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本編
会計様を懲らしめる害虫(転校生)調査①
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あの一件から数日がたった。
湊人様はやはりお仕事が忙しいのか全く顔を見ない。書記様は一週間の寮休暇で、寮でお仕事なさってるらしい。
生徒会のお仕事はさすがに僕が率先して手伝いますとは言えず、(大事な書類、見せられない書記があると思うから。)じゃあ湊人様の為に僕ができることと言ったら生徒会役員の方々(会計様、書記様省く)がどうしてあんなに転校生に盲目的になってしまったのかを探る事だ。
一応湊人様に聞いてみたものの湊人様も分からないとおっしゃっていた。(あの教室で雑談した時に交換した!いぇい!!)
そして、今日から僕の聞きこみ調査を開始する!
「......ちょっといいですか?」
「.......なんですか?」
転校生のクラスに居た生徒にはなしかける。めんどくさいので生徒A君と呼ぶ。
「あの.......転校生の事なんですけど...。」
「.......転校生の事って.蓮の事ですよね?」
「え、あ、はい。」
聞き込み1人目で、転校生の名前をGETした僕!優秀?優秀?っとキラキラした目で晴人を見れば、べーっと舌を出された。ちなみに晴人は僕の付き添い。
連れションならぬ連れクラス(?)
「あいつがどうかしたんですか?」
「えっと.....貴方はその転校生のお友達なんですか?」
僕がそう聞けば、嫌そうな顔をする生徒A君。
「やめてください。あんなやつと友達なんて。」
「Aが蓮と友達?ないない!!」
生徒Aくんが否定をしていた時、横からもう1人乗り出してきた。彼はBくんで。
「......じゃあ君は転校生君の友達なの?」
僕がBくんに聞けば、あははっとBくんは笑う。
「それもないない。ていうより、このクラスにあいつの友達なんて一人もいないよし、話した事あるやつも少数だよ。」
一人もいない。確かにボッチで陰の者なら有り得るかもしれないが.......話した事がある人も少ないというのは気になる。
「なんで話したことないの?」
僕が真剣にAくんとBくんを見れば、2人は顔を見合せた。
「あいつ、極度の面食いなんだよ。」
「俺達、話しかけたけど無視されたしな。」
あー、思い出すだけでイライラするぜとBくんが喚き出す。
面食い.....これなら生徒会役員と仲良くしたいのもうなずける.......が。
「え、でもどうして?」
「何が?」
「だって、それじゃあ転校生君にはメリットあるけど、生徒会役員のヒトにはメリットなくない??言っちゃ悪いけど顔で人を判断する人が性格いいわけないし、あのオシャレの欠けらも無い格好だし.......。」
僕がうーんっとうなれば、AくんとBくんは、移動教室だからとどこかへ行ってしまった。
メモ
・転校生君の名前は蓮。
・転校生君は面食い
・転校生君は性格が悪い?
生徒会役員の方々はどこに惹かれた?
メモを見ながら、唸るが一向に答えは出ない。クラスメイト君たちや僕にも分からない、彼なりの魅力があって生徒会役員の方々はそこに惹かれた.......とは思うが、聞いた限りでは転校生君に魅力感じないんだけど.......ま、まぁ初日だし?2人に聞いたくらいで、判断しちゃダメだよね!
湊人様はやはりお仕事が忙しいのか全く顔を見ない。書記様は一週間の寮休暇で、寮でお仕事なさってるらしい。
生徒会のお仕事はさすがに僕が率先して手伝いますとは言えず、(大事な書類、見せられない書記があると思うから。)じゃあ湊人様の為に僕ができることと言ったら生徒会役員の方々(会計様、書記様省く)がどうしてあんなに転校生に盲目的になってしまったのかを探る事だ。
一応湊人様に聞いてみたものの湊人様も分からないとおっしゃっていた。(あの教室で雑談した時に交換した!いぇい!!)
そして、今日から僕の聞きこみ調査を開始する!
「......ちょっといいですか?」
「.......なんですか?」
転校生のクラスに居た生徒にはなしかける。めんどくさいので生徒A君と呼ぶ。
「あの.......転校生の事なんですけど...。」
「.......転校生の事って.蓮の事ですよね?」
「え、あ、はい。」
聞き込み1人目で、転校生の名前をGETした僕!優秀?優秀?っとキラキラした目で晴人を見れば、べーっと舌を出された。ちなみに晴人は僕の付き添い。
連れションならぬ連れクラス(?)
「あいつがどうかしたんですか?」
「えっと.....貴方はその転校生のお友達なんですか?」
僕がそう聞けば、嫌そうな顔をする生徒A君。
「やめてください。あんなやつと友達なんて。」
「Aが蓮と友達?ないない!!」
生徒Aくんが否定をしていた時、横からもう1人乗り出してきた。彼はBくんで。
「......じゃあ君は転校生君の友達なの?」
僕がBくんに聞けば、あははっとBくんは笑う。
「それもないない。ていうより、このクラスにあいつの友達なんて一人もいないよし、話した事あるやつも少数だよ。」
一人もいない。確かにボッチで陰の者なら有り得るかもしれないが.......話した事がある人も少ないというのは気になる。
「なんで話したことないの?」
僕が真剣にAくんとBくんを見れば、2人は顔を見合せた。
「あいつ、極度の面食いなんだよ。」
「俺達、話しかけたけど無視されたしな。」
あー、思い出すだけでイライラするぜとBくんが喚き出す。
面食い.....これなら生徒会役員と仲良くしたいのもうなずける.......が。
「え、でもどうして?」
「何が?」
「だって、それじゃあ転校生君にはメリットあるけど、生徒会役員のヒトにはメリットなくない??言っちゃ悪いけど顔で人を判断する人が性格いいわけないし、あのオシャレの欠けらも無い格好だし.......。」
僕がうーんっとうなれば、AくんとBくんは、移動教室だからとどこかへ行ってしまった。
メモ
・転校生君の名前は蓮。
・転校生君は面食い
・転校生君は性格が悪い?
生徒会役員の方々はどこに惹かれた?
メモを見ながら、唸るが一向に答えは出ない。クラスメイト君たちや僕にも分からない、彼なりの魅力があって生徒会役員の方々はそこに惹かれた.......とは思うが、聞いた限りでは転校生君に魅力感じないんだけど.......ま、まぁ初日だし?2人に聞いたくらいで、判断しちゃダメだよね!
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