31 / 253
本章
しんりゅう
しおりを挟む
「神龍様!!お初にお目にかけます!私は巫女に入りし、神獣の一つ、空を司るバハルトに御座います!」
「同じく!陸を司るブリトニアに御座います!」
「同じく!海を司るレプートに御座います!」
三人の女の獣人が土下座してる。
土下座って!ちょっと、引くわー。絵図ら的にあかんやん!!精神的にくるわー。
「ちょ、ちょっと、止めてよ!同じ神やん!」
「何を云われますか!我ら一同は神龍様の家臣ですぞ!同列に並べられる事なぞ、恐れ多い!!」
「我ら一同は、ただ、新しい神龍様の元で働く事をお誓いに来た所存!」
「ぞん!!」
・・・・、この世界はチョイチョイと手抜きする奴いるなー。レプート?駄龍と同じ位置に決定!
「・・・・・・ん?家臣?だれの?えっ??」
「神龍様ですが?」
「部下じゃないの?」
あー、言い方の違いかー。異世界だからー。
「家臣ですぞ!この依り代も我が魂まで全て神龍様の物!我らを如何様にも御使い下さい!」
違いました!いきなり忠誠MAXですか!パワーアップキットですか!
「全獣人にお伝えしても宜しいでしょうか?神龍様に拝礼を求めます。全てこの場所に集まるでしょう!」
「はっ?いや、まって、まってよ!」
「はっ!でも、来ますが?」
「いや、要らんし、来てほしくないー、まぁ、女性は良いけど今じゃないしー。面倒が増えるの嫌だし。だから、駄目だよ?」
項垂れる三びき。最高から絶望に落ちる様を見る。心苦しい。
「まあ、巡礼なら良いかな?」
「おお!我ら三神、その様にお伝えします!!」
良かったー。改造の予定が狂わないで!
うーん。うん。三つの神殿ねー。魔改造したろ!
ホクホクの顔の俺と喜ぶ三神の元に別の獣人が、
「神龍様!儂は獣王にて熊族のハグワーゾ!どうか、加護を頂きたい!!」
「あっ?」
「神龍様の元に来たのだ!だから、加護を!!」
意気揚々と、臣下の形をやめて請求しだした。
それが当たり前と云う用に十数名が騒ぎだす。
「それに人族の神龍のも可笑しいではないか!認めてやるので加護を渡すが良い!」
「まぁ、前の神龍様には劣るが、子供の神龍だし、我らが守ってやるか!」
「「「そうだ、そうだ!!」」」
・・・・・・馬鹿じゃない?コイツら。誰に言ってるのかな?
俺の表情、感覚が変わったのを判った者は顔を青ざめている。冷や汗を大量に流し震えている。
だか、それを知らない獣人は調子に乗る。
「しかし、白龍の長や三神様に、前神龍様もどうにかしてますな!こんな子供に神龍とか、其こそ、もっと力ある方や、我らのなかから決めてくれれば良いのに!」
「仕方ない事だ。前神龍様のお言葉だ、聞くしかない。が、其ほど来ることもなかろう?加護さえ貰ったら良いのだから。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・死ね。
「あで、おでのかだらが・・・・」
小さなブラックホールが熊の体を飲み込む。終わると次の獣人を消して行く。
「な!まて、いや!待ってください!神龍様!!」
言ってきた奴もブラックホールに消えて行く。
エグい描写になるが、人が左回りで吸い込まれて行くのだ、ゴキボキボキッ。その音を聞いた獣人が逃げたす。たまに掴み掛かるなら即効に消えて行く。謝る者も。泣く者も。阿鼻叫喚も十分程で片付く。地には数滴の血と体液を凪がした跡だけ残る。
嬉しがってた三神もフェルトさん親子も残った獣人も恐怖に震えていた。
「マスター、申し訳ありません。これ程、知能がないとは思いませんでした。」
アイさんか俺の前で土下座をする。
(いや、アイさん?知ってたでしょ!)
[てへっ♥️]
無表情の顔をしていた俺も、ため息と、共に何時もの状態になる。
それを感じ三神が言う。
「し、神龍様、申し訳御座いません!あの様な輩が獣王の席に居たこと誠に恥じ入るばかりです!」
「神龍様のお怒りを沈めるため、この地より獣人わ根絶やしに致します!」
「ます!!」
ガクッとなる。
コイツ、後で駄龍とデスソースを食わす!!!
「あー、良いよそんな事。別に良いけど礼儀知らない奴、嫌いだなー。」
頭を更に地面に擦りつける。其を見る俺のライフも減る!!
本当に止めてーーー!!!
「で、後は何かある?有るなら歩きながら聞くわ。それかアイに伝えてくれ。」
少し気の毒に思うも、殺すのに何も思わなかった事の方に驚きだ。悪い人もいるし、良い人もいる。絶対の悪や善はいない。其れなのに殺すとは。神だから殺すも意味ない。意味が有れば殺すのも間違いだと思ってたはずだ。それが言い方が尊大なだけや侮るだけで殺すのか?
殺すはずないのに殺してしまった。自己嫌悪するはずなのに、その気もない。
んー、神経がおかしい?てか、耐性あるのか?
[肯定。マスターが気にした事ですが、スキル補正もあり深く考え無くても宜しいかと。]
(神だから殺すなど考えるのはあかんやろ。あれは、力あるけど、馬鹿な王は要らんよ。居るだけ害があるし。ま、それ以外もあるけどね。)
[マスター。私は世界よりマスターの事を考え実行します。マスターの思う通りに。サポートは引き続き私がしますので!]
(ありがとう。あっ、落ち着いたらまた合流しようか。どうせ、まだあるでしょ?)
[肯定。]
歩きながら。新しい図案を考えるのだった。
「同じく!陸を司るブリトニアに御座います!」
「同じく!海を司るレプートに御座います!」
三人の女の獣人が土下座してる。
土下座って!ちょっと、引くわー。絵図ら的にあかんやん!!精神的にくるわー。
「ちょ、ちょっと、止めてよ!同じ神やん!」
「何を云われますか!我ら一同は神龍様の家臣ですぞ!同列に並べられる事なぞ、恐れ多い!!」
「我ら一同は、ただ、新しい神龍様の元で働く事をお誓いに来た所存!」
「ぞん!!」
・・・・、この世界はチョイチョイと手抜きする奴いるなー。レプート?駄龍と同じ位置に決定!
「・・・・・・ん?家臣?だれの?えっ??」
「神龍様ですが?」
「部下じゃないの?」
あー、言い方の違いかー。異世界だからー。
「家臣ですぞ!この依り代も我が魂まで全て神龍様の物!我らを如何様にも御使い下さい!」
違いました!いきなり忠誠MAXですか!パワーアップキットですか!
「全獣人にお伝えしても宜しいでしょうか?神龍様に拝礼を求めます。全てこの場所に集まるでしょう!」
「はっ?いや、まって、まってよ!」
「はっ!でも、来ますが?」
「いや、要らんし、来てほしくないー、まぁ、女性は良いけど今じゃないしー。面倒が増えるの嫌だし。だから、駄目だよ?」
項垂れる三びき。最高から絶望に落ちる様を見る。心苦しい。
「まあ、巡礼なら良いかな?」
「おお!我ら三神、その様にお伝えします!!」
良かったー。改造の予定が狂わないで!
うーん。うん。三つの神殿ねー。魔改造したろ!
ホクホクの顔の俺と喜ぶ三神の元に別の獣人が、
「神龍様!儂は獣王にて熊族のハグワーゾ!どうか、加護を頂きたい!!」
「あっ?」
「神龍様の元に来たのだ!だから、加護を!!」
意気揚々と、臣下の形をやめて請求しだした。
それが当たり前と云う用に十数名が騒ぎだす。
「それに人族の神龍のも可笑しいではないか!認めてやるので加護を渡すが良い!」
「まぁ、前の神龍様には劣るが、子供の神龍だし、我らが守ってやるか!」
「「「そうだ、そうだ!!」」」
・・・・・・馬鹿じゃない?コイツら。誰に言ってるのかな?
俺の表情、感覚が変わったのを判った者は顔を青ざめている。冷や汗を大量に流し震えている。
だか、それを知らない獣人は調子に乗る。
「しかし、白龍の長や三神様に、前神龍様もどうにかしてますな!こんな子供に神龍とか、其こそ、もっと力ある方や、我らのなかから決めてくれれば良いのに!」
「仕方ない事だ。前神龍様のお言葉だ、聞くしかない。が、其ほど来ることもなかろう?加護さえ貰ったら良いのだから。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・死ね。
「あで、おでのかだらが・・・・」
小さなブラックホールが熊の体を飲み込む。終わると次の獣人を消して行く。
「な!まて、いや!待ってください!神龍様!!」
言ってきた奴もブラックホールに消えて行く。
エグい描写になるが、人が左回りで吸い込まれて行くのだ、ゴキボキボキッ。その音を聞いた獣人が逃げたす。たまに掴み掛かるなら即効に消えて行く。謝る者も。泣く者も。阿鼻叫喚も十分程で片付く。地には数滴の血と体液を凪がした跡だけ残る。
嬉しがってた三神もフェルトさん親子も残った獣人も恐怖に震えていた。
「マスター、申し訳ありません。これ程、知能がないとは思いませんでした。」
アイさんか俺の前で土下座をする。
(いや、アイさん?知ってたでしょ!)
[てへっ♥️]
無表情の顔をしていた俺も、ため息と、共に何時もの状態になる。
それを感じ三神が言う。
「し、神龍様、申し訳御座いません!あの様な輩が獣王の席に居たこと誠に恥じ入るばかりです!」
「神龍様のお怒りを沈めるため、この地より獣人わ根絶やしに致します!」
「ます!!」
ガクッとなる。
コイツ、後で駄龍とデスソースを食わす!!!
「あー、良いよそんな事。別に良いけど礼儀知らない奴、嫌いだなー。」
頭を更に地面に擦りつける。其を見る俺のライフも減る!!
本当に止めてーーー!!!
「で、後は何かある?有るなら歩きながら聞くわ。それかアイに伝えてくれ。」
少し気の毒に思うも、殺すのに何も思わなかった事の方に驚きだ。悪い人もいるし、良い人もいる。絶対の悪や善はいない。其れなのに殺すとは。神だから殺すも意味ない。意味が有れば殺すのも間違いだと思ってたはずだ。それが言い方が尊大なだけや侮るだけで殺すのか?
殺すはずないのに殺してしまった。自己嫌悪するはずなのに、その気もない。
んー、神経がおかしい?てか、耐性あるのか?
[肯定。マスターが気にした事ですが、スキル補正もあり深く考え無くても宜しいかと。]
(神だから殺すなど考えるのはあかんやろ。あれは、力あるけど、馬鹿な王は要らんよ。居るだけ害があるし。ま、それ以外もあるけどね。)
[マスター。私は世界よりマスターの事を考え実行します。マスターの思う通りに。サポートは引き続き私がしますので!]
(ありがとう。あっ、落ち着いたらまた合流しようか。どうせ、まだあるでしょ?)
[肯定。]
歩きながら。新しい図案を考えるのだった。
0
お気に入りに追加
905
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
側妃に追放された王太子
基本二度寝
ファンタジー
「王が倒れた今、私が王の代理を務めます」
正妃は数年前になくなり、側妃の女が現在正妃の代わりを務めていた。
そして、国王が体調不良で倒れた今、側妃は貴族を集めて宣言した。
王の代理が側妃など異例の出来事だ。
「手始めに、正妃の息子、現王太子の婚約破棄と身分の剥奪を命じます」
王太子は息を吐いた。
「それが国のためなら」
貴族も大臣も側妃の手が及んでいる。
無駄に抵抗するよりも、王太子はそれに従うことにした。
愚者による愚行と愚策の結果……《完結》
アーエル
ファンタジー
その愚者は無知だった。
それが転落の始まり……ではなかった。
本当の愚者は誰だったのか。
誰を相手にしていたのか。
後悔は……してもし足りない。
全13話
☆他社でも公開します
パーティを追い出されましたがむしろ好都合です!
八神 凪
ファンタジー
勇者パーティに属するルーナ(17)は悩んでいた。
補助魔法が使える前衛としてスカウトされたものの、勇者はドスケベ、取り巻く女の子達は勇者大好きという辟易するパーティだった。
しかも勇者はルーナにモーションをかけるため、パーティ内の女の子からは嫉妬の雨・・・。
そんな中「貴女は役に立たないから出て行け」と一方的に女の子達から追放を言い渡されたルーナはいい笑顔で答えるのだった。
「ホントに!? 今までお世話しました! それじゃあ!」
ルーナの旅は始まったばかり!
第11回ファンタジー大賞エントリーしてました!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
赤ん坊なのに【試練】がいっぱい! 僕は【試練】で大きくなれました
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前はジーニアス
優しい両親のもとで生まれた僕は小さな村で暮らすこととなりました
お父さんは村の村長みたいな立場みたい
お母さんは病弱で家から出れないほど
二人を助けるとともに僕は異世界を楽しんでいきます
ーーーーー
この作品は大変楽しく書けていましたが
49話で終わりとすることにいたしました
完結はさせようと思いましたが次をすぐに書きたい
そんな欲求に屈してしまいましたすみません
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
勝手に召喚され捨てられた聖女さま。~よっしゃここから本当のセカンドライフの始まりだ!~
楠ノ木雫
ファンタジー
IT企業に勤めていた25歳独身彼氏無しの立花菫は、勝手に異世界に召喚され勝手に聖女として称えられた。確かにステータスには一応〈聖女〉と記されているのだが、しばらくして偽物扱いされ国を追放される。まぁ仕方ない、と森に移り住み神様の助けの元セカンドライフを満喫するのだった。だが、彼女を追いだした国はその日を境に天気が大荒れになり始めていき……
※他の投稿サイトにも掲載しています。
嫌われ聖女さんはとうとう怒る〜今更大切にするなんて言われても、もう知らない〜
𝓝𝓞𝓐
ファンタジー
13歳の時に聖女として認定されてから、身を粉にして人々のために頑張り続けたセレスティアさん。どんな人が相手だろうと、死にかけながらも癒し続けた。
だが、その結果は悲惨の一言に尽きた。
「もっと早く癒せよ! このグズが!」
「お前がもっと早く治療しないせいで、後遺症が残った! 死んで詫びろ!」
「お前が呪いを防いでいれば! 私はこんなに醜くならなかったのに! お前も呪われろ!」
また、日々大人も気絶するほどの魔力回復ポーションを飲み続けながら、国中に魔物を弱らせる結界を張っていたのだが……、
「もっと出力を上げんか! 貴様のせいで我が国の騎士が傷付いたではないか! とっとと癒せ! このウスノロが!」
「チッ。あの能無しのせいで……」
頑張っても頑張っても誰にも感謝されず、それどころか罵られるばかり。
もう我慢ならない!
聖女さんは、とうとう怒った。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
愛していました。待っていました。でもさようなら。
彩柚月
ファンタジー
魔の森を挟んだ先の大きい街に出稼ぎに行った夫。待てども待てども帰らない夫を探しに妻は魔の森に脚を踏み入れた。
やっと辿り着いた先で見たあなたは、幸せそうでした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる