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幼少期:共和国編 改修中
20〜25階層
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20F
「ナメクジから始まって、虫地獄にゴキブリ溜まり。更に蜂の巣にただただでかい蛙とか、どんだけこのダンジョン嫌がらせ要素盛り沢山なの!? もう家帰りたいんだけど!」
「気持ちは分かるが言うんじゃ無い! 俺だって我慢してんだよ!」
身体中に纏わり付いた糸やら粘液やら唾液を魔法で除去しながら、エルピスは大きい声で騒ぐアウローラに同じくらいの声量で返事する。
邪神の障壁によって粘液は弾く事が出来るが、飲み込まれたりした場合は話は別だ。
もう二度と蛙の腹の中の生暖かさなど感じたくもない。
せめてもう少しこの蟲達を減らしてくれれば、多少なりとも攻略のやる気が出るのに……。
そう思っている間にも、足の間をゴキブリもどきが這っていく。
感覚がマヒしてきたのか、もはやそれを見ても何も思うところはない。
いや、思うところがないというよりは、それをそれと認識する前にエルピスの持つ無意識が自動的に消滅させているから、思えないと言うほうが正しいのだが。
「ーーエルピス。この先になんか扉みたいなのが見える、多分ボスだね」
長い長い通路の先を見据えながら灰猫がそう言うので、嫌々ながら〈神域〉を発動すると、確かに大きな扉があった。
その扉の奥から不意に巨大な生き物が蠢く気配を感じ、中を探ると案の定巨大な蟲が居た。
エリアボスーーいや20階層くらいなら階層主だろうか。
もはや迷宮の階層に対する概念が、自分の中で揺らぎ始めているのをエルピス以下、この場に居る全員が感じ始める。
この迷宮ひょっとして50階層くらいあるんじゃなかろうか。
「あんたよく気配察知系のスキル使えるわね、私絶対に嫌」
「俺だって嫌だけどボスがどんなのか知るには仕方がないじゃないか……」
先程までエルピスが〈神域〉を起動していなかった理由は単純で、この階層で気配察知系技能を使用すると、尋常じゃない程の虫の細かい情報が全て自分の元に飛んでくるからだ。
目で見るよりも細かく、手で触るよりもリアルに虫の情報を受け取るなど虫嫌いからすれば地獄。
平地ならばまだ他の情報で誤魔化すことも出来るが、こんな一本道ではダイレクトに受け取るしかない。
「どうする? もう長居したくないし俺がサクッと倒そうか?」
「うーん、そうね。ちょっとここら辺で戦闘訓練もしておきたいし、危ないと思うまではバックアップお願いしていい?」
「了解した。遥希達はちょっと待っててくれ」
そう言いながら銃を腰に携えたアウローラは、もう目前まで迫って居た扉を押し開ける。
そこまで力を込めて開けた様には見えなかったので、どうやら自動扉に近い仕組みにでもなっているらしい。
そんな事を思いながら扉の奥に進むと、暗かった部屋の灯りが点灯していき部屋の中が見渡せる様になる。
既にどんな姿なのかは把握してはいたが、やはり実際に見ると想像以上にキモイ。
「ーーキシャァァァァァァァ!!」
「うっわ!? キモい!!」
部屋の天井で静かに佇んでこちらを見て居たのは、龍と見間違えるほどの超巨大なカマキリだった。
普通の車なんか比べ物にならない程大きく、鎌だけでエルピスの身長より大きいのでは無いだろうか。
遥希が反射的に叫んでしまったのも仕方ないと思う。
カマキリはどうやら楽しく食事中だったらしく、口の端からなんだか赤い液体がタラタラと垂れて居た。
「ーーふふふっ。此処まで散々あんなグロい昆虫見せつけられて、今更カマキリ如きに驚くとでも?」
「どうしたエラ? なんか雰囲気が…」
「ええそうですよ驚きますとも! 控えめに言って死になさい!! というか死ねぇ!!」
「いやキャラ変わってるけど!?」
周りを見ることもせずに、一心不乱に突撃していくエラの背中を追いかけながらエルピスも剣を抜く。
対して強い相手では無いが、大の虫嫌いであるエラが冷静に戦えると思えない。
それにカマキリと言えば、昆虫の中でもかなり戦闘に特化したタイプだ。
警戒しておいて損はないだろう。
いくら障壁ならなんなりで防げるとはいえ、切り傷は痛いのだ。
〔セラは魔法障壁と、エラに精神安定化の魔法をかけてくれ。アウローラは銃を撃ってカマキリを撹乱、灰猫はアウローラの護衛をしつつ、遊撃の手伝いを頼む〕
〔それは良いけど、この銃カマキリの外皮を貫通しないわよ?〕
アウローラの奪還作戦時に裏で使用されていたらしい戦術魔法という特殊な魔法を通してエルピスは指示を出す。
確かに横目でアウローラの方を確認すると、エルピスお手製のリボルバーから発射されている魔力弾はカマキリの外皮に全て弾かれていた。
適当に作ったものだから仕方ないが、こんなこともあろうかと対策は用意してある。
〔これだと気を引きつける事すらーーっと、出来ないよ?〕
〔セラ、さっきの無しにする代わりに、アウローラに防壁を張れるか?〕
〔中断しなくてもこの程度出来ますよ〕
〔さっすが〕
まるでそれが当然のことであるかのように、セラは魔法を放ちつつアウローラに魔力障壁を貼った。
魔法の三重起動はただでさえ脳の可動域を奪うのに、それに加え魔法でカマキリの気を紛らわせている。
まるで機械の様な精確さで全てをこなしていくその腕前は、さすがと言わざるを得ないだろう。
〔それで魔力障壁は貼ってもらったけど、これどうするの?〕
〔銃の威力を底上げする。リボルバーの側面が、少しデコボコして無いか?〕
〔ええっと…してるわね〕
〔そこに魔力を有るだけ流し込め〕
ーーッと、さすがにこう周りをウロチョロしていれば、カマキリの注意も回ってくるか。
エラは暴走気味にカマキリの脚を切りつけているおかげで、必然的に鎌での攻撃は全て手近な場所にいるエルピスに飛んでくる。
いくらカマキリとはいえ武術が使えるわけでもないのでこの程度かと鎌による攻撃をよけながら少し落胆していると、ようやくアウローラの準備が終わったようだ。
〔できたわよ〕
〔じゃあ後は俺が隙を作るから、その瞬間に撃ち込め〕
〔了解……なんか頭痛いしとっとと終わらせましょう〕
どうやら持っている魔力を全て弾丸に込めたらしく、その所為で多少疲れているようだがしっかりとした返事が返って来たので、特に中断せずそのまま次の行動に移る。
袈裟懸けに振り下ろされたカマキリの鎌をエルピスは素手で掴み、かなり強引ではあるもののその動きを止めた。
その瞬間に銃特有の空気が破裂する音が聞こえ、カマキリの身体に大きな風穴が開く。
しかしアウローラは手を止めず、ただ淡々と第二撃三撃を打ち込んでいった。
どうやら我慢していた様だけれど、アウローラもエラとおなじくらいに虫が駄目らしい。
25F
「ここが25階層か…!」
ダンジョンに入ってから早四日。
下の階層になればなるほど複雑になる通路に多少苦労したが、なんとかここまで来ることができた。
25階層は、24階層までのコケとレンガの空間では無く、不思議な光源が等間隔で浮遊しており、レンガ以外にも石や樹木などが其処ら中に見える。
本当にこの迷宮はどこまで続くんだろうか。
そういいたくなる気もちを抑えて、エルピスはもくもくと奥に向かって進んでいく。
「食料の備蓄は未だ有る?」
「後数週間なら大丈夫だが、それを過ぎると少し厳しいな」
メニューを開いて在庫を確認しながら、残りの日数を大雑把に計算したが、それも〈ガチャ〉を使って食料を得られると考えた上での日数だ。
正直時間的に厳しいものが有るし、とっとと攻略して帰りたい。
「この先に小部屋があるから其処で休むか」
「それがいいわね」
「それがいい」
「そうしてくれ」
まる二日歩き通しはさすがにしんどかった様で、エルピスがそう提案すると直ぐに他のメンバーが賛同し足早に部屋の中へと入る。
この25階層にダンジョン主がいなかった場合、更に深い階層に行かないとダンジョンの主人が居ない可能性が高いので、仮眠も視野に入れてエルピス達は休憩を始めた。
「やっと休めるぅ!」
「あぁもうやだ。戦闘しながらダンジョン駆け下りるとか、久々にやったけど、やっぱしんどいな」
「風呂も入れないし飯食う時間も無かったからな。取り敢えず皆は寝ててくれ」
「ありがと」
アイテムボックスからベットを出してそこら辺に置いて行くと、我先にとばかりにベットの中に潜り込んでいく。
睡眠は必要ないし身体もまだ限界までは程遠いが、心的疲労が多少溜まっていたので横になり天井を眺める。
この世界に来て初めてのダンジョン攻略とはいえ、かなり時間がかかり過ぎている。
ここから先はもう少し早く行動しなければならないだろう。
「まったく…このダンジョンは休む暇もくれないのか?」
部屋の扉がゆっくりと開き、口から冷気を吐き出す四足歩行の昆虫の様な生き物がわらわらとエルピス達が居る小部屋の中に入ってくる。
既に臨戦態勢に入って居るようだし、追い払った所で逃げ出してはくれなさそうだ。
面倒だと思いながら体を起こし、エルピスは戦闘を開始するのだった。
「ナメクジから始まって、虫地獄にゴキブリ溜まり。更に蜂の巣にただただでかい蛙とか、どんだけこのダンジョン嫌がらせ要素盛り沢山なの!? もう家帰りたいんだけど!」
「気持ちは分かるが言うんじゃ無い! 俺だって我慢してんだよ!」
身体中に纏わり付いた糸やら粘液やら唾液を魔法で除去しながら、エルピスは大きい声で騒ぐアウローラに同じくらいの声量で返事する。
邪神の障壁によって粘液は弾く事が出来るが、飲み込まれたりした場合は話は別だ。
もう二度と蛙の腹の中の生暖かさなど感じたくもない。
せめてもう少しこの蟲達を減らしてくれれば、多少なりとも攻略のやる気が出るのに……。
そう思っている間にも、足の間をゴキブリもどきが這っていく。
感覚がマヒしてきたのか、もはやそれを見ても何も思うところはない。
いや、思うところがないというよりは、それをそれと認識する前にエルピスの持つ無意識が自動的に消滅させているから、思えないと言うほうが正しいのだが。
「ーーエルピス。この先になんか扉みたいなのが見える、多分ボスだね」
長い長い通路の先を見据えながら灰猫がそう言うので、嫌々ながら〈神域〉を発動すると、確かに大きな扉があった。
その扉の奥から不意に巨大な生き物が蠢く気配を感じ、中を探ると案の定巨大な蟲が居た。
エリアボスーーいや20階層くらいなら階層主だろうか。
もはや迷宮の階層に対する概念が、自分の中で揺らぎ始めているのをエルピス以下、この場に居る全員が感じ始める。
この迷宮ひょっとして50階層くらいあるんじゃなかろうか。
「あんたよく気配察知系のスキル使えるわね、私絶対に嫌」
「俺だって嫌だけどボスがどんなのか知るには仕方がないじゃないか……」
先程までエルピスが〈神域〉を起動していなかった理由は単純で、この階層で気配察知系技能を使用すると、尋常じゃない程の虫の細かい情報が全て自分の元に飛んでくるからだ。
目で見るよりも細かく、手で触るよりもリアルに虫の情報を受け取るなど虫嫌いからすれば地獄。
平地ならばまだ他の情報で誤魔化すことも出来るが、こんな一本道ではダイレクトに受け取るしかない。
「どうする? もう長居したくないし俺がサクッと倒そうか?」
「うーん、そうね。ちょっとここら辺で戦闘訓練もしておきたいし、危ないと思うまではバックアップお願いしていい?」
「了解した。遥希達はちょっと待っててくれ」
そう言いながら銃を腰に携えたアウローラは、もう目前まで迫って居た扉を押し開ける。
そこまで力を込めて開けた様には見えなかったので、どうやら自動扉に近い仕組みにでもなっているらしい。
そんな事を思いながら扉の奥に進むと、暗かった部屋の灯りが点灯していき部屋の中が見渡せる様になる。
既にどんな姿なのかは把握してはいたが、やはり実際に見ると想像以上にキモイ。
「ーーキシャァァァァァァァ!!」
「うっわ!? キモい!!」
部屋の天井で静かに佇んでこちらを見て居たのは、龍と見間違えるほどの超巨大なカマキリだった。
普通の車なんか比べ物にならない程大きく、鎌だけでエルピスの身長より大きいのでは無いだろうか。
遥希が反射的に叫んでしまったのも仕方ないと思う。
カマキリはどうやら楽しく食事中だったらしく、口の端からなんだか赤い液体がタラタラと垂れて居た。
「ーーふふふっ。此処まで散々あんなグロい昆虫見せつけられて、今更カマキリ如きに驚くとでも?」
「どうしたエラ? なんか雰囲気が…」
「ええそうですよ驚きますとも! 控えめに言って死になさい!! というか死ねぇ!!」
「いやキャラ変わってるけど!?」
周りを見ることもせずに、一心不乱に突撃していくエラの背中を追いかけながらエルピスも剣を抜く。
対して強い相手では無いが、大の虫嫌いであるエラが冷静に戦えると思えない。
それにカマキリと言えば、昆虫の中でもかなり戦闘に特化したタイプだ。
警戒しておいて損はないだろう。
いくら障壁ならなんなりで防げるとはいえ、切り傷は痛いのだ。
〔セラは魔法障壁と、エラに精神安定化の魔法をかけてくれ。アウローラは銃を撃ってカマキリを撹乱、灰猫はアウローラの護衛をしつつ、遊撃の手伝いを頼む〕
〔それは良いけど、この銃カマキリの外皮を貫通しないわよ?〕
アウローラの奪還作戦時に裏で使用されていたらしい戦術魔法という特殊な魔法を通してエルピスは指示を出す。
確かに横目でアウローラの方を確認すると、エルピスお手製のリボルバーから発射されている魔力弾はカマキリの外皮に全て弾かれていた。
適当に作ったものだから仕方ないが、こんなこともあろうかと対策は用意してある。
〔これだと気を引きつける事すらーーっと、出来ないよ?〕
〔セラ、さっきの無しにする代わりに、アウローラに防壁を張れるか?〕
〔中断しなくてもこの程度出来ますよ〕
〔さっすが〕
まるでそれが当然のことであるかのように、セラは魔法を放ちつつアウローラに魔力障壁を貼った。
魔法の三重起動はただでさえ脳の可動域を奪うのに、それに加え魔法でカマキリの気を紛らわせている。
まるで機械の様な精確さで全てをこなしていくその腕前は、さすがと言わざるを得ないだろう。
〔それで魔力障壁は貼ってもらったけど、これどうするの?〕
〔銃の威力を底上げする。リボルバーの側面が、少しデコボコして無いか?〕
〔ええっと…してるわね〕
〔そこに魔力を有るだけ流し込め〕
ーーッと、さすがにこう周りをウロチョロしていれば、カマキリの注意も回ってくるか。
エラは暴走気味にカマキリの脚を切りつけているおかげで、必然的に鎌での攻撃は全て手近な場所にいるエルピスに飛んでくる。
いくらカマキリとはいえ武術が使えるわけでもないのでこの程度かと鎌による攻撃をよけながら少し落胆していると、ようやくアウローラの準備が終わったようだ。
〔できたわよ〕
〔じゃあ後は俺が隙を作るから、その瞬間に撃ち込め〕
〔了解……なんか頭痛いしとっとと終わらせましょう〕
どうやら持っている魔力を全て弾丸に込めたらしく、その所為で多少疲れているようだがしっかりとした返事が返って来たので、特に中断せずそのまま次の行動に移る。
袈裟懸けに振り下ろされたカマキリの鎌をエルピスは素手で掴み、かなり強引ではあるもののその動きを止めた。
その瞬間に銃特有の空気が破裂する音が聞こえ、カマキリの身体に大きな風穴が開く。
しかしアウローラは手を止めず、ただ淡々と第二撃三撃を打ち込んでいった。
どうやら我慢していた様だけれど、アウローラもエラとおなじくらいに虫が駄目らしい。
25F
「ここが25階層か…!」
ダンジョンに入ってから早四日。
下の階層になればなるほど複雑になる通路に多少苦労したが、なんとかここまで来ることができた。
25階層は、24階層までのコケとレンガの空間では無く、不思議な光源が等間隔で浮遊しており、レンガ以外にも石や樹木などが其処ら中に見える。
本当にこの迷宮はどこまで続くんだろうか。
そういいたくなる気もちを抑えて、エルピスはもくもくと奥に向かって進んでいく。
「食料の備蓄は未だ有る?」
「後数週間なら大丈夫だが、それを過ぎると少し厳しいな」
メニューを開いて在庫を確認しながら、残りの日数を大雑把に計算したが、それも〈ガチャ〉を使って食料を得られると考えた上での日数だ。
正直時間的に厳しいものが有るし、とっとと攻略して帰りたい。
「この先に小部屋があるから其処で休むか」
「それがいいわね」
「それがいい」
「そうしてくれ」
まる二日歩き通しはさすがにしんどかった様で、エルピスがそう提案すると直ぐに他のメンバーが賛同し足早に部屋の中へと入る。
この25階層にダンジョン主がいなかった場合、更に深い階層に行かないとダンジョンの主人が居ない可能性が高いので、仮眠も視野に入れてエルピス達は休憩を始めた。
「やっと休めるぅ!」
「あぁもうやだ。戦闘しながらダンジョン駆け下りるとか、久々にやったけど、やっぱしんどいな」
「風呂も入れないし飯食う時間も無かったからな。取り敢えず皆は寝ててくれ」
「ありがと」
アイテムボックスからベットを出してそこら辺に置いて行くと、我先にとばかりにベットの中に潜り込んでいく。
睡眠は必要ないし身体もまだ限界までは程遠いが、心的疲労が多少溜まっていたので横になり天井を眺める。
この世界に来て初めてのダンジョン攻略とはいえ、かなり時間がかかり過ぎている。
ここから先はもう少し早く行動しなければならないだろう。
「まったく…このダンジョンは休む暇もくれないのか?」
部屋の扉がゆっくりと開き、口から冷気を吐き出す四足歩行の昆虫の様な生き物がわらわらとエルピス達が居る小部屋の中に入ってくる。
既に臨戦態勢に入って居るようだし、追い払った所で逃げ出してはくれなさそうだ。
面倒だと思いながら体を起こし、エルピスは戦闘を開始するのだった。
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