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本章
さんち減る
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りごーん。りごーん。
二人が白い衣装で教会からでてくる。
沸く歓声、おめでとうコール。
ブーケを投げて、取り合う未婚女性。
笑う人達。
ふっ。
ゆーるーさーんー!!
おじさんはやってられません!
そんな、緩かに何でも許されると?
はっ!!元の世界でも、ヒーロー物のハッピーエンドをもらえてました?
もらえる訳ありませんよ!!
涙を拭き取ったラコットは聞いてきた。
「金額も確認出来ました。それでは、借用に関してを提供させて頂きます。」
「そうだな、何でも受けよう。」
アニァータを抱きしめながら、エルクは力強く言った。
格好つけやがってー。
「提供ですか?」
冷やかに聞く。
うん。聞いてるんだよ?周りの目に温かみあるのはデフォですか?
「はい。辛いですが、契約魔法で奴隷とするが一点。書類のみで制約する奴隷が一点が、現状では以上が有利な事ですが、お薦めしませんが!契約のみで奴隷ではなく部下の形もとれます!」
目がキラキラしてますね。お薦めしないと言いながらお薦めしてますよね?声がデカイもん。
何を期待してるかわかるわー。
虐めてもいいよね?
[否定。マスター。]
「マスターは契約のみで奴隷は求めていません。契約は此方で決めさしてもらいます。」
「どうしますか!エルクさん!」
「アニァータ!」
「あんた!」
「「お願いします!!」」
拍手と歓声があがる。
それはもう、盛大に評価されるのだ。
これが、その2となる。
契約内容はアイが、この首都での警護するのみとなった。破格の契約である。冒険者ギルドで前例がない出来事になる。
こっちがその3。
不満だけど、仕方ないわ。アイからの指令だもん。
たく、何を考えての事なんだか。
不意に書類を取り出し、ラコットに渡すと、
「ハッタク支店より預かったものです。」
と、言った。
ラコットも不思議に思いながら書類に目を通す。
ラコットの悲鳴が響き渡る。
これがその4です。
ラコットの人と性格の評価は、人に優しく、冷静で的確。仕事も受付業務も良く、冒険者からの信頼も熱い。また、料理が好きで町の散策をするのだが、奉仕作業をするお人好しと高評か。下品な事が嫌いなので、ギルド本部としてよりも彼女の力で荒くれ者が居ないのだ。
そのラコットが悲鳴を、大声を張り上げて叫ぶ。
そこには、こう書かれていた。
ファフレミア冒険者ギルド長ラミア・クラック殿へ
新たな冒険者より、冒険者を知るための設備を借りたい。
願わくは大精霊の名の元に、かの地の約束を果たさん事を。
ファフレミア国冒険者ギルド、ハッタク支店マスター、レン・ブラッドより
内容を見ても意味が無いものだが、ギルド長のみ使われる暗号だ。では、何故ラコットが分かったのか?支店のマスターがギルド長に連絡してきたのだ。偽名ではなくて本名なのが一点と“かの地の約束を果たさん事を。”の文章が書かれていたなだ。ギルドの受付の最初はこの二点を覚える事から始まるのだ。ただし、彼女であってもこのような事が初めてである。無い事が起こったのだ。慌てない方がおかしいのだ。
絶叫の後に動きが止まり、固まった状態が過ぎた。
「エルクさん、マスターにステータスを見せて頂きます。」
絶叫、呆然の姿を見てたエルクはビックリする。
「えっ?なに?〃鑑定 〃のスキルでも持っているの?」
「はい。私が持っております。」
シレッとアイが言う。
でも、何でも良くなってるエルクは、何にでも応じていた。
一度おかしくなった感覚が元に戻る状況でない状態で納得させている。
そして、紙を見せる。
「書き出しました。間違いないかご確認下さい。」
エルクは息を飲む。ギルドで見てもらえる情報なのだから。
名前:エルク・シトラウス
年齢:205才
種族:エルフ
性別:男
職業:冒険者、ブレードマスター
レベル:146
筋力:B
耐久:B
機敏:C
魔力:D
スキル:剣技、剣、槍、小剣、盾、地面捜索、森捜索、遠目、夜目、茸種類、草種類、果物種類、毒関知、罠関知、罠設置、木こり、テント張り、動物関知、魔物関知、食事、傷回復小
技術:木工、料理、掃除
こう書かれているのだ。
鑑定のスキルを持っているのも驚きはしたが、S級何だしとも思ってしまう。
「ああ、本当なんだな。」
書かれたのを確認し、アイに顔を向ける。
「これを見せても良いぞ。」
アイに紙を渡した。アイも頷くと俺の所に持ってきた。
「マスター、これが高い能力の数値です。」
俺は見るのだった。
名前:エルク・シトラウス
年齢:205才
種族:エルフ
性別:男の娘
生家:マウット一族の分家、三男、農家
職業:冒険者、剣士
レベル:146
冒険者ランク:B
筋力:B
耐久:B
機敏:C
知力:C
器用:A
魔力:D
魔力適正:F
スキル:剣技、剣、槍、小剣、盾、地面捜索、森捜索、遠目、夜目、茸種類、草種類、果物種類、毒関知、罠関知、罠設置、木こり、テント張り、動物関知、魔物関知、傷回復小、味覚感覚、礼儀、武術の気構、体術、体力強化中
趣味:木工、料理全般、掃除、大工、裁縫
はー、此れが一般のB級の能力ですか。
エルクって実に家庭向きだね。家の事をさせたら良いんでないか?多分、女以上に家事出来るスキル多いよね。
てか、性別は何を書いてるのかな?
見た目もおっさんではないが、女でもないぞ?まさか?いやいや。まさかね。
(アイ?これ本当?)
[現実です、マスター。]
今、ギルドは一体となった。
驚きの連帯に包まれた。
二人が白い衣装で教会からでてくる。
沸く歓声、おめでとうコール。
ブーケを投げて、取り合う未婚女性。
笑う人達。
ふっ。
ゆーるーさーんー!!
おじさんはやってられません!
そんな、緩かに何でも許されると?
はっ!!元の世界でも、ヒーロー物のハッピーエンドをもらえてました?
もらえる訳ありませんよ!!
涙を拭き取ったラコットは聞いてきた。
「金額も確認出来ました。それでは、借用に関してを提供させて頂きます。」
「そうだな、何でも受けよう。」
アニァータを抱きしめながら、エルクは力強く言った。
格好つけやがってー。
「提供ですか?」
冷やかに聞く。
うん。聞いてるんだよ?周りの目に温かみあるのはデフォですか?
「はい。辛いですが、契約魔法で奴隷とするが一点。書類のみで制約する奴隷が一点が、現状では以上が有利な事ですが、お薦めしませんが!契約のみで奴隷ではなく部下の形もとれます!」
目がキラキラしてますね。お薦めしないと言いながらお薦めしてますよね?声がデカイもん。
何を期待してるかわかるわー。
虐めてもいいよね?
[否定。マスター。]
「マスターは契約のみで奴隷は求めていません。契約は此方で決めさしてもらいます。」
「どうしますか!エルクさん!」
「アニァータ!」
「あんた!」
「「お願いします!!」」
拍手と歓声があがる。
それはもう、盛大に評価されるのだ。
これが、その2となる。
契約内容はアイが、この首都での警護するのみとなった。破格の契約である。冒険者ギルドで前例がない出来事になる。
こっちがその3。
不満だけど、仕方ないわ。アイからの指令だもん。
たく、何を考えての事なんだか。
不意に書類を取り出し、ラコットに渡すと、
「ハッタク支店より預かったものです。」
と、言った。
ラコットも不思議に思いながら書類に目を通す。
ラコットの悲鳴が響き渡る。
これがその4です。
ラコットの人と性格の評価は、人に優しく、冷静で的確。仕事も受付業務も良く、冒険者からの信頼も熱い。また、料理が好きで町の散策をするのだが、奉仕作業をするお人好しと高評か。下品な事が嫌いなので、ギルド本部としてよりも彼女の力で荒くれ者が居ないのだ。
そのラコットが悲鳴を、大声を張り上げて叫ぶ。
そこには、こう書かれていた。
ファフレミア冒険者ギルド長ラミア・クラック殿へ
新たな冒険者より、冒険者を知るための設備を借りたい。
願わくは大精霊の名の元に、かの地の約束を果たさん事を。
ファフレミア国冒険者ギルド、ハッタク支店マスター、レン・ブラッドより
内容を見ても意味が無いものだが、ギルド長のみ使われる暗号だ。では、何故ラコットが分かったのか?支店のマスターがギルド長に連絡してきたのだ。偽名ではなくて本名なのが一点と“かの地の約束を果たさん事を。”の文章が書かれていたなだ。ギルドの受付の最初はこの二点を覚える事から始まるのだ。ただし、彼女であってもこのような事が初めてである。無い事が起こったのだ。慌てない方がおかしいのだ。
絶叫の後に動きが止まり、固まった状態が過ぎた。
「エルクさん、マスターにステータスを見せて頂きます。」
絶叫、呆然の姿を見てたエルクはビックリする。
「えっ?なに?〃鑑定 〃のスキルでも持っているの?」
「はい。私が持っております。」
シレッとアイが言う。
でも、何でも良くなってるエルクは、何にでも応じていた。
一度おかしくなった感覚が元に戻る状況でない状態で納得させている。
そして、紙を見せる。
「書き出しました。間違いないかご確認下さい。」
エルクは息を飲む。ギルドで見てもらえる情報なのだから。
名前:エルク・シトラウス
年齢:205才
種族:エルフ
性別:男
職業:冒険者、ブレードマスター
レベル:146
筋力:B
耐久:B
機敏:C
魔力:D
スキル:剣技、剣、槍、小剣、盾、地面捜索、森捜索、遠目、夜目、茸種類、草種類、果物種類、毒関知、罠関知、罠設置、木こり、テント張り、動物関知、魔物関知、食事、傷回復小
技術:木工、料理、掃除
こう書かれているのだ。
鑑定のスキルを持っているのも驚きはしたが、S級何だしとも思ってしまう。
「ああ、本当なんだな。」
書かれたのを確認し、アイに顔を向ける。
「これを見せても良いぞ。」
アイに紙を渡した。アイも頷くと俺の所に持ってきた。
「マスター、これが高い能力の数値です。」
俺は見るのだった。
名前:エルク・シトラウス
年齢:205才
種族:エルフ
性別:男の娘
生家:マウット一族の分家、三男、農家
職業:冒険者、剣士
レベル:146
冒険者ランク:B
筋力:B
耐久:B
機敏:C
知力:C
器用:A
魔力:D
魔力適正:F
スキル:剣技、剣、槍、小剣、盾、地面捜索、森捜索、遠目、夜目、茸種類、草種類、果物種類、毒関知、罠関知、罠設置、木こり、テント張り、動物関知、魔物関知、傷回復小、味覚感覚、礼儀、武術の気構、体術、体力強化中
趣味:木工、料理全般、掃除、大工、裁縫
はー、此れが一般のB級の能力ですか。
エルクって実に家庭向きだね。家の事をさせたら良いんでないか?多分、女以上に家事出来るスキル多いよね。
てか、性別は何を書いてるのかな?
見た目もおっさんではないが、女でもないぞ?まさか?いやいや。まさかね。
(アイ?これ本当?)
[現実です、マスター。]
今、ギルドは一体となった。
驚きの連帯に包まれた。
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