転生国主興国記

hinomoto

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読むもんじゃないかな

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おはよー!
二日目ですね。
地下50階からリスタートです。
ショボイ魔物ばかりですが、もっと地下が楽しみです。
しかし、なんと云いますかね。
何にもないわー、このダンジョン。
宝箱なんかないし。罠やトラップもないじゃん。
ここ、ダンジョンだよね?
下に降りるのが腹立たしいが、醍醐として我慢ですよ。
魔物は昨日のリベンジかレブルが張り切ってくれるので、楽ですわー。
たまに銃を撃つけどね。俺もサポート、サポート♪
そしてレブルに怒られるっと。
うー、解せぬ。
それでも10分ぐらいを目安におりてます!
凄い事もなく、63階を過ぎます。
何かキャンプしてる場所もありましたが、無視ですね!
さくさくレブルさんが倒しアイさんが素材や魔石を拾い俺が倉庫にしまうので効率よく進めます。
しかし、この程度で到達が63階ですか?
やっぱり異世界の考え方や作法がわからんです!てか、分かりたくありません!!
なんで戦闘中の後ろを通り抜けたりしちゃいました!
てへっ。
で、地下70階で初の扉を発見しました。
なんですかね?ま、何かありそうなので入りまーす。
ん?安全マージンしてるよ?
で、扉あけたらサイクロプロスがでました。
種族?魔物は魔物ですよ?
てか、デカ過ぎ。腹に銃で一撃だわ。
素材が多いから倉庫に確保だね。捨てる所がないとか。倉庫の拡張しとかないとな。
ダンジョン産の素材の比較もさせたいな!比較班も作ろう!
てか、回収は俺がするべきか?そうしよう。
次いきますよー!
地下100階です!
扉は70階、80階、90階と10階毎に出現しますね。宝箱とかもでましたが、体したことありません。
あ、鋼でました。
ぶっちゃけ、作った方がまし!
鍛え直さないと使えないですね。
鍛冶技術も知れてるなー。
まだ確証はないが、現段階で技術は遅れているな。なってない。こんなモノが高値で売られるの信じられません。
あ、そろそろ昼の段取りだな。
この扉を越えたら準備だねー。
はい、扉を開けまーす!
おー、番犬でたぞ!
赤いのかー。ハズレだな。残念だ。

「ちょ!えっ?神龍様!!!」

残念だ。喋れるようだ。
通称、レッドドラゴン。ただの火龍だな。

「なんだ、雑魚が喋るわー。残念だわー。」

「なんだ、あるじ。狩らないのか?」

「レブル様。会話可能なので狩りませんが、決裂したら狩れますよ?」

「なんだ。決裂まで待つか。」

「まっ、待って下さい!!狩らないでー!!」

「なんだー。お前、狩られないのか?」

「神龍様ーー!!!」

なんか乗りが良いな。さすが番犬。

「あのー、神龍様?因みに、ご用は何でしょうか?」

「取り合えず、ダンジョン突破?」

首を傾ける。45度に傾けると良いそうだ。相手に右側か左側なのかは別れるがな。

「そうですよねー!入ってからも、スピードもそうですが、お話とかも違うと思いましたが、曲げてお話を聞いて下さい!!!」

ドラゴンの癖に下手にてますか?

「んー、聞くけど、つまらなかったら狩るね。」

「冷静過ぎた対応が怖いです!」

辛辣な!俺はひどい奴でないぞ。

「さあ!笑わしてみろ!!!」

「笑いじゃないですよ!てか、お話を!!!」

「えー、面倒?」

「疑問系は止めて貰えます?と云いますか前神龍様からお聞きになってませんか!」

「聞いてない!!!」

赤龍さんが頭を抱えてます。涙目ですか?

「マスター。管理条項に封印についてがあります。」

「なにそれ?」

「このダンジョンの下に魔王の魂があります。」

「な、なんだって(棒読み)」

「それを守っていますのが、赤龍です。」

「へー。」

って、そんなの要らないや。

「アイー。それって燃やせる?」

「マスターなら可能です。」

「はっ!なにを?嘘でしょー!前神龍様でも封印するのがやっとだったのに・・・・」

奴が原因か?面倒なことを押し付けたな。

「神龍様!!どうか魔王の魂を成仏させて下さい!」

拝む(?)番犬。何か人間染みた奴だな。

「まー、突破?出来たらいいから殺るよ?」

「では、私も動向させて頂きます!」

人化しだす。了解も聞かずですか。
おのれーこの怨み晴らす!
人化が始まる。赤い長髪で褐色な肌。
プロポーションも、整っている。
む、胸!お胸様がでかい!!
おお!たゆんとしてます!してますぞ!!
やべー、メロン?メロンですよ!!!
俺の声の溜めを破り、レブルが龍の元に行く。
・・・・・予想はしていたよ。
胸が大きいのが来たらレブルはどうするか?を。

「痛いー!!!」

無言でメロンを叩きます。
揺れる度に叩きます!
逃がすことなく叩いております!
メロンの下から逃がさないように連打に入りました!
逃がさない!逃げようがありません!!
敵を見つけた武士の如く叩いていきます!!
身体が揺れる!
こ、これはチョムチョムだ!
あしたのジョーに出た韓国人の金龍飛の必殺技だ!!
古いが凄い!凄いですレブル!
下や左右前に倒れようなら叩き戻される。
必殺の舞です!
そして、赤龍が後ろに倒れる。
ロープが無くて良かったな。
レブルは無言で両手を上げる。
これで決定かな。

俺のパラダイスが!
くっ。さらばパラダイス!!

赤龍の胸が微になりました。
駄龍並みか?いや番犬並だな。
レブルに許しを乞い許されたようだ。
役に立たないやつだ。

「ううっ、神龍様に喜んで貰う予定でしたのに・・・」

えっ?なに?何かあったの!

「えっと、何の話しかな?」

聞くよ!なんなの!!

「はい。前神龍様から現神龍様は胸が大きいのが良いと。出会ったら人族で胸を大きくすれば、お願い事やお怒り等に有利になるので、その様にしたのですが。」

嘘ーん!他の龍種に会えばそうなの!
あ゛!レブル!レブルをどうにかしないと無理じゃん!
ん゛ーーー。無理だな。

「ありがとう。」

ポロリと一筋の涙と最大限の笑顔で答えてあげたよ。
ポカーンと赤龍もしてたけど。

「でだ。そいつは何処にいるの?」

「一応、地下200階に納めております。」

「そうか。じゃ!本気でやっても良いよね?」

「あるじ!だめ!!」

「マスター、このダンジョンは我々以外もいますから、それは却下ですよ。」

怒られちった。ちょっと無限バズーカとパルスライフル装備しただけなのにね?
赤龍は何の事か分ってないが、恐ろしいだけ分かりオロオロ。俺はえー、とブウ垂れております。
本当に面倒です。
ふっと、レブルが、

「あるじの転移でどうとでも出来るんじゃない?」

と宣うのだよ!
だー!そんな事は知ってるよ!俺は冒険したいの!分かる、冒険よ!

「バズーカとか使うのなら、ここから倒してしまえば?」

あ!んだよー。頭良いじゃん!

「じぁ、殺るよーー。」

魔力を放出する。

「あの、それは無理では・・・」

赤龍のオロオロも最大かな。
即済ますねー。

ーーーーーーーーー

暗い闇の中、魔王の魂は怨みを募らしていた。
ただ魔族の繁栄の為、その為にしたのに裏切られた。
敵の人間や民や家族、そして神に。
この世界に怨みを込めていた。

元々彼は悪い人でも魔物でもなかった。
たった一つの村から始まった。
争いのない、平和への戦いが。
魔族。魔力が強い種族で人間と争っていた。
弱いモノを支配する事。その中で生まれ平和を願った。
村から人と仲良くなり、わだかまりを消し平和の道を進んだ。
そして、魔族と人族の平和が取り交わす時に悲劇が襲った。
一人の幼子が死んだのだ。
情報は錯綜し魔族なのか人族なのかも分からないのに、殺されたと噂が流れた。
小さな火種が、勝手に大きくなり、魔族の王になった彼を襲った。
人族、魔族、家族まで裏切られたのだ。

血の涙を流しながら、魔王は誓った。
何百何千何万年かかっても滅ぼしてやる。
ただそれだけであった。

長い怨みの中、突如に起こった。
封印にヒビが入る。

積年の怨みを、この世界を滅ぼし、神を殺す時が来た!と、

光が全てを満たす。

魔王の魂が高々と笑う。
さぁ、はじまりだ!
この世界をに闇を。

そして、その思いは光と共に消えていった。
邪悪な魔力があった場所には清々しい程清らかな洞窟になっていたのだ。

数十年後、ここに到達するパーティーがいた。
恐ろしい敵を越えた先に、清涼な場所に驚いた。
ダンジョンのコアも聖なる雰囲気なので、かしずいてしまう。
その後、最悪のダンジョンが聖地のダンジョンと云われるようになるのだ。
幾人も訪れるダンジョンになるのだった。

~~~ fin ~~~

ーーーーーーーーー


「ん。終わりーーー。」

「お疲れ様です、マスター。」

「終わった?冒険の続きをしよーー!」

「えっ?」

赤龍の反応が悪いな。

「だから終わったよ?魔王?魂消したよ。輪廻に送ったから。」

「はい?へっ?はい!?」

やっぱり番犬並の判断だな。

「はぁー、ここで休憩!アイ、説明頼む。レブル、ご飯の段取りな!」

「はい、マスター。」
「あるじ!準備する!!」

時間が掛かりそうだなー。面倒な時は鍋だよね。
さて、モツ鍋とかでは、ダメだよね。
ヘルシーとかを好んでないから。
で鍋は焼肉鍋をします!
これは焼肉のタレを作る所が肝心だ。
ん?なんだそれって?
んー。そだね。
焼肉のタレを深いホットプレートに流して肉と野菜をぶちこんでみな。
で、ご飯と食べてみな。
ただし、500ml瓶なら三から四本は要るがな。
野菜は玉ねぎとキャベツとか、水が出るものが良いかな。肉は赤は何でも内臓も入れろよ?
家の秘伝タレなら鬼旨な!
そのうち肉の脂が出てきた処でタレをご飯にかけて食べる!
若い子に食べさしてみな。鬼食いよ。
少食も大食いにする濃い味だけど、食えます。
でも、肉体系の仕事してない中年後期はきついかな。
ま、ヘルシーとか健康とか言ってる人には関係ないかな。
さて!
この焼肉鍋の特長は、肉が柔らかい。
焼くでなく、煮るので柔らかいのだよ。薄い肉はダメよ。厚メの肉ね。内臓系も柔らかいよ。
で、野菜もタレが染みて旨いのよ!
もうね、ご飯に汁ごとかけて肉、野菜と一緒にご飯が口に入ると、うーーーん!極楽よ!!
ううー!溜まらん!
もちろん、ビールとか酒にも合うのでやってみ。

さっ、用意も簡単、準備万端!
タレに野菜や肉をぶちこみ、混ぜる!
寝かすのは魔法でやります!
タレが染みたら鍋にドーン!
煮たるまで待つ。
焼肉の匂いがしますが、鍋なのです!!
匂いでレブルが鍋の前に鎮座する。
赤龍もくる。よだれでてるぞ?
まだだぞ?まだだからな?
箸やスプーンを持つか!食う体勢ですね!

「あるじ!まだ!匂いがーー。食べたーーい!」

「神龍様!食べて良いですか!良いですよね!」

「まてまて、肉が焼けたか見るから!」

鍋から肉を取り出し、ふーふーと息をかけ、口に入れる。
熱いけど、旨みが口に広がる。生ではないな。
噛み締める度にタレが口を満たす。
焼肉のタレをご飯にかけるよりも、深い味わいを感じれる。
旨い。
ごくりっと飲み込むと、

「煮えたな!召し上がれ。」

後に言葉より食べる二人?御代わりを三回もおねだりされました。ご飯?いや、鍋をよ!

よく食うね!お前ら!!
惚れ惚れするわー。
好きやわー、食う姿わ。
でもね、俺の食う分残せよ!!
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