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第178話 別れ、そして白獣の村へ
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「それじゃあミチナガさん…またいつの日か。」
「ああ、マクベス。元気でやれよ。それからマック達、よろしく頼んだ。それからお前もな。」
『ヘカテ・はいボス。マクベスを導いてみせます。』
マクベス達の出発と俺の白獣の村へ行く日は同じになった。マクベス達はこれから魔導列車に乗って船の出る港まで移動する。こちらは大量の食料を積んだ魔動車で向かう。ここで完全にお別れだ。
それからヘカテと名付けた使い魔にマクベスの今後のことをしっかりと頼んで置いた。それから何か珍しいものがないかもついでに。何か有事の際には俺の許可がなくてもスマホ内のものは好きに使って構わないと許可も出して置いた。まあ普段から許可なしで使われているけどね。
もう列車の出発する時間だ。すでに一般席を取ってあるので、もう乗らなくてはならない。俺は最後にマクベスと固い握手を交わし、その背中を見送った。やがてその姿が見えなくなる頃にはこちらも出発するということなので急いで乗り込んだ。
俺の乗った魔動車が動き出す。なんだか妙に落ち着かないのは普段乗っている魔導装甲車でないからというだけではないだろう。普段いた人たちが誰もいない。完全に0からのスタートのように思えるからだろう。
しかし慣れなくては…これからは毎日この状況だ。それどころか今回の白獣の村へ物資を届けた後は今いるこの補給部隊の面々もいなくなる。何度も何度も一人になるのだ。そういう環境に慣れていかないと体が持たないだろう。
『ポチ・みんな行っちゃったね。寂しいけど…あ、お菓子食べる?』
「…食べる。まあお前らはいるし、いざという時はテレビ電話もできるもんな。よし!心機一転頑張ろう!お茶も入れてくれ。」
『ポチ・はいはーい。』
くよくよしていたって仕方ない。どうせこの人生、なるようにしかならないんだ。それは地球にいた頃も異世界に来ても変わらない。限りある人生を十分に謳歌してやろうじゃないか。
「明日から砂漠に入ります。砂漠に入るともう目的地まで村はありません。3日ほどですが…野営も難しいので車内泊になります。よろしいですか?」
あれから数日後、順調に移動し目的の砂漠地帯まで目と鼻の先というところまでやってきた。この辺りも風で砂漠の砂が飛んできたのだろう。すでに地面は砂地になってきている。補給部隊の隊長は俺に最終確認をとってくる。
「大丈夫ですよ。しかし砂漠なのに今の魔動車でいけるんですか?」
「今のタイヤのままでは難しいですね。だから今タイヤの空気を抜いています。空気をある程度抜くと砂漠でも走れるんですよ。」
砂漠ではタイヤの空気圧を下げて走らせるというのが常識らしい。なんでもタイヤの空気圧が高いと砂にめり込んでしまうということだ。だから空気圧を下げ、タイヤがつぶれるようにして設置面を増やすということだ。
それから砂漠では日中は暑いが夜間は冷えるので防寒対策を忘れないようにということだ。今は季節的に夜間でもそこまで冷えることはないが、季節によってはマイナスまで下がるとのことだ。
それから砂の中には特有のモンスターが生息するので気をつけて欲しいということだ。物珍しいからと一人で行動すると砂から出て来たモンスターに一飲みにされかねないとのことだ。
「過酷な環境ですね…」
「正直人の住む場所だと思いません。それでも白獣の村は地盤が固いのでなんとか暮らせているようです。地下には巨大な洞窟と湖があるようですが…秘密の場所らしく入ったことはありません。」
白獣は誰にも心を開かずに秘密の多いもの達らしい。それこそ秘密裏にこの国を襲おうとしているとしていても気がつかないだろう。まあ白獣達は自ら望んで砂漠に住んで数百年が経過しているとのことなので害はないと考えている。
そんなことを話したところでこの日は早く休むことになった。明日からは過酷な日々が続くので休めるときに休んでおくのが一番だということだ。
そして翌日、出発してから数時間。ちょうどお昼時に巨大な砂漠が視界に入って来た。しかしこの辺りだけ砂漠になっているというのはおかしなものだ。今朝いたあたりは砂地もあったが、普通に木々も生えていたし小川も流れていた。
実は聞いた話によるとこの辺りはかつて大規模な魔力災害が発生したらしい。それにより生き物の命は奪われ、草木も生えぬ砂漠の大地になったという。今でもこの辺りの魔力は荒れているらしく、魔道具が動きにくかったり、精霊が寄り付かなかったりなど問題が多いらしい。
そして簡単にお昼ご飯を食べたのちに砂漠へと入る。あたり一面砂しかない。当たり前だろと思うかもしれないが、砂漠を生で見たのは初めてだ。無数に砂丘があり、アップダウンが続く。そんなただの砂漠に興奮している。
「窓開けたら大変そうだな。ちょっと風が吹くだけで砂が舞うな。」
『ポチ・面白いね。ただ…新しい発見みたいなのはなさそう。』
『ピース・この砂を集めて教会に砂場でも作る?』
「あ、いいなそれ。砂漠を教える勉強にもなるしな。それから砂の中に使えそうな鉱物とか混ざってないかな?」
『アルケ・後で採取するよ。分析するよ。』
初めての砂漠を満喫しているとやがて日は落ち、辺りは暗くなって来た。他の魔動車と一塊になり夕食を食べることになったのだが。
「なんか…簡素ですね。水とパンとか乾物だけですか。」
「火を使うと砂漠では遠くまで見えてしまうんです。それに熱源を感知するモンスターもいますので我慢してください。」
食事は車内で済ませることになっているのだが、なんというか寂しい食事だ。それに空を見上げたときに月が見えたので月見うどんを食べたくなってしまった。夜の砂漠でなかなか涼しくなって来たので暖かいうどんを食べたい。
「あの…火を使わずに自分で用意できれば食べても問題ないですか?」
「それは…まあ問題ありません。」
「そうですか!それなら…」
俺はすぐにシェフに頼んで月見うどんを作ってもらう。どうせなので具沢山にしてもらおう。ちょっと普段よりお腹も空いているし。そんな風に頼むと月見うどんにかき揚げまでのってきた。
「おお!これこれ。これが食べたかったんだよ。あ、同じようなの食べます?注文あるなら何か用意しますよ?」
「え…ええ…しかし……シチューなんか……は」
「了解です。ああ、どうせなら他のところの皆さんにも持って行きましょうか。ちょっと窓開けてもらって…お前ら頼んだ。」
俺は魔動車の開いた窓から使い魔や眷属達を出して他の車両に乗らせる。そしてそこで各々の食べたい食事を提供しておいた。ちなみに食後のデザート付きだ。
「すごいですね…まさかこんなものを瞬時に提供できるとは。」
「これがミチナガ商会の実力です、なんてね。まあ機会があればご贔屓にください。じゃあそろそろ寝ましょうか。けど本当にいいんですか?俺一人で後部座席寝かせてもらっても。」
「ええ、元々この車両は一人少なく乗車しているので問題ありませんよ。」
まあそういうことならお言葉に甘えさせてもらおう。俺は後部座席でそのまま眠ろうとしたのだが、親方がそのままではゴツゴツして眠りづらいだろうと言ってすのこを用意してくれた。その上に布団を敷いて眠るともう普通にベッドで眠るのとなんら変わりない。
そんな意外と満喫した暮らしを送ること4日、遠くの方に何か大きな影が見えた。よく見てみると何か巨大な生物のようであった。このまま進むのは危険だと考えたようでその場で停車してやり過ごすのを待つ。しかしどうやら様子がおかしい。巨大な生物は悶え苦しんでいるように見えた。
しばらくすると巨大な生物はまるで生き絶えたかのようにその場で崩れ落ちた。それを確認したところで再び発車する。しかもその巨大生物の方へ、だ。近づいてみるとそこに人影らしきものが見えた。
その人物はその姿が隠れるようにマントを着込んでいる。暑そうにも見えるが、俺自身も砂漠で肌の露出をするのは危険だと言われた。直射日光で肌が火傷のようになるからだ。その人物の近くで停車すると補給部隊の隊長が降りて何やら話している。
おそらくだが、この人物は白獣の村の人間なのだろう。その人物は自分が倒した巨大な生物を引きずりながら俺たちを村まで案内してくれるようだ。
しかし白獣の村の人々は強いとは聞いていたが、ここまでとは。自分よりも巨大な生物を軽々と倒して引きずってみせる。その怪力は確かなものだ。
そしてその人物が案内していく先に小さな村が見えた。あれがどうやら目的の白獣の村のようだ。
「ああ、マクベス。元気でやれよ。それからマック達、よろしく頼んだ。それからお前もな。」
『ヘカテ・はいボス。マクベスを導いてみせます。』
マクベス達の出発と俺の白獣の村へ行く日は同じになった。マクベス達はこれから魔導列車に乗って船の出る港まで移動する。こちらは大量の食料を積んだ魔動車で向かう。ここで完全にお別れだ。
それからヘカテと名付けた使い魔にマクベスの今後のことをしっかりと頼んで置いた。それから何か珍しいものがないかもついでに。何か有事の際には俺の許可がなくてもスマホ内のものは好きに使って構わないと許可も出して置いた。まあ普段から許可なしで使われているけどね。
もう列車の出発する時間だ。すでに一般席を取ってあるので、もう乗らなくてはならない。俺は最後にマクベスと固い握手を交わし、その背中を見送った。やがてその姿が見えなくなる頃にはこちらも出発するということなので急いで乗り込んだ。
俺の乗った魔動車が動き出す。なんだか妙に落ち着かないのは普段乗っている魔導装甲車でないからというだけではないだろう。普段いた人たちが誰もいない。完全に0からのスタートのように思えるからだろう。
しかし慣れなくては…これからは毎日この状況だ。それどころか今回の白獣の村へ物資を届けた後は今いるこの補給部隊の面々もいなくなる。何度も何度も一人になるのだ。そういう環境に慣れていかないと体が持たないだろう。
『ポチ・みんな行っちゃったね。寂しいけど…あ、お菓子食べる?』
「…食べる。まあお前らはいるし、いざという時はテレビ電話もできるもんな。よし!心機一転頑張ろう!お茶も入れてくれ。」
『ポチ・はいはーい。』
くよくよしていたって仕方ない。どうせこの人生、なるようにしかならないんだ。それは地球にいた頃も異世界に来ても変わらない。限りある人生を十分に謳歌してやろうじゃないか。
「明日から砂漠に入ります。砂漠に入るともう目的地まで村はありません。3日ほどですが…野営も難しいので車内泊になります。よろしいですか?」
あれから数日後、順調に移動し目的の砂漠地帯まで目と鼻の先というところまでやってきた。この辺りも風で砂漠の砂が飛んできたのだろう。すでに地面は砂地になってきている。補給部隊の隊長は俺に最終確認をとってくる。
「大丈夫ですよ。しかし砂漠なのに今の魔動車でいけるんですか?」
「今のタイヤのままでは難しいですね。だから今タイヤの空気を抜いています。空気をある程度抜くと砂漠でも走れるんですよ。」
砂漠ではタイヤの空気圧を下げて走らせるというのが常識らしい。なんでもタイヤの空気圧が高いと砂にめり込んでしまうということだ。だから空気圧を下げ、タイヤがつぶれるようにして設置面を増やすということだ。
それから砂漠では日中は暑いが夜間は冷えるので防寒対策を忘れないようにということだ。今は季節的に夜間でもそこまで冷えることはないが、季節によってはマイナスまで下がるとのことだ。
それから砂の中には特有のモンスターが生息するので気をつけて欲しいということだ。物珍しいからと一人で行動すると砂から出て来たモンスターに一飲みにされかねないとのことだ。
「過酷な環境ですね…」
「正直人の住む場所だと思いません。それでも白獣の村は地盤が固いのでなんとか暮らせているようです。地下には巨大な洞窟と湖があるようですが…秘密の場所らしく入ったことはありません。」
白獣は誰にも心を開かずに秘密の多いもの達らしい。それこそ秘密裏にこの国を襲おうとしているとしていても気がつかないだろう。まあ白獣達は自ら望んで砂漠に住んで数百年が経過しているとのことなので害はないと考えている。
そんなことを話したところでこの日は早く休むことになった。明日からは過酷な日々が続くので休めるときに休んでおくのが一番だということだ。
そして翌日、出発してから数時間。ちょうどお昼時に巨大な砂漠が視界に入って来た。しかしこの辺りだけ砂漠になっているというのはおかしなものだ。今朝いたあたりは砂地もあったが、普通に木々も生えていたし小川も流れていた。
実は聞いた話によるとこの辺りはかつて大規模な魔力災害が発生したらしい。それにより生き物の命は奪われ、草木も生えぬ砂漠の大地になったという。今でもこの辺りの魔力は荒れているらしく、魔道具が動きにくかったり、精霊が寄り付かなかったりなど問題が多いらしい。
そして簡単にお昼ご飯を食べたのちに砂漠へと入る。あたり一面砂しかない。当たり前だろと思うかもしれないが、砂漠を生で見たのは初めてだ。無数に砂丘があり、アップダウンが続く。そんなただの砂漠に興奮している。
「窓開けたら大変そうだな。ちょっと風が吹くだけで砂が舞うな。」
『ポチ・面白いね。ただ…新しい発見みたいなのはなさそう。』
『ピース・この砂を集めて教会に砂場でも作る?』
「あ、いいなそれ。砂漠を教える勉強にもなるしな。それから砂の中に使えそうな鉱物とか混ざってないかな?」
『アルケ・後で採取するよ。分析するよ。』
初めての砂漠を満喫しているとやがて日は落ち、辺りは暗くなって来た。他の魔動車と一塊になり夕食を食べることになったのだが。
「なんか…簡素ですね。水とパンとか乾物だけですか。」
「火を使うと砂漠では遠くまで見えてしまうんです。それに熱源を感知するモンスターもいますので我慢してください。」
食事は車内で済ませることになっているのだが、なんというか寂しい食事だ。それに空を見上げたときに月が見えたので月見うどんを食べたくなってしまった。夜の砂漠でなかなか涼しくなって来たので暖かいうどんを食べたい。
「あの…火を使わずに自分で用意できれば食べても問題ないですか?」
「それは…まあ問題ありません。」
「そうですか!それなら…」
俺はすぐにシェフに頼んで月見うどんを作ってもらう。どうせなので具沢山にしてもらおう。ちょっと普段よりお腹も空いているし。そんな風に頼むと月見うどんにかき揚げまでのってきた。
「おお!これこれ。これが食べたかったんだよ。あ、同じようなの食べます?注文あるなら何か用意しますよ?」
「え…ええ…しかし……シチューなんか……は」
「了解です。ああ、どうせなら他のところの皆さんにも持って行きましょうか。ちょっと窓開けてもらって…お前ら頼んだ。」
俺は魔動車の開いた窓から使い魔や眷属達を出して他の車両に乗らせる。そしてそこで各々の食べたい食事を提供しておいた。ちなみに食後のデザート付きだ。
「すごいですね…まさかこんなものを瞬時に提供できるとは。」
「これがミチナガ商会の実力です、なんてね。まあ機会があればご贔屓にください。じゃあそろそろ寝ましょうか。けど本当にいいんですか?俺一人で後部座席寝かせてもらっても。」
「ええ、元々この車両は一人少なく乗車しているので問題ありませんよ。」
まあそういうことならお言葉に甘えさせてもらおう。俺は後部座席でそのまま眠ろうとしたのだが、親方がそのままではゴツゴツして眠りづらいだろうと言ってすのこを用意してくれた。その上に布団を敷いて眠るともう普通にベッドで眠るのとなんら変わりない。
そんな意外と満喫した暮らしを送ること4日、遠くの方に何か大きな影が見えた。よく見てみると何か巨大な生物のようであった。このまま進むのは危険だと考えたようでその場で停車してやり過ごすのを待つ。しかしどうやら様子がおかしい。巨大な生物は悶え苦しんでいるように見えた。
しばらくすると巨大な生物はまるで生き絶えたかのようにその場で崩れ落ちた。それを確認したところで再び発車する。しかもその巨大生物の方へ、だ。近づいてみるとそこに人影らしきものが見えた。
その人物はその姿が隠れるようにマントを着込んでいる。暑そうにも見えるが、俺自身も砂漠で肌の露出をするのは危険だと言われた。直射日光で肌が火傷のようになるからだ。その人物の近くで停車すると補給部隊の隊長が降りて何やら話している。
おそらくだが、この人物は白獣の村の人間なのだろう。その人物は自分が倒した巨大な生物を引きずりながら俺たちを村まで案内してくれるようだ。
しかし白獣の村の人々は強いとは聞いていたが、ここまでとは。自分よりも巨大な生物を軽々と倒して引きずってみせる。その怪力は確かなものだ。
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