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本章
“かみ”大安売り
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天界の残作業をアイに任せて地上に戻った。
滞った仕事が沢山あるそうで戻るのに時間が掛かるとか。なので一人である。
地上では様変わりした学園がある。
恐怖を知り、自分の罪を知り、新たな神を知る。
アイが居たら、信仰が変わる危険もあるので、これ以上は広めない様にしていた。
とにかく学園の外での奉仕にしても、ただご飯や病人の看護程度の事にしていない。
何故なら学園による魔物討伐隊を結成してレベリングを開始した。
同様に魔力回復薬を大量に精製が出来るようにして、商会にも流した。
その間にマジックポーチを複数渡して討伐を行った。
ナインは魔物と遭遇したら転移して、魔物を倒す事を繰り返した。
攻撃もそのパーティー全員に攻撃さして、止めをパーティー全員で行った。
クラスなんか関係無しで倒しまくり、他の冒険者にダメージを与えていた。
特に地方遠征に力を入れるのだから、学園の生徒の数が極端に居ないのだ。
パリエッタ嬢も遠征に行ってしまい、事後報告を聞いて激怒したのだが、従順だった学園長を始め殆んどの職員迄が頑なに授業の一環で通してしまった。
教皇も怒ったが、聖女の怒りは凄まじかった。
職員と学園長を殴りつけたりと暴力で怒っていた。
地方に行くのは許されたが、魔物退治と聞かされての暴力である。
親としてなら分かるが、名乗れない事での衝動とも捉えられる。
学園側の動きが正常な分、聖女は不信感が募っていた。
討伐隊は15班に分けて別々の行動になる。
学生の討伐なので10人にしたかったが、レベリングに時間は掛けられない。よって15人で一班として15班、計225人も討伐隊として出ていた。
とにかく、討伐が多い場所や人が行かない場所に宛がった。
ダンジョンにもとしたかったが、冒険者の数が多いので止める事にした。
よって通例の聖都のダンジョン探索は取り止めにしてもらった。
初心者の救済も取り止めてたから、パーティーにはベテランが2人と上級生を8人に下級生を5人にしている。ベテランも職員だから費用もかからない。今回が終われば遠征に出た上級生をベテラン枠に入れて、全体的にレベリングをしたいものだ。
なお、このレベリングにはナインが不可欠なのだ。
しかも、討伐先は適当に空いている場所を指定したのではない。
魔物が多い場所を指定していた。
特に14班と15班の場所には未開のダンジョンがある。
此処を占拠すれば、学園生のレベリングが楽に出来るし、地方に奉仕活動を向かえるし増やせる。
奉仕も、介護よりも傷や病気に対して行う為の無償の奉仕をめさしているのだ。
魔物も刈れれば、冒険者ギルドで金銭の供給も出来るし、学園に空いている土地を田畑にして自給自足を確立してしまう方針だ。
なお、この発表は朝の朝礼でナインが言った。
「と、言う分けで地方討伐と長期奉仕活動を張り出しておく。ただし、交代も可能なので君達の自主性に任す。早期に話をして明日までに言うこと。明後日には遠征だ!」
「「「おー!」」」
こうして、学園長や教職員が喋る事無く、盛大な朝礼が終わり、生徒達は張り出されている場所に向かった。もちろん、教職員も着いていった。
お祭り騒ぎの状態のまま遠征隊は出ていった。
次に田畑の開墾だ。
五千ヘクタールの土地を田畑に変える。
山を木を岩を土を、ナインの魔力で瞬時に耕してしまう。
当然、見ていた観客の思考は止まる。
“何がおこったの。”
此れだけが一同の感じた事である。
半分にして麦と稲を半分には作物を植えつける。
後は虫と動物との戦いだ。
田畑班には何を注意すべきかを伝えて任せる。
コロシアムの所が木を植えるのに適していたので、即座に平地にする。果物系は種からしたいが、時間がね。おじさんもやること多いから、実がついてない若木を植樹する。
此処も世話のやり方等を伝えて任せる。
近くの運動場も潰して薬草を栽培させる。回復薬も魔力回復薬も異常回復薬にも役に立つが、基本的に毒草が多いので注意が必要だ。
注意事項を話ながら、基本を話して任せた。
後でガイドラインと注意点を本にして、みんなに配布しておこう。
残った生徒達はそれらに係きりになった。
うーむ、人手が足りないか。
悩みながらも水路を作り、地下水を引き込んだのだ。
魔法を使わずに、大規模な工事を瞬時に完成させて、必要な植物もほぼ成長状態で植えられているのだ。
こうして、ナインは密かに神認定されているのだが、本人は未だに“普通ですよー”を続けていた。
密かな事だが、“地獄の使者”から“神様”となったのはこの日であった。
滞った仕事が沢山あるそうで戻るのに時間が掛かるとか。なので一人である。
地上では様変わりした学園がある。
恐怖を知り、自分の罪を知り、新たな神を知る。
アイが居たら、信仰が変わる危険もあるので、これ以上は広めない様にしていた。
とにかく学園の外での奉仕にしても、ただご飯や病人の看護程度の事にしていない。
何故なら学園による魔物討伐隊を結成してレベリングを開始した。
同様に魔力回復薬を大量に精製が出来るようにして、商会にも流した。
その間にマジックポーチを複数渡して討伐を行った。
ナインは魔物と遭遇したら転移して、魔物を倒す事を繰り返した。
攻撃もそのパーティー全員に攻撃さして、止めをパーティー全員で行った。
クラスなんか関係無しで倒しまくり、他の冒険者にダメージを与えていた。
特に地方遠征に力を入れるのだから、学園の生徒の数が極端に居ないのだ。
パリエッタ嬢も遠征に行ってしまい、事後報告を聞いて激怒したのだが、従順だった学園長を始め殆んどの職員迄が頑なに授業の一環で通してしまった。
教皇も怒ったが、聖女の怒りは凄まじかった。
職員と学園長を殴りつけたりと暴力で怒っていた。
地方に行くのは許されたが、魔物退治と聞かされての暴力である。
親としてなら分かるが、名乗れない事での衝動とも捉えられる。
学園側の動きが正常な分、聖女は不信感が募っていた。
討伐隊は15班に分けて別々の行動になる。
学生の討伐なので10人にしたかったが、レベリングに時間は掛けられない。よって15人で一班として15班、計225人も討伐隊として出ていた。
とにかく、討伐が多い場所や人が行かない場所に宛がった。
ダンジョンにもとしたかったが、冒険者の数が多いので止める事にした。
よって通例の聖都のダンジョン探索は取り止めにしてもらった。
初心者の救済も取り止めてたから、パーティーにはベテランが2人と上級生を8人に下級生を5人にしている。ベテランも職員だから費用もかからない。今回が終われば遠征に出た上級生をベテラン枠に入れて、全体的にレベリングをしたいものだ。
なお、このレベリングにはナインが不可欠なのだ。
しかも、討伐先は適当に空いている場所を指定したのではない。
魔物が多い場所を指定していた。
特に14班と15班の場所には未開のダンジョンがある。
此処を占拠すれば、学園生のレベリングが楽に出来るし、地方に奉仕活動を向かえるし増やせる。
奉仕も、介護よりも傷や病気に対して行う為の無償の奉仕をめさしているのだ。
魔物も刈れれば、冒険者ギルドで金銭の供給も出来るし、学園に空いている土地を田畑にして自給自足を確立してしまう方針だ。
なお、この発表は朝の朝礼でナインが言った。
「と、言う分けで地方討伐と長期奉仕活動を張り出しておく。ただし、交代も可能なので君達の自主性に任す。早期に話をして明日までに言うこと。明後日には遠征だ!」
「「「おー!」」」
こうして、学園長や教職員が喋る事無く、盛大な朝礼が終わり、生徒達は張り出されている場所に向かった。もちろん、教職員も着いていった。
お祭り騒ぎの状態のまま遠征隊は出ていった。
次に田畑の開墾だ。
五千ヘクタールの土地を田畑に変える。
山を木を岩を土を、ナインの魔力で瞬時に耕してしまう。
当然、見ていた観客の思考は止まる。
“何がおこったの。”
此れだけが一同の感じた事である。
半分にして麦と稲を半分には作物を植えつける。
後は虫と動物との戦いだ。
田畑班には何を注意すべきかを伝えて任せる。
コロシアムの所が木を植えるのに適していたので、即座に平地にする。果物系は種からしたいが、時間がね。おじさんもやること多いから、実がついてない若木を植樹する。
此処も世話のやり方等を伝えて任せる。
近くの運動場も潰して薬草を栽培させる。回復薬も魔力回復薬も異常回復薬にも役に立つが、基本的に毒草が多いので注意が必要だ。
注意事項を話ながら、基本を話して任せた。
後でガイドラインと注意点を本にして、みんなに配布しておこう。
残った生徒達はそれらに係きりになった。
うーむ、人手が足りないか。
悩みながらも水路を作り、地下水を引き込んだのだ。
魔法を使わずに、大規模な工事を瞬時に完成させて、必要な植物もほぼ成長状態で植えられているのだ。
こうして、ナインは密かに神認定されているのだが、本人は未だに“普通ですよー”を続けていた。
密かな事だが、“地獄の使者”から“神様”となったのはこの日であった。
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