、何とか・・・・・・・」
ジャラジャラさせながら男が呪文を唱えだす。
そのと共に火が松明に次々と灯り出す。
「今日はどんなお楽しみだーい?」
赤い髪をし赤い服を着た女が現れる。
風が吹きとおる。
「まぁ、下品。クスックスックスッ。」
白い髪に白い服を着た少女が現れる。
溝に水が流れ出す。
「別に下品でもないじゃん。」
青い髪に青い服の女性が現れる。
土が盛り上がり人の形になる。
「遅いぞー、俺待たされてるのに。」
茶色い髪に茶色の服を着たボーイシュな女になった。
四人が集まり、呪文に歌声をあわせる。ゆっくりと空間が割れてゆく。空間の割れ目から大きな亀裂が出来ていき、大きな穴となる。
そこから白い男がゆっくり歩いてくる。
「やっとか?ベルクート。」
そう言うと、舌が伸びてゆきビクットの額に突き刺さる。
「あ、あ、こ、く、お・・・・・」
そのまま白い男の口に入っていく。その綺麗な顔から醜い顔に変わりながら食す。
それが終わり四人とキスをしだした。
「たくっ、半年も待たせやがって。ベルクート。」
「はっ、ご希望のハーフの幼子が手に入らなかったので、遅くなってしまいました。」
「そうか?軽く食べれるのは?」
「お待ち下さい。おい!連れて参れ!」
兵士に連れられた子供が多数。
次いでに口輪をした魔物の子供が多数。
「おい、バウンドウルフは?」
「すみません、手に入りませんでした。」
冷や汗を滴ながら、震えだした。
兵士達も同様に震えていた。
「今回は許してやらー。でも次はないからな?ベルクート王様よ。」
卑下た笑いと共に手をふる。
それを確認した王と兵士が外に出ていく。
残ったのは、獣族の子供が20人に人族の子供が20人。魔物こ子供が20匹と俺。
俺以外は恐がり涙が零れている。
声は出せない。出てこないのだ。
「あら、この子が一番なの?」
「何か変なの。」
「変だね。」
「いらないね。」
「そうか?そんなら先に終わらすかぁ?」
ゲヒャゲヒャ笑うと四人も笑いだした。
プーーー。放屁。
「レブルー、食いすぎー。」
寝言の後に腹をボリボリ。
「クセッ!このボケ!!」
白い男は口を開ける。
そこから光が集まり塊になり、放たれる。
「ちょっと!」
「俺をコケにしたガキには、お仕置きだー!ゲヒャゲヒヤ!」
もくもくと煙が立ち上ぼり、子供達は咳き込んでしまう。
でも、平然とした声が聞こえる。
「アイさん!もっと早くても良くない!」
煙から裸の俺が出てくる。
倉庫から服を取り出して着ていく。
下着に肌着、ズボンにシャツ、靴下と靴で終わり。
指を煙に向けるとかき消されてゆく。
笑いを止める白い男に見てる四人の女。
煙が消えて咳が止まる子供達。
「てめー、何もんだ?」
太ももを揺する白い少女。
「何すんだよ?」
震えた声が、
「あの子変!変だよ!風を操ったよ!」
「「「えっ!」」」
「なんだと!?」
驚く五人。
おー?ちょっと暴れちゃう?
「ちみっこ共!そこから動くなよー♪」
火の光を写し出す。
子供達の居る場所に七色の光の壁が出来る。
俺は準備体操に入る。
大事だぞー、準備体操。
「カフェ!あいつの鑑定は!」
「そんな、普通だよ?普通なんだ!」
青い女性が慌てふためく。四人は驚く。
この女性に慌てる事があろうとは!
「拘束と飲みもんも後な~。ゴクッゴクッゴクッ。」
その言葉に俺を見る。
コップと口の端に白い何かがついていた。
うん、牛乳うまい!
その様子を見て動揺する。
「な、なんなの。」
「大精霊が四人もいるんだ!やっちまえ!ゲヒャゲヒャ!」
白い男の言葉に動き出す。
彼女達は力の解放を行い、人の姿から妖精の姿に戻す。
焦ってるせいで中途半端な姿であるが。
「めったにお目にかかれねぇ、四大精霊だ!殺されちまえぇ!」
更に白い男の言葉が飛ぶ。
しかし、襲っていた四大精霊の動きが止まる。
「なにやってんだ!おめーら!!」
動けない声も出せない。
ただ宙に浮かんでいた。
「ふーん。此が精霊か。」
俺は顎を指で触りながら眺める。
黒い影に覆われた四体の精霊を見ている。
不細工だねー。
俺はいらんなー。
宙に漂う精霊達を通り過ぎ、白い男の前で止まる。
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