白の世界

 千家春樹(15)は、セリを名乗る女性に魅入られ白の世界へとやって来た。
 そこには何もない異次元の空間が広がる――

「ご主人様……まさか……」
「あぁ、わかってる。向こうを向いてる」
「いや、そうじゃなくて……私にこれを着ろと?」
「……嫌ならいいんだが、これから先俺の楽しみはもうないんだ……きっと。この何もない空間で静かに死んでいくんだ……」

真っ白な空間の向こうを眺める春樹。

「はぁ……。わかりました」

 春樹の気持ちを察してか、女性はバニーガールに着替える。

ごくり。

「え、うそ……こんな格好……はぁ」
「もういいかい」
「まだですっ!ちょっと待ってください!」
(しかしこの歳で生のバニーガールを見れるとはついてる。この世界も悪くないのか)そんなことを春樹が思っていると……。

「も、もう大丈夫です……」

 恥ずかしそうな女性の声がする。ドキドキしながら春樹は振り返る。

「!?」

何ということでしょう!その姿は!!

 頭から伸びたうさぎの耳。おしりから突き出たモコモコの白いシッポ。そしてスラッと伸びた足に……大きな胸。

ごくり。

「ちょっ!ちょっと!ご主人様!目がオオカミみたいにっ!!」

逃げ出す女性。追いかける春樹。

「お嬢さんお待ちなさい……」
「いやぁぁぁぁぁ!!」

欲望に飲まれ、性格が崩壊していく春樹。

「あはは!待てぇぇ!あはは!……って!ちょっと待て!」
「え?」

――続きは本編でお楽しみ下さい。(15禁)

異世界雑魚ぴぃ冒険たん制作委員会
2023.11.1公開
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