転生国主興国記

hinomoto

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本章

びしばし

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イルミナ神国の神都は滅びた。
イルミナ教事態が改宗したのだから、信者が残る事も無いように潰したのだから。
特に信徒達に天使が姿を現して、改宗を進めるのだから残る人の方がいない。
疑っても本物だから、大抵の望みも叶う。
欲をかきすぎた輩は、死へと誘われたようだが。
元神都ではその外観は残されたまま草臥れてしまっている。盛者必衰の理をあらわす様な事で、名声も栄誉も無くなり、人が居なくなってから、ナインの改修工事が入ったのだ。学園事態は発展してるが、ゴーストタウンを残すのも嫌である。そこで壊すよりも、観光都市としてのリニューアル計画を打ち立てたのだ。都市を盛大に使って、外国からの外貨獲得の為の都市を目指したのだ。
遊ぶ感覚や習慣が少ないので、商人や貴族相手になるが、角度を変えれば商売に繋がるのだ。
学園も既に学園都市となり学校も、武芸、魔法、道具、薬学、建築、農業、畜産や他と多数の学科に別れ、専門とそれを繋ぐ機関が独自に出来ており、文化の発展になっている。
西の獣国、東の翠国と云えば良いだろうか。
恐ろしい程の発展された国となっているのだ。
先に名前が出たが、元イルミナ神国、元イグミサル皇国、元サラニ砂漠が合併して翠国となっていた。
首都はグリーンシティ、規模も獣国と変わらないので他の国は戦々恐々である。国力、戦力、技術力で二大大国に勝てないのは分かっているので、和平の模索に必死な諸外国である。
問題は他にもあって、信仰が一番の課題である。
龍神教信仰が盛んなのが翠国で、諸外国でもイルミナ教から改宗したりで、大陸の45%が入信している。
対して龍神及び神獣信仰が盛んなのが獣国だ。大陸の30%が入っている。二大信仰も2国間で大きく取り扱っている。
製造もほぼ同率ではあるが、翠国の方が観光が特化していた。
大国が二つ。
間に有る国々はどちらの勢力に着くか、あるいは中立を保つのかで右往左往していた。
この混乱が収まるのに十年の時が必要になる。
第一に両大国が争うがない。第二に両大国は同盟関係を結ばない。第三に両大国間で話し合いをしなかった事と情報の取得が不可能と云うことが、各国に動揺と混乱を与えていた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


獣国ムソニー王と翠国ガオン首相の会談が、〃村〃で一回目が行われていた。
と言ってもアイに呼びつけられて二人は怒られていたからだ。
低脳な発言を聞きつけての怒りからで、アイからこってりと絞られる事になる。

と言うのも、人は日々神を信じている人は少ない。
そこまでは良い、しかし悪い事があると全て龍神のせいにして罵詈雑言を言うのだ。
アイは機体にて情報収集をしている時にかなりの不満を聞いていたからだ。ガオンはムソニーの怒られる意味を知るために連れて来られたのだ。
ガオンは獣国の駄目な点は理解した。
強大な力に従っている内は良いが、それに安堵し他者を貶めて次第に強大な力を自分の物の如くにして、強大な力を嘲笑う事だ。
それが元から目に見えない存在で信仰のみの存在なら、何をしようと問題はない、しかし、ナインは居てナインの力を知ってやるなら話は違う。
そして、アイことサポートAIだった存在もいた。
アイの心と精神がサポートとして優秀であったが、AIとして人格と性別が決まってからは、守る度合いに変化があったとしても不思議ではない。

「あうっん!アイ様お待ち下さい!」

「どら猫がにゃーにゃーと騒いでますね。」

ビシィー。
鞭が床を抉る。
見ているだけで、背筋が伸び微動だに動けない。

「マスターへの侮辱が多いのは貴方の責任。猫になりどら猫迄に落ちぶれるとは、屑猫。」

ビシィー!
「はひぃぃぃい!」

理解ではない、此れは本当の死も辞さないのだ。
私もこの先にいや、首相の冠を頂く者に同様の諫める為に後世に残す為にもこの事は記憶しなければならない。

ビシュー、ビシィー、ビシィー。

じ、地面だけでなく空間も削れとるだと!!
ガオンの側が抉り取られる。
死なない最小で玩ばれているのだ。
ライオンの獣人らしいが、その強さや態度でもない。
感じたのは王や首相なぞ程度が低い者で本当の上にあっさりとしばかれるのだとつくづく理解しました。
城の一角が潰れても、程度が低いのですね。
アイ様。
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