1 / 5
第一話 勇者、追放される
しおりを挟む
「勇者カナタよ、お前はもう用済みだ。この国から追放する」
御簾越しに、王が言った。
「ちょ……ちょっと待ってください!俺は今起きたばかりで、何が何だか……」
ようやく魔王を倒した……そう思って剣を下ろした瞬間、俺は気を失い……。目が覚めたら、王城の地下の霊安室にいた。
棺桶の並ぶヒヤリとした地下の空気にゾッとしていると、あっという間に王の間に連行され、この仕打ち。あまりの状況に、脳が追いつかない。
「あんた、魔王の討伐で魔力を使い果たして、三年も眠ってたのよ。その間に、状況も変わったわ」
勇者パーティとして一緒に旅をした仲間の一人、エルフのニーナが言った。絹のような金のツインテールを揺らし、腕を組んでこちらを睨みつける。
「……ステータスを見てみて。あんた、『勇者』のスキルを失ってるのよ」
「なんだって!? まさか……」
慌ててステータスをオープンしてみると、確かにスキルの欄が「無し」となっている。
「魔王を倒すための『勇者』ですから、魔王を倒したらお役御免、ということではないですか?」
同じく仲間の一人だったシスター・マリアンヌが、蔑んだ目つきで俺を見つめた。旅をしていた頃と同じ真っ黒な修道服に身を包んでいるが、黒いハンカチで口元を覆っている。
「この国では、赤子ですら持っているスキルが無いなんて……恥ずかしいこと。同じ空気も吸いたくありません」
「マリア……何でそんなことを言うんだ!スキルが無いくらいで……。一緒に旅をした仲間じゃないか!」
ニーナが、やれやれといった様子で肩をすくめる。
「あんたのこと、仲間だと思ったことは一度もないわ。『勇者』だから、仕方なく一緒に着いて行っただけ。それ以外何の取り柄もないあんたが、スキルを失ったら……文字通り、用済みなわけ」
俺の頭に、走馬灯のように旅の思い出が蘇る。
・・・・・
何度も、死にかけた。何度も、仲間に命を救われた。
少ない食べ物を分け合いながら、焚き火を囲んで魔王討伐後の夢を語り合ったこともあった。
マリアは「生まれた村に帰って孤児院を建てたいんです」と、呟いていた。孤児だった自分を育ててくれた村に、恩返しをしたいのだと。
「立派な孤児院が建てられたら、カナタさんも遊びに来てください」
聖母のように微笑んで言った言葉は、嘘だったのか。
膝を抱えて座り込んだニーナは、立てた膝に半分顔を埋めて、小さな声で呟いた。
「私は、お嫁さんに……」
「うん? 誰の?」
「言わせないでよ! 馬鹿!!」
炎に照らされているせいか、真っ赤になった顔でポカポカと殴ってくるニーナの腕を、笑いながら止めたっけ。
僧侶のジンは遺跡巡りに、剣士のガスターは旅人が集まる酒場を開きたいと言っていた。
「ジン、たまには王都に帰って顔を見せてくれよ。お前じゃ研究に没頭しすぎて、遺跡と一体化しかねない」
「……善処しますよ。ガスターが酒場の酒を全部飲み干さないか心配ですから、見張りに帰らなければね」
「なにをー!俺が飲みきれないくらいの大樽で酒を仕入れるから、問題ないはずだ!」
焚き火に照らされたみんなの顔は、眩しくて、希望に溢れていた。
魔王討伐のための寄せ集めのパーティだったけれど、決して……決して、肩書きだけで人を判断するような人達ではなかったはずだ。
信頼……してたのに……。
・・・・・
「……そうだ! ジンやガスターは!? あいつらなら、きっと……!」
「二人とも、あんたの顔も見たくないそうよ。目が覚めたら、一刻も早く追放してくれって言ってたわ」
「そんな……そんなはずは……」
「カナタよ。国民には、勇者は魔王と相打ちになり、死んだと告げてある。立派な銅像も立ててやったのだ……これで満足だろう?」
王がそう言うと、俺の足元に麻袋がドチャリと投げ置かれた。開かれた袋の口から、金貨が数枚こぼれ落ちる。
「国には、お前を信奉する国民も多くいる。今更戻られて、クーデターの火種となっても困るのだ。今後一切、この国の土を踏まないでくれ」
「そんな……。俺は、この国を……愛する国民を守る為に戦ったのです。その結果が、これですか……」
震える声でそう言っても、王は何の反応も示さない。
「ニーナ……マリア……」
ふらつく足で縋ろうと近づくと、ニーナは靴の底で俺を蹴り飛ばした。
「近寄らないでよ、気持ち悪い!あんたの士気を上げる為に恋人ごっこする時、ほんっと最悪の気分だったわ」
「ニーナ……」
「分かったら、早く出て行ってください。くれぐれも、帰って来ないでくださいね。察知魔法をかけておきますから……国境に踏み入れたら最後、命はないものと思ってください」
マリアが俺の額に手をかざすと、目の前に魔法陣が現れる。涙でぼやけた視界では、それが何を表す魔法か分からなかった。
・・・・・
王の間で拘束の上目隠しをされ、俺は隣国の城壁の前に捨て置かれた。砂埃が口と目に入り、思わず咳き込む。あまりに無様な姿に、涙が流れ落ちた。
俺を馬車から投げ捨てた大柄な男が、御者台に戻ってこちらを見つめている。全身黒い服に身を包み顔も布で覆っているが、その屈強な体つきには見覚えがあった。
「ガスター……なのか?」
「……達者でな、カナタ」
男はそれだけ呟くと、馬に鞭を入れてその場から離れて行った。
御簾越しに、王が言った。
「ちょ……ちょっと待ってください!俺は今起きたばかりで、何が何だか……」
ようやく魔王を倒した……そう思って剣を下ろした瞬間、俺は気を失い……。目が覚めたら、王城の地下の霊安室にいた。
棺桶の並ぶヒヤリとした地下の空気にゾッとしていると、あっという間に王の間に連行され、この仕打ち。あまりの状況に、脳が追いつかない。
「あんた、魔王の討伐で魔力を使い果たして、三年も眠ってたのよ。その間に、状況も変わったわ」
勇者パーティとして一緒に旅をした仲間の一人、エルフのニーナが言った。絹のような金のツインテールを揺らし、腕を組んでこちらを睨みつける。
「……ステータスを見てみて。あんた、『勇者』のスキルを失ってるのよ」
「なんだって!? まさか……」
慌ててステータスをオープンしてみると、確かにスキルの欄が「無し」となっている。
「魔王を倒すための『勇者』ですから、魔王を倒したらお役御免、ということではないですか?」
同じく仲間の一人だったシスター・マリアンヌが、蔑んだ目つきで俺を見つめた。旅をしていた頃と同じ真っ黒な修道服に身を包んでいるが、黒いハンカチで口元を覆っている。
「この国では、赤子ですら持っているスキルが無いなんて……恥ずかしいこと。同じ空気も吸いたくありません」
「マリア……何でそんなことを言うんだ!スキルが無いくらいで……。一緒に旅をした仲間じゃないか!」
ニーナが、やれやれといった様子で肩をすくめる。
「あんたのこと、仲間だと思ったことは一度もないわ。『勇者』だから、仕方なく一緒に着いて行っただけ。それ以外何の取り柄もないあんたが、スキルを失ったら……文字通り、用済みなわけ」
俺の頭に、走馬灯のように旅の思い出が蘇る。
・・・・・
何度も、死にかけた。何度も、仲間に命を救われた。
少ない食べ物を分け合いながら、焚き火を囲んで魔王討伐後の夢を語り合ったこともあった。
マリアは「生まれた村に帰って孤児院を建てたいんです」と、呟いていた。孤児だった自分を育ててくれた村に、恩返しをしたいのだと。
「立派な孤児院が建てられたら、カナタさんも遊びに来てください」
聖母のように微笑んで言った言葉は、嘘だったのか。
膝を抱えて座り込んだニーナは、立てた膝に半分顔を埋めて、小さな声で呟いた。
「私は、お嫁さんに……」
「うん? 誰の?」
「言わせないでよ! 馬鹿!!」
炎に照らされているせいか、真っ赤になった顔でポカポカと殴ってくるニーナの腕を、笑いながら止めたっけ。
僧侶のジンは遺跡巡りに、剣士のガスターは旅人が集まる酒場を開きたいと言っていた。
「ジン、たまには王都に帰って顔を見せてくれよ。お前じゃ研究に没頭しすぎて、遺跡と一体化しかねない」
「……善処しますよ。ガスターが酒場の酒を全部飲み干さないか心配ですから、見張りに帰らなければね」
「なにをー!俺が飲みきれないくらいの大樽で酒を仕入れるから、問題ないはずだ!」
焚き火に照らされたみんなの顔は、眩しくて、希望に溢れていた。
魔王討伐のための寄せ集めのパーティだったけれど、決して……決して、肩書きだけで人を判断するような人達ではなかったはずだ。
信頼……してたのに……。
・・・・・
「……そうだ! ジンやガスターは!? あいつらなら、きっと……!」
「二人とも、あんたの顔も見たくないそうよ。目が覚めたら、一刻も早く追放してくれって言ってたわ」
「そんな……そんなはずは……」
「カナタよ。国民には、勇者は魔王と相打ちになり、死んだと告げてある。立派な銅像も立ててやったのだ……これで満足だろう?」
王がそう言うと、俺の足元に麻袋がドチャリと投げ置かれた。開かれた袋の口から、金貨が数枚こぼれ落ちる。
「国には、お前を信奉する国民も多くいる。今更戻られて、クーデターの火種となっても困るのだ。今後一切、この国の土を踏まないでくれ」
「そんな……。俺は、この国を……愛する国民を守る為に戦ったのです。その結果が、これですか……」
震える声でそう言っても、王は何の反応も示さない。
「ニーナ……マリア……」
ふらつく足で縋ろうと近づくと、ニーナは靴の底で俺を蹴り飛ばした。
「近寄らないでよ、気持ち悪い!あんたの士気を上げる為に恋人ごっこする時、ほんっと最悪の気分だったわ」
「ニーナ……」
「分かったら、早く出て行ってください。くれぐれも、帰って来ないでくださいね。察知魔法をかけておきますから……国境に踏み入れたら最後、命はないものと思ってください」
マリアが俺の額に手をかざすと、目の前に魔法陣が現れる。涙でぼやけた視界では、それが何を表す魔法か分からなかった。
・・・・・
王の間で拘束の上目隠しをされ、俺は隣国の城壁の前に捨て置かれた。砂埃が口と目に入り、思わず咳き込む。あまりに無様な姿に、涙が流れ落ちた。
俺を馬車から投げ捨てた大柄な男が、御者台に戻ってこちらを見つめている。全身黒い服に身を包み顔も布で覆っているが、その屈強な体つきには見覚えがあった。
「ガスター……なのか?」
「……達者でな、カナタ」
男はそれだけ呟くと、馬に鞭を入れてその場から離れて行った。
224
お気に入りに追加
163
あなたにおすすめの小説

弟のお前は無能だからと勇者な兄にパーティを追い出されました。実は俺のおかげで勇者だったんですけどね
カッパ
ファンタジー
兄は知らない、俺を無能だと馬鹿にしあざ笑う兄は真実を知らない。
本当の無能は兄であることを。実は俺の能力で勇者たりえたことを。
俺の能力は、自分を守ってくれる勇者を生み出すもの。
どれだけ無能であっても、俺が勇者に選んだ者は途端に有能な勇者になるのだ。
だがそれを知らない兄は俺をお荷物と追い出した。
ならば俺も兄は不要の存在となるので、勇者の任を解いてしまおう。
かくして勇者では無くなった兄は無能へと逆戻り。
当然のようにパーティは壊滅状態。
戻ってきてほしいだって?馬鹿を言うんじゃない。
俺を追放したことを後悔しても、もう遅いんだよ!
===
【第16回ファンタジー小説大賞】にて一次選考通過の[奨励賞]いただきました

自分が作ったSSSランクパーティから追放されたおっさんは、自分の幸せを求めて彷徨い歩く。〜十数年酷使した体は最強になっていたようです〜
ねっとり
ファンタジー
世界一強いと言われているSSSランクの冒険者パーティ。
その一員であるケイド。
スーパーサブとしてずっと同行していたが、パーティメンバーからはただのパシリとして使われていた。
戦闘は役立たず。荷物持ちにしかならないお荷物だと。
それでも彼はこのパーティでやって来ていた。
彼がスカウトしたメンバーと一緒に冒険をしたかったからだ。
ある日仲間のミスをケイドのせいにされ、そのままパーティを追い出される。
途方にくれ、なんの目的も持たずにふらふらする日々。
だが、彼自身が気付いていない能力があった。
ずっと荷物持ちやパシリをして来たケイドは、筋力も敏捷も凄まじく成長していた。
その事実をとあるきっかけで知り、喜んだ。
自分は戦闘もできる。
もう荷物持ちだけではないのだと。
見捨てられたパーティがどうなろうと知ったこっちゃない。
むしろもう自分を卑下する必要もない。
我慢しなくていいのだ。
ケイドは自分の幸せを探すために旅へと出る。
※小説家になろう様でも連載中

転生者は力を隠して荷役をしていたが、勇者パーティーに裏切られて生贄にされる。
克全
ファンタジー
第6回カクヨムWeb小説コンテスト中間選考通過作
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門日間ランキング51位
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門週間ランキング52位

屋台飯! いらない子認定されたので、旅に出たいと思います。
彩世幻夜
ファンタジー
母が死にました。
父が連れてきた継母と異母弟に家を追い出されました。
わー、凄いテンプレ展開ですね!
ふふふ、私はこの時を待っていた!
いざ行かん、正義の旅へ!
え? 魔王? 知りませんよ、私は勇者でも聖女でも賢者でもありませんから。
でも……美味しいは正義、ですよね?
2021/02/19 第一部完結
2021/02/21 第二部連載開始
2021/05/05 第二部完結

勝手に召喚され捨てられた聖女さま。~よっしゃここから本当のセカンドライフの始まりだ!~
楠ノ木雫
ファンタジー
IT企業に勤めていた25歳独身彼氏無しの立花菫は、勝手に異世界に召喚され勝手に聖女として称えられた。確かにステータスには一応〈聖女〉と記されているのだが、しばらくして偽物扱いされ国を追放される。まぁ仕方ない、と森に移り住み神様の助けの元セカンドライフを満喫するのだった。だが、彼女を追いだした国はその日を境に天気が大荒れになり始めていき……
※他の投稿サイトにも掲載しています。

スキルが農業と豊穣だったので追放されました~辺境伯令嬢はおひとり様を満喫しています~
白雪の雫
ファンタジー
「アールマティ、当主の名において穀潰しのお前を追放する!」
マッスル王国のストロング辺境伯家は【軍神】【武神】【戦神】【剣聖】【剣豪】といった戦闘に関するスキルを神より授かるからなのか、代々優れた軍人・武人を輩出してきた家柄だ。
そんな家に産まれたからなのか、ストロング家の者は【力こそ正義】と言わんばかりに見事なまでに脳筋思考の持ち主だった。
だが、この世には例外というものがある。
ストロング家の次女であるアールマティだ。
実はアールマティ、日本人として生きていた前世の記憶を持っているのだが、その事を話せば病院に送られてしまうという恐怖があるからなのか誰にも打ち明けていない。
そんなアールマティが授かったスキルは【農業】と【豊穣】
戦いに役に立たないスキルという事で、アールマティは父からストロング家追放を宣告されたのだ。
「仰せのままに」
父の言葉に頭を下げた後、屋敷を出て行こうとしているアールマティを母と兄弟姉妹、そして家令と使用人達までもが嘲笑いながら罵っている。
「食糧と食料って人間の生命活動に置いて一番大事なことなのに・・・」
脳筋に何を言っても無駄だと子供の頃から悟っていたアールマティは他国へと亡命する。
アールマティが森の奥でおひとり様を満喫している頃
ストロング領は大飢饉となっていた。
農業系のゲームをやっていた時に思い付いた話です。
主人公のスキルはゲームがベースになっているので、作物が実るのに時間を要しないし、追放された後は現代的な暮らしをしているという実にご都合主義です。
短い話という理由で色々深く考えた話ではないからツッコミどころ満載です。

凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。

パーティのお荷物と言われて追放されたけど、豪運持ちの俺がいなくなって大丈夫?今更やり直そうと言われても、もふもふ系パーティを作ったから無理!
蒼衣翼
ファンタジー
今年十九歳になった冒険者ラキは、十四歳から既に五年、冒険者として活動している。
ところが、Sランクパーティとなった途端、さほど目立った活躍をしていないお荷物と言われて追放されてしまう。
しかしパーティがSランクに昇格出来たのは、ラキの豪運スキルのおかげだった。
強力なスキルの代償として、口外出来ないというマイナス効果があり、そのせいで、自己弁護の出来ないラキは、裏切られたショックで人間嫌いになってしまう。
そんな彼が出会ったのが、ケモノ族と蔑まれる、狼族の少女ユメだった。
一方、ラキの抜けたパーティはこんなはずでは……という出来事の連続で、崩壊して行くのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる