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森妖種領土編

出会い

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目の前でよく見知った生物の首が綺麗な音を立てて切断され、それを見て近くにいた仲間達が息をのむ声が聞こえる。

「そんな……嘘でしょ」

言葉を発しながら自分が息をしていなかった事を思い出し、少し焦りながら音を立てない様に気をつけつつ深呼吸し、落ち着く為に胸に手を当てながら再び目の前の光景を見た。
川の近くにいるのは二人の亜人種。
川近くにいる少年の黄金がかった髪色は陽の光に浴びてキラリと光っており、近くに控える白銀色の髪の女の子の髪と合わさってどこか神々しさが感じられる。
一見チラリと見てみれば人間の様にも見える彼らだが、高名な画家に書かせたところでその美しさを収めきれないほどの美貌と、髪の隙間からちらりと見える額に小さく生えた角が人では無い事を教えてくれた。

「あれはなんていう種族なの? 私あんなの見た事ない」
「王都には似たような種族が居るとの話は聞きましたが、私も見たことはありません」
「あれは魔法……なのか? 何もしていないのに黒殻鰐ブラッククロコダイルの首が落ちたぞ?」
「違う、会話している声が聞こえるから、多分透明化している人があそこにいる。身長は170後半、数は二人」
「なるほどな、透明化もできるとなりゃあれくらいできるのは納得だわ。獲物は? やっぱりバトルアックスか?」
「分からない。多分剣、、、だけどかなり細長かった」
「なにぃ? 剣だと、どんだけ鋭利な剣で切ったらあそこまで綺麗に切れるんだよ」

仲間の内の一人、エルフであり魔法使いである彼女の声を聞き、それならばと一応の納得を見せる。
ここら一帯はかなりの危険地帯であり、高レベル冒険者でなければそもそも立ち入ることは許されていない。
今日私達がこの森に立ち入るのを許されたのは、彼等が目の前で倒した黒殻鰐ブラッククロコダイルを倒す事で昇格試験に合格する為であり、ここら一帯の土地に関しては全くもって詳しくない。
故に目の前の彼等がこの土地の先住民なのか、はたまた別の地域から来た高レベルな冒険者乃至それに近い実力を持つ人間なのか、それは定かではないがだが強者である事は確かだ。
どうしようかと仲間同士で目を合わせていると、ドポンと重たいものが水に入る音に気を取られ、川の方へと再び目を向けると黒殻鰐ブラッククロコダイルの頭が川を流れて行くところだった。

「なんであんな高級な素材をわざわざ魚の餌に、、? どういうこと?」
「あの程度の素材は要らないってことじゃないか? 襲われたから処理しただけとか、そもそも価値を知らないとかな」
「付いていけばたくさん利益がありそう! このまま追いかけてみようよ! ほらほら歩いて行ってるよ」
「これ以上の距離は近づいちゃダメ。見つかるかもしれない」
「そう? じゃあ気をつけて行こー!」
「静かにしろよバレンだろうが!」

言われて見てみれば確かに彼等は大きな道に出て、真っ直ぐに進んでいた。
その足取りに迷いは無いが、あちらの方角は街も何も無い。
確かあるのは封印された龍の祠だっただろうか。
彼等ならば龍を殺せるのかもしれないが、古くからこの地で名を馳せる龍を襲うとなれば、街にどのような災厄がもたらされるか分かったものでは無い。
もし緊急事態になった際には命懸けでも止めなければと覚悟を決めながら、ゆっくりと彼等の後を追う。
どこからどうみても二人組みにしか見えないが、だが確かに気を張って聞いてみれば小さく話し声が聞こえてくる。
隠れているのはどうやら男二人のようで、男女混合パーティーという珍しい組み合わせの彼等をみて、頭の中で有名冒険者で男女混合パーティーの者達を頭の中で思い出してみる。
だが一つとしてあのような外見に該当するパーティーは無く、頭の片隅に何処かの国の暗部なのでは無いかという突拍子もない説が浮かび上がってきた頃、ふと小さい男の子が足を止めた。
辺りを見回すようにしてふらふらと視線を泳がせ、少し隠れている人物と言葉を交わすと意を決したように彼は大きな声を上げた。

「隠れている人達出てきて、こっちから手は絶対に出さないから!」

両手を上げて無害を主張しながら、彼は大きな声でそう言った。
人間種の中でもかなり古い公共語の発音のようだったが、不思議と意味は理解できた。
言っている相手はもちろん私達だろう。
信頼する仲間がここならば大丈夫と言った距離は、だが真の強者相手には少しばかり足りなかったらしい。
こうなれば正直に体を出して話をしようと足を動かそうとして、ふと体を止める。
本当に彼等は攻撃する気は無いのだろうか、本当に私達は見つかっているのだろうか。
彼等が暗部だったとしたら見つかれば命はないだろう、それに先程までこちらを探しているような様子もなかったのに、いきなり見つかるというのは少しばかり不自然だ。
貴族や遊者などは自然に敏感なのでああいった風に自然に気づくこともあるが、おそらくは冒険者である目の前の彼等がそんな見つけた方をするのはおかしい。
そう思い体を動かせずにいると、不意に視界の一部分が歪んだ。

「こちらも姿は表した。出来れば姿を見せてはくれないだろうか、この場所に来るのは初めてで、少し困っているんだ」

先程まで姿をくらませていたその男は少し笑みを浮かべながら、隣にいる男の剣を抑えつつそう言った。
どこの国の衣服なのか、こんな森の中でどう見ても暑そうに見える衣を身に纏い腰に剣を備えたその男は、こちらの返答を待つようにして笑みを浮かべたまま立っている。

「どうする? 私はリーダーの指示に従うよ」
「姿を出そう。どちらにしろ逃げれそうにないし」

隠れていた林から身体を出し、彼等の前へと姿を出す。
服についている木の葉を手で払いながら彼等の近くへ、剣の届く範囲まで近づくと、少し驚いたような顔を見せる。
人間らしいその表情に少しの安堵感を抱きながら、頭を可能な限り回転させ言葉を選びながら質問を投げかける。

「貴方達は誰? どうしてこの森にいるの?」
「僕達は遠い遠い国から行商をしにやってきた商人です。私は名を菜月、隣にいるのがレイネス、そちらが双子のアルライドとライムです。どうぞお見知り置きを」
「なるほど、、私の名前はラングロイド・ナーセナリーあちらがレオ向こうがマーチ・カード向こうのデカイのがサイランケルス・ローズ『戦乙女バルキュリアの精鋭』というパーティーを組んで活動しています」
「ほう、それは素晴らしい。パーティーを組んでいるという事は冒険者の方々ですかな? 何か依頼を受けてこちらにお越しになられたのでしょうか?」
「先程貴方が倒した魔物を倒すという依頼を受けておりまして、それでこの辺りをぶらぶらとしておりました。いまは先程の魔物が現れるのを待つばかりですね」

目の前の彼、名を菜月というらしい。
聞きなれない名だが異国のものであるのならばそれも仕方のない事だし、それ以外の者達は何と無くではあるが自分達に近い雰囲気を感じる。
おそらくはそう遠くない国から来た者なのだろう。
会話から必要な情報を少しでも多く手に入れるために、失言をしないように気をつけながら最善の言葉を考える。

「そうですか、あの程度の魔物ならばすぐに終わるでしょう。そうそう、良ければ町までの行き方を簡単に教えてはいただけませんか?」
「あの魔物を簡単に、、とはさすがに行きませんね。行き方を教えるのもいいですが、どうでしょうか? 私達を雇って見ませんか、街まで行くなら盗賊対策にも大人数の方が良いでしょう?」

魔物対策、というならば私達の存在は必要ないだろう。
だが盗賊対策だというのなら、人数を集めるだけ集めて損はない。
基本的にこの森には盗賊は出没しないが、それは行商のものならば知らないはずだし、それにもしかすれば襲われるかもしれない。
たとえ盗賊を処理できるだけの実力を持っていても人殺しをするのは嫌なはず、そんな期待も込めての質問に菜月は少し考えたそぶりを見せる。

「なるほど…確かに皆さんが付いてきてくれるというのならば、力強い限りですね。ですが本来の依頼の方はよろしいので?」
「さすがにギルドからの依頼を無視するのは不味くない? リーダーの気持ちは分かるしやりたいことも分かるけど、さすがにギルドの依頼は…」
「確かに。では報酬として先程の魔物の死体を頂けませんか? 私達でも勝てますが、少々時間がかかりますので」

依頼を他人に手伝ってもらうのは、昇格試験においてはギルドから除名される可能性すらあるかなり危ない行為だ。
だがそれは自分と同じ、もしくは自分より高位の冒険者パーティーからの支援、もしくは自分より下のギルド二パーティー以上の場合のみの話であり今回の条件には該当しない。
菜月と呼ばれる彼は行商人だと言っているが、首からは商人ギルドでも冒険者ギルドのものでもない十字架のようなネックレスを付けており、何かのギルドに入っているとは到底思えない。

(西の整合教会か東の聖界司会のどちらかの執行人か、何かは分からないが付いていけばかなりの利益が見込めそうだ)

頭の中でそろばんを弾き、手に入れられる資材の総量を頭の中で数えていく。
得られる金銭は今負おうとしているデメリットよりも確実に大きく、付いていく価値は十二分にある。
数日か数十日か、彼等がこの近隣の場所に滞在する期間が長ければ長いほどに、手に入れられる利益は大きくなる。
その為に分かりやすい形で交渉を重ね、こちら側のことを信頼できる人間だと思わせる必要があるのだ。

「あのワニ程度ならば別に構いませんが、、少し待っていてくださいね」

そういうと彼は川の方へと無造作に歩いていく。
その姿には武人のような風格はなく、先程の黒殻鰐ブラッククロコダイルを倒す場面を見ていなければ、所詮は商人かと馬鹿にしていたかもしれない。
ふと光の粒子の様なものが彼の手の中に集まっていき、抜き身の剣が現れる。
それは剣というには少々特徴的な造形をしており、一番見た目が近い武器はサーベルだろうか。
左手にサーベル、右手に小さな袋を持った菜月は川の中にその袋の中身を無造作に投げ入れる。
少し。ほんの少しだが漏れ出た中身は何かの粉のように見えたので、おそらくは何か魔物を引き寄せる様な効果を持つ粉を散布したのだろう。
ふと注意しながら水面を眺めていると、黒い鱗が水面に見えた。
その特徴的な色合いと十メートル近い体躯、間違いなく黒殻鰐ブラッククロコダイルだ。
たとえ高ランクな冒険者であろうとその外皮を切ることはかなりの労力を必要とされ、ギルドの討伐模範が口の中に爆薬を投入することを推奨しているあたりからもいかにその外皮が硬いのかがよく分かる。

「スキル発動〈神域〉〈鋭刃〉」
「ギルマス頑張れ~!」

強敵と戦う前の様な雰囲気を感じさせず、まるでそこらに居る獣でも相手にするかの様な空気を持ちながら、菜月は川辺で深く腰を下ろした。
鰐の大きな口が菜月の身体を食う為に大きく開かれ、そして先程よりも綺麗な断面で振り下ろす刃の姿すら見えないほどの速度で、いつのまにか振り下ろされた武器により鰐はその命を呆気なく終える。
圧倒的な力量を持つ者のみが許された余裕と、そこから来る安定した勝利。
力の差を感じながらも鰐の頭を引きずりながらこちらへとやってくる菜月に向かって、感謝の言葉を投げかける。

「お疲れ様でした。さすがの実力ですね」
「いえいえ、私などたかが知れていますよ。仲間達の方が僕の数十倍は強いですから」
「そう褒めないでよ菜月。照れるじゃん」
「雷蔵さんならこの程度の魔物、剣気だけで倒せそうだし、僕なんかまだまだだって再確認させられるよ」
「あの人基準に考えるとねー。七具使ってなくても古龍くらいなら片手で捻り潰しそうだし」
「さすがに雷蔵さんでもそれは…できないはず?」
「こ、古龍を倒したどころか余裕で倒せるみたいな感じで言ってるけど、あの人達本当にヤバい人達じゃないの?」
「見栄を張っているだけだろう…多分」
「でもあれより数十倍強い人がいる事は確実なんだよ?」
「あんまり言うな。考えたくない」

目の前の彼よりも数十倍強いと言われる様な存在がいるわけ無いだろうとは思いたいが、とはいえ古龍を倒せるなどと言われればそれも信じざるおえない。
古龍狩りなどここ数百年人類史の中で行なった人間は二、三人。
その内一人は既に亡くなっており、今生きている二人も王国と共和国で戦士長をしているとの噂がある。
つまりはその仲間も亜人種なのだろう。
亜人種がここまで力をつけている事を上に報告すべきなのか、目の前にいるそれが実は今まで封印されていた危ない生き物なのか、考えることはいくらでもあった。
だがとりあえずは彼等を街まで案内し、恩を売るのが先決だ。

「ええっと、街まで行くのなら向こう側に直進すれば一番早いんですけど、一旦後ろに戻ってから行かないと、ここら辺は蔦とか毒虫が多いので少し厳しいですね」
「なるほど、やはり森だとそう言う障害も出てくるのは、仕方のないことですもんね。とはいえ我等も行商を生業とする人間、その程度は対処するすべを持っていますよ」

そう言うと彼の手の中には、いつのまにか小さな指輪が八つ現れていた。
行商人と言うよりやってる事は完全にマジシャンのそれだ。
その指輪を自分の指にはめ自分の仲間たちにも一つづつ渡すと、菜月はナーセナリーの方へと近づいていく。

「これをどうぞ、移動阻害完全防御と毒無効の効果がある指輪です。安物ですがそれなりに効果はありますよ」
「い、移動阻害完全防御とは何でしょうか?」
「すいません私達の地域の言葉なので分かりづらかったですね。要は移動するのに邪魔なものをどけてくれます、あとその指輪に深い意味は無いのでそう言ったのはお気になさらず」
「それはもちろん分かっておりますとも。ありがとうございます」

半信半疑ではあるが指に輪を通し、効果を確かめる為に林の中へと恐る恐る足を踏み入れてみる。
すると木に引っかかっていた蔦がまるで意識でも持っているかの様に一人でに動き出し、身体を避ける様にして別の場所へと移っていく。
足元に生い茂っていた草木は通ろうとした部分が歩きやすい様に自ら倒れ、棘の生えた花は自らの棘を身体の中へと引っ込めていた。 
あまりの便利な道具に驚きの声が漏れそうになるが、とはいえそんなはしたない真似はできず我慢して前へと進んでいく。

「随分と便利な代物ですね。これならかなりの値段で売れるでしょう?」
「まぁそれなりに、、良ければ一つどうでしょうか?」
「少し待ってくださいね。仲間内で相談いたしますので」
「これ絶対超高額だって、毒無効の効果だけでも良くて白銀貨5枚、それにこの良くわかんない効果もどれくらいまで効果が適用されるのかわからないけど相当な値段にはなりそう」
「だがあれば便利なのは確かだ。移動時間を大幅に短縮できる」
「まぁこれから先は長いので、時間をかけてゆっくりと決めてくださいな」

彼女達が言っている白銀貨とは人類生存圏ならびに人類と貿易をしている一部の亜人種の間で取引される通貨の内の一つであり、元となる硬貨の値段が高ければ高いほどにその通貨の価値も上がる。
白銀貨は一般的に個人が持てる金銭としては最高位の値であり、それが五枚ともなれば豪華な一軒家を建てて、更に家具を揃え美女を囲えるほどの値段だ。
だが彼女達の値段の勘定は、はっきり言ってかなり間違っている。
そもそも菜月は毒無効と言ったが本来の効果は完全無効化であり、更に言ってしまえば移動阻害完全防御の効果は個体だけでなく液体、気体にも及ぶ。
これ一つ持っているだけで、マグマだろうと粘性の液体だろうと、移動を阻害する全てのものを排除することができるのだ。
その価値はもはや大貴族の資産のそれと同等とも言える。
とはいえそんな事は彼女達はしらない。
長い長い旅路の中で、必死に頭を捻らせながらナーセナリー達は自分達の財布と相談するのだった。
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