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本編
会計様に純潔は貰って欲しい
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「んんー!んん!んーん!」
目が覚めれば、暗いどこかの部屋にいた。手を縄で縛られ、どこかに繋がれている。口には口枷をつけられ声が出せない。足もジャリジャリと鎖がつけられ、身動きもまともにできない。
1人でどうしようかと唸っていると、コツコツと誰かが歩いてきた。
「やぁ。瑠衣君......だよね?」
柔らかそうな笑顔なのに何故かその笑顔に悪寒がする。
僕は否定も肯定もせずにただただ睨む。
「おぉ。怖い怖い。単刀直入に聞くね。俺の部屋で何してたの」
ゾッと鳥肌がたつ。
今までと変わらない笑顔なのに瞳が鋭い。僕はやばい事に足を踏み入れてしまったのかもしれない。
「あぁ。ごめんね。話せないね。」
そう言って僕の口枷を外した。
「ここから出して!!!」
僕が叫べば、うるさいなぁっと男は呟いた。
「で、何してたの?.......つっても大体分かるけどね。この書類っしょ?」
男は僕の方にバサッと紙を投げる。
そこにあったのは僕が持ち帰ろうとしていた書類だった。
「だから何?」
僕は開きなおり、強気の姿勢を見せれば彼はふーんっと呟きにやりと笑う。
「君、首謀者じゃないっしょ?最近、俺の事探ってるやつが居るとは思ってたけど、君みたいなポンコツが俺の相手をしていたとは思えない。」
僕はギシリと歯ぎしりをした。
ポンコツと言われるのは気に入らない。
「だから?僕じゃないからなんなの?」
僕の事を首謀者ではないと分かっているなら、早く解放して欲しい。
「そりゃあ、、首謀者吐くまで拷問?しようかなぁって」
"拷問''この言葉に鳥肌が立つ。
僕は痛い事が大嫌いだ。
「い、嫌だ」
僕は少し怯んでそういえば、僕の姿に気を良くしたのか、にやりと笑みを深くした。外道だ。
「痛いのは嫌?.......じゃあ、この学校らしく快楽で吐かせようかな。」
か、快楽.......?何故そうなった。
「そ、それもヤダ。」
「えぇー我儘だな~でも君に拒否権はないよ。ごめんね。」
男は目尻を下げて謝ってきたが、謝ってくるくらいならやめて欲しい。
「さて、」
徐々に近づいてくる。
僕.....貞操の危機??
じゅ、純潔は湊人様に捧げたいのに.......こないで。
僕の願いも虚しく僕の目の前に男は近づいてきた。
目が覚めれば、暗いどこかの部屋にいた。手を縄で縛られ、どこかに繋がれている。口には口枷をつけられ声が出せない。足もジャリジャリと鎖がつけられ、身動きもまともにできない。
1人でどうしようかと唸っていると、コツコツと誰かが歩いてきた。
「やぁ。瑠衣君......だよね?」
柔らかそうな笑顔なのに何故かその笑顔に悪寒がする。
僕は否定も肯定もせずにただただ睨む。
「おぉ。怖い怖い。単刀直入に聞くね。俺の部屋で何してたの」
ゾッと鳥肌がたつ。
今までと変わらない笑顔なのに瞳が鋭い。僕はやばい事に足を踏み入れてしまったのかもしれない。
「あぁ。ごめんね。話せないね。」
そう言って僕の口枷を外した。
「ここから出して!!!」
僕が叫べば、うるさいなぁっと男は呟いた。
「で、何してたの?.......つっても大体分かるけどね。この書類っしょ?」
男は僕の方にバサッと紙を投げる。
そこにあったのは僕が持ち帰ろうとしていた書類だった。
「だから何?」
僕は開きなおり、強気の姿勢を見せれば彼はふーんっと呟きにやりと笑う。
「君、首謀者じゃないっしょ?最近、俺の事探ってるやつが居るとは思ってたけど、君みたいなポンコツが俺の相手をしていたとは思えない。」
僕はギシリと歯ぎしりをした。
ポンコツと言われるのは気に入らない。
「だから?僕じゃないからなんなの?」
僕の事を首謀者ではないと分かっているなら、早く解放して欲しい。
「そりゃあ、、首謀者吐くまで拷問?しようかなぁって」
"拷問''この言葉に鳥肌が立つ。
僕は痛い事が大嫌いだ。
「い、嫌だ」
僕は少し怯んでそういえば、僕の姿に気を良くしたのか、にやりと笑みを深くした。外道だ。
「痛いのは嫌?.......じゃあ、この学校らしく快楽で吐かせようかな。」
か、快楽.......?何故そうなった。
「そ、それもヤダ。」
「えぇー我儘だな~でも君に拒否権はないよ。ごめんね。」
男は目尻を下げて謝ってきたが、謝ってくるくらいならやめて欲しい。
「さて、」
徐々に近づいてくる。
僕.....貞操の危機??
じゅ、純潔は湊人様に捧げたいのに.......こないで。
僕の願いも虚しく僕の目の前に男は近づいてきた。
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