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墓標――ふたりで謳う終わりの歌

アンフェールと墓標

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 アンフェールはゆっくりと高度を落とし、谷の中心地にふわりと着地した。
 それから身体を低くして、グレンに降りてもらう。
 アンフェールは顔を上げ、グルゥと喉を鳴らす。ここはフェンリルの森と同様に精霊の気配が濃い。神聖な場所なのだ。

『建物もあの頃のままだ……』
「大規模に結界を作っていたんだ。まだ効果を保っているみたい」
『ありがとう、グレン』

 ここは『竜の谷』――アンフェールが治めていた竜の楽園だった。

 現世でも夢に何度も見た、からっぽの、アンフェールの故郷。
 懐かしさで胸が一杯になる。
 何度も出たり戻ったりしていた自由気ままな王様だったけれど、五千年もの間ここで暮らしてきたのだ。

 目の前がぼんやりと光っている。
 光は幻影のように見知った顔になり、アンフェールに優しく笑いかけてくれる。まるで「おかえりなさい」と言うかのように。
 しかしあくまで幻影だ。ふわりふわりと現れては、儚く消えていく。
 そういったものを幻視してしまう位、アンフェールにとって、ここで里のみんなの笑顔を見るのは当たり前だったのだ。

 アンフェールは首をぐるりと回して周囲を見渡す。記憶にある情景と変わった所と言えば中心にある盛り土だった。盛り土の周囲には白い花が咲き乱れている。
 中心には目印のように白い石柱が立てられていた。よく見れば綺麗な彫物がされている。空に昇る竜の姿だ。

 アンフェールは人型にシュルシュルと戻った。そうすると荷物も鞍も地面に落ちた状態で身軽になる。そして裸のまま駆けだした。

 その場に着き、軽く息をついてから両手を石柱に当てて凝視する。
 石柱には竜の姿の他に『空を愛する者たち、ここに眠る』という文字が小さく彫られていた。

「ああ……」

 アンフェールは短く声を漏らし、しゃがみ込んだ。
 ここは、みんなの眠る墓なのだ。
 グレングリーズの手紙にも書かれていた。遺骸を回収できるだけ回収し、竜の谷で埋葬したと。
 彼がこれを作ってくれたのだ。

「大丈夫? アンフェール」

 グレンが声を掛けてくれた。
 振り返れば魔素防護服を既に脱いだグレンが立っていた。
 パサリとマントが掛けらる。裸で走り出したアンフェールを、マントを持って追いかけて来てくれたらしい。

「うん。大丈夫……。ありがとう、グレン」
「マントだけ引っ掴んできてしまったけれど……何も着てないよりはいいと思って」
「そうじゃなくて、これ」

 アンフェールは白い石柱に手を置いた。

「埋葬してくれたんでしょう?」
「ああ。……でもごめんね。回収した魔石は誰のものか分からなくて、共同墓地のようになってしまった」
「そんな。いいよ。こうして綺麗に弔ってくれたのが凄く嬉しい」

 本当に嬉しい。
 グレンは、グレングリーズは、本来アンフェールのするべきだった事をやってのけてしまったのだ。
 小さな巣で産まれた泣き虫赤ちゃんが、子供達を守りながら王の仕事をこなすなど、どれだけ大変だったろうか。アンフェールの番はなんと逞しい雄だったのだろう。

(惚れ直してしまうな)

 アンフェールは立ち上がり、グレンの手を取った。そして石柱の文字の丁度正面に立つ。

「みんな、ただいま帰った。私は小さくなってしまったが竜王アンフェールだ。ただひとりの竜種ではあるが、今も王である。
 隣に立つ、素晴らしい若者が私の番であるグレン――グレングリーズだ。前世も彼が番であった。その時は紹介できず申し訳なかった。長きにわたり独り身であった私を心配した者もいたろう?
 もう、心配はいらぬ。今、私は幸せなのだ」

 そう宣言して、アンフェールはつんと背伸びをした。
 そして奪う様にグレンに口づける。
 とはいえ、触れるだけの誓いの口づけだ。

 みんなに報告したかった。
 最後の竜種は今、幸せの中にいると。

 その時、ざっと風が吹き、足元の白い花びらが舞い上がった。

 バラバラとパズルのごとく埋まる視界。白く、白く。

 ただ一色の白。


 ――『どうか幸せに、我らが王』


 そんな言葉が脳裏に届いたところで、スッと視界は元に戻った。ただ風に惑う花びらがどこか遠くへ飛ばされていく。
 気のせいだろうか。
 幻視だけでなく幻聴も聞こえたのだろうか。

 アンフェールはそれでも良かった。幻視であろうと幻聴であろうと、里の皆にグレンが紹介できたならば。

「アンフェール、みんなに紹介してくれてありがとう」
「うん。みんなずっと心配してくれてたんだ。私、番が見つからないまま老いてしまったから」

 アンフェールの喉がキュッと締まる。声が震える。
 グレンは心配そうな顔をして、ギュッと抱きしめてくれた。
 優しくされるともう駄目だ。鼻がツンとして、目がじわじわと熱を持つ。


 アンフェールは今、幸せだった。一点の曇りもない幸福だった。でも幸せで満たされれば満たされる程どこか影が深くなり、チクチクと胸を刺す痛みも湧いてくる。


 ヴィシュニアで皆に寿がれているから――里でもそう思われていると思い込みたいんじゃないんだろうか。
 だからそういった幻を見たり聴いたりするんじゃないだろうか。
 捕らえられ、地獄の中に置かれた里の者たちが、アンフェールを祝福したいと本当に思うだろうか。恨みながら死んでいった者もいたんじゃないだろうか。


(……私は、幸せになってもいいのだろうか。許されるのだろうか。王の責務を投げ出した私が)



◇◇◇



 アンフェールとグレンはアンフェールの家にやって来た。
 竜体化しても天井が壊れないように作られた家は巨大な神殿と言った方がしっくりくる。家の中で竜体化する事は無かったけれど、万が一を考えてそうしていたのだ。王だったので不測の事態に備える為のものだ。
 建物が大きい分、扉もとても大きい。
 重い扉であっても、竜種であれば難なく開ける。試してもらった所、力持ちのグレンは普通に開けることが出来た。

「ただいま」

 誰もいない自宅だけれど、何となく挨拶をして中に入った。
 物凄い年数放置されていたとはいえ、しっかり『保存プリザーベーション』が掛けられた家は朽ちていないし、精霊の多い場所だけあって綺麗に磨かれている。
 昨日までいた家に帰ってきた気分になる。
 巨大なワンルーム。アンフェールが死んだ時と何も変わらない家だけれど、唯一変わった部分があった。

 奥の、壁だ。


「――あ……」


 そこには仲睦まじく寄り添う、アンフェールとグレングリーズがいた。


 正確には、壁に描かれた絵だ。
 古代竜アンフェールは、竜の谷での最後の時に身体が不自由になってしまっていた。グレングリーズが狩りに出ると、ひとりぼっちで寂しかった。
 その気持ちを慰めるために、アンフェールはベッドサイドの壁にグレングリーズの姿を描いたのだ。


 ――『これは……』

 ――『ふふ、グレングリーズの顔。お前が狩りに出ている間も、お前の顔が見られるから……』

 ――『隣にアンフェールも描いてよ』

 ――『嫌だよ、恥ずかしい。私はお前が見られたら、それでいいもの』


 幻聴のように、あの日のやり取りが蘇ってくる。
 そうだ。アンフェールはグレングリーズの事しか描いていない。なのに隣にアンフェールが増えている。
 しかもそのアンフェールはよく見た姿をしているのだ。

 王城で見た、アンフェールの肖像画だ。

 アンフェールは思い出す。
 金の巻き毛の古代竜アンフェールが、夢見るような顔をして何かにもたれ掛かっている絵だった。肖像画によくある黒に近い背景で、何にもたれ掛かっているかは分からなかった。
 正解はこれだ。
 あれはグレングリーズにもたれ掛かっていたのだ。
 美術倉庫で見た大量の同じ絵も、すべてこの壁の完成された絵画の為の『習作』だったのだ。

(そうか……精神状態が危うい訳ではなかったのだな……。グレングリーズはこの絵を完成させるために、大量の習作を生み出していただけで。
 マイアの言っていた『墓標』はこれか。確かに絵の下に墓らしき石棺がある)

 グレングリーズはアンフェールと同じように、竜生の終わりの時を、番の肖像を描いて過ごしたのだ。
 溜息が出る程、素晴らしい絵だった。
 アンフェールの描いた雄々しいグレングリーズに、グレングリーズの描いた神々しいアンフェールが寄り添っている絵。
 番の絵を番で完成させるなんて洒落ている。その逸話込みで芸術になっている。芸術はエピソードも大事な要素だ。

 絵を眺めるのに集中していたら、いつの間にか隣にグレンが立っていた。

「私の最後の時の直前に完成したんだ。ゆっくり眺めるのは、私も初めて」
「……グレン」
「アンフェールが描いてくれないから私が描いたんだよ。失敗出来ないから、たくさん予行練習したんだ。どうかな? 上手く描けてる?」

 グレンは照れ臭そうに頭を掻いている。
 アンフェールは胸がきゅうと締まる程、切なく、嬉しい気持ちになった。彼が前世、私に対する想いを形にしたのがこれなのだ。

「……ああ。素晴らしい。私が今まで見た中で、一番素晴らしい絵だ」
「よかった」

 グレンはアンフェールの賛辞を聞いて、ホッと息をついている。
 それから心底嬉しそうに笑った。


「描きたかったから描いたんだ。でも、アンフェールに見て貰えないのを残念に思っていたから。……だからこうして、ふたりで眺めることが出来て嬉しい」


 満ち足りた彼の顔を見て、言葉を聞いて、アンフェールは罪悪感でいっぱいになってしまった。
 アンフェールは彼が狩に出るちょっとの時間でも、ひとりぼっちは寂しいと思って絵を描いたのだ。
 四百年以上一人ぼっちで、あれだけの習作をどんな気持ちで描いてたのだと思うと――。

(私は……)

「すまない……グレン」
「どうしたの?」
「お前を……長く孤独にしてしまった」

 アンフェールは力無く俯く。
 グレンはキョトンとしている。なぜ謝られているか分からないのだから当然だ。

「仕方ないよ、寿命だったんだから」
「しかし――」

 アンフェールはグレンの穏やかな声を遮るように、強く否定の言葉を発した。
 そこで一旦言葉を切る。

 一瞬の逡巡。

 これを知られたら、いくら番と言えど嫌な気持ちになるだろうか。裏切られたような悲しい気持ちになるだろうか。
 それでもこの事はきちんと謝らないといけない。ちゃんと向き合わないといけない。でないと後悔の念は、常にアンフェールに付き纏う。
 逃げてはいけない。詰られたら、それも受け取らないといけない。

 アンフェールは強く拳を握った。
 これはアンフェールがきちんと済ませないといけない禊だ。

 アンフェールは決心をして顔をあげた。

「しかし、私はお前に言っていない事がある。私は、あの時寿命を――……いや、共に生きる道があった事を」

 『契合アグリーメント』だ。

 番と命を分け合う術式。彼から命を奪えば、彼の寿命は半分になってしまうけれどそこまで共に生きられた。
 頭でっかちに色々考えず、好きだから、というだけで使ってしまえばよかったのだ。
 王なのに、考え無しだなんて言われる事も無かったろう。もう、種の滅びは決まったも同然だった。終わってしまうなら、好き勝手すればよかったのだ。

 そうする事によって得られたものは、きっと沢山あったろう。
 彼だけじゃない。子供達にだって。
 今世知った様々な事で、悔いはより増したのだ。

「知っている」
「え……」

 アンフェールは呆気にとられた。目を見開き、ただ彼を見つめる。
 知っていると、グレンは何でもない事のように普通に言ったのだ。

「マイアに聞いて全部知っている、アンフェール。いいんだ。はそれを知っていて、貴方の死を受け入れていた」

 グレンはアンフェールを抱き寄せ、落ち着かせるように背中をポンポンしてくれた。
 優しい仕草だった。
 ポンポンされる度に、アンフェールの中に沈殿していた、後悔や罪悪感が浮き上がって来て、目からポロポロと落ちていく。

「私は……お前を置いていったんだぞ……番だと聞いていたのに。知っていて酷い事をした」
「うん、そうだね」
「寂しかっただろう。お前は赤ちゃんだったのに」
「ああ。寂しかった。寂しくて堪らなかった」
「どうして――……」

 グレンはどうして詰ってくれないのだろう。どうして優しく抱き締めてくれるんだろう。
 このまま許されてしまっていいのだろうか。何の断罪も無しに。

「どうして……責めてくれないんだ」
「そうされたいの? ううん、でも、責める言葉も出てこないんだ」

 顔をあげれば滲んだ視界の先で、グレンが困ったような顔をしてこちらを見ていた。

「ただ会いたかった気持ちしか無かったし、今はこうして側にいるし、それに――」

 グレンはそこで一旦言葉を切って、アンフェールの頬を指で撫でてくれた。涙を拭いてくれた。

「貴方が幸せでないと、俺は幸せになれないんだ」

 グレンの声は穏やかで、何のわだかまりも無いように澄んでいた。
 
「あ……あ……」

 アンフェールは声を震わせてしゃくり上げる。
 拭いてくれた涙の線に、また滂沱の涙が落ちていく。グレンの顔がぼんやりして見えなくなる程に零れて、零れて止まらない。

「ずっと……ずっとグレングリーズに謝りたかったんだ」
「うん」
「わたし、ひどいこと、したって、ごめんなさいって」
「そうか」

 グレンはアンフェールの頭を、よしよしするように撫でてくれた。

「辛かったね」
「うう~~~~……」

 アンフェールはグレンにしがみ付いて泣きじゃくった。
 泣き虫なのはグレンで、慰めるのはアンフェールの役割だったのに。
 最近アンフェールは泣いてばかりいる。すっかり泣き虫だ。いつの間に逆転してしまったのか。いつの間に彼はこんなに大きくなってしまったのか。


(……でもグレンの腕の中は心地いい。何もかもから許されたように感じてしまう。彼は私を包み込めるくらい、成長したのだ)


 アンフェールはグレンにもたれ掛かった。
 その様子は壁の墓標と、一対の絵のようになっていた。


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