転生国主興国記

hinomoto

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本章

冒険にでる

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ここ最近は、鍛練、ラボ以外にすることがない。 
決めた事をしてるが、何も上がらないスターテスなんぞ見る気も起きないわ。
身長さえ伸びればと思ったが、120cmままだよ。
これでは遊園地行ってもジェットコースターにも乗れないよ。
神殿も作った。
やだ。
獣国に抑えをさした。
やだ。
食や工業も整えた。
面倒。
確かに人が増え、観光都市的な事もした。
やだ。
神と冠しても、十二分やった。
もう、やだ。
こんなとこ居れるか!!
何で人、人、人!増えるの!!!
巡礼は朝晩問わず!
賑やかな健全営業!!
もう、やだ!
面白み何もない!
やってられるか!

そう思ったが吉日!と、

(アイさん!主要な人を集めて!旅に出る!後、白神殿にね!)

[肯定。]

白神殿とは、白龍の神殿だ。
空の神殿に間違われるが、俺が今決めた。
頭が熱くなる。
だって異世界だよ?
頑張って死なない様に生きたさ。
生きて十二年!
見てても、触る事も、感じる事もないのはやだ!
冒険の為に頑張ったし、もう出るもん!!

突然の事だが、反抗期である。
自覚ない否定な考え。
思考が大人だろうが、子供である。
思考と感情が合わない上に止めるものも居ない。
我が儘を止めれないでいた。
そう。感情が勝っていた。

神殿に着くと旅の格好になる。
マントは茶色にした。服は通気性の良いトレーニングウェアにジーパン。靴はトレッキングブーツ。見せ用に背負えるボストンバック風にした。武器も脇差しを装備。
何か必要な物は無限倉庫にあるし、寝泊まりで困るならば帰れば良い。
完璧だ!!
悦に入っていた。

その場所に先に居た彼は呆然としてる。
駄龍ことラコットメグサはとても困っていた。
今から何が起こるのか?
七年間の大抵な実験には応じてきた。
だか、今の主人様の姿にどうしたら良いか。
在りとあらゆる状況を推理していく。
分かっているのは、今、声をかけたらお仕置きされる。
それだけだった。
七年かかったが、主人様の行動などしったのだ!
と、思い込む駄龍であるが。

それから一分の内に人が現れる。
獣国の首脳陣、十二名。
三神の巫女。
観光地の村長。
フェルトさん。
そして、アイ(初号機)である。
いったい何が!と思っているが、神龍様の前である。
フェルトさんが膝つくと、以下続く。

「主人様、主従にて臣下の我ら、御命により集まりました。」

「冒険にでる!!」

「はっ!!では、獣国より各国に千名の人員と龍種混合部隊百名ほど直ぐに集めます!」

「はっ?フェルトさん?」

「獣国の首脳陣は帰り次第、直ぐに各国に戦譜を送れ!主人様による主人様の世界が、ぐふっ!!」

「待てや、フェルト。」

フェルトさんの頭にハリセンが振るわれる。

「冒険に行くと言ったのに、なに?」

「あ、主人様~!痛いです!初めてで嬉しいですが、痛いです!!」

「え、いや、ごめん。」

斜め上の発言に少しビビったよ!
そんな人だったのかよ!

「何で痛いのですか。」

「あ、ごめん!駄龍用に作ったのだ!特殊合金仕様で魔力流せば星を潰すやつだわー。」

「もう!主人様たら~。」

主人の後ろに居る駄龍の顔は悪い。
汗は止まらない。

「でも、主人様!冒険に行かれるとは?」

「あちこちの国に行ってみたい!」

パンッと、手を叩くと

「それでしたら、全部を手に入れましたら煩い思いもなく出歩けますね!」

「はっ?」

「楽に出歩けますよ!」

「冒険に出るのに国に戦争させれるかーー!」

「主人様、戦争ではなくて、統一です!」

フェルトさん?誰かメタパニでも唱えた!?

「ちょっと、なにを言ってるか分からない。」

「何をですか!!」

いつの間に俺の周りは駄龍並みの頭になったのやら。
と、駄龍を睨む。
駄龍の汗と震えは止まらない!

「ふー、フェルトさん。マスターは自由に、自分の足で、不自由な暮らし等を堪能したいのです。」

お、流石アイさん♪

「そんな、建前でも分かりなさい!
本音はおっぱいが大きな女性を探したいのですから。」

アイさーーーん!何を言ってるの!!

「年齢としては、おませです。でも、お側に胸の大きい方が居られないので、ご自分で探し出したいお気持ちも分からないのですか?」

ア、アイさん・・・・・・・・
胸を掻きむしる。
この場から逃げ出したい。

「誰かに献上されるのではなく、ご自分で手に入れる。此がマイマスターのご意向です。」

優雅にアイさんはお辞儀をする。
納得する一同。
灰になる俺。

「では、人員は私とレブルさんの二名とします。獣国はマスターの身分を作りなさい!他は動揺無いように行動しなさい!直ぐに取り掛かりるのです!」

「「「「「はい!」」」」」

そして、俺と駄龍を残して去ってゆく。
清々しく、誇らしく。

「なー、駄龍。聞いてたよね。」

笑顔で聞く。

「はっはっ!そんな事無いですよ!」

笑顔で返す。

その後、人化した駄龍を追いかける俺。
勝負の行方は付かなかったそうだ。
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