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プロローグ――エンシェントドラゴンは隠れ住みたい
エンシェントドラゴンと逃亡の決意
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「アンフェール……アンフェール……」
「泣かないでくれ、グレングリーズ。寿命なのだから」
アンフェールの頬に、頭上からぽたぽたとグレングリーズの涙が落ちる。
グレングリーズは膝枕するような形でアンフェールに寄り添っている。彼はアンフェールの力ない手を握り、別れの痛みに涙していた。
「……ふふ、お前は相変わらず泣き虫だ。赤ちゃんだから、仕方ないな……」
アンフェールはいつもの様に軽口を叩く。
赤ちゃん扱いされると、いつも嫌そうな顔をするグレングリーズだが、今はさらに顔をくしゃりと歪ませて、泣くばかりだった。
アンフェールは古代竜だった。黄金色に輝く巨大な老竜だった。
神のごとき魔力を持つ古種の王だった。
人の姿の時は、うねる様な豊かな金の髪に白磁の肌。そして竜の愛する悠久の空のごとき青い目をした、美しい男の姿でいた。
神がいるのであれば、このような形をとるだろうという神々しい姿だった。
片や、番であるグレングリーズはどこにでもいる新種の黒竜だった。
彼はたったの六十歳。
五千年という神のごとき長い時を生きたアンフェールにとっては赤子もいい所だった。
なので、どんなに図体がデカくても、アンフェールは事あるごとに『赤ちゃん』扱いした。
人の姿を取ったグレングリーズは、二メートル近くある巨躯だった。
黒竜由来の黒い髪は短く刈っていて、ルビーのような真っ赤な瞳は目つきの悪さも相まって獰猛に見えた。
そう見えるだけで、実際は優しい泣き虫だった。
「最後まで、番だと感じてあげられなくてすまないね」
「……いいんだ。俺が分かっているから」
アンフェールは身体的都合で番のフェロモンが分からなかった。
番だと分かったのはちょっとした事故だった。
アンフェールのフェロモンに中てられ、正気を失ったグレングリーズに犯されたのだ。それで初めて『この赤ちゃんが自分の番らしい』と分かったのだ。
アンフェールは命の終末期になって、やっと出会えた番を可愛がっていた。
フェロモンが分からなくとも愛おしかった。
「子供達を頼むね」
「……ああ。アンフェールの分まで可愛がる」
アンフェールの視界に、籠ベッドでコロンと眠る二つの卵が目に入る。
アンフェールが産んだばかりの卵だ。
孵化するまで側にいてあげたかったけれど、それも叶わないようだった。
竜種は絶滅の危機に瀕している。
神の眷属たる古種は遥か昔に産まれなくなり、今では短命種である新種しか産まれない。
その新種さえも年々産まれなくなっていた。
竜という種族の終わりが近づいている。
それをアンフェールは常々感じていた。
窓の外を見れば絶望の光景が広がっている。
アンフェールの守ってきた竜種の楽園である『竜の谷』。そこは荒れ果て、もう誰もいない。
アンフェールの愛した仲間たちは皆、人間に狩られてしまった。
――『竜種狩り』
ただでさえ減っていた竜種を、人間達は狩った。殺すだけでなく、生け捕る事もあった。
竜の谷だけではない。
グレングリーズのいた小さな巣も人間に狩られたのだ。
大きい集落以外の小さな巣まで手を伸ばしている。ただでさえ減っていた竜は『竜種狩り』というムーブメントで近い将来滅びるのだろう。
(どうか、幼い番と、愛しい子供達に幸せがあります様に――……)
そう、アンフェールは祈りながら命を閉じた。
アンフェールの人生――いや、竜生はここで終わったはずだった。
………………
…………
……
(……?)
そこから夢の続きのように意識が途切れることなくここにある。
先程までアンフェールは、番と子供たちの幸せを祈っていたのだ。祈りながら死んだはずなのに、どうして生きているのか。
アンフェールは心地良いぬるま湯に包まれていた。
(ここはどこだ……? 温かくて気持ちは良いのだが狭いな……。身動きがとれないぞ)
しばらく疑問に思いつつジタバタ動いていたが、不思議に思うならば調べればいいという事に気がついた。
竜は種の固有スキルで『縄張り』を作る事が出来る。
領域の範囲は魔力量による。アンフェールの今の魔力量は体感で判断するに、大したことは無い。
とはいえ、自分のいる場所の周囲ぐらいは探れるだろうと思ったのだ。
魔力を木の根のように周囲に張り巡らせていく。
他の竜種がすでに縄張りを作っている場合、この根の様な魔力は通っていかない。するする通るという事はこの辺に竜種はいないのだろう。
一部屋分程度に広げた領域に視覚と聴覚を展開すると、問題なく情報が拾えた。
(驚いたな……)
アンフェールは若い女の腹の中にいるという事実に驚愕していた。
食われて胃に収まっている訳ではない。人間の子のように女の胎の中に赤子として収まっているのだ。
竜は卵生だ。胎生ではない。
その時点からおかしかった。
(はは。まるで人の子のようだな。この女は私の母親か。私の今の身体は……これは竜種だろう。竜の力は問題なく使える。
しかし古代竜であった時の様な魔力量は無いな。新種程度はありそうだが)
アンフェールは母親と思われる女を観察した。
人間に見えるが種としては人間ではないようだ。竜種の血が混じっている。竜と人間の交雑種であれば『竜人』と呼ぶべき種なのだろうか。
『竜種狩り』で生け捕りになった竜種の末路をアンフェールは知らない。誇り高き竜種が人間と交雑した事情は分からないが、あまりいい想像は出来なかった。
(『種』や『胎』を利用されたか。やるせないな。王として彼らを守れなかった……)
アンフェールは胎児ゆえに歯は無いが、心の中で強く歯噛みしていた。
母体である女の胸には寝間着を押し上げる歪な膨らみがあった。二つの乳房と大きくせり出した腹。その間に不自然な膨らみがあった。
その膨らみには女の元々持っている魔力とは違う魔力の波動があった。
(あの歪なふくらみの下に魔石があるな……。大きさは新種の竜種程度のものだ。……ああ、まさか)
その時部屋の扉が開き、数人の男たちが入ってきた。
身分の高そうな身なりの男と、白衣を着た壮年の男。そして白衣を着た青年が二人。
青年二人は手に資料や、魔道具と思われるものを持っている。
壮年の男は、見るからに医者か研究者だと思われる。手ぶらで入室しているのでおそらく青年たちより偉い立場なのだろう。
「生育は順調です、陛下」
「ボルド。母体は持ちそうか?」
「おそらくは。しかし限界は近いでしょう。腹の実験体を取り出した後、破棄を予定しています」
「そうか。処分は任せる」
白衣の壮年はボルドというらしい。ボルドが『陛下』と呼ぶ身なりの良い男は国王なのだろう。
男たちの女を見る目は子を孕んだ母親を見る目ではない。道端の石を見る温度だ。
アンフェールの事を実験体と呼んでいるし、女はその保育器程度の扱いのようだ。
ボルドは女の寝間着の袷を開いた。露になった身体には両胸の下に不格好な膨らみと手術痕がある。
国王はそれを見て眉をひそめている。嫌悪感を露にした表情だった。
(やはり。竜の魔石を女に移植したのか。竜の子を胎で育てるなんぞ魔力を食って仕方ないだろうとは思ったが……)
ボルドは魔道具らしきものを使い粛々と検査をしている。胎にいるアンフェールの魔力量を検査し、結果を興奮気味に国王に伝えている。
検査はアンフェールに対してばかりで母体に対するものは最小限のように感じた。
(あまり良い環境では無いな……。母体の扱いも良くない。実験体と言われているし、産まれたら良くない扱いを受けそうだ。
……人間が竜種に何をしたのかは昨日の事のように覚えているし)
竜は素材として優秀だ。捨てる所が無い。『竜種狩り』をした欲深い種類の人間がどれだけ残酷だったか、アンフェールはよく知っている。
今現在、竜種はどれだけ残っているだろう。アンフェールの故郷は滅んでしまったが、無事残った巣はあったろうか。
実験体なんて呼び名で現在のアンフェールを生み出している辺り、あまり頭数は残っていない気もする。
今、女の腹に収まっている自分は、竜種としての『子種』を求められる可能性が高い。もしくは卵を孕む『胎』か。
竜は魔力持ちとして優秀だ。
国王やボルド達も竜と人間の交雑種のようだが、魔力はさほど強くない。国王などは掛け合わせのエリートだろう。この魔力量が今の世のスタンダードなら、確実に交配は求められるはずだ。
そして、 最終的には素材として解体されるのだろう。無駄なく利用される明るくない未来だ。
(産まれる前から気が重いな。早々に逃げ出す事を考えねば)
アンフェールは心の中でため息をついた。
「泣かないでくれ、グレングリーズ。寿命なのだから」
アンフェールの頬に、頭上からぽたぽたとグレングリーズの涙が落ちる。
グレングリーズは膝枕するような形でアンフェールに寄り添っている。彼はアンフェールの力ない手を握り、別れの痛みに涙していた。
「……ふふ、お前は相変わらず泣き虫だ。赤ちゃんだから、仕方ないな……」
アンフェールはいつもの様に軽口を叩く。
赤ちゃん扱いされると、いつも嫌そうな顔をするグレングリーズだが、今はさらに顔をくしゃりと歪ませて、泣くばかりだった。
アンフェールは古代竜だった。黄金色に輝く巨大な老竜だった。
神のごとき魔力を持つ古種の王だった。
人の姿の時は、うねる様な豊かな金の髪に白磁の肌。そして竜の愛する悠久の空のごとき青い目をした、美しい男の姿でいた。
神がいるのであれば、このような形をとるだろうという神々しい姿だった。
片や、番であるグレングリーズはどこにでもいる新種の黒竜だった。
彼はたったの六十歳。
五千年という神のごとき長い時を生きたアンフェールにとっては赤子もいい所だった。
なので、どんなに図体がデカくても、アンフェールは事あるごとに『赤ちゃん』扱いした。
人の姿を取ったグレングリーズは、二メートル近くある巨躯だった。
黒竜由来の黒い髪は短く刈っていて、ルビーのような真っ赤な瞳は目つきの悪さも相まって獰猛に見えた。
そう見えるだけで、実際は優しい泣き虫だった。
「最後まで、番だと感じてあげられなくてすまないね」
「……いいんだ。俺が分かっているから」
アンフェールは身体的都合で番のフェロモンが分からなかった。
番だと分かったのはちょっとした事故だった。
アンフェールのフェロモンに中てられ、正気を失ったグレングリーズに犯されたのだ。それで初めて『この赤ちゃんが自分の番らしい』と分かったのだ。
アンフェールは命の終末期になって、やっと出会えた番を可愛がっていた。
フェロモンが分からなくとも愛おしかった。
「子供達を頼むね」
「……ああ。アンフェールの分まで可愛がる」
アンフェールの視界に、籠ベッドでコロンと眠る二つの卵が目に入る。
アンフェールが産んだばかりの卵だ。
孵化するまで側にいてあげたかったけれど、それも叶わないようだった。
竜種は絶滅の危機に瀕している。
神の眷属たる古種は遥か昔に産まれなくなり、今では短命種である新種しか産まれない。
その新種さえも年々産まれなくなっていた。
竜という種族の終わりが近づいている。
それをアンフェールは常々感じていた。
窓の外を見れば絶望の光景が広がっている。
アンフェールの守ってきた竜種の楽園である『竜の谷』。そこは荒れ果て、もう誰もいない。
アンフェールの愛した仲間たちは皆、人間に狩られてしまった。
――『竜種狩り』
ただでさえ減っていた竜種を、人間達は狩った。殺すだけでなく、生け捕る事もあった。
竜の谷だけではない。
グレングリーズのいた小さな巣も人間に狩られたのだ。
大きい集落以外の小さな巣まで手を伸ばしている。ただでさえ減っていた竜は『竜種狩り』というムーブメントで近い将来滅びるのだろう。
(どうか、幼い番と、愛しい子供達に幸せがあります様に――……)
そう、アンフェールは祈りながら命を閉じた。
アンフェールの人生――いや、竜生はここで終わったはずだった。
………………
…………
……
(……?)
そこから夢の続きのように意識が途切れることなくここにある。
先程までアンフェールは、番と子供たちの幸せを祈っていたのだ。祈りながら死んだはずなのに、どうして生きているのか。
アンフェールは心地良いぬるま湯に包まれていた。
(ここはどこだ……? 温かくて気持ちは良いのだが狭いな……。身動きがとれないぞ)
しばらく疑問に思いつつジタバタ動いていたが、不思議に思うならば調べればいいという事に気がついた。
竜は種の固有スキルで『縄張り』を作る事が出来る。
領域の範囲は魔力量による。アンフェールの今の魔力量は体感で判断するに、大したことは無い。
とはいえ、自分のいる場所の周囲ぐらいは探れるだろうと思ったのだ。
魔力を木の根のように周囲に張り巡らせていく。
他の竜種がすでに縄張りを作っている場合、この根の様な魔力は通っていかない。するする通るという事はこの辺に竜種はいないのだろう。
一部屋分程度に広げた領域に視覚と聴覚を展開すると、問題なく情報が拾えた。
(驚いたな……)
アンフェールは若い女の腹の中にいるという事実に驚愕していた。
食われて胃に収まっている訳ではない。人間の子のように女の胎の中に赤子として収まっているのだ。
竜は卵生だ。胎生ではない。
その時点からおかしかった。
(はは。まるで人の子のようだな。この女は私の母親か。私の今の身体は……これは竜種だろう。竜の力は問題なく使える。
しかし古代竜であった時の様な魔力量は無いな。新種程度はありそうだが)
アンフェールは母親と思われる女を観察した。
人間に見えるが種としては人間ではないようだ。竜種の血が混じっている。竜と人間の交雑種であれば『竜人』と呼ぶべき種なのだろうか。
『竜種狩り』で生け捕りになった竜種の末路をアンフェールは知らない。誇り高き竜種が人間と交雑した事情は分からないが、あまりいい想像は出来なかった。
(『種』や『胎』を利用されたか。やるせないな。王として彼らを守れなかった……)
アンフェールは胎児ゆえに歯は無いが、心の中で強く歯噛みしていた。
母体である女の胸には寝間着を押し上げる歪な膨らみがあった。二つの乳房と大きくせり出した腹。その間に不自然な膨らみがあった。
その膨らみには女の元々持っている魔力とは違う魔力の波動があった。
(あの歪なふくらみの下に魔石があるな……。大きさは新種の竜種程度のものだ。……ああ、まさか)
その時部屋の扉が開き、数人の男たちが入ってきた。
身分の高そうな身なりの男と、白衣を着た壮年の男。そして白衣を着た青年が二人。
青年二人は手に資料や、魔道具と思われるものを持っている。
壮年の男は、見るからに医者か研究者だと思われる。手ぶらで入室しているのでおそらく青年たちより偉い立場なのだろう。
「生育は順調です、陛下」
「ボルド。母体は持ちそうか?」
「おそらくは。しかし限界は近いでしょう。腹の実験体を取り出した後、破棄を予定しています」
「そうか。処分は任せる」
白衣の壮年はボルドというらしい。ボルドが『陛下』と呼ぶ身なりの良い男は国王なのだろう。
男たちの女を見る目は子を孕んだ母親を見る目ではない。道端の石を見る温度だ。
アンフェールの事を実験体と呼んでいるし、女はその保育器程度の扱いのようだ。
ボルドは女の寝間着の袷を開いた。露になった身体には両胸の下に不格好な膨らみと手術痕がある。
国王はそれを見て眉をひそめている。嫌悪感を露にした表情だった。
(やはり。竜の魔石を女に移植したのか。竜の子を胎で育てるなんぞ魔力を食って仕方ないだろうとは思ったが……)
ボルドは魔道具らしきものを使い粛々と検査をしている。胎にいるアンフェールの魔力量を検査し、結果を興奮気味に国王に伝えている。
検査はアンフェールに対してばかりで母体に対するものは最小限のように感じた。
(あまり良い環境では無いな……。母体の扱いも良くない。実験体と言われているし、産まれたら良くない扱いを受けそうだ。
……人間が竜種に何をしたのかは昨日の事のように覚えているし)
竜は素材として優秀だ。捨てる所が無い。『竜種狩り』をした欲深い種類の人間がどれだけ残酷だったか、アンフェールはよく知っている。
今現在、竜種はどれだけ残っているだろう。アンフェールの故郷は滅んでしまったが、無事残った巣はあったろうか。
実験体なんて呼び名で現在のアンフェールを生み出している辺り、あまり頭数は残っていない気もする。
今、女の腹に収まっている自分は、竜種としての『子種』を求められる可能性が高い。もしくは卵を孕む『胎』か。
竜は魔力持ちとして優秀だ。
国王やボルド達も竜と人間の交雑種のようだが、魔力はさほど強くない。国王などは掛け合わせのエリートだろう。この魔力量が今の世のスタンダードなら、確実に交配は求められるはずだ。
そして、 最終的には素材として解体されるのだろう。無駄なく利用される明るくない未来だ。
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