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本章
ぎるど
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なんだろう。
あんな変であったのかな。
あぁ、レブルとムリカと二号&犬の関係が変わった件とは違いますから。
いや、あのね、人が変なんだよ。
何か不思議。
みんな似てる?
いや、世界を知ってるはずなんだけどさ。
エラーコードになってるのよ、ファフレミア国が。
アイさんも何故か教えてくれない。
不安しかないの。
触れ合いを解放されてるのに、嫌な事しか感じられん。
謎だ。
俺の違和感。
良く考えたら、人だ。
サンガ連合ではいろんな人が居て、いろんな人種と過ごしていた。俺もいろんな人種と生きている自負もある。
だけどもさ、この国に入ってから見る人なんだが、どう見ても美形ばかりだ。
整った顔立ちばかりだ。
いや、何かのフリなのかも分からんが、ともかく変でしかなかった。
自分の事も姿も忘れて・・・・・・・。
ーーーーーーーーーー
町?村?集落に着いた。
二号とムリカに嫌な視線を感じるのだが、レブルと俺は普通で、アイには興味深いか好意の視線が集まっている。
んー、ムカつく?
でも、ここでデビューなんだよ!
今までの冒険はリセットで、ここからがスタートなんですよ!
馬車から降りてから、アイに誘導されて冒険者ギルドに行く。
ドアを開けて入って行く。
ドキドキだよ!
初めての他人?との会話だよ!
誘導されながら受け付けに。
受け付け?だよね。
アイを見てしまう。
おとこ?おんな?どっち?
「あ、あにょー、、、」
か、か、噛んだ!!!
噛んだよ!
やってしまったよ!
「はい?」
時が止まったと思ったよ。
中性の顔立ちで野太いおっさんの声がでたから。
いや、別の誰かのー、
「?あっ、あれ、どうした?」
おっさんなの、この人?
「坊主?すまない、おたくらの子供を怖がらせたかな?冒険者ギルド、ハッタク支店の受付をしてるバーラットだ、です。なんの用事でしょうか?」
うん?言い直したな。何か優しい?
[マスター、ステータスを隠蔽します。]
はい?
[現実も知るべきです、マスター。]
おい!俺が現実を知らないだと!!
「申し訳ありません。マスター、どうぞ。」
アイさんが促す。嫌な汗が背中を走る。
「あああ、あの、国を移動したのでギルド報告に来ました。」
「お!小さいのに良く言えたな!で、お父さんと
お母さんは?」
「えっ!」
なんと言うことでしょう。
初めて親を聞かれました。
おっ、おっ、親!
ばっと振り返り、レブルを見る。
「?」
動揺なく見返された。
おい!おや!!
なんの役にも立たない。
「あー、いない?」
覚えとけ!レブル!
「えっ!そ、そう、な、ん、だ。」
うん?
泣いてるの?
なんで!!
「ぐすっ。うん、処理しとくよ。でも、偉いなー。何歳になった?」
「十二才だな。もうずく十三才だな。」
「へっ!?」
「ん?」
レブルめー。
顔は受付だが目はレブルの片隅を捉える。
「じゅ、十、十二才!!」
受付みたら絶句してるぞ。
大丈夫か?
「うん。」
「あぁ、人間か?」
落ち着いたようにいう。
「人間?いやいや、ハーフエルフだぞ?」
受付は目をカッと見開いていた。
口がタコになってるね。
美形のタコの口を見た!
面白いな。
やれやれと、周りを見る。
あれ?なんで驚いてるの?
いつものメンバー以外の人の動きと話し声が途絶えた。
「ハーフ!?ハーフだって!人族とのハーフか?」
「えーと、そうだけど?」
「そ、そうか。父親探しなのか?」
「いや、違うよ。」
はん!クズの親父探し何かするか!
嫌な事を聞いてくるな。
「母親か、そうか。」
「はっ」
[マスター、それ以上の情報の開示を停止して下さい。]
(はぁ?何言ってんの!)
[お願いします。マスター。]
声が恐いんですけど、アイさん。
わかりまひた。
「何か分かるものとかあるかい?」
「いえ、そうではなくて、ギルド報告をしてもらえます?」
「何を言ってる!お前は母親を探さないと名前を貰えないぞ!」
な、ま、え?あれ?もらう?
考える俺と俺を心配する受付。
ん?うん。ウン?うん。ヴン?
「えーと、知らないのかな?血族の大人が居ないと命名の儀式が受けれないぞ?」
うん。名前はどうでも良いわ!
てか、命名する精霊逃げたよ?
誰が名前つけるの?
「あー、名前ーな。うん、何か考えるよ。」
「なっ!」
また泣いたよ。
おーい!話が進まないぞ?
もーなー、ムカつくんですけど?
[マスター、我慢です。]
はい!
だらけた体をシャキッとする。
「あと二年か、三年の内に見つけろよ。名前、もらえるぞ。」
優しく言われて、手続きに入る。
この星の感覚に戦慄を覚えるのだった。
あんな変であったのかな。
あぁ、レブルとムリカと二号&犬の関係が変わった件とは違いますから。
いや、あのね、人が変なんだよ。
何か不思議。
みんな似てる?
いや、世界を知ってるはずなんだけどさ。
エラーコードになってるのよ、ファフレミア国が。
アイさんも何故か教えてくれない。
不安しかないの。
触れ合いを解放されてるのに、嫌な事しか感じられん。
謎だ。
俺の違和感。
良く考えたら、人だ。
サンガ連合ではいろんな人が居て、いろんな人種と過ごしていた。俺もいろんな人種と生きている自負もある。
だけどもさ、この国に入ってから見る人なんだが、どう見ても美形ばかりだ。
整った顔立ちばかりだ。
いや、何かのフリなのかも分からんが、ともかく変でしかなかった。
自分の事も姿も忘れて・・・・・・・。
ーーーーーーーーーー
町?村?集落に着いた。
二号とムリカに嫌な視線を感じるのだが、レブルと俺は普通で、アイには興味深いか好意の視線が集まっている。
んー、ムカつく?
でも、ここでデビューなんだよ!
今までの冒険はリセットで、ここからがスタートなんですよ!
馬車から降りてから、アイに誘導されて冒険者ギルドに行く。
ドアを開けて入って行く。
ドキドキだよ!
初めての他人?との会話だよ!
誘導されながら受け付けに。
受け付け?だよね。
アイを見てしまう。
おとこ?おんな?どっち?
「あ、あにょー、、、」
か、か、噛んだ!!!
噛んだよ!
やってしまったよ!
「はい?」
時が止まったと思ったよ。
中性の顔立ちで野太いおっさんの声がでたから。
いや、別の誰かのー、
「?あっ、あれ、どうした?」
おっさんなの、この人?
「坊主?すまない、おたくらの子供を怖がらせたかな?冒険者ギルド、ハッタク支店の受付をしてるバーラットだ、です。なんの用事でしょうか?」
うん?言い直したな。何か優しい?
[マスター、ステータスを隠蔽します。]
はい?
[現実も知るべきです、マスター。]
おい!俺が現実を知らないだと!!
「申し訳ありません。マスター、どうぞ。」
アイさんが促す。嫌な汗が背中を走る。
「あああ、あの、国を移動したのでギルド報告に来ました。」
「お!小さいのに良く言えたな!で、お父さんと
お母さんは?」
「えっ!」
なんと言うことでしょう。
初めて親を聞かれました。
おっ、おっ、親!
ばっと振り返り、レブルを見る。
「?」
動揺なく見返された。
おい!おや!!
なんの役にも立たない。
「あー、いない?」
覚えとけ!レブル!
「えっ!そ、そう、な、ん、だ。」
うん?
泣いてるの?
なんで!!
「ぐすっ。うん、処理しとくよ。でも、偉いなー。何歳になった?」
「十二才だな。もうずく十三才だな。」
「へっ!?」
「ん?」
レブルめー。
顔は受付だが目はレブルの片隅を捉える。
「じゅ、十、十二才!!」
受付みたら絶句してるぞ。
大丈夫か?
「うん。」
「あぁ、人間か?」
落ち着いたようにいう。
「人間?いやいや、ハーフエルフだぞ?」
受付は目をカッと見開いていた。
口がタコになってるね。
美形のタコの口を見た!
面白いな。
やれやれと、周りを見る。
あれ?なんで驚いてるの?
いつものメンバー以外の人の動きと話し声が途絶えた。
「ハーフ!?ハーフだって!人族とのハーフか?」
「えーと、そうだけど?」
「そ、そうか。父親探しなのか?」
「いや、違うよ。」
はん!クズの親父探し何かするか!
嫌な事を聞いてくるな。
「母親か、そうか。」
「はっ」
[マスター、それ以上の情報の開示を停止して下さい。]
(はぁ?何言ってんの!)
[お願いします。マスター。]
声が恐いんですけど、アイさん。
わかりまひた。
「何か分かるものとかあるかい?」
「いえ、そうではなくて、ギルド報告をしてもらえます?」
「何を言ってる!お前は母親を探さないと名前を貰えないぞ!」
な、ま、え?あれ?もらう?
考える俺と俺を心配する受付。
ん?うん。ウン?うん。ヴン?
「えーと、知らないのかな?血族の大人が居ないと命名の儀式が受けれないぞ?」
うん。名前はどうでも良いわ!
てか、命名する精霊逃げたよ?
誰が名前つけるの?
「あー、名前ーな。うん、何か考えるよ。」
「なっ!」
また泣いたよ。
おーい!話が進まないぞ?
もーなー、ムカつくんですけど?
[マスター、我慢です。]
はい!
だらけた体をシャキッとする。
「あと二年か、三年の内に見つけろよ。名前、もらえるぞ。」
優しく言われて、手続きに入る。
この星の感覚に戦慄を覚えるのだった。
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