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本章
ダレデスデレ
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「マスター、あーん♪」
「あーん。」
「はい♪」
もぐもぐ、ごっくん。
「お、美味しいよ。」ニコッ
「キャ!」
うん、アイさんに何があったのだろう?
かなり焦ってしまうが、今も状況が分からない。
あの晩にアイさんが戻ってから、俺には何もさせないのよね。
トイレだけは一人になれるけど、他はアイが介護してくれるのよ。
五体満足に動くのですけど、幼児の様に扱われております。
遠征隊も学園の事もアイの新たな部隊ワルキューレによって、応援と指導と奴隷達の監視等を行っているとか。ありがたいです。
日頃の頑張りからアイさんのしたい事をさしても良いと思ってるのだけど、私をねー。
まぁ、ほっとこうかね。
この間に、久しぶりに魔力を広げてみる。
大陸を惑星を色んな鉱石を他の惑星を久しぶりに見ていた。前と違うのは白黒からカラーになった事だろう。
ある惑星ではオーロラが見れるようだ。
実はこんな素敵な事はないとナインは思っていた。女性の体に抱かれて、星々を見ている状況などは、ないと思う。
多分、此が俺の最上級の幸せなんだろう。
女にモテたことがない人間なんだ。自分のスキルに甘えられるのも良いよな。多分、自分の願望なんだろう。
ナインは自己採点をつけるなら、生前なら80点だろうが、女性に対しては0点である。その生前を引きずって生きているのだから仕方ないのかも知れない。
人は変われる部分もあれば、変わりようがない部分も存在する。他人からすれば出来る事も、当人には出来ないのが事実ですから。
人は変われると云いますが、本質は変わっても根子の部分は変わらないモノです。
「マスター、果物です。」
「あーん。」
一口目のシャリで気がつく。
「梨か。」
「はい♪」
三個も食べれば十分であった。
急にダッコスタイルから膝枕に移行された。
「えっ?」
「眠るのに、こちら方が宜しいかと。」
アイの顔に赤みが帯びている。
「はい。」
目をつぶり、これはアイの機体反応を研究してるのだろ。
と必死に太ももの感触にドキドキしてしまいながら、眠りにつくのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーー
学園の生徒達にワルキューレ部隊は有ること囁いていたのは、今までの事実をより固めた感じになる。
ようは、アイは本格的に布教をしはじめたのだ。
ワルキューレの一体ではなく、複数の部隊にしたのがその為だろう。
複数だから数体ではない。
先ず百体の部隊がでているのだ。
学園と遠征隊なら20体あれば十分なのだが、残りを元砂漠に送り込み次の作戦を整えているのだろう。
それは後日の事になるのだが、イルミナ神国での事になると無茶苦茶な事がされていた。
奴隷を働かせて、生徒にワルキューレ達との地獄の訓練が始まったのだ。
司祭志望や司書志望に関しては、肉体を鍛えなければカスと言い特訓が始まるのだ。
回復魔法を使えるのが、使えるなるようなるのが今までの学園なら、使えて毎回使って何回も出来て当たり前なのが今なのだ。
出来ないのではなく、やるのだ。
無理ではなく、死ぬ気でやるのだ。
しかも、文字通りの通りにやらなくてはいけない。
出来たら、肉体の事を知らなくてはいけない。
それらを学ばせたのだ。
レベルを上げる実地班と基礎を覚える研修班になるのでは無い。
基礎を底上げするブートキャンプ班なのである。
死にそうではなく、文字通り死ぬ手前までやられるのだ。
剣で刺されるのが可愛い事になるほど、腕や足を無くして元通りに治るのだからナインのした仕返し以上の事をされる。
魔力の限界を何度も味わい、無理やり底上げをする。
出来ないのではない、しなくてはいけないのだ。
生きるために、生かす為に行われたのだ。
昼夜問わず。
この事は後の遠征隊で顕著に変わるのだ。
魔物を刈れる司祭、聖女として崇められる事になるのだが、学園生は否定した。
彼等はイルミナを神とする教会を捨て、新たなる信仰を得たのだと、それを神龍様の教会をと。
それはナインに黙って進行してるのため、密かにはせず大々的に布教したのだ。
地方の信仰勢力地図が簡単に変わる事態になってしまうのだ。
教会本部も適当にしていたのに、一ヶ月で焦るのだ。
聖都以外は信仰宗教になってしまうからだ。
しかも、外国でもそうなるのだから何も出来ないのまま、その栄光を跡形も無く消してしまう出来事になる。
人は教義よりも、実践をもって教義を示す方に感銘を受けるのだ。
当たり前の行動こそが実は大切である。
それが大小なく行う事が本当である。
考えて動くのではなく、真心で動く。
人の言う信仰に繋がるのだ。
「可愛い、マスター♪」
「あーん。」
「はい♪」
もぐもぐ、ごっくん。
「お、美味しいよ。」ニコッ
「キャ!」
うん、アイさんに何があったのだろう?
かなり焦ってしまうが、今も状況が分からない。
あの晩にアイさんが戻ってから、俺には何もさせないのよね。
トイレだけは一人になれるけど、他はアイが介護してくれるのよ。
五体満足に動くのですけど、幼児の様に扱われております。
遠征隊も学園の事もアイの新たな部隊ワルキューレによって、応援と指導と奴隷達の監視等を行っているとか。ありがたいです。
日頃の頑張りからアイさんのしたい事をさしても良いと思ってるのだけど、私をねー。
まぁ、ほっとこうかね。
この間に、久しぶりに魔力を広げてみる。
大陸を惑星を色んな鉱石を他の惑星を久しぶりに見ていた。前と違うのは白黒からカラーになった事だろう。
ある惑星ではオーロラが見れるようだ。
実はこんな素敵な事はないとナインは思っていた。女性の体に抱かれて、星々を見ている状況などは、ないと思う。
多分、此が俺の最上級の幸せなんだろう。
女にモテたことがない人間なんだ。自分のスキルに甘えられるのも良いよな。多分、自分の願望なんだろう。
ナインは自己採点をつけるなら、生前なら80点だろうが、女性に対しては0点である。その生前を引きずって生きているのだから仕方ないのかも知れない。
人は変われる部分もあれば、変わりようがない部分も存在する。他人からすれば出来る事も、当人には出来ないのが事実ですから。
人は変われると云いますが、本質は変わっても根子の部分は変わらないモノです。
「マスター、果物です。」
「あーん。」
一口目のシャリで気がつく。
「梨か。」
「はい♪」
三個も食べれば十分であった。
急にダッコスタイルから膝枕に移行された。
「えっ?」
「眠るのに、こちら方が宜しいかと。」
アイの顔に赤みが帯びている。
「はい。」
目をつぶり、これはアイの機体反応を研究してるのだろ。
と必死に太ももの感触にドキドキしてしまいながら、眠りにつくのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーー
学園の生徒達にワルキューレ部隊は有ること囁いていたのは、今までの事実をより固めた感じになる。
ようは、アイは本格的に布教をしはじめたのだ。
ワルキューレの一体ではなく、複数の部隊にしたのがその為だろう。
複数だから数体ではない。
先ず百体の部隊がでているのだ。
学園と遠征隊なら20体あれば十分なのだが、残りを元砂漠に送り込み次の作戦を整えているのだろう。
それは後日の事になるのだが、イルミナ神国での事になると無茶苦茶な事がされていた。
奴隷を働かせて、生徒にワルキューレ達との地獄の訓練が始まったのだ。
司祭志望や司書志望に関しては、肉体を鍛えなければカスと言い特訓が始まるのだ。
回復魔法を使えるのが、使えるなるようなるのが今までの学園なら、使えて毎回使って何回も出来て当たり前なのが今なのだ。
出来ないのではなく、やるのだ。
無理ではなく、死ぬ気でやるのだ。
しかも、文字通りの通りにやらなくてはいけない。
出来たら、肉体の事を知らなくてはいけない。
それらを学ばせたのだ。
レベルを上げる実地班と基礎を覚える研修班になるのでは無い。
基礎を底上げするブートキャンプ班なのである。
死にそうではなく、文字通り死ぬ手前までやられるのだ。
剣で刺されるのが可愛い事になるほど、腕や足を無くして元通りに治るのだからナインのした仕返し以上の事をされる。
魔力の限界を何度も味わい、無理やり底上げをする。
出来ないのではない、しなくてはいけないのだ。
生きるために、生かす為に行われたのだ。
昼夜問わず。
この事は後の遠征隊で顕著に変わるのだ。
魔物を刈れる司祭、聖女として崇められる事になるのだが、学園生は否定した。
彼等はイルミナを神とする教会を捨て、新たなる信仰を得たのだと、それを神龍様の教会をと。
それはナインに黙って進行してるのため、密かにはせず大々的に布教したのだ。
地方の信仰勢力地図が簡単に変わる事態になってしまうのだ。
教会本部も適当にしていたのに、一ヶ月で焦るのだ。
聖都以外は信仰宗教になってしまうからだ。
しかも、外国でもそうなるのだから何も出来ないのまま、その栄光を跡形も無く消してしまう出来事になる。
人は教義よりも、実践をもって教義を示す方に感銘を受けるのだ。
当たり前の行動こそが実は大切である。
それが大小なく行う事が本当である。
考えて動くのではなく、真心で動く。
人の言う信仰に繋がるのだ。
「可愛い、マスター♪」
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