転生国主興国記

hinomoto

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本章

半年すぎました

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やりだすと、止まらないです。
何故か、くだらない事は一生懸命になれます。
男って、クダラナければクダラナい程熱くなりますよねー。

神殿からの麓に良く見た風景をみる。
まあ、自動車は辞めたよ?
あれは、まだ早いよねー。
だから、自転車で代用してるけどね。
魔道具仕様で三輪車で転けにくくしてるよ。
転び易い?ま、練習と安全を学べばよくない?
あ、食はマダマダですわ。
卵焼きを焦がしているので、もう少しお待ち下さい。
サービス系は毎日の事で向上率が高いです!
産業系はまだお遊び程度なので土産物には適してないです。
俺に取って、人が使い物の拘りはありますから。
まあ、始まって二週たったので仕方ないですよね。
あ、云い忘れがありました。
連れて来た中にいた病人ですが、魔法で治しました。
出来たら薬等も必要ですね。
ホスピタルも建てのですが、医者が居ません。
医者や看護師の育成も必要ですね。
食、職、学、知識、教養。
彼等のやることは一杯だな。
アイさんのシリーズを増やすか悩みますね。
あぁ、残りですが、赤子を除いて清掃作業を主な仕事としてますね。これなら年寄りも仕事がない!と騒いで困りますしね!
てか、休む事をしないのって。
まぁ、ぼちぼち休みを理解してもらうよ。
もう少し見てから、冒険行っちゃう?かな!
でも、冒険者の年齢でないからさー。
15歳だよ。後五年もあるよ!
先ずは剣と体力の向上だね!
せ、げふん。成長の途中だから仕方ないよね!
さて、今日も走りますか!

颯爽と俺は何時ものランニングコースを走りだした。
てか、最近喋ってない?
と思いながら。


ーーーーーーーー

都市では、浮浪者がでる。
例え数十名消えても、浮浪者は増えてくる。
減った分、増える。
空いた場所に人が入るからだ。
働く場所に人が入る。
だが、浮浪者は少し違う。
親が居ない、病気、障害など、働く事が出来ない者などがなる。
でも、浮浪者もそれなり働いてはいる。
都市部では臭い仕事は浮浪者の仕事として、一般人以上の生活を支えて要るのだが、多くの人はそう思っていない。
浮浪者、虐められる者、奪われる者の代名詞として不満解消にも使われている。

それだからこそ、困った事になりそうであった。

事が起こったのは、浮浪者が噂を聞いた。
ただの噂も虐げられた者には、藁をもすがる思いである。

ライラック王国の中央に近く、魔森にも近い都市。デスニューア。
貴族が多く住み、冒険者も多い。
冒険者が多い、それだけで浮浪者には困らない。命の商売は家族を幸福にも不幸にもできる。甘い考えは不幸になる。傷だらけや手をなくした。そんな浮浪者は多い。
でも、基本は貴族の街だ。
貴族ではなければ人ではない。
この都市は特に色が酷かった。
魔森に近く為に命が危ういのだが、魔森の近くなので名誉と魔物の素材が安く手に入るから、貧乏貴族や嫡子ではない者が集まり易い。
魔森で武功を立てる。
ライラック王国では当たり前の貴族の考えである。
その為の冒険者であり、浮浪者なのだ。
狂喜と名誉の街、デスニューア。

その街に行商の商人が来た。
酷く酔っぱらい、娼婦の宿で言ったのだ。

『生きたきゃ、魔森に行けば良い!安心できる天国みたいな街があるんだってよ。なんたって、「ハグレ者は魔森に行け、天国がある。」そうだ。』

寝間で言った事だが、それを仲間と笑い話で言い、それを乞食や浮浪者が聞き言い触らした。
噂だった。
大勢が笑い、大勢が慰め事と思った。
一月後、その言葉を信じて一組の家族が魔森に入っていった。浮浪者が消えただけ。
初めは誰もが思った。死にに行ったと。
馬鹿にしてたのだ。
それから五ヶ月を過ぎると新たな噂を聞く。

『デスニューアの浮浪者だった親子がサンガ連合で身なりも良くなり、行商をしてると。そして、「噂は本当だったよ。信じるから私たちは幸せに成れた。」と言ってたよ。』

この噂は、ライラック王国の王の耳に入る。
この噂を流さない様に厳命したが、民にそれは通じない。
噂はデスニューアに流れ多くの浮浪者がライラック王国より流れだすのだ。
それにより、タイク帝国、ファルミア国を皮切りにライラ国、ファークト国からも浮浪者が流れる事となる。
たった一つの噂が国の均衡を変えていく。
戦乱の世に近づいていた。

そんなこと。
彼にとっては関係ないのだが。


ーーーーーーー

あれから半年も経ちました!
従業員も目鼻立ちは立ちました!
まだまだ作業に粗はありますが、もっと訓練と練習が大事です。
俺が走ってると声を掛けてくれるのも良いな♪
はー、大きくなりたい。
難しい?
負けたら終わりよ!
距離も増やしてるし、負荷もかけてるから、大きくなるよ!
最近はレブルと走っている。
アイとは話してはいるが、念話になるがな。
フェルトさんも、シェルも教育係に抜擢されたから、話しは出来てない。
あ、シェルの奴だが、少し大きかったのよ!
伸びたではなくて、大きくなったよ!
既に高校生だよ。おかしくないか!
フェルトさんに聞いたが、既に78歳だってよ。
まだ、子供だが姿は変えれるそうだ。
おーーーい!変だよ!!子供だよね?
半年前は、
「おにいちゃん」
だったのに!
急に、
「主人様」
に、変わったよ!たく!
此だからケモノは!
だけど、話し方が変わった、姿も成長した姿にかわっのに。
ーーーーーー。
胸は?
お胸様、小さくありませんか!!
はい、ちゅうもーーく。
胸、ちいさいよ?
おかしくね?おかしいよ!
てか!標準はレブルなのか!
大きいのはアイ初号機だけなのか!?
俺の近くにロマンはないの?
ロマン。それはπ。
πなくして男の教示が無くなってしまうぞ!!
AやBは要らない(訳ではないが)C以上が欲しい!
タユタユなバインバインを触りたいのよ!!
異世界よ!ノクターンなのよ!

と、俺の頭に煩悩満載なのに爽やかな顔で走ってる。

ガサガサと森から人が出てきた。
今度は人族の家族ぽいな。
大人の男女二人に子供一人。

「な!えーー!なんで、また別なの通すのー!!」

俺の嘆きはひときわ大きかったのだ。
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