25 / 253
本章
閑話 我が主人様
しおりを挟む
某は白龍一門の長の番で、
ラコットメグサと申します。
今はあるじの門番を仰せつかり、勤めております。
長にして我が妻と八番目の娘と共に居られ幸せでございます。
本当にあるじには感謝、するばかりです。
某があるじを知ることになったのは、七年前になります。小さな命を感じました。
あの、小さな命が我があるじさまになるとは!
ああ、神々しい迄の輝きが、某のリピドーは憤っております!!
・・・・・しかし、リピドーとはなんでしょう?
アイ様の教本で教えられましたが、合ってますか?はい、オーケー、はい。良いようです。
兎も角、その某からは小さな命が数日で我が身を包み、空を覆い、星を満たし、濃厚で芳醇な味わいを頂きました。
・・・・・・・はい?えっ、あっ、はい、はい、す、すみません!い、言い直します!えっ、イエイエイエイエ、それはダメです!言わないで、えっ、いえ!そんな事ありません!続けます!
はい、その命・・・。はっ!!
その力を感じたわたしは恐れました。近づかないよう、邪魔にならないようひっそりと、なるように。それには知能少ない者迄に徹底して教える事にしました。妻が。
教える事に心血を注いだのが、良かったのか、教育係としてお仕えする妻は偉大です!
後は皆さんが知ってる限りです。
あるじさまはお優しく、魔力、魔法も素晴らしく、暖かいのですが、冷たい恐怖も感じます。
その時は何時も食べてる生物の様に、食べられる感じを味わいます。あ、味わいで云いますが、料理も美味しいです!調理、味付け等の手間を掛けられ、普通の生肉は食べられません!それと、何時も辛めの料理を持ってきてくれます。
「辛いの大丈夫ですが?」
と、カレーなるモノを食した時に、言いましたら嬉々としてお持ち下さいます。
本当にお優しい方です。
えっ、はい。あ、でも少しづつ辛さは増えてます。いえ、好きなので、ありがたいですよ!
美味しいですから!
あ、近々、もっと辛いモノを作るので、味見をお願いされました!はい、楽しみです!
こんな、全てにおいて、優しく、安心出来る場所を頂け、幸せです!!
このラコットメグサ!命限り、この地を守り抜きます!!
・・・・・・・お疲れさまでしたー。
どうでしたアイ様!なかなか良く喋れたと思います!某の嘘偽りも無い言葉です!
どうか、人化させて頂けるように、あるじさまにお伝えください!
えっ、理由ですか?娘があれから全然相手にしてくれません。ので、娘と話しを出来る時間が欲しくて、、、しかし、アイ様、裸の付き合いをしたくお風呂に誘ったらいけないでしょうか?
男の付き合いならお風呂が良いと教本にありましたのに。いきなり「変態!」と半殺しになるのが分かりません!裸で誘うのが何故、駄目だったのかを知りたいのです!!
あれ、あの、ちょっと、アイ様!!
お待ち下さい!!
な、なんであの、生ゴミを見る目で某を!!
お待ち下さーーーーい!!!!
ラコットメグサと申します。
今はあるじの門番を仰せつかり、勤めております。
長にして我が妻と八番目の娘と共に居られ幸せでございます。
本当にあるじには感謝、するばかりです。
某があるじを知ることになったのは、七年前になります。小さな命を感じました。
あの、小さな命が我があるじさまになるとは!
ああ、神々しい迄の輝きが、某のリピドーは憤っております!!
・・・・・しかし、リピドーとはなんでしょう?
アイ様の教本で教えられましたが、合ってますか?はい、オーケー、はい。良いようです。
兎も角、その某からは小さな命が数日で我が身を包み、空を覆い、星を満たし、濃厚で芳醇な味わいを頂きました。
・・・・・・・はい?えっ、あっ、はい、はい、す、すみません!い、言い直します!えっ、イエイエイエイエ、それはダメです!言わないで、えっ、いえ!そんな事ありません!続けます!
はい、その命・・・。はっ!!
その力を感じたわたしは恐れました。近づかないよう、邪魔にならないようひっそりと、なるように。それには知能少ない者迄に徹底して教える事にしました。妻が。
教える事に心血を注いだのが、良かったのか、教育係としてお仕えする妻は偉大です!
後は皆さんが知ってる限りです。
あるじさまはお優しく、魔力、魔法も素晴らしく、暖かいのですが、冷たい恐怖も感じます。
その時は何時も食べてる生物の様に、食べられる感じを味わいます。あ、味わいで云いますが、料理も美味しいです!調理、味付け等の手間を掛けられ、普通の生肉は食べられません!それと、何時も辛めの料理を持ってきてくれます。
「辛いの大丈夫ですが?」
と、カレーなるモノを食した時に、言いましたら嬉々としてお持ち下さいます。
本当にお優しい方です。
えっ、はい。あ、でも少しづつ辛さは増えてます。いえ、好きなので、ありがたいですよ!
美味しいですから!
あ、近々、もっと辛いモノを作るので、味見をお願いされました!はい、楽しみです!
こんな、全てにおいて、優しく、安心出来る場所を頂け、幸せです!!
このラコットメグサ!命限り、この地を守り抜きます!!
・・・・・・・お疲れさまでしたー。
どうでしたアイ様!なかなか良く喋れたと思います!某の嘘偽りも無い言葉です!
どうか、人化させて頂けるように、あるじさまにお伝えください!
えっ、理由ですか?娘があれから全然相手にしてくれません。ので、娘と話しを出来る時間が欲しくて、、、しかし、アイ様、裸の付き合いをしたくお風呂に誘ったらいけないでしょうか?
男の付き合いならお風呂が良いと教本にありましたのに。いきなり「変態!」と半殺しになるのが分かりません!裸で誘うのが何故、駄目だったのかを知りたいのです!!
あれ、あの、ちょっと、アイ様!!
お待ち下さい!!
な、なんであの、生ゴミを見る目で某を!!
お待ち下さーーーーい!!!!
0
お気に入りに追加
905
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
側妃に追放された王太子
基本二度寝
ファンタジー
「王が倒れた今、私が王の代理を務めます」
正妃は数年前になくなり、側妃の女が現在正妃の代わりを務めていた。
そして、国王が体調不良で倒れた今、側妃は貴族を集めて宣言した。
王の代理が側妃など異例の出来事だ。
「手始めに、正妃の息子、現王太子の婚約破棄と身分の剥奪を命じます」
王太子は息を吐いた。
「それが国のためなら」
貴族も大臣も側妃の手が及んでいる。
無駄に抵抗するよりも、王太子はそれに従うことにした。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
強制力がなくなった世界に残されたものは
りりん
ファンタジー
一人の令嬢が処刑によってこの世を去った
令嬢を虐げていた者達、処刑に狂喜乱舞した者達、そして最愛の娘であったはずの令嬢を冷たく切り捨てた家族達
世界の強制力が解けたその瞬間、その世界はどうなるのか
その世界を狂わせたものは
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
赤ん坊なのに【試練】がいっぱい! 僕は【試練】で大きくなれました
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前はジーニアス
優しい両親のもとで生まれた僕は小さな村で暮らすこととなりました
お父さんは村の村長みたいな立場みたい
お母さんは病弱で家から出れないほど
二人を助けるとともに僕は異世界を楽しんでいきます
ーーーーー
この作品は大変楽しく書けていましたが
49話で終わりとすることにいたしました
完結はさせようと思いましたが次をすぐに書きたい
そんな欲求に屈してしまいましたすみません
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
お花畑な母親が正当な跡取りである兄を差し置いて俺を跡取りにしようとしている。誰か助けて……
karon
ファンタジー
我が家にはおまけがいる。それは俺の兄、しかし兄はすべてに置いて俺に勝っており、俺は凡人以下。兄を差し置いて俺が跡取りになったら俺は詰む。何とかこの状況から逃げ出したい。
嫌われ聖女さんはとうとう怒る〜今更大切にするなんて言われても、もう知らない〜
𝓝𝓞𝓐
ファンタジー
13歳の時に聖女として認定されてから、身を粉にして人々のために頑張り続けたセレスティアさん。どんな人が相手だろうと、死にかけながらも癒し続けた。
だが、その結果は悲惨の一言に尽きた。
「もっと早く癒せよ! このグズが!」
「お前がもっと早く治療しないせいで、後遺症が残った! 死んで詫びろ!」
「お前が呪いを防いでいれば! 私はこんなに醜くならなかったのに! お前も呪われろ!」
また、日々大人も気絶するほどの魔力回復ポーションを飲み続けながら、国中に魔物を弱らせる結界を張っていたのだが……、
「もっと出力を上げんか! 貴様のせいで我が国の騎士が傷付いたではないか! とっとと癒せ! このウスノロが!」
「チッ。あの能無しのせいで……」
頑張っても頑張っても誰にも感謝されず、それどころか罵られるばかり。
もう我慢ならない!
聖女さんは、とうとう怒った。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
転移術士の成り上がり
名無し
ファンタジー
ベテランの転移術士であるシギルは、自分のパーティーをダンジョンから地上に無事帰還させる日々に至上の喜びを得ていた。ところが、あることがきっかけでメンバーから無能の烙印を押され、脱退を迫られる形になる。それがのちに陰謀だと知ったシギルは激怒し、パーティーに対する復讐計画を練って実行に移すことになるのだった。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
勝手に召喚され捨てられた聖女さま。~よっしゃここから本当のセカンドライフの始まりだ!~
楠ノ木雫
ファンタジー
IT企業に勤めていた25歳独身彼氏無しの立花菫は、勝手に異世界に召喚され勝手に聖女として称えられた。確かにステータスには一応〈聖女〉と記されているのだが、しばらくして偽物扱いされ国を追放される。まぁ仕方ない、と森に移り住み神様の助けの元セカンドライフを満喫するのだった。だが、彼女を追いだした国はその日を境に天気が大荒れになり始めていき……
※他の投稿サイトにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる