転生国主興国記

hinomoto

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おやこどん

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大変に困ってます。

「もう、ムリカ!俺を男と認めてよ!」

「男っぽい話し方しても、ダメです!それとお姉ちゃんです!」

「おーとーこー!男だっての!」

「嘘です!そんな可愛い顔と綺麗な髪をして、声も女の子!男の子のはずがないです!」

「だー!!風呂に入って証明する!」

「怒った顔も女の子です!お風呂は貴族様が入れるので、入れません!」

万事これよ。風呂にも入ったのにこんな事を言うのよ?ムリカに説明してくれませんか、アイさん?
もう、会話したくないっス。ツライっス。

落ち込んでも仕方ないので、他にあたるかな。
うーん。

「ご主人様!」

「ん、んん。二号じゃん、なに?」

人が悩んでるのに何よ?

「い、いえ。あのー、我々はどうすれば宜しいでしょうか?」

「えっと、なんだっけ?あれ、アイに丸投げしてなかった?」

「はい。アイ様にご主人様に聞くように言われました。」

「ふーん。」

なんだっけ?何かあった?
ゲンナリした俺に何も浮かばないよ。
えーと、えーと、うーん。
何にも浮かばない。どうでも良いことなんだろ。

「取り敢えず、そのままかな。」

本当に役にも何にも立たないな。
レブルはムリカに付ききりだし、二号達は正座したまま。
ん?アイさんは?

「二号、アイは?」

「アイ様は確か調査とかに行かれたみたいですが?」

調査?まさかー。
(アイ!何をしてる!)

[解。マスター!未知の鉱石が沢山あります!山は三千メートルまで下げましょう!後は無限倉庫で研究と開発を行いましょう!]

(お、おう。)
アイさんのテンションが高いよ?今まで無かったテンションだよ?

[マスター、二号さん達の処遇は決まりましたか?なければ森の番犬の長として置けば解決します。]

(お、おう。)
アイさんからの提案とか初めてだよ。
嬉しいのかな?未知の鉱石が手に入って。
用事も片付くな。

「よし!二号!森の番犬の見張り役を言い渡す!細かい事はアイに聞くように!」

「ははー。」

時代劇やん。
好きだけど。
雰囲気合わんわー。
ま、アイさんも喜んでるしご飯でも作ろっと!
決して逃げてないよー。
逃げてないからね!
御飯ですよー。
ロック鳥の玉子も残ってたなー。
はっ!
親子どんだな!よっしゃ!決まりだ!
鶏肉はモモ肉とむね肉を使う。
柔らかいとしっかりの歯応えを両方楽しむ!
肉にも一手間かけますよ。
塩麹に漬け込みます。
次に出汁を黄金出汁を丼分の鍋に玉ねぎと共に入れて、醤油、みりん、日本酒、砂糖、水も入れて二分煮ます。そこに一口大に切った肉を加えて、三分煮ます。溶き卵を三分の二加えて弱火にして二分。残りの溶き卵を入れたら中火で8秒!
フワトロ卵の親子丼が完成。
あ、肉は塩麹から取り出したら水洗いして水気を取ってから切り分けます。脂は取り除きます。
玉子は二個分の量ね。
醤油、みりんは大一、酒と砂糖は大の半分で。みずは80ccかな。
出来たら御飯に乗せてネギでも三つ葉でもほうれん草でも乗せてくれ。
みどりがアクセントだな。
また、部位の違いも楽しんで欲しいな。
食ってくれ。

で、倉庫でも作ってもらいます。
テーブルとこ椅子も出して並べます。
丼と卵のすまし汁と漬物を出します。
並べたら、レブルとムリカ、二号が座り、続くように龍共も座りました。

「いただきます。」

俺の言葉で食べ始めました。
がっつくがっつく(笑)体育系の乗りは好きだな。
さておいらも。
先ずは汁を一飲み。
出汁の旨味と玉子が口に入って堪りません!
丼っす!
皆はスプーンだが、俺は箸だ!
箸を使ってこそ、日本の文化だ!と思えてしまう。笑えるね。
ま、一口。玉ねぎと甘辛の旨味、二種の肉が交互に弾ける。喧嘩もせずに柔く入るのと歯応えがあるのと。二種の旨味もまた格別。御飯が味を染み込ませて追尾する。
あー、幸せ!
食べる、飲む、箸休めに漬物。
丼の黄金パターン。
おかわりもパターンですね。

「ごちそうさま。」

お茶を飲みながら思った。

何か、話が違う。と
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