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本編
いつの間にか保護者的立場になっていた俺(side晴人)
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俺の名前は桜木晴人。
瑠衣とは中学からの付き合いで、思ったよりもそこまで長い付き合いはしていない。が、瑠衣と初めて会った時、こんな綺麗なヤツ居るんだなぁなんて柄にもなく思った。最初瑠衣の事を女の子だと思って、"よろしく瑠衣ちゃん"なんて言って瑠衣を怒らせたのが俺と瑠衣の出会いだ。中学は外見を気にするお年頃で、俺は男らしい体格と外見で、自分で言うのもなんだが、モテる部類だと思うから、何も苦労はしていないが、瑠衣は違う。
共学なのに、何故か男子からモテ、女子に敵意を向けられていた。
瑠衣は普通のノンケだったから可哀想と同情する一方で、瑠衣が彼氏なんてなったら彼女よりも可愛くなるだろうなぁなんて思って、絶対に女の彼女は出来ないだろうと踏んでいた。
そんな話をそれとなくしてみれば、ガーンっとした顔をする瑠衣を見て俺は吹き出してしまった。
そんな出来事があって、あまり誰かに顔を見られたくないのか、前髪で自分の目を隠すようになった。あんな綺麗な顔を持っているのに勿体ないなとは思うが、得策だなと俺は思った。
俺と瑠衣が同じ高校に入ったのは大体ノリだ。正直俺の頭は良かったし、家庭教師も俺に付けてもらった為高校生で習う分も終わってしまっていた。親父の事業を継ぐ俺は勉強なんてもうしなくても良く、高校なんてお金の無駄かなぁとは思ったが、母親に"人生一度きりなのよ。高校行きなさいな。"なんて言われてしまえば、行くしかないだろう。
かと言って行くところも別になかったから、俺は瑠衣に付いてくことにした。
俺は瑠衣の行く高校を見て絶句した。何故男子校なのだろうか。瑠衣は同性からモテると何度も何度も言ってきたのに、まさかの自分から突っ込んで行くとは.......なんて思ったが、俺は面白くなりそうだった為、何も言わなかった。
入学式。俺はすっぽかすことにした。
理由は俺の彼女、楓のせいだ。
楓は芸能人で普通に有名人。
俺と楓の馴れ初め的な話しはまた今度にしようか。
まぁ、とにかく楓とデートする為にわざわざ海外に行った訳だが、帰ってきたとき、瑠衣が興奮した様子で俺に話しかけてきた。
「ねぇきいて!やばいよ!!湊人様って言ってね!(以下略)」
延々と湊人という会計の話を聞かされ、俺は目が点になった。あの日の衝撃を俺は今も忘れない。
それから、その会計の為に頑張る瑠衣を俺は影から見ていた。別にこの学校で友達作るつもりもなかったし、適当に瑠衣と過ごせればいいかなぁなんて思っていた俺は、瑠衣の狂変ぶりに多少驚きはしたが、一応、応援している。
ちなみに、俺が瑠衣を恋愛的な目で見ているかというとそれは否だ。
楓が居るからという事でもあるが、同性愛は別に構わないと思うが、自分がしようとは思わない。それに俺は一家の長男だしな、子供を作らなきゃだし。普通におっぱいが好きだし。
とにかくこれからも暖かく見守ってくよ。
瑠衣とは中学からの付き合いで、思ったよりもそこまで長い付き合いはしていない。が、瑠衣と初めて会った時、こんな綺麗なヤツ居るんだなぁなんて柄にもなく思った。最初瑠衣の事を女の子だと思って、"よろしく瑠衣ちゃん"なんて言って瑠衣を怒らせたのが俺と瑠衣の出会いだ。中学は外見を気にするお年頃で、俺は男らしい体格と外見で、自分で言うのもなんだが、モテる部類だと思うから、何も苦労はしていないが、瑠衣は違う。
共学なのに、何故か男子からモテ、女子に敵意を向けられていた。
瑠衣は普通のノンケだったから可哀想と同情する一方で、瑠衣が彼氏なんてなったら彼女よりも可愛くなるだろうなぁなんて思って、絶対に女の彼女は出来ないだろうと踏んでいた。
そんな話をそれとなくしてみれば、ガーンっとした顔をする瑠衣を見て俺は吹き出してしまった。
そんな出来事があって、あまり誰かに顔を見られたくないのか、前髪で自分の目を隠すようになった。あんな綺麗な顔を持っているのに勿体ないなとは思うが、得策だなと俺は思った。
俺と瑠衣が同じ高校に入ったのは大体ノリだ。正直俺の頭は良かったし、家庭教師も俺に付けてもらった為高校生で習う分も終わってしまっていた。親父の事業を継ぐ俺は勉強なんてもうしなくても良く、高校なんてお金の無駄かなぁとは思ったが、母親に"人生一度きりなのよ。高校行きなさいな。"なんて言われてしまえば、行くしかないだろう。
かと言って行くところも別になかったから、俺は瑠衣に付いてくことにした。
俺は瑠衣の行く高校を見て絶句した。何故男子校なのだろうか。瑠衣は同性からモテると何度も何度も言ってきたのに、まさかの自分から突っ込んで行くとは.......なんて思ったが、俺は面白くなりそうだった為、何も言わなかった。
入学式。俺はすっぽかすことにした。
理由は俺の彼女、楓のせいだ。
楓は芸能人で普通に有名人。
俺と楓の馴れ初め的な話しはまた今度にしようか。
まぁ、とにかく楓とデートする為にわざわざ海外に行った訳だが、帰ってきたとき、瑠衣が興奮した様子で俺に話しかけてきた。
「ねぇきいて!やばいよ!!湊人様って言ってね!(以下略)」
延々と湊人という会計の話を聞かされ、俺は目が点になった。あの日の衝撃を俺は今も忘れない。
それから、その会計の為に頑張る瑠衣を俺は影から見ていた。別にこの学校で友達作るつもりもなかったし、適当に瑠衣と過ごせればいいかなぁなんて思っていた俺は、瑠衣の狂変ぶりに多少驚きはしたが、一応、応援している。
ちなみに、俺が瑠衣を恋愛的な目で見ているかというとそれは否だ。
楓が居るからという事でもあるが、同性愛は別に構わないと思うが、自分がしようとは思わない。それに俺は一家の長男だしな、子供を作らなきゃだし。普通におっぱいが好きだし。
とにかくこれからも暖かく見守ってくよ。
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