397 / 572
第384話 セキヤ国の死闘3
しおりを挟む
あれから2日が経過した。セキヤ国と法国の戦いは今尚続いているが結果はもう明らかだ。あれから法国は何度か食料補給のために部隊を出したが全てシェイクス国の兵によって全滅させられた。食料を失った法国の兵たちは飢餓状態が続き、戦える状態ではない。
また洗脳によって火の国で得た洗脳兵士たちはほぼ壊滅した。無茶な突撃に食糧不足となればこうなることは必然であった。今なお法国の兵士が生き残っているのはセキヤ国側が防衛に徹して討伐に出向かないからだ。
今日明日にでも部隊を編成し、弱り切った法国の兵士を壊滅させようという作戦も出ているが、イシュディーンはそれを止まらせた。というのもイシュディーンは困惑しているのだ。
「なぜ…こんな無意味な戦いを続ける……法国の狙いはなんだ?」
そう、法国の狙いが全くわからないのだ。火の国や英雄の国、さらには諸王国郡の地域にまで法国は兵士を分散させている。もしも英雄の国を狙うのであれば英雄の国だけに戦力を集中させるべきだ。というよりそうしない理由がない。
なのに法国は今尚兵士を分散させ、さらにこんな負け戦でも未だ撤退もせずに攻め続けている。この戦闘に意味はない。セキヤ国側は未だ死者が出ぬほどの快勝ぶりだ。この鉄壁の防壁がある限り負けはあり得ない。
ただこんなにも無謀な戦いを続けるのは何か理由があると思った。もしかしたら別部隊を迂回させて侵入するつもりかもしれない。だから秘密裏にいくつかの兵団に周囲の偵察もさせた。
しかしいくら偵察しても敵らしい反応は一つもない。法国は本当に何の策もなくただ突撃させているだけだ。しかしそうは言っても敵は法国、魔神が治める国だ。無策なはずがない。
それがイシュディーンの思考を鈍らせた。何かあるはず、何かあるはずだと考えに考えるが何も出てこない。そんなイシュディーンの迷いはセキヤ国の兵士にも悪影響を与えた。
しかしすでに勝負は決したようなものだ。今更士気が下がったところで負けることはない。特別不安がる必要もない。そう、もうここは開き直ってしまうのが利口なのだ。イシュディーンも悩みに悩み抜いたおかげでようやく答えが出た。
そして翌日、セキヤ国側はいつものように防衛をしている。法国側も飢餓状態による精神状態の悪化により攻撃の仕方が消極的になってきた。そんな中イシュディーンは心の中ですでに決めている。今日でこの戦いを終わらせる。今日の正午過ぎに部隊を突撃させて法国の兵士を壊滅させる。それでお終いだと。
防衛戦が続き、もうすぐ正午になる頃。イシュディーンが突撃させる部隊の編成をし始めたその時、補給線を断っているシェイクス国の部隊から使い魔を通じて連絡が入った。その連絡はあまりに予想外で、あまりに突拍子もない知らせであった。
あまりの真実にイシュディーンも信じられないと言った表情だ。しかしいつまでもほおけている場合ではない。これが事実なのだとしたら大事件になる。イシュディーンはすぐさま突撃させようとしていた部隊を解散させ、新たな準備を始めた。
そして時はたち、日が傾き出した頃にそれはやってきた。遠目にでもわかる。今法国側に大量の物資が運び込まれてきた。シェイクス国は物資の輸送を止めることに失敗したのだ。法国側からは歓声が上がる。逆にセキヤ国側からは何でこんなことになっているのだと驚愕し、そして落胆している。
しかし物資の輸送を止めることのできなかったシェイクス国に非はない。非があるとしたら今の今まで法国に何か策があると考えて突撃できなかったイシュディーンにこそあるだろう。イシュディーンは報告にあった情報が事実かどうか確かめる。
すると輸送部隊の中に確かにそれはいた。イシュディーンの両の瞳に確かに写り込んでいる。今も馬上で酒をあおっている老人の姿。酒が切れればすぐさま近くの法国の兵が酒を運んだ。法国に歓待される一人の老人、その老人のせいでこの戦いは振り出しに戻るどころか敗戦の危機まで出てきた。
「なぜ…なぜそこに貴様がいる……崩神ギュスカール」
イシュディーンは小さく呟いた。法国の輸送部隊の中にいるのは魔神第8位崩神ギュスカール。まごうことなき世界に10しかいない魔神の一人である。しかし理由がわからない。なぜ崩神がこんな戦いに介入してくるのか。
実は偽物ではないのかと疑いもした。しかし近づくにつれその魔力量、風格全てが彼が崩神ギュスカール本人であることを認識させられた。その後、輸送部隊が到着すると攻めてきていた法国の兵士は一時撤退した。その代わりにギュスカールを乗せた馬はこちらに向かってきた。
今尚酒を飲みながらこちらに向かってくるギュスカール。これがただの老人であったのならばイシュディーンも一笑に付したことだろう。しかし相手は崩神。戦って勝てるはずがない。とにかくイシュディーンは使い魔に頼み、ギュスカールと話をすることにした。
大急ぎでギュスカールの元へ近づく使い魔。ギュスカールの方も気がついたようで一定の距離まで近づいたところで馬を止めた。赤ら顔のまま使い魔を見下ろすギュスカールからは不思議とこれといった恐ろしさは感じなかった。
『ベータ628・僕はセキヤ国からの使者です。崩神ギュスカール。あなたと話がしたい。一体どういうわけでこの地に参られた。』
「ん?…こんなちっこいのが使者か。わしも舐められたもんだのぉ…」
『ベータ628・小さくても私はセキヤ国の中ではそれなりの地位にいる。それに今はそんなことはどうでも良い!一体どういうつもりなんだと聞いている!この戦いは法国の侵略戦争なんだぞ!』
「侵略だの何だの…そんなこと知ったこっちゃねぇよ。いちいちどんな戦争なのか知る必要がどこにある。わしゃぁ…うまい酒を飲めりゃそれで良い。」
『ベータ628・だったらうちから最高の酒を提供する。だからこの戦いに関わることなく立ち去っ』
「お前さんわかっちゃいねぇな。酒にはよ、つまみが必要なんだ。漬物みたいな食いもんじゃねぇ、見て楽しむ道楽が…つまみが必要なんだよ。戦いってやつは良いぞ、つまみにはもってこいだ。だが一方的だとつまらん。拮抗する戦いっていうのが一番おもしれぇんだ。」
そう言って酒を煽るギュスカール。それを見て使い魔はわかった。このギュスカールという男は頭のネジが外れているのだ。人としての倫理観というか道徳心というものが欠如している。このギュスカールの本質は悪だ。人の生き死になどこれといって興味はない。
しかし初めてギュスカールと出会った時、原初ゴブリンの時はこんなではなかったように思われる。あれも本当のギュスカールなのだとしたらどうにかできるかもしれない。
『ベータ628・ギュスカール、あなたは…』
「もう問答はこのくらいで良いじゃろ。もう飽きたわい。」
ギュスカールが一言そう言うと使い魔は一瞬にして消え去った。その瞬間、話し合いは強制的に終わりを告げた。防壁の中ではイシュディーンが必死に命令を出す。魔神と戦うとなればいくら準備をしても足りないくらいだ。
これから始まるのはギュスカールが満足するまで何とか防衛することだけだ。戦って勝つとかそう言う次元の話ではない。ただ満足するまで耐えきる…いくら人が死んでもそれだけしかできることはない。
そこでイシュディーンは気がついた。今までの無益な法国の突撃はギュスカールを出すためだったのではないかと。わざと無茶な戦いをして敗色を濃厚にして…自国の兵士をも大量に死なせてまでギュスカールを戦いに駆り出すために。
確かに倫理観抜きで言えば戦争に勝てる高確率な方法だ。魔神というのは大国と同等の戦力を持つ。今目の前にいるギュスカール一人で10万の兵にも20万の兵にも匹敵するだろう。いや、おそらくそれ以上に匹敵するかもしれない。
「全てはこのためだったというのか…人の命も…自国民の命でさえも軽く扱って…お前たちはあまりに歪んでいる。」
イシュディーンは怒りを込めてそう呟いた。そしてこれからセキヤ国の本当の死闘が始まる。そしてこの戦いが、今日がこの戦いの最終日となる。
また洗脳によって火の国で得た洗脳兵士たちはほぼ壊滅した。無茶な突撃に食糧不足となればこうなることは必然であった。今なお法国の兵士が生き残っているのはセキヤ国側が防衛に徹して討伐に出向かないからだ。
今日明日にでも部隊を編成し、弱り切った法国の兵士を壊滅させようという作戦も出ているが、イシュディーンはそれを止まらせた。というのもイシュディーンは困惑しているのだ。
「なぜ…こんな無意味な戦いを続ける……法国の狙いはなんだ?」
そう、法国の狙いが全くわからないのだ。火の国や英雄の国、さらには諸王国郡の地域にまで法国は兵士を分散させている。もしも英雄の国を狙うのであれば英雄の国だけに戦力を集中させるべきだ。というよりそうしない理由がない。
なのに法国は今尚兵士を分散させ、さらにこんな負け戦でも未だ撤退もせずに攻め続けている。この戦闘に意味はない。セキヤ国側は未だ死者が出ぬほどの快勝ぶりだ。この鉄壁の防壁がある限り負けはあり得ない。
ただこんなにも無謀な戦いを続けるのは何か理由があると思った。もしかしたら別部隊を迂回させて侵入するつもりかもしれない。だから秘密裏にいくつかの兵団に周囲の偵察もさせた。
しかしいくら偵察しても敵らしい反応は一つもない。法国は本当に何の策もなくただ突撃させているだけだ。しかしそうは言っても敵は法国、魔神が治める国だ。無策なはずがない。
それがイシュディーンの思考を鈍らせた。何かあるはず、何かあるはずだと考えに考えるが何も出てこない。そんなイシュディーンの迷いはセキヤ国の兵士にも悪影響を与えた。
しかしすでに勝負は決したようなものだ。今更士気が下がったところで負けることはない。特別不安がる必要もない。そう、もうここは開き直ってしまうのが利口なのだ。イシュディーンも悩みに悩み抜いたおかげでようやく答えが出た。
そして翌日、セキヤ国側はいつものように防衛をしている。法国側も飢餓状態による精神状態の悪化により攻撃の仕方が消極的になってきた。そんな中イシュディーンは心の中ですでに決めている。今日でこの戦いを終わらせる。今日の正午過ぎに部隊を突撃させて法国の兵士を壊滅させる。それでお終いだと。
防衛戦が続き、もうすぐ正午になる頃。イシュディーンが突撃させる部隊の編成をし始めたその時、補給線を断っているシェイクス国の部隊から使い魔を通じて連絡が入った。その連絡はあまりに予想外で、あまりに突拍子もない知らせであった。
あまりの真実にイシュディーンも信じられないと言った表情だ。しかしいつまでもほおけている場合ではない。これが事実なのだとしたら大事件になる。イシュディーンはすぐさま突撃させようとしていた部隊を解散させ、新たな準備を始めた。
そして時はたち、日が傾き出した頃にそれはやってきた。遠目にでもわかる。今法国側に大量の物資が運び込まれてきた。シェイクス国は物資の輸送を止めることに失敗したのだ。法国側からは歓声が上がる。逆にセキヤ国側からは何でこんなことになっているのだと驚愕し、そして落胆している。
しかし物資の輸送を止めることのできなかったシェイクス国に非はない。非があるとしたら今の今まで法国に何か策があると考えて突撃できなかったイシュディーンにこそあるだろう。イシュディーンは報告にあった情報が事実かどうか確かめる。
すると輸送部隊の中に確かにそれはいた。イシュディーンの両の瞳に確かに写り込んでいる。今も馬上で酒をあおっている老人の姿。酒が切れればすぐさま近くの法国の兵が酒を運んだ。法国に歓待される一人の老人、その老人のせいでこの戦いは振り出しに戻るどころか敗戦の危機まで出てきた。
「なぜ…なぜそこに貴様がいる……崩神ギュスカール」
イシュディーンは小さく呟いた。法国の輸送部隊の中にいるのは魔神第8位崩神ギュスカール。まごうことなき世界に10しかいない魔神の一人である。しかし理由がわからない。なぜ崩神がこんな戦いに介入してくるのか。
実は偽物ではないのかと疑いもした。しかし近づくにつれその魔力量、風格全てが彼が崩神ギュスカール本人であることを認識させられた。その後、輸送部隊が到着すると攻めてきていた法国の兵士は一時撤退した。その代わりにギュスカールを乗せた馬はこちらに向かってきた。
今尚酒を飲みながらこちらに向かってくるギュスカール。これがただの老人であったのならばイシュディーンも一笑に付したことだろう。しかし相手は崩神。戦って勝てるはずがない。とにかくイシュディーンは使い魔に頼み、ギュスカールと話をすることにした。
大急ぎでギュスカールの元へ近づく使い魔。ギュスカールの方も気がついたようで一定の距離まで近づいたところで馬を止めた。赤ら顔のまま使い魔を見下ろすギュスカールからは不思議とこれといった恐ろしさは感じなかった。
『ベータ628・僕はセキヤ国からの使者です。崩神ギュスカール。あなたと話がしたい。一体どういうわけでこの地に参られた。』
「ん?…こんなちっこいのが使者か。わしも舐められたもんだのぉ…」
『ベータ628・小さくても私はセキヤ国の中ではそれなりの地位にいる。それに今はそんなことはどうでも良い!一体どういうつもりなんだと聞いている!この戦いは法国の侵略戦争なんだぞ!』
「侵略だの何だの…そんなこと知ったこっちゃねぇよ。いちいちどんな戦争なのか知る必要がどこにある。わしゃぁ…うまい酒を飲めりゃそれで良い。」
『ベータ628・だったらうちから最高の酒を提供する。だからこの戦いに関わることなく立ち去っ』
「お前さんわかっちゃいねぇな。酒にはよ、つまみが必要なんだ。漬物みたいな食いもんじゃねぇ、見て楽しむ道楽が…つまみが必要なんだよ。戦いってやつは良いぞ、つまみにはもってこいだ。だが一方的だとつまらん。拮抗する戦いっていうのが一番おもしれぇんだ。」
そう言って酒を煽るギュスカール。それを見て使い魔はわかった。このギュスカールという男は頭のネジが外れているのだ。人としての倫理観というか道徳心というものが欠如している。このギュスカールの本質は悪だ。人の生き死になどこれといって興味はない。
しかし初めてギュスカールと出会った時、原初ゴブリンの時はこんなではなかったように思われる。あれも本当のギュスカールなのだとしたらどうにかできるかもしれない。
『ベータ628・ギュスカール、あなたは…』
「もう問答はこのくらいで良いじゃろ。もう飽きたわい。」
ギュスカールが一言そう言うと使い魔は一瞬にして消え去った。その瞬間、話し合いは強制的に終わりを告げた。防壁の中ではイシュディーンが必死に命令を出す。魔神と戦うとなればいくら準備をしても足りないくらいだ。
これから始まるのはギュスカールが満足するまで何とか防衛することだけだ。戦って勝つとかそう言う次元の話ではない。ただ満足するまで耐えきる…いくら人が死んでもそれだけしかできることはない。
そこでイシュディーンは気がついた。今までの無益な法国の突撃はギュスカールを出すためだったのではないかと。わざと無茶な戦いをして敗色を濃厚にして…自国の兵士をも大量に死なせてまでギュスカールを戦いに駆り出すために。
確かに倫理観抜きで言えば戦争に勝てる高確率な方法だ。魔神というのは大国と同等の戦力を持つ。今目の前にいるギュスカール一人で10万の兵にも20万の兵にも匹敵するだろう。いや、おそらくそれ以上に匹敵するかもしれない。
「全てはこのためだったというのか…人の命も…自国民の命でさえも軽く扱って…お前たちはあまりに歪んでいる。」
イシュディーンは怒りを込めてそう呟いた。そしてこれからセキヤ国の本当の死闘が始まる。そしてこの戦いが、今日がこの戦いの最終日となる。
5
お気に入りに追加
545
あなたにおすすめの小説
地獄の手違いで殺されてしまったが、閻魔大王が愛猫と一緒にネット環境付きで異世界転生させてくれました。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作、面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
高橋翔は地獄の官吏のミスで寿命でもないのに殺されてしまった。だが流石に地獄の十王達だった。配下の失敗にいち早く気付き、本来なら地獄の泰広王(不動明王)だけが初七日に審理する場に、十王全員が勢揃いして善後策を協議する事になった。だが、流石の十王達でも、配下の失敗に気がつくのに六日掛かっていた、高橋翔の身体は既に焼かれて灰となっていた。高橋翔は閻魔大王たちを相手に交渉した。現世で残されていた寿命を異世界で全うさせてくれる事。どのような異世界であろうと、異世界間ネットスーパーを利用して元の生活水準を保証してくれる事。死ぬまでに得ていた貯金と家屋敷、死亡保険金を保証して異世界で使えるようにする事。更には異世界に行く前に地獄で鍛錬させてもらう事まで要求し、権利を勝ち取った。そのお陰で異世界では楽々に生きる事ができた。
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
きのまま錬金!1から錬金術士めざします!
ワイムムワイ
ファンタジー
森の中。瀕死の状態で転生し目覚めた男は、両親を亡くし親戚もいない少女に命を救われた。そして、今度はその少女を助けるために男が立ち上がる。
これはそんな話。
※[小説家になろう]で書いてた物をこちらにも投稿してみました。現在、[小説家になろう]と同時に投稿をしています。いいなと思われたら、お気に入り等してくれると嬉しくなるので良ければお願いします~。
※※2021/2/01 頑張って表紙を作ったので追加しました!それに伴いタイトルの【生活】部分無くしました。
STATUS
項目 / 低☆☆☆☆☆<★★★★★高
日常系 /★★★☆☆ |コメディ /★★☆☆☆
戦闘 /★★☆☆☆ |ハーレム /★★☆☆☆
ほっこり /★★☆☆☆ | えぐみ /★★☆☆☆
しぶみ /★★☆☆☆
世界設定 /有or無
魔力 /有 | 使い魔/有
魔法 /無 | 亜人 /有
魔道具/有 | 魔獣 /有
機械 /無 |ドラゴン/有
戦争 /有 | 勇者 /無
宇宙人/無 | 魔王 /無
主人公設定
異世界転生 | 弱い
なぜかモテる | 人の話が聞けます
※これはあくまでも10/23の時のつもりであり、途中で話が変わる事や読んでみたら話が違うじゃないか!等もありえるので参考程度に。
この話の中では、錬金術師ではなく錬金術士という事にして話を進めています。
好色一代勇者 〜ナンパ師勇者は、ハッタリと機転で窮地を切り抜ける!〜(アルファポリス版)
朽縄咲良
ファンタジー
【HJ小説大賞2020後期1次選考通過作品(ノベルアッププラスにて)】
バルサ王国首都チュプリの夜の街を闊歩する、自称「天下無敵の色事師」ジャスミンが、自分の下半身の不始末から招いたピンチ。その危地を救ってくれたラバッテリア教の大教主に誘われ、神殿の下働きとして身を隠す。
それと同じ頃、バルサ王国東端のダリア山では、最近メキメキと発展し、王国の平和を脅かすダリア傭兵団と、王国最強のワイマーレ騎士団が激突する。
ワイマーレ騎士団の圧勝かと思われたその時、ダリア傭兵団団長シュダと、謎の老女が戦場に現れ――。
ジャスミンは、口先とハッタリと機転で、一筋縄ではいかない状況を飄々と渡り歩いていく――!
天下無敵の色事師ジャスミン。
新米神官パーム。
傭兵ヒース。
ダリア傭兵団団長シュダ。
銀の死神ゼラ。
復讐者アザレア。
…………
様々な人物が、徐々に絡まり、収束する……
壮大(?)なハイファンタジー!
*表紙イラストは、澄石アラン様から頂きました! ありがとうございます!
・小説家になろう、ノベルアッププラスにも掲載しております(一部加筆・補筆あり)。
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
家ごと異世界ライフ
ねむたん
ファンタジー
突然、自宅ごと異世界の森へと転移してしまった高校生・紬。電気や水道が使える不思議な家を拠点に、自給自足の生活を始める彼女は、個性豊かな住人たちや妖精たちと出会い、少しずつ村を発展させていく。温泉の発見や宿屋の建築、そして寡黙なドワーフとのほのかな絆――未知の世界で織りなす、笑いと癒しのスローライフファンタジー!
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる