転生国主興国記

hinomoto

文字の大きさ
上 下
63 / 253
本章

てんぷれ来ました

しおりを挟む
敵が出ないゲームはゲームではない。
つまらないと云えるが、別の敵はいる。
大食いモンスターという別のモンスターの三名だ。
三千メートルからゆっくり登る予定も変更だよ。

徒歩では時間も掛かるので、死蔵していた自動車を出す。
型はランクルタイプだね。
この人数なら定員だね。
走りながら魔法でする事は、道とデカイ素材狩りだ!!
あー、車にはキーなんかないぞ?
魔道具の部類だから魔力が必要なのさ!!
運転手はアイさんだ。
俺?
足らないんだよ!
身長が!!
ランクルとかの車の問題ではない!
問題は別だ。
それは?この身長の座席を用意するとペダルに届きません!
これで満足か!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・  ああぁぁぁぁあん!!
ぐっすん。
助手席に乗りますよ。

時速制限はあるよ。
設定しないとヤバイわね。
道も通れる幅を作り、平地を車が走る。
時速百キロで。
大した事もないはずだが、後ろでは、

「「「こわいーーーーー!!!」」」

と、絶叫中だよ。
怖いかね。
八千キロなら大変だが八千メートルなら楽だよね。
高さは八キロ、歩けば距離や時間が伸びる。
が、車なら距離が増えても一時間もあれば着きますよね。
あー!魔法は万能だねー!
楽チンに事が進みます。
俺の胸の内は違うけどね。
だけど、俺は冒険がしたいのにね。
登頂までしなくても七千六百メートルで、居ましたよ。
降りて武器パルスレールガンを持ち用意万端です。

「龍ですよ!無理ですよ!」

慌てるムリカの絶望の叫びが木霊する。

「そこで見てな!おったまげろよ!」

俺は構えます。
撃つ気まんまん!!

「待て、待て、待て、待て、待ってーーー!!!」

慌てた二号が俺の前に出る。
何だよ今からが!楽しいのに。

「お前ごと打っていい?」

「ちっよ!ご主人様!撃たないで下さい!!あれは私の子供ですよ!!」

「「へっ?子供?」」

俺とムリカは疑問の嵐だ。
えっと、子供いたっけ?

「いやいや、ダンジョンで話しましたよ!聞いてましたよね!?」

「知らない。」
「覚えてないよ。」
「辛辣です!!」

頭を抱える二号。
そこにアイさんだ。

「マスター、私が一応聞きました。一応子供に逢うとかできましたが、鉱石が欲しいので退去を勧告にきました。」

「アイ様ーーー!!!」
「そっか、じゃあ少し待つか。レブルも用意だけしとけよ。」
「あるじ、分かった!!」
「ぎゃあぁぁぁぁああ!!!」

二号は走り出す。龍に向かって行った。

「姿を戻したら敵対行動としてとらえるからな。」

俺のはなむけだ。
更なる叫びを挙げてる。
喜んで何よりだ!
やっぱり時計ほ要るなーとか、飯を何にするかを相談していた。レブルは俺任せだ。ムリカかラーメンに食い付いたので採用する。

集まった龍の数、十五匹。二号と共に来た。

戦争だな。
「ちっよ!ご主人様!違いますからね!戦いませんよ!」
「ちっ!!」

素材がーーー。
「マスター!鉱石が沢山もてに入ります!」
「おー!!!」

アイさんも嬉そうだ。良かった良かった。

「あのー、ご主人様、我々はどうしましょう?」

「あん?原因の親玉に収まってなにか!」
冷静に対処しているよ?

「ご、ご主人様。」
顔が青くなってゆく。

「お前らは力弱いモノを食い物にするが対処もせずに此処に居るだけの素材だな。」

「ご主人様!申し訳ありませんでした!!」
二号が土下座する。何匹かは頭を下げる。
そこに龍が言ってくる。ややこしいな。デシャバリ3号で。

「親父!こんな奴に頭下げるのは間違ってる!オレラは生き物達の頂点だ!馬鹿にするな!虫けらが!!」

吠えた。
言ったね神龍に。

「ご、いえ!神龍様!!子供に成り代わり謝ります!」
「「「えっ!!」」」

驚く龍達。
3号の顔が歪む。
子犬にしょうか。

「わんわんわんわん!!」

3号は犬になる。

「何年放置してたら、こうなったかな?二号?」

「ひぃぃぃいいい!!」

ムリカは呆然とし、レブルとアイさんは当然と胸を張り、二号と愉快な子供達は頭を下げて怯えていた。あっ、3号は吠えたね。
辛辣な言葉はまだ出ますよ?

「でかい姿で俺の前に出ていいと?」

はい、こう言うと一斉に人化します。
そして、土下座します。
子供達は裸ですね。
てか、みんな女だと!
いやいや、いやいや、いやいや!
さっき迄の威厳も威嚇も落ちるわ!
くそ!モチベーション建て直さな。
チラリとレブルを見る。
あかーん。怒りモード入ってますよ!
胸が!大きな胸のピンチです!!
でも、顔に出せません!

「ムリカ!」

びっくりするムリカ。

「こいつらをドウするか決めろ!」

一応肩書きのお仕事はするよ?えっ?仕事してない。だよねー。 
ムリカは考えていた。悔しい、恨むのは違うが、世の中を恨むとかよりも、神龍に悩んでいた。
そして、一つの爆弾発言されるのだ。

「この子が神龍様!!女の子なのに!!」

「はあぁぁぁあああ!!!!?」

俺のライフが下がったよ!
しおりを挟む
感想 47

あなたにおすすめの小説

側妃に追放された王太子

基本二度寝
ファンタジー
「王が倒れた今、私が王の代理を務めます」 正妃は数年前になくなり、側妃の女が現在正妃の代わりを務めていた。 そして、国王が体調不良で倒れた今、側妃は貴族を集めて宣言した。 王の代理が側妃など異例の出来事だ。 「手始めに、正妃の息子、現王太子の婚約破棄と身分の剥奪を命じます」 王太子は息を吐いた。 「それが国のためなら」 貴族も大臣も側妃の手が及んでいる。 無駄に抵抗するよりも、王太子はそれに従うことにした。

もしかして寝てる間にざまぁしました?

ぴぴみ
ファンタジー
令嬢アリアは気が弱く、何をされても言い返せない。 内気な性格が邪魔をして本来の能力を活かせていなかった。 しかし、ある時から状況は一変する。彼女を馬鹿にし嘲笑っていた人間が怯えたように見てくるのだ。 私、寝てる間に何かしました?

強制力がなくなった世界に残されたものは

りりん
ファンタジー
一人の令嬢が処刑によってこの世を去った 令嬢を虐げていた者達、処刑に狂喜乱舞した者達、そして最愛の娘であったはずの令嬢を冷たく切り捨てた家族達 世界の強制力が解けたその瞬間、その世界はどうなるのか その世界を狂わせたものは

パーティを追い出されましたがむしろ好都合です!

八神 凪
ファンタジー
勇者パーティに属するルーナ(17)は悩んでいた。 補助魔法が使える前衛としてスカウトされたものの、勇者はドスケベ、取り巻く女の子達は勇者大好きという辟易するパーティだった。 しかも勇者はルーナにモーションをかけるため、パーティ内の女の子からは嫉妬の雨・・・。 そんな中「貴女は役に立たないから出て行け」と一方的に女の子達から追放を言い渡されたルーナはいい笑顔で答えるのだった。 「ホントに!? 今までお世話しました! それじゃあ!」  ルーナの旅は始まったばかり!  第11回ファンタジー大賞エントリーしてました!

赤ん坊なのに【試練】がいっぱい! 僕は【試練】で大きくなれました

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前はジーニアス 優しい両親のもとで生まれた僕は小さな村で暮らすこととなりました お父さんは村の村長みたいな立場みたい お母さんは病弱で家から出れないほど 二人を助けるとともに僕は異世界を楽しんでいきます ーーーーー この作品は大変楽しく書けていましたが 49話で終わりとすることにいたしました 完結はさせようと思いましたが次をすぐに書きたい そんな欲求に屈してしまいましたすみません

勝手に召喚され捨てられた聖女さま。~よっしゃここから本当のセカンドライフの始まりだ!~

楠ノ木雫
ファンタジー
 IT企業に勤めていた25歳独身彼氏無しの立花菫は、勝手に異世界に召喚され勝手に聖女として称えられた。確かにステータスには一応〈聖女〉と記されているのだが、しばらくして偽物扱いされ国を追放される。まぁ仕方ない、と森に移り住み神様の助けの元セカンドライフを満喫するのだった。だが、彼女を追いだした国はその日を境に天気が大荒れになり始めていき…… ※他の投稿サイトにも掲載しています。

嫌われ聖女さんはとうとう怒る〜今更大切にするなんて言われても、もう知らない〜

𝓝𝓞𝓐
ファンタジー
13歳の時に聖女として認定されてから、身を粉にして人々のために頑張り続けたセレスティアさん。どんな人が相手だろうと、死にかけながらも癒し続けた。 だが、その結果は悲惨の一言に尽きた。 「もっと早く癒せよ! このグズが!」 「お前がもっと早く治療しないせいで、後遺症が残った! 死んで詫びろ!」 「お前が呪いを防いでいれば! 私はこんなに醜くならなかったのに! お前も呪われろ!」 また、日々大人も気絶するほどの魔力回復ポーションを飲み続けながら、国中に魔物を弱らせる結界を張っていたのだが……、 「もっと出力を上げんか! 貴様のせいで我が国の騎士が傷付いたではないか! とっとと癒せ! このウスノロが!」 「チッ。あの能無しのせいで……」 頑張っても頑張っても誰にも感謝されず、それどころか罵られるばかり。 もう我慢ならない! 聖女さんは、とうとう怒った。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

処理中です...