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じゅうさん
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僕はランシェの手を掴み、歩きながら、どうしたら誤解が解けるか悩んでいた。
ずっと僕に引っ張られっ放しだったランシェが口を開いた。
「僕……みんなから……嫌われてるかな……?」
少し鼻声気味で話すランシェの顔を見ず、僕は答えた。
「僕の言うことなんて信じなくていいけど……皆ランシェの事大好きだよ。ランジェが居てくれたから解決できた問題がたーくさんあるんだよ!!」
僕は上を向いて、笑顔でそういった。
「それにランシェ!ランシェは僕の命の恩人だよ?僕をこのギルドで働かないか誘ってくれたのはランシェだよ!拾われてなかったら今頃僕は死んでたかも……なーんてね!!後ねランシェ!」
僕はクルリと振り返ってランシェの両手をギュっと握った。
「βって事も含めてランシェなの!だから全て好きってこと!」
ニコッと僕は笑った。
「ふふ……ふふふ……あはははは!」
ランシェは大声を上げて笑いだした。
「メルに元気を貰うだなんて僕もまだまだだぁ」
「な、なんだとー!!って!ランシェ喋り方!!」
「ん?あぁ。いやーその……僕、家族の前だとこんな感じなんだよ。」
そう言ってニコッと笑ったランシェにメルは見入ってしまった。
呆然としているメルの手をランシェは引っ張って、
「ほら!行くよ!今日何食べる?」
と笑顔で言ってきた。
メルは心底思ったことがあった。
こいつ誰だよ!!!!!!
ずっと僕に引っ張られっ放しだったランシェが口を開いた。
「僕……みんなから……嫌われてるかな……?」
少し鼻声気味で話すランシェの顔を見ず、僕は答えた。
「僕の言うことなんて信じなくていいけど……皆ランシェの事大好きだよ。ランジェが居てくれたから解決できた問題がたーくさんあるんだよ!!」
僕は上を向いて、笑顔でそういった。
「それにランシェ!ランシェは僕の命の恩人だよ?僕をこのギルドで働かないか誘ってくれたのはランシェだよ!拾われてなかったら今頃僕は死んでたかも……なーんてね!!後ねランシェ!」
僕はクルリと振り返ってランシェの両手をギュっと握った。
「βって事も含めてランシェなの!だから全て好きってこと!」
ニコッと僕は笑った。
「ふふ……ふふふ……あはははは!」
ランシェは大声を上げて笑いだした。
「メルに元気を貰うだなんて僕もまだまだだぁ」
「な、なんだとー!!って!ランシェ喋り方!!」
「ん?あぁ。いやーその……僕、家族の前だとこんな感じなんだよ。」
そう言ってニコッと笑ったランシェにメルは見入ってしまった。
呆然としているメルの手をランシェは引っ張って、
「ほら!行くよ!今日何食べる?」
と笑顔で言ってきた。
メルは心底思ったことがあった。
こいつ誰だよ!!!!!!
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