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閑話 ミチナガたちと秋の恵み
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「んあ~~…一仕事終えた。要塞作るやら何作るやらで、忙しいったらありゃしない。もう大分外は冷えてきてすっかり秋めいてきたな。……それでお前は何してんの?」
『ピース・え、えっと…お庭掃除してて落ち葉がいっぱい溜まったので燃やしてます。』
『スミス・俺らは休憩時間なんで来たっす。』
『親方・そしたら焚き火してたんでせっかくだから焼き芋してるっす。…食べます?』
「もちろん食べる。それでシェフ、お前は壺の前で何してんの?」
『シェフ・焚き火で焼き芋つくるより美味しい焼き芋作ってる。せっかくだから芋の食べ比べしようと思って。最近芋の品種凝ってるらしくて品評会も頼まれてる。』
使い魔たちは皆思い思いのことをしているようだ。ミチナガが今いるのは英雄の国に買った屋敷だ。アレクリアルから英雄の国で英雄にまで選ばれたのに屋敷を持たないというのは流石にまずいと言われ買わされたものだ。
アレクリアルとしては前々から屋敷を持たせようと考えていたようだが、世界でも人気の高いこの英雄の国ではそう簡単に土地の空きが出ない。しかし今回の法国との戦争の一件でこの屋敷が売りに出されたのだ。アレクリアルはそれをすぐにミチナガに買わせた。
少し前までは他の貴族が使用していたのでなんの手入れもなくすぐに使える。だからミチナガはすぐに移り住むとすぐに仕事に戻った。なお、ミチナガが仕事をしている間に使い魔たちがあれこれといじり回したので色々と元の仕様とは色々変わっている。
そんな英雄の国でももう秋がやって来た。ミチナガとしてはセキヤ国に戻りたいところであったが、今のこの状況では戻ることは難しいだろう。まあセキヤ国には色々と優秀な人材が集まり、さらに新たな人材も育ち始めているのでそう心配はいらない。
そんなミチナガは使い魔たちが芋を焼いている光景を見ながらポチに出されたお茶をすする。なんとも温かい緑茶が似合う季節になったものだ。そんな風に黄昏ていると焼き芋を持って来た使い魔たちがやって来た。
『ピース・焼けました!美味しいですよ!』
「サンキュー。おお、こいつは美味そうだな。皮が少し焦げているけどねっとりしていて美味そうだ。しかし…英雄の国って他国と比べてさつまいも高いよな?」
『ポチ・勇者王も好んだ味とか言って人気らしいよ。懐かしかったっていう可能性もあるけど、芋なんて元々安いものだからこの世界にきた頃に金がなくて食べるものがこれくらいしかなかったんじゃない?』
「ん~まあ安い芋がこれだけ人気で高く取引されるならいいんだろうな。農家も喜ぶだろうし。今度孤児院で焼き芋売りでもさせてみようか。良い収入源になるんじゃないか?」
『シェフ・商売の話の最中悪いがこっちも焼けたぞ。壺焼き芋。遠火でじっくりと火を通したから甘みが段違いだ。』
「おお!芋から蜜が出てんじゃん。これはすごいな…」
シェフから渡された焼き芋は焚き火で焼いたものよりもはるかに甘く美味しい。壺の中で一定の温度でじっくりと仕上げたためデンプンが酵素によって甘みに変わった。時間はかかるが実にうまい。
『シェフ・どうせだから今日の夕飯は秋の幸づくしにしようか。セキヤ国近くの沖合で鮭が獲れたから鮭とキノコで鍋にでもしよう。』
「鍋かぁ…いいねぇ。もう鍋が似合う時期になったな…」
『リョウ・大変大変!今年から増やした新しい漁場に行ったら見て!アンコウ!みんな気持ち悪がって食べないから在庫大量だよ!』
「…シェフ……アンコウ鍋…食べたい……」
『シェフ・なんで片言に……まあアンコウも時期なんでいいですけど。じゃあいろんな鍋作りましょうか。鍋パですね。』
アンコウ鍋の魅力に揺らいだミチナガの影響で今夜は鍋パーティーをすることが決まった。鍋は一度に大量に作った方が美味いという意見の元、大勢の使い魔たちが招集され大規模の鍋パーティーが始まる。
『シェフ・石狩鍋にアンコウ鍋、水炊きにもつ鍋。てっちりにすき焼きもあるよ。』
「最高かよ。どれから食うかな…あれ?このてっちり、白子入ってるけど大丈夫か?」
『リョウ・完全養殖フグだから問題なし!そのうち山間地で海の魚を養殖したら人気出ると思って今のうちからスマホの中で実験してんの。あ、ちなみにフグの身の方は天然物だよ。』
「それなら平気か。フグの白子なんて食べるの初めてだな。あ、うめぇ。」
フグの白子は美味いのだが、毒がある。しかしフグの個体差により白子なら毒性が低く食べられることがある。そしてその情報だけ聞いて食べて亡くなるという事例がある。
ただフグの毒は生まれ持ったものではなく、菌類の毒を生体濃縮したものであるため、海から離して完全養殖すれば無毒のフグが育てられる。無毒フグであればどこの部位を食べても問題はない。そのためミチナガも気がついていないがフグの肝臓や卵巣まで普通に食べている。
ちなみにフグの卵巣をぬか漬けにして無毒化したフグの子糠漬けというものもある。石川県の郷土料理なのだが、なぜフグの毒が無毒化できるかはよくわかっていないらしい。そしてそれもシェフが酒のあてにとミチナガに提供し、ミチナガは美味い美味いと食べている。
『シェフ・試しに作ったけどうまくいってたか…』
「ん?どうかしたか?」
『シェフ・いや、すき焼きもどうかなぁ~なんて。取ってくる?』
「いいねぇすき焼き。関東風?関西風?」
『シェフ・どっちも作ったからどっちも持ってくる。食べ比べして楽しんで。あ、それからもしも体調悪くなったらこれ飲んどいて。』
シェフはミチナガに世界樹の薬を渡すとすき焼きを取りに行く。ミチナガはなぜそれをもらったかよくわからずにとりあえず飲んでおくと再びてっちり鍋を食べ進めた。
季節が秋になり要塞建設も順調に進んでいる。しかし逆に言えば順調すぎる気もする。何もかも順調に進みすぎて若干の不気味さを感じる。しかしどんなに不気味に思ってもやり続けるしかない。この世界は停滞することなく進み続けてしまうのだから。
『シェフ・すき焼き持ってきたよ。まだ体調大丈夫?』
「なんの問題もないぞ。まあさっきの薬は一応飲んどいた。おかげで酔いが覚めてもっと食えそうだ。」
『シェフ・え!体調悪くなったらって言ったのに!それじゃあフグの毒に当たったかわからないじゃん!』
「おいこら、俺を実験台にするんじゃない。」
『シェフ・だからもしもの時のことを考えて薬渡しておいたじゃん。あ~あ…』
「マジでがっかりそうにするんじゃない。全く……そういやあっちにも届けておいたか?もうダンジョンは出たんだろ?」
『シェフ・一足先に冬を楽しんでいるみたいだよ寒そうだから届けておいた。』
「そっか。それじゃあじゃんじゃん食うぞぉ!!」
ミチナガは再び鍋を食い進める。今宵の鍋パーティーはまだまだこれからだ。
その頃、世界有数の山脈の上ではすでに雪が降り積もり極寒の環境を生み出している。空気も薄く、生きていける生物はごくわずかだ。そんな山脈の頂上ではいくつもの戦闘の跡が見られる。さらによく見れば山脈の一部だと思っていたものは骸になった巨大な龍であった。
そんな巨大な龍の骸のそばに一つの雪のかまくらがある。そのかまくらからは光がちらちらと見える。中を除けばそこでは寒さから逃れながら鍋をつつく大男と小さな使い魔の姿があった。
『ムーン・〆は雑炊?それとも麺?』
「今度は麺で行こう。」
『ムーン・オッケー。それじゃあ麺入れるから少し待ってね。』
〆の麺を入れるムーン。ただ〆と言いつつもすでに鍋は3杯目だ。戦闘後はナイトも腹が減っているようで何杯でも食えてしまうらしい。そんなナイトたちはしばらく前に9大ダンジョン、巨大のヨトゥンヘイム100階層の完全攻略を果たし、久しぶりに地上で暴れている。
今回倒した巨大な龍はこの辺りの生態系をかなり狂わせていたらしく、当初ナイトが目的としていたモンスターを食い散らかしていた。そのため討伐したわけだが、この龍もどうやらエラー物質を取り込んだ生物だったらしい。
『ムーン・エラー物質のモンスターにまた出会うなんてね。この次は2000キロ離れたとこに行くよ。そこでもかなり生態系が狂っているみたい。またエラー物質関連じゃないといいけど…』
「こいつは強かったが…おそらく人為的なものではない。たまたま取り込んだだけだろう。そう簡単に出会わないと思うが…」
『ムーン・法国の戦争の影響で冒険家たちがうまく機能しなくなっているのが原因かもね。エラー物質の取り逃しが出てきてる。こんなモンスターが山ほど増えたら大変なことになるね。』
「ああ…彼らの分まで働いてやろう。む…もう無くなったか。」
『ムーン・気に入ったようで何よりだよ。次は何食べる?』
「…もう一度この鍋が良いな。」
『ムーン・アンコウ鍋ね。今用意するから待っててね。』
極寒の地での鍋はまだまだ続くようだ。ただ、この極寒の地だからこそ鍋がより美味しいのかもしれない。
『ピース・え、えっと…お庭掃除してて落ち葉がいっぱい溜まったので燃やしてます。』
『スミス・俺らは休憩時間なんで来たっす。』
『親方・そしたら焚き火してたんでせっかくだから焼き芋してるっす。…食べます?』
「もちろん食べる。それでシェフ、お前は壺の前で何してんの?」
『シェフ・焚き火で焼き芋つくるより美味しい焼き芋作ってる。せっかくだから芋の食べ比べしようと思って。最近芋の品種凝ってるらしくて品評会も頼まれてる。』
使い魔たちは皆思い思いのことをしているようだ。ミチナガが今いるのは英雄の国に買った屋敷だ。アレクリアルから英雄の国で英雄にまで選ばれたのに屋敷を持たないというのは流石にまずいと言われ買わされたものだ。
アレクリアルとしては前々から屋敷を持たせようと考えていたようだが、世界でも人気の高いこの英雄の国ではそう簡単に土地の空きが出ない。しかし今回の法国との戦争の一件でこの屋敷が売りに出されたのだ。アレクリアルはそれをすぐにミチナガに買わせた。
少し前までは他の貴族が使用していたのでなんの手入れもなくすぐに使える。だからミチナガはすぐに移り住むとすぐに仕事に戻った。なお、ミチナガが仕事をしている間に使い魔たちがあれこれといじり回したので色々と元の仕様とは色々変わっている。
そんな英雄の国でももう秋がやって来た。ミチナガとしてはセキヤ国に戻りたいところであったが、今のこの状況では戻ることは難しいだろう。まあセキヤ国には色々と優秀な人材が集まり、さらに新たな人材も育ち始めているのでそう心配はいらない。
そんなミチナガは使い魔たちが芋を焼いている光景を見ながらポチに出されたお茶をすする。なんとも温かい緑茶が似合う季節になったものだ。そんな風に黄昏ていると焼き芋を持って来た使い魔たちがやって来た。
『ピース・焼けました!美味しいですよ!』
「サンキュー。おお、こいつは美味そうだな。皮が少し焦げているけどねっとりしていて美味そうだ。しかし…英雄の国って他国と比べてさつまいも高いよな?」
『ポチ・勇者王も好んだ味とか言って人気らしいよ。懐かしかったっていう可能性もあるけど、芋なんて元々安いものだからこの世界にきた頃に金がなくて食べるものがこれくらいしかなかったんじゃない?』
「ん~まあ安い芋がこれだけ人気で高く取引されるならいいんだろうな。農家も喜ぶだろうし。今度孤児院で焼き芋売りでもさせてみようか。良い収入源になるんじゃないか?」
『シェフ・商売の話の最中悪いがこっちも焼けたぞ。壺焼き芋。遠火でじっくりと火を通したから甘みが段違いだ。』
「おお!芋から蜜が出てんじゃん。これはすごいな…」
シェフから渡された焼き芋は焚き火で焼いたものよりもはるかに甘く美味しい。壺の中で一定の温度でじっくりと仕上げたためデンプンが酵素によって甘みに変わった。時間はかかるが実にうまい。
『シェフ・どうせだから今日の夕飯は秋の幸づくしにしようか。セキヤ国近くの沖合で鮭が獲れたから鮭とキノコで鍋にでもしよう。』
「鍋かぁ…いいねぇ。もう鍋が似合う時期になったな…」
『リョウ・大変大変!今年から増やした新しい漁場に行ったら見て!アンコウ!みんな気持ち悪がって食べないから在庫大量だよ!』
「…シェフ……アンコウ鍋…食べたい……」
『シェフ・なんで片言に……まあアンコウも時期なんでいいですけど。じゃあいろんな鍋作りましょうか。鍋パですね。』
アンコウ鍋の魅力に揺らいだミチナガの影響で今夜は鍋パーティーをすることが決まった。鍋は一度に大量に作った方が美味いという意見の元、大勢の使い魔たちが招集され大規模の鍋パーティーが始まる。
『シェフ・石狩鍋にアンコウ鍋、水炊きにもつ鍋。てっちりにすき焼きもあるよ。』
「最高かよ。どれから食うかな…あれ?このてっちり、白子入ってるけど大丈夫か?」
『リョウ・完全養殖フグだから問題なし!そのうち山間地で海の魚を養殖したら人気出ると思って今のうちからスマホの中で実験してんの。あ、ちなみにフグの身の方は天然物だよ。』
「それなら平気か。フグの白子なんて食べるの初めてだな。あ、うめぇ。」
フグの白子は美味いのだが、毒がある。しかしフグの個体差により白子なら毒性が低く食べられることがある。そしてその情報だけ聞いて食べて亡くなるという事例がある。
ただフグの毒は生まれ持ったものではなく、菌類の毒を生体濃縮したものであるため、海から離して完全養殖すれば無毒のフグが育てられる。無毒フグであればどこの部位を食べても問題はない。そのためミチナガも気がついていないがフグの肝臓や卵巣まで普通に食べている。
ちなみにフグの卵巣をぬか漬けにして無毒化したフグの子糠漬けというものもある。石川県の郷土料理なのだが、なぜフグの毒が無毒化できるかはよくわかっていないらしい。そしてそれもシェフが酒のあてにとミチナガに提供し、ミチナガは美味い美味いと食べている。
『シェフ・試しに作ったけどうまくいってたか…』
「ん?どうかしたか?」
『シェフ・いや、すき焼きもどうかなぁ~なんて。取ってくる?』
「いいねぇすき焼き。関東風?関西風?」
『シェフ・どっちも作ったからどっちも持ってくる。食べ比べして楽しんで。あ、それからもしも体調悪くなったらこれ飲んどいて。』
シェフはミチナガに世界樹の薬を渡すとすき焼きを取りに行く。ミチナガはなぜそれをもらったかよくわからずにとりあえず飲んでおくと再びてっちり鍋を食べ進めた。
季節が秋になり要塞建設も順調に進んでいる。しかし逆に言えば順調すぎる気もする。何もかも順調に進みすぎて若干の不気味さを感じる。しかしどんなに不気味に思ってもやり続けるしかない。この世界は停滞することなく進み続けてしまうのだから。
『シェフ・すき焼き持ってきたよ。まだ体調大丈夫?』
「なんの問題もないぞ。まあさっきの薬は一応飲んどいた。おかげで酔いが覚めてもっと食えそうだ。」
『シェフ・え!体調悪くなったらって言ったのに!それじゃあフグの毒に当たったかわからないじゃん!』
「おいこら、俺を実験台にするんじゃない。」
『シェフ・だからもしもの時のことを考えて薬渡しておいたじゃん。あ~あ…』
「マジでがっかりそうにするんじゃない。全く……そういやあっちにも届けておいたか?もうダンジョンは出たんだろ?」
『シェフ・一足先に冬を楽しんでいるみたいだよ寒そうだから届けておいた。』
「そっか。それじゃあじゃんじゃん食うぞぉ!!」
ミチナガは再び鍋を食い進める。今宵の鍋パーティーはまだまだこれからだ。
その頃、世界有数の山脈の上ではすでに雪が降り積もり極寒の環境を生み出している。空気も薄く、生きていける生物はごくわずかだ。そんな山脈の頂上ではいくつもの戦闘の跡が見られる。さらによく見れば山脈の一部だと思っていたものは骸になった巨大な龍であった。
そんな巨大な龍の骸のそばに一つの雪のかまくらがある。そのかまくらからは光がちらちらと見える。中を除けばそこでは寒さから逃れながら鍋をつつく大男と小さな使い魔の姿があった。
『ムーン・〆は雑炊?それとも麺?』
「今度は麺で行こう。」
『ムーン・オッケー。それじゃあ麺入れるから少し待ってね。』
〆の麺を入れるムーン。ただ〆と言いつつもすでに鍋は3杯目だ。戦闘後はナイトも腹が減っているようで何杯でも食えてしまうらしい。そんなナイトたちはしばらく前に9大ダンジョン、巨大のヨトゥンヘイム100階層の完全攻略を果たし、久しぶりに地上で暴れている。
今回倒した巨大な龍はこの辺りの生態系をかなり狂わせていたらしく、当初ナイトが目的としていたモンスターを食い散らかしていた。そのため討伐したわけだが、この龍もどうやらエラー物質を取り込んだ生物だったらしい。
『ムーン・エラー物質のモンスターにまた出会うなんてね。この次は2000キロ離れたとこに行くよ。そこでもかなり生態系が狂っているみたい。またエラー物質関連じゃないといいけど…』
「こいつは強かったが…おそらく人為的なものではない。たまたま取り込んだだけだろう。そう簡単に出会わないと思うが…」
『ムーン・法国の戦争の影響で冒険家たちがうまく機能しなくなっているのが原因かもね。エラー物質の取り逃しが出てきてる。こんなモンスターが山ほど増えたら大変なことになるね。』
「ああ…彼らの分まで働いてやろう。む…もう無くなったか。」
『ムーン・気に入ったようで何よりだよ。次は何食べる?』
「…もう一度この鍋が良いな。」
『ムーン・アンコウ鍋ね。今用意するから待っててね。』
極寒の地での鍋はまだまだ続くようだ。ただ、この極寒の地だからこそ鍋がより美味しいのかもしれない。
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