転生国主興国記

hinomoto

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本章

ステータス

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結局二人は契約で短期の部下となる。
冒険者ギルドから出て宿屋に向かっている。
ラコットは戻って来なかったから出直しとなった。面倒なことだ。
馬車で移動してるが、馬車で生活した方が楽なんだけどねー。ギルドから連絡あるそうだから、宿屋に泊まらないといけない。
ん?金の心配?
獣国の国庫から出てますよ?リベートありありですよ?まだ、ちょっとですがこの国の金もありますね。
でも、俺は金に振り回される前世と決別したいとも思ってしまう。だけど、金がなければ何も出来ないのは変わらなかったのも事実ですが。
ま、それがどうした。と言えるので、まだましかと。
しかし、あのステータス・・・・・・・・・・・
俺のステータスは偽装したっけ?
自分のステータスをアイに表示してもらう。

名前:ーーーー
年齢:12才
種族:ハーフエルフ
性別:男
生家:ーーーー
職業:冒険者、魔剣士
レベル:12
冒険者ランク:F
筋力:D
耐久:D
機敏:C
知力:C
器用:C
魔力:C
魔力適正:C

スキル:武術の神技、体術の神技、魔法の神技、捜査の神技、知識の理、全回復

趣味:科学の進歩、スキルの進歩、料理の真理へ


と偽装されていた?
これって偽装なの?職業に魔剣士ってなに?スキルの内容なんかダメでしょ!それに趣味!何なの!見られたら終わりやん!偽装ってこれ!!
頭抱えて、涙目だよ!
とりあえずアイにコンタクト。

(アイさん!偽装って偽装になってないから!)

[否定。偽装になってます。]

(ほー、何処がどう偽装したの!)

[ふー。分かりました、マスター。元のスターテスを確認して下さい。]

ため息?アイさんがため息をしたよ??
そう思って自分の元のスターテスが表示された。



名前:ーーーー
年齢:12才
種族:デミエルフ
性別:男
生家:ーーーー
職業:冒険者、神龍
レベル:ーーーー
冒険者ランク:F
筋力:A
耐久:A
機敏:A
知力:SSS
器用:SS
魔力:ーーーー
魔力適正:ーーーー

スキル:神の理、異世界知識の理、無限倉庫、ナビゲートAI

趣味:科学の探求、料理の探求、知識の探求

称号:異世界より来る者、魔力を超えし者、神への頂き、神格化せし者、レベルを極めし者

うん、偽装でいいよ。
知力高いねー。バカな事してるのに高いねー。後ね、種族変わってるんですが?ハーフが変わったの?なに?え、なに?教えてー!アイえもーん!

[否定。]

今までにない辛辣な返し! 
(いや、種族変わってるし!)

[問題ありません。]

(怒ってます、アイさん?)

[肯定。]

(!!すみません!)

[肯定。名前の間違えないで下さい。]

(はっはー!!!)

馬車の運転席で土下座をするもんだから、エルクとアニァータは驚き、静止しだした。
土下座を解き、座り直してからエルクに顔を向ける。

「エルクって家庭的だなー。」

「えっ!!」

驚くエルク。何故だか急に焦りだした。

「な、なんだよ!急に土下座してから、な、な、な、なにいっちょてんの。」

「だって、裁縫出来るし、料理するし、掃除もできるじゃん!」

「そーそー!良く知ってるわね。そーなの、裁縫上手いし、料理も得意なのよ!私よりも美味しいの作るのよ!」

アニァータの援護でエルクは弱気になる。

「私が結婚に踏み出せなかったのが、料理と裁縫なの!夜営なんかしたら、落ち込むの。今回の事がなかったら結婚なんて先の話だったもの。でも、結婚の発表したけど心配だわー。不安しかないもの。私、結婚してもいいのかな。」

最初のハイテンションから駄々下がり中だ。
慌て出すエルク。

「えっ!ちょっと、待とう!待ちましょう!君でないと困るよ!うん!俺の嫁にと五十年もプロポーズして叶ったのに、その考えは止めよう!俺の為にお願いするぅぅぅ!!」

「何にも出来ないよ。」 

「どうでも良いさ!お前と結婚したい!」

「あんた。」

「おまえ。」

ええ、わたしは怒りで震えてますよ。
許す?ふっ。許しませんよ。

「おいこら、借金返してからしてね♪」

俺の怒りと言葉に平服する二人であった。
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