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国境に着いたよ。
馬車に注目のが有るようで、事ある度にアイに話し掛けているようだ。
ファフレミア国への検索は二段階ある。
サンガ連合側は直ぐに行かしてくれる。
犯罪や殺人など無ければ直ぐに行ける。
しかし、ファフレミア国側に問題が有るようだ。
内容は教えてくれない。交渉に失敗など考えられないが、少し手間取ってるが通れたよ。
しかし、謎な事がある。
アイさんが情報をくれないのだ。
その代わりに、ファフレミア国での交渉や会話を許可されたよ!
やったね!
・・・・・・・・・・おかしい。
まず、許可って!
俺は何なの!?
アイさんが辛辣なことを言うとは。
解せぬ。
それと人と会話が出来るが怪しい。
冒険に出てからムリカ以外と会話がない。
二号とかの知能ある魔物以外と話が出来ない。
レブルの所為だと思ったが、何となく違う気がしていたのだが?間違いかな?やはり身長なのか?分からないぞ。何で話しても良いのか?
その謎も分かるだろう!
ばばーん。
立ち上がって指を指す俺。
「あるじちゃん、どうしたの?」
不思議そうな顔で尋ねてくる。
恥ずかしいね!
「いや、何となく?そう!何となくだよ!」
「ふーん。おかしいの。」
がふっ!
何という言葉の一撃!正論だよ、チミ。
ふらつきながら膝を折った。
「どうしたの?大丈夫?」
優しさって、時に残酷な。
俺の心の声だ。
ゆっくり両手をつき、項垂れる。
「あるじの負けだな。」
「珍しいですね、ご主人様が負けるなんて。」
「あん!」
「がふっ!!」
追い討ちを受けた俺に安住の場所はなかった。
レブルと二号ら犬の沁々とした言葉に残されたライフが消え去った。
お陰で数日はラボに籠ってたよ。
心情がアゲアゲになるまで、料理の為の事をしてたよ。何かあれば料理を作る!食が旨ければ気持ちも良くなる!泣きたい時に温かいご飯だよ!
で戻ってきました。
うーん。
何があったのたろう?
寝ている二人と一匹。
昼過ぎだから変ではない。
変ではないが昼寝をした所を見たことのんかない。不思議な事もあるな。
ただ、馬車にムリカが居ない。
何処に行ったのか?
と運転席側に出ると、ムリカが居た。
何気なしに声をかけたんだ。
「ムリカ、ここに居たの?」
って。
ムリカはビクッて、肩を震わしてこっちをむくのさ。
白い顔をしてさ。
俺、驚きかけたよ。
何か、ごめんって感じになってさ、
「あ、あぁ。居るなら良いよ。」
って、中に逃げたよ。
うん。
何か、恐かった。
何か知ってはいけないんだ。
そう感じたんだ。
ーーーーーー
「き、聞かれたの、かな?」
声を潜ませて言う。
「問題はありません。それよりムリカさん。」
手綱を握ったまま、顔を向けて言った。
恐ろしい事を。
ムリカは、唾を飲み込む音がやけに響く。
「あの、料理はダメです。」
「私!頑張ったもん!」
声が涙で震える。
「ええ、頑張ってました。」
アイの優しい声を聞き、ムリカは落ちつく。
が、
「頑張っても、ダメな時もあります。」
ムリカの目に涙が溜まる。
「殺人的な料理を作れるのですから。」
ムリカは自分のした事わ思い出し、涙を流す。
「大丈夫です。私が教えます。貴女の事を知る者は私達だけです。マスターには知られないよう、言いますよ。貴女は料理を覚えなさい。味見は彼女達に任せるのです。そしてマスターを驚かせましょうね。」
ムリカは抱き着くと、流れる涙と声を出した。
堪える事が出来ない。
きっと上手くなる。
そう、ムリカは涙に誓うのだった。
ーーーーーーー
[と、言うわけでムリカの料理は食べないで下さい。]
(そ、そんな事があったの!?それは食べれないね。じゃぁ、その事は任せるよ。)
[肯定。]
あ、危なかったー!
あの時に何にもなくて居たらこうなってたのね。
それにしても、こいつらも良く頑張った!
本当に頑張ったよ!!
六度も殺人料理を良く食べた!
うん!
今は静かに寝ろよ。
起きたらまた、味見役を頼んだぞ!
潰れた二人と一匹に思いを馳せていた。
たった数日で屍となった有志の努力に感動した。
・・・・・・・・・
俺は遠慮するが。
馬車に注目のが有るようで、事ある度にアイに話し掛けているようだ。
ファフレミア国への検索は二段階ある。
サンガ連合側は直ぐに行かしてくれる。
犯罪や殺人など無ければ直ぐに行ける。
しかし、ファフレミア国側に問題が有るようだ。
内容は教えてくれない。交渉に失敗など考えられないが、少し手間取ってるが通れたよ。
しかし、謎な事がある。
アイさんが情報をくれないのだ。
その代わりに、ファフレミア国での交渉や会話を許可されたよ!
やったね!
・・・・・・・・・・おかしい。
まず、許可って!
俺は何なの!?
アイさんが辛辣なことを言うとは。
解せぬ。
それと人と会話が出来るが怪しい。
冒険に出てからムリカ以外と会話がない。
二号とかの知能ある魔物以外と話が出来ない。
レブルの所為だと思ったが、何となく違う気がしていたのだが?間違いかな?やはり身長なのか?分からないぞ。何で話しても良いのか?
その謎も分かるだろう!
ばばーん。
立ち上がって指を指す俺。
「あるじちゃん、どうしたの?」
不思議そうな顔で尋ねてくる。
恥ずかしいね!
「いや、何となく?そう!何となくだよ!」
「ふーん。おかしいの。」
がふっ!
何という言葉の一撃!正論だよ、チミ。
ふらつきながら膝を折った。
「どうしたの?大丈夫?」
優しさって、時に残酷な。
俺の心の声だ。
ゆっくり両手をつき、項垂れる。
「あるじの負けだな。」
「珍しいですね、ご主人様が負けるなんて。」
「あん!」
「がふっ!!」
追い討ちを受けた俺に安住の場所はなかった。
レブルと二号ら犬の沁々とした言葉に残されたライフが消え去った。
お陰で数日はラボに籠ってたよ。
心情がアゲアゲになるまで、料理の為の事をしてたよ。何かあれば料理を作る!食が旨ければ気持ちも良くなる!泣きたい時に温かいご飯だよ!
で戻ってきました。
うーん。
何があったのたろう?
寝ている二人と一匹。
昼過ぎだから変ではない。
変ではないが昼寝をした所を見たことのんかない。不思議な事もあるな。
ただ、馬車にムリカが居ない。
何処に行ったのか?
と運転席側に出ると、ムリカが居た。
何気なしに声をかけたんだ。
「ムリカ、ここに居たの?」
って。
ムリカはビクッて、肩を震わしてこっちをむくのさ。
白い顔をしてさ。
俺、驚きかけたよ。
何か、ごめんって感じになってさ、
「あ、あぁ。居るなら良いよ。」
って、中に逃げたよ。
うん。
何か、恐かった。
何か知ってはいけないんだ。
そう感じたんだ。
ーーーーーー
「き、聞かれたの、かな?」
声を潜ませて言う。
「問題はありません。それよりムリカさん。」
手綱を握ったまま、顔を向けて言った。
恐ろしい事を。
ムリカは、唾を飲み込む音がやけに響く。
「あの、料理はダメです。」
「私!頑張ったもん!」
声が涙で震える。
「ええ、頑張ってました。」
アイの優しい声を聞き、ムリカは落ちつく。
が、
「頑張っても、ダメな時もあります。」
ムリカの目に涙が溜まる。
「殺人的な料理を作れるのですから。」
ムリカは自分のした事わ思い出し、涙を流す。
「大丈夫です。私が教えます。貴女の事を知る者は私達だけです。マスターには知られないよう、言いますよ。貴女は料理を覚えなさい。味見は彼女達に任せるのです。そしてマスターを驚かせましょうね。」
ムリカは抱き着くと、流れる涙と声を出した。
堪える事が出来ない。
きっと上手くなる。
そう、ムリカは涙に誓うのだった。
ーーーーーーー
[と、言うわけでムリカの料理は食べないで下さい。]
(そ、そんな事があったの!?それは食べれないね。じゃぁ、その事は任せるよ。)
[肯定。]
あ、危なかったー!
あの時に何にもなくて居たらこうなってたのね。
それにしても、こいつらも良く頑張った!
本当に頑張ったよ!!
六度も殺人料理を良く食べた!
うん!
今は静かに寝ろよ。
起きたらまた、味見役を頼んだぞ!
潰れた二人と一匹に思いを馳せていた。
たった数日で屍となった有志の努力に感動した。
・・・・・・・・・
俺は遠慮するが。
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