345 / 572
第332話 妖精女王
しおりを挟む
「なぁぁ!あのババア!それも話しちゃったの!」
「話しちゃいましたね。」
ミチナガと妖精女王の談義は続く。すでに時間は夜更けだ。エリーやエーラといったミチナガの同行者はすでに全員眠りについている。ただ、眠るのも一苦労だったようで野営地を得るためにあちこちを歩き回ったのだという。
この妖精の国はそこまで大きな国ではない。まあ妖精たちの大きさから考えれば立派な大国なのだろう。しかし人間が数十名野営するための空き地はそうそう無いようだった。結局皆バラバラに空いている場所で寝袋に入り、眠ったようだ。
「そういえばあんたの所属を聞いてなかったけど、どっかの人間の国に属しているんでしょ?」
「一応英雄の国、勇者神のアレクリアル様のとこで伯爵の地位をいただきましたね。後は商人として氷神、神剣、神魔、海神とも交流があります。」
「…あんた意外とすごかったのね。」
「意外とすごいんです。」
ミチナガの意外な大物ぶりに驚きを見せる妖精女王。そしてミチナガに興味を持ったのか、それからしばらくの間ミチナガの話が続いた。
すでにミチナガとしては妖精女王の叔母から聞いた話はほとんどしてしまったので、会話の内容がなくなってきた頃だった。なのでここで話の主題が変わるのはちょうど良い。そしてミチナガの話を聞いた妖精女王は一つの点で大きく驚いた。
「嘘…あんた世界樹持ってんの?本当に?」
「本当ですよ。ほら、世界樹の葉に世界樹の樹液。」
「ほらって言われても実物見たことないから…でもすごい力。本物なのねこれが……」
ミチナガがスマホから取り出した世界樹の品を手に取りまじまじと見つめている。やはり世界樹の品というのはどこに行っても魅力的なものなのだろう。精霊もエルフも妖精もこうして魅了するのだから。そして話は世界樹のことになった。
「あんた…世界樹がなんで世界樹って呼ばれているか知っている?」
「世界樹には9つの国が、世界があったからですよね?」
「ええ、そうよ。そしてこの妖精の国も元々は世界樹にあったと言われているわ。まあ世界樹にあったのは本国、ここは元々分国の一つだったと言われているの。世界樹がまだあった頃に各地の妖精の力の強いところに国を作ったの。まあ妖精の場合、そういった特定の場所にしか国は作れないから大変だったのよ。」
妖精が集まって妖精の力の強いところができるのではなく、自然に湧き出る妖精の力の強いところがあるらしい。そしてそこでないと妖精は暮らしていけない。妖精とは難儀な生き物で、自身で妖精の力を作り出すことができない。自然から供給するしか方法がないのだ。
「国を作れるのはよほど力の強いところだけ。ほとんどは何人かの妖精が力を回復できる程度。だから妖精の国と妖精の隠れ里ができるわけ。」
「へぇ~…そんな違いがあったんですね。あれ?でも妖精喰いに喰われると妖精の力を吸われるって…」
「あれは吸っているわけじゃないわ。妖精から漏れ出している力を吸収するだけ。」
大気中にある細々とした妖精の力は普通の植物や生物には吸収できない。妖精がそういった力を吸収して一定の密度まで上げてやると他の生物にも吸収できるようになるのだ。
「かつては…世界樹があった時には妖精はどこにでもいたらしいわ。世界樹によって世界中に妖精の力が分散しているからどこでも力の補充ができた。それに昔は多くの人間に普通に妖精の姿が見えたらしいわ。」
「今では妖精は妖精の隠れ里でしか会うことはできませんもんね。ましてや妖精の国にはそう簡単には入れないようですし。しかも妖精を見ることのできる人間もほぼいない…」
「ええそうよ。そして何より困るのが妖精魔法の使用制限。力を回復しにくい現状では強力な妖精魔法を使うと回復が追いつかないのよ。だからこうして妖精の力を吸収した植物を摂取して回復に当てているの。」
妖精の力の自己回復ができない現状では大気中の妖精の力を吸収するか食物から吸収するしかない。しかし特に力の強い妖精女王の場合、強い妖精魔法を使うと回復をするのに周囲の妖精の力を大量に吸収する。そうすると周囲の他の妖精たちが衰弱してしまうのだ。
だから基本的に妖精女王は強力な妖精魔法を数度しか使うことなく生涯を終えることが多い。仮に使ったとしても回復に数年、数十年かけて周囲に影響が出ないようにする。それほど慎重に力を使わなくてはならないのだ。
「だけどあんたが世界樹を持っているというのなら話は変わる。世界樹は強大な私たちの力の源。世界樹さえあれば瞬時に力を回復することができる。そうすれば私たちは…世界へ繰り出せる。」
これまでは力の回復のことを考えて、力を使うことができなかった。しかし世界樹さえあればそんなことは気にせずに好きなだけ力を使うことができる。それは妖精を縛り付けていたものから解放することを意味する。
そもそも妖精魔法は強力だ。精霊魔法に類似しており、普通の魔法とは一線を画す。そんな妖精たちは一部の人間の目にしか映らない。姿を見ることも難しく、強力な妖精魔法を使う妖精。そんなものが世界へ解き放たれれば…きっと世界は…
「世界へ繰り出して…何をするんですか?」
「簡単なことよ。私たちが本来の姿を取り戻す。」
「それは一体…」
ミチナガは緊張感を高める。もしも仮にここで妖精と敵対することになったらミチナガは命をかけて役目を全うする。たとえ魔神の一角が相手だとしてもここだけは決して…。妖精女王はニヒルな笑みを見せる。
「簡単なことよ。世界樹の力を手に入れたら…かつてのような姿……妖精本来の姿…それは…」
「それは…一体…なんですか?」
「世界中で遊びまわるの!」
「…へ?」
「あら知らない?今でも少しは妖精伝説とか残っていると思ったんだけど。気に入った人間の家に住んでその人間の生活だったり、仕事を手伝うの。昔は妖精が仕上げた靴って言えばものすごい話題になったものよ。わざわざ作っている途中で眠って、妖精が仕上げてくれないか待っていた職人もいたらしいわ。」
「…なんか…聞いたことあるかもしれません。」
妖精伝説、とは言っても本当に伝説。おとぎ話のようなものだ。貧しい靴屋の男の仕事を手伝ったり、忙しい母親の代わりに子供をあやしたり、時には子供を連れ去るなんて怖い話もあったりした。それらはただのおとぎ話ではなく、事実からくる話であるようだ。
「私たちは長命だから結構暇になるの。別に眠らなくて良いし、食事も必要ない。これと言ってやることもないからすっごい暇。だから人間を観察して時々お手伝いするの。今はその趣味がなくなってみんな退屈なのよ。世界樹がなくなってから妖精はすごい退屈。まあ退屈すぎて多少やることを作ってみたりしたけどそれでもつまんないし暇。」
「まあ…眠らず、食事もせず…居場所を変えることも難しいってなるとそうなのかもしれないですね。」
「でしょ!だから世界樹を用いて妖精の力の回復薬作って。それを使って昔みたいに人の住む場所に遊びに行かせて。あんただったらできるでしょ?」
「世界樹を使った回復薬…まあできるとは思いますけど。」
「よし!それじゃあ…商人なんでしょ?この国に出店しなさい。そしてそこで妖精の回復薬を売り出すの。もちろんお代は払うわ。妖精ならではの珍品や…金貨や財宝もあるわね。まあ私たちはそんなものは使わないからどんどんあげる。ギブアンドテイクよ。」
話を聞く限り全くもって断る理由がない。妖精たちとの強固なつながりを得る上に、妖精の珍品を入手し、金銀財宝も手に入る。これをわざわざ断る理由はない。それに妖精は非常に温厚で害をなすものではない。
そしてかつてのような妖精伝説が再び世界で巻き起これば、それをミチナガ商会を使って世界へ発信して大儲けできる。かなりのビッグプロジェクトになるだろう。
「商談成立ですね。よろしくお願いします。ああ、それから改めて…ミチナガ商会商会長、セキヤ国国王セキヤミチナガです。」
「妖精女王ピクシリー・ミキュリールよ。よろしくねミチナガ。」
「よろしくお願いしますピクシリー様。」
「話しちゃいましたね。」
ミチナガと妖精女王の談義は続く。すでに時間は夜更けだ。エリーやエーラといったミチナガの同行者はすでに全員眠りについている。ただ、眠るのも一苦労だったようで野営地を得るためにあちこちを歩き回ったのだという。
この妖精の国はそこまで大きな国ではない。まあ妖精たちの大きさから考えれば立派な大国なのだろう。しかし人間が数十名野営するための空き地はそうそう無いようだった。結局皆バラバラに空いている場所で寝袋に入り、眠ったようだ。
「そういえばあんたの所属を聞いてなかったけど、どっかの人間の国に属しているんでしょ?」
「一応英雄の国、勇者神のアレクリアル様のとこで伯爵の地位をいただきましたね。後は商人として氷神、神剣、神魔、海神とも交流があります。」
「…あんた意外とすごかったのね。」
「意外とすごいんです。」
ミチナガの意外な大物ぶりに驚きを見せる妖精女王。そしてミチナガに興味を持ったのか、それからしばらくの間ミチナガの話が続いた。
すでにミチナガとしては妖精女王の叔母から聞いた話はほとんどしてしまったので、会話の内容がなくなってきた頃だった。なのでここで話の主題が変わるのはちょうど良い。そしてミチナガの話を聞いた妖精女王は一つの点で大きく驚いた。
「嘘…あんた世界樹持ってんの?本当に?」
「本当ですよ。ほら、世界樹の葉に世界樹の樹液。」
「ほらって言われても実物見たことないから…でもすごい力。本物なのねこれが……」
ミチナガがスマホから取り出した世界樹の品を手に取りまじまじと見つめている。やはり世界樹の品というのはどこに行っても魅力的なものなのだろう。精霊もエルフも妖精もこうして魅了するのだから。そして話は世界樹のことになった。
「あんた…世界樹がなんで世界樹って呼ばれているか知っている?」
「世界樹には9つの国が、世界があったからですよね?」
「ええ、そうよ。そしてこの妖精の国も元々は世界樹にあったと言われているわ。まあ世界樹にあったのは本国、ここは元々分国の一つだったと言われているの。世界樹がまだあった頃に各地の妖精の力の強いところに国を作ったの。まあ妖精の場合、そういった特定の場所にしか国は作れないから大変だったのよ。」
妖精が集まって妖精の力の強いところができるのではなく、自然に湧き出る妖精の力の強いところがあるらしい。そしてそこでないと妖精は暮らしていけない。妖精とは難儀な生き物で、自身で妖精の力を作り出すことができない。自然から供給するしか方法がないのだ。
「国を作れるのはよほど力の強いところだけ。ほとんどは何人かの妖精が力を回復できる程度。だから妖精の国と妖精の隠れ里ができるわけ。」
「へぇ~…そんな違いがあったんですね。あれ?でも妖精喰いに喰われると妖精の力を吸われるって…」
「あれは吸っているわけじゃないわ。妖精から漏れ出している力を吸収するだけ。」
大気中にある細々とした妖精の力は普通の植物や生物には吸収できない。妖精がそういった力を吸収して一定の密度まで上げてやると他の生物にも吸収できるようになるのだ。
「かつては…世界樹があった時には妖精はどこにでもいたらしいわ。世界樹によって世界中に妖精の力が分散しているからどこでも力の補充ができた。それに昔は多くの人間に普通に妖精の姿が見えたらしいわ。」
「今では妖精は妖精の隠れ里でしか会うことはできませんもんね。ましてや妖精の国にはそう簡単には入れないようですし。しかも妖精を見ることのできる人間もほぼいない…」
「ええそうよ。そして何より困るのが妖精魔法の使用制限。力を回復しにくい現状では強力な妖精魔法を使うと回復が追いつかないのよ。だからこうして妖精の力を吸収した植物を摂取して回復に当てているの。」
妖精の力の自己回復ができない現状では大気中の妖精の力を吸収するか食物から吸収するしかない。しかし特に力の強い妖精女王の場合、強い妖精魔法を使うと回復をするのに周囲の妖精の力を大量に吸収する。そうすると周囲の他の妖精たちが衰弱してしまうのだ。
だから基本的に妖精女王は強力な妖精魔法を数度しか使うことなく生涯を終えることが多い。仮に使ったとしても回復に数年、数十年かけて周囲に影響が出ないようにする。それほど慎重に力を使わなくてはならないのだ。
「だけどあんたが世界樹を持っているというのなら話は変わる。世界樹は強大な私たちの力の源。世界樹さえあれば瞬時に力を回復することができる。そうすれば私たちは…世界へ繰り出せる。」
これまでは力の回復のことを考えて、力を使うことができなかった。しかし世界樹さえあればそんなことは気にせずに好きなだけ力を使うことができる。それは妖精を縛り付けていたものから解放することを意味する。
そもそも妖精魔法は強力だ。精霊魔法に類似しており、普通の魔法とは一線を画す。そんな妖精たちは一部の人間の目にしか映らない。姿を見ることも難しく、強力な妖精魔法を使う妖精。そんなものが世界へ解き放たれれば…きっと世界は…
「世界へ繰り出して…何をするんですか?」
「簡単なことよ。私たちが本来の姿を取り戻す。」
「それは一体…」
ミチナガは緊張感を高める。もしも仮にここで妖精と敵対することになったらミチナガは命をかけて役目を全うする。たとえ魔神の一角が相手だとしてもここだけは決して…。妖精女王はニヒルな笑みを見せる。
「簡単なことよ。世界樹の力を手に入れたら…かつてのような姿……妖精本来の姿…それは…」
「それは…一体…なんですか?」
「世界中で遊びまわるの!」
「…へ?」
「あら知らない?今でも少しは妖精伝説とか残っていると思ったんだけど。気に入った人間の家に住んでその人間の生活だったり、仕事を手伝うの。昔は妖精が仕上げた靴って言えばものすごい話題になったものよ。わざわざ作っている途中で眠って、妖精が仕上げてくれないか待っていた職人もいたらしいわ。」
「…なんか…聞いたことあるかもしれません。」
妖精伝説、とは言っても本当に伝説。おとぎ話のようなものだ。貧しい靴屋の男の仕事を手伝ったり、忙しい母親の代わりに子供をあやしたり、時には子供を連れ去るなんて怖い話もあったりした。それらはただのおとぎ話ではなく、事実からくる話であるようだ。
「私たちは長命だから結構暇になるの。別に眠らなくて良いし、食事も必要ない。これと言ってやることもないからすっごい暇。だから人間を観察して時々お手伝いするの。今はその趣味がなくなってみんな退屈なのよ。世界樹がなくなってから妖精はすごい退屈。まあ退屈すぎて多少やることを作ってみたりしたけどそれでもつまんないし暇。」
「まあ…眠らず、食事もせず…居場所を変えることも難しいってなるとそうなのかもしれないですね。」
「でしょ!だから世界樹を用いて妖精の力の回復薬作って。それを使って昔みたいに人の住む場所に遊びに行かせて。あんただったらできるでしょ?」
「世界樹を使った回復薬…まあできるとは思いますけど。」
「よし!それじゃあ…商人なんでしょ?この国に出店しなさい。そしてそこで妖精の回復薬を売り出すの。もちろんお代は払うわ。妖精ならではの珍品や…金貨や財宝もあるわね。まあ私たちはそんなものは使わないからどんどんあげる。ギブアンドテイクよ。」
話を聞く限り全くもって断る理由がない。妖精たちとの強固なつながりを得る上に、妖精の珍品を入手し、金銀財宝も手に入る。これをわざわざ断る理由はない。それに妖精は非常に温厚で害をなすものではない。
そしてかつてのような妖精伝説が再び世界で巻き起これば、それをミチナガ商会を使って世界へ発信して大儲けできる。かなりのビッグプロジェクトになるだろう。
「商談成立ですね。よろしくお願いします。ああ、それから改めて…ミチナガ商会商会長、セキヤ国国王セキヤミチナガです。」
「妖精女王ピクシリー・ミキュリールよ。よろしくねミチナガ。」
「よろしくお願いしますピクシリー様。」
10
お気に入りに追加
545
あなたにおすすめの小説
地獄の手違いで殺されてしまったが、閻魔大王が愛猫と一緒にネット環境付きで異世界転生させてくれました。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作、面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
高橋翔は地獄の官吏のミスで寿命でもないのに殺されてしまった。だが流石に地獄の十王達だった。配下の失敗にいち早く気付き、本来なら地獄の泰広王(不動明王)だけが初七日に審理する場に、十王全員が勢揃いして善後策を協議する事になった。だが、流石の十王達でも、配下の失敗に気がつくのに六日掛かっていた、高橋翔の身体は既に焼かれて灰となっていた。高橋翔は閻魔大王たちを相手に交渉した。現世で残されていた寿命を異世界で全うさせてくれる事。どのような異世界であろうと、異世界間ネットスーパーを利用して元の生活水準を保証してくれる事。死ぬまでに得ていた貯金と家屋敷、死亡保険金を保証して異世界で使えるようにする事。更には異世界に行く前に地獄で鍛錬させてもらう事まで要求し、権利を勝ち取った。そのお陰で異世界では楽々に生きる事ができた。
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
きのまま錬金!1から錬金術士めざします!
ワイムムワイ
ファンタジー
森の中。瀕死の状態で転生し目覚めた男は、両親を亡くし親戚もいない少女に命を救われた。そして、今度はその少女を助けるために男が立ち上がる。
これはそんな話。
※[小説家になろう]で書いてた物をこちらにも投稿してみました。現在、[小説家になろう]と同時に投稿をしています。いいなと思われたら、お気に入り等してくれると嬉しくなるので良ければお願いします~。
※※2021/2/01 頑張って表紙を作ったので追加しました!それに伴いタイトルの【生活】部分無くしました。
STATUS
項目 / 低☆☆☆☆☆<★★★★★高
日常系 /★★★☆☆ |コメディ /★★☆☆☆
戦闘 /★★☆☆☆ |ハーレム /★★☆☆☆
ほっこり /★★☆☆☆ | えぐみ /★★☆☆☆
しぶみ /★★☆☆☆
世界設定 /有or無
魔力 /有 | 使い魔/有
魔法 /無 | 亜人 /有
魔道具/有 | 魔獣 /有
機械 /無 |ドラゴン/有
戦争 /有 | 勇者 /無
宇宙人/無 | 魔王 /無
主人公設定
異世界転生 | 弱い
なぜかモテる | 人の話が聞けます
※これはあくまでも10/23の時のつもりであり、途中で話が変わる事や読んでみたら話が違うじゃないか!等もありえるので参考程度に。
この話の中では、錬金術師ではなく錬金術士という事にして話を進めています。
好色一代勇者 〜ナンパ師勇者は、ハッタリと機転で窮地を切り抜ける!〜(アルファポリス版)
朽縄咲良
ファンタジー
【HJ小説大賞2020後期1次選考通過作品(ノベルアッププラスにて)】
バルサ王国首都チュプリの夜の街を闊歩する、自称「天下無敵の色事師」ジャスミンが、自分の下半身の不始末から招いたピンチ。その危地を救ってくれたラバッテリア教の大教主に誘われ、神殿の下働きとして身を隠す。
それと同じ頃、バルサ王国東端のダリア山では、最近メキメキと発展し、王国の平和を脅かすダリア傭兵団と、王国最強のワイマーレ騎士団が激突する。
ワイマーレ騎士団の圧勝かと思われたその時、ダリア傭兵団団長シュダと、謎の老女が戦場に現れ――。
ジャスミンは、口先とハッタリと機転で、一筋縄ではいかない状況を飄々と渡り歩いていく――!
天下無敵の色事師ジャスミン。
新米神官パーム。
傭兵ヒース。
ダリア傭兵団団長シュダ。
銀の死神ゼラ。
復讐者アザレア。
…………
様々な人物が、徐々に絡まり、収束する……
壮大(?)なハイファンタジー!
*表紙イラストは、澄石アラン様から頂きました! ありがとうございます!
・小説家になろう、ノベルアッププラスにも掲載しております(一部加筆・補筆あり)。
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
家ごと異世界ライフ
ねむたん
ファンタジー
突然、自宅ごと異世界の森へと転移してしまった高校生・紬。電気や水道が使える不思議な家を拠点に、自給自足の生活を始める彼女は、個性豊かな住人たちや妖精たちと出会い、少しずつ村を発展させていく。温泉の発見や宿屋の建築、そして寡黙なドワーフとのほのかな絆――未知の世界で織りなす、笑いと癒しのスローライフファンタジー!
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる