僕の学園奮闘記

さかえ

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本編

会計様の飴と鞭?

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「ほらほら、解けないとこうしちゃうよ?」

「あっ!ちょっと待ってください!そこは!!!!」

「んー?聞こえないなぁ?ほらほらほらぁ」

「いーやぁぁだぁぁぁぁ」

やぁ皆。瑠衣です。
僕は2人っきりのイチャラブができるかとドキドキしていましたが、今は違う意味でドキドキしています。
え?どういう事って?
まぁ一言で言えば、湊人様はスパルタ。
もうやばくね?ってぐらいのスパルタ。1問間違える事に、僕の手のツボをグリグリと押してくる。まじで痛いです。

「湊人先輩!休憩しませんか??」

さすがに僕の手がもたない!!
僕は休憩を提案するが、うーんっと唸り始めた湊人様..。うそ、だろ、?

「もー少し続けちゃおっか!後数枚だし?」

後.......数枚!?!?あのですね湊人様!僕にとっての数枚はあなたにとっての50枚と同じくらいなんですぅ!
あぁ。明日、絶対知恵熱出ちゃうね。




※※



「んー!お疲れ様!!これは、丸つけしとくから、続きは明日にしよーか!」

「は、はひぃ。」

ニコニコと満面の笑みを浮かべる湊人様とは違い、僕は引き攣らせた笑いをうかべた。
こ。れ)

「そーだそーだ。俺さぁ!瑠衣にいい点数とってほしーから.......理科でいい点数取ってくれたら何かご褒美あげるよ。」

ご褒美。この言葉にしなだれていた僕の顔がキラリと輝きを取り戻した。

「ほ、ほんとですか???」

キラキラとした目で湊人様を見つめれば、うんうんっと頷く湊人様。

「ご、ご褒美ってなんですか?」

「んー、そだねぇー。」

瑠衣が喜ぶものでしょー?なんだろーっと僕の事を考えて悩んでいる湊人様に、僕は親衛隊の皆様ごめんなさいっと心の中で必死に謝った。
って!ご褒美ってなんだろうか。
湊人様の私物プレゼント?それともおうち招待?いやいや!それは速すぎるよね.......。
僕が邪な事を考えていると、そーだっ!っと大声をあげた湊人様をちらりと見た。

「1日デート件!!なんちゃって!」

あはは~っと笑う湊人様に僕は俯いた。

「あ~、、やっぱやだよn」

「それでお願いします!!!!」

「え?」

「それでお願いします!!」

僕は食い気味にグイッと湊人様に寄った。湊人様と一日デート券だってぇ!?!?そんなの!誰が断るんじゃ!!

「ほんとにそれでいいの?」

「はいはいはい!!それがいいです!!」

「そ、そう。」

僕のあまりの勢いに少し引き気味の湊人様。よぉしっ!僕、お勉強頑張るどー!!!!!!





あれ。なんかこういうのって飴と鞭って言うんじゃ....気のせいかな?
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