転生国主興国記

hinomoto

文字の大きさ
上 下
227 / 253
本章

残念、長

しおりを挟む
あとあに点々が着くのは、叫びそう方に違いがある。と、言っても書くと変換では違うので、あになる。そんな事はどうでもいい。

現実を直視出来なくなると、どうでも良い事が頭を過ってそれを考えるのは、混乱すればごく自然な事になる。



「あーー!」



まぁ、ごくたまに二度や三度も叫ぶ者も居るだろうが、それより現実に追いつかない脳がある。

前神龍様から新しい神龍様の情報とかを聞いた事がある。

人種で、エルフ?確かハーフエルフの半端な種だな。赤ちゃんから15年?経ったのか?ワシってそんなに苦しんでた!?いや、待て!だから、ワシの好物を食べ逃したの何回?食えて無いの何回!

ゲシッ!



「黙れ。」



現神龍様が怒っていた。しかも体を蹴られたが物凄く痛い。



「な、何にも言ってませんが。」



泣き真似してみよう!泣いた老人を労るのが若者の務め!これ以上は、

ドゲシッ!



「いたー、いや、痛い!」



激しい痛みがある。人種の子供の蹴り程度に腹が立たないのは、人が虫に乗った感覚に似ている。痛みや触られた感覚がないのと同じのはずが、痛いのだ。



「舐めた考えだな?老人。」



「な、なんの事でしょう。」



馬鹿なー!ワシの考えが読まれた?いや読まれてる?まさか、前神龍様でも出来ない事だ!



「出来ないのではなくて、教え無いだけ。」



「へっ?」



「俺の領域なら心を読む何て簡単なの。普段は領域を作るなんてしないけどね。」



「は、はぁ。」



水竜にしても水龍も水の中で普通に汗をかけるんだな。ナインはそう思った。



「領域は解くか。要らん考えしたら即死OK?」



「おーけー?」



ともかく現神龍様が満足したから良い返答だったようだ。『おーけー』は覚えておくか。



「アイが他の事を指示するからここで待ってな。」



神龍様?あっ!



「えっと、確かこうでしたな。」



長はゆっくりと姿を変える。

光の渦から一人の女体が出てきた。まるで○美○の様な姿で現れた。おっぱいすげー。

スイカいや、大玉?違うな、バルーンだよな。

バルーンがぼいーんでばふーん。



「どうですか、神龍様。」



前神龍様から聞いていた、おっぱいが大きな女性だ。

人間の事が疎いので、前神龍様から戴いた姿を模写したのだがどうだろうか。

と、長は考えていた。

ナインは獣と魔物とアイだけがふれあいだった。

人との出会いは少なく、ましてやアイ以外の裸の女性には免疫はない。初めて美人の女性で裸で胸がデカイのに対処が出来る訳でもなかったのに、その女性が胸を押し付けてきたのだ。



「なっ!」



「此でよろしかったのかの?」



既にナインの頭はおっぱいの谷間に入っており、言葉を出せないでいた。その柔らかいおっぱいの間で、乳圧と重量としっとりと女性ならではの匂いに思考が飛んでいた。



「どうですかな!前神龍様から言い使っていた事を実績しましたぞ!柔らかさと大きさを堪能してくだされ!」



この時の為に長は前神龍様からレクチャーを受けていた。人種との関わりがない為に恥を忍んで前神龍様に聞いたのだが、それはもう、悪のりした前神龍様の推移を超える人を検索し出した答えが○○香なのである。匂いと柔らかさは悪のりの結果だ。

それも布の一枚もなくダイレクトに挟まるのだ。

ナインしね。



「どうですか!どうですか!」



尚、この行動も悪のりの結果である。

AVを見てもないが漫画に有りそうな展開を目指したのだろう。

実際にやられると、乳殺される事だろう。

そこは人を超えたものの特権なのだが、ナインはいまだ特殊思考の海にいた。いるしかなかった。

それはおっぱいだから。

四十路越えの童貞ならではの矜持がある。

大きな胸に挟まりたいのだ!

此処だけは譲れないのだ!

今が一番、ナインは転生してから初めて輝いていた。

リピドーとかは関係なく、海に溺れていたのだ。



だが、何事も始まりがあれば終わりもある。不幸と言うのは幸福の裏返し。



「先ずは前神龍様の言いつけを守れましたかな。あははは、ごふっ!」

すががーん



頭だけを見事に捉えた、幻の左が入った。



「何を楽しんでいるのかしら?」



アイの目は冷酷に殺意ある視線で水龍の長を見下ろしていた。

長も軽いジョークを挟める状態ではなく、一言でも間違えたら終わりと悟りながら、アイと距離を取りながら、



「そそそそ、そんな事はありませんぞ!ワシは前神龍様から言われた事をですな、しとるのです!」



一生懸命になり言い訳をしているが、その胸にはナインがぶら下がっていた。作者も本気で言いたいのは、ナインしね。

男としての夢を体現していたのだ。

普通なら即死な姿ではある。

それと長に抱かれているのだ。齢何千年ものに抱かれている事にナインがどう思うか。。。。



「マスターを離せや!ごぉらぁぁぁあ!」

どごぉぉぉぉおおん!



決して胸に嫉妬しての一撃ではない。多少は力加減を間違えたとしてもナインを守る事に変わりがないからだ。多分。

幻の右を顔面中央に放った後に、ゆっくりと近付きナインを引き離した。

濡れた布を取り出して、ナインの顔から拭いていく。

ナインの煌々とした顔と流れる鼻血に少しムッとしながら手厚く看護している。

決して長を足で踏みながら、地面に埋めているのは胸の大きさではないだろう、か?
しおりを挟む
感想 47

あなたにおすすめの小説

側妃に追放された王太子

基本二度寝
ファンタジー
「王が倒れた今、私が王の代理を務めます」 正妃は数年前になくなり、側妃の女が現在正妃の代わりを務めていた。 そして、国王が体調不良で倒れた今、側妃は貴族を集めて宣言した。 王の代理が側妃など異例の出来事だ。 「手始めに、正妃の息子、現王太子の婚約破棄と身分の剥奪を命じます」 王太子は息を吐いた。 「それが国のためなら」 貴族も大臣も側妃の手が及んでいる。 無駄に抵抗するよりも、王太子はそれに従うことにした。

もしかして寝てる間にざまぁしました?

ぴぴみ
ファンタジー
令嬢アリアは気が弱く、何をされても言い返せない。 内気な性格が邪魔をして本来の能力を活かせていなかった。 しかし、ある時から状況は一変する。彼女を馬鹿にし嘲笑っていた人間が怯えたように見てくるのだ。 私、寝てる間に何かしました?

強制力がなくなった世界に残されたものは

りりん
ファンタジー
一人の令嬢が処刑によってこの世を去った 令嬢を虐げていた者達、処刑に狂喜乱舞した者達、そして最愛の娘であったはずの令嬢を冷たく切り捨てた家族達 世界の強制力が解けたその瞬間、その世界はどうなるのか その世界を狂わせたものは

パーティを追い出されましたがむしろ好都合です!

八神 凪
ファンタジー
勇者パーティに属するルーナ(17)は悩んでいた。 補助魔法が使える前衛としてスカウトされたものの、勇者はドスケベ、取り巻く女の子達は勇者大好きという辟易するパーティだった。 しかも勇者はルーナにモーションをかけるため、パーティ内の女の子からは嫉妬の雨・・・。 そんな中「貴女は役に立たないから出て行け」と一方的に女の子達から追放を言い渡されたルーナはいい笑顔で答えるのだった。 「ホントに!? 今までお世話しました! それじゃあ!」  ルーナの旅は始まったばかり!  第11回ファンタジー大賞エントリーしてました!

赤ん坊なのに【試練】がいっぱい! 僕は【試練】で大きくなれました

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前はジーニアス 優しい両親のもとで生まれた僕は小さな村で暮らすこととなりました お父さんは村の村長みたいな立場みたい お母さんは病弱で家から出れないほど 二人を助けるとともに僕は異世界を楽しんでいきます ーーーーー この作品は大変楽しく書けていましたが 49話で終わりとすることにいたしました 完結はさせようと思いましたが次をすぐに書きたい そんな欲求に屈してしまいましたすみません

勝手に召喚され捨てられた聖女さま。~よっしゃここから本当のセカンドライフの始まりだ!~

楠ノ木雫
ファンタジー
 IT企業に勤めていた25歳独身彼氏無しの立花菫は、勝手に異世界に召喚され勝手に聖女として称えられた。確かにステータスには一応〈聖女〉と記されているのだが、しばらくして偽物扱いされ国を追放される。まぁ仕方ない、と森に移り住み神様の助けの元セカンドライフを満喫するのだった。だが、彼女を追いだした国はその日を境に天気が大荒れになり始めていき…… ※他の投稿サイトにも掲載しています。

嫌われ聖女さんはとうとう怒る〜今更大切にするなんて言われても、もう知らない〜

𝓝𝓞𝓐
ファンタジー
13歳の時に聖女として認定されてから、身を粉にして人々のために頑張り続けたセレスティアさん。どんな人が相手だろうと、死にかけながらも癒し続けた。 だが、その結果は悲惨の一言に尽きた。 「もっと早く癒せよ! このグズが!」 「お前がもっと早く治療しないせいで、後遺症が残った! 死んで詫びろ!」 「お前が呪いを防いでいれば! 私はこんなに醜くならなかったのに! お前も呪われろ!」 また、日々大人も気絶するほどの魔力回復ポーションを飲み続けながら、国中に魔物を弱らせる結界を張っていたのだが……、 「もっと出力を上げんか! 貴様のせいで我が国の騎士が傷付いたではないか! とっとと癒せ! このウスノロが!」 「チッ。あの能無しのせいで……」 頑張っても頑張っても誰にも感謝されず、それどころか罵られるばかり。 もう我慢ならない! 聖女さんは、とうとう怒った。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

処理中です...