しわ合わせ

異世界

まず何から話そうか。そうだな～…では私が体験した異世界のことについてから話そうか。その日いつも通り自分の世界に浸っていた。そうすれば何もかも忘れられたから。でもその日の自分の世界はなにか違っていた。そう現実味がありすぎるのだ！私の周りには古びた服を着た人々や馬車がいきかい、剣をもち鎧をきた剣士らしき人までいるのだ！最初は夢かと思って自分をひっぱたいたくらいだ。  おっと前置きはここまでにしてその時のことを書いていくよ。


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「ここ…どこ。」
ふとそんな声を漏らす。しかし人々の声や馬車の音でかき消されてしまう。
「あの～、君なにか困っているのか？」
突然の問いかけに私は少し驚いてしまった。
「えっ！？」
「あ～、驚かせてすまない。私はこの街の騎士アドロフ･フレオンという。どうぞアドロフと気軽に呼んでくれ。」
いま…なんて言った？騎士？アドルフ？待って状況が…
「あの質問いいですか？アド…ルフさん。」
「ああ、構わない。それとさんずけはやめてくれ。なんだかくすぐったい…」微笑み
「あ、ありがとうございます。あの何故私に声をかけてくれたんですか？あとここは？」
「それじゃあひとつずつ答えていくよ？」
「はい」
「まず、なぜ声をかけたかなんだが、この街…いやこの国と言うべきか。国民たちは皆だいたい決まった服装でいてそれぞれ役職が異なっている。それでとても変な格好をしている君を見つけた。」
「変な格好…。」ボソッ
「あぁ、そんなつもりじゃ…つまりその君がどうしてもこの世界のものに見えなかったんだ。実は君のような者がこの国には二人いてな、あまりにもその者達と服装が似ていたし、明らかに困惑していたからな。それも自分をひっぱたくくらいに。」
「そうなんですか…。っていうか結構前から見てたんですね。」苦笑い
「あぁ、見てて少し面白かった…ふはっ(((  すまない思い出したら少し…」
いや、そこ笑うなし！というかそんなに面白かったの？でもまぁここまでの話で怖い人じゃなさそうだし…
「あの！まだ答えてもらってないものが…」
「あぁ、思い出して笑ってしまったから忘れていたね」笑
「それでこの街？国はどこなんですか？」
「そうだな～。実はこの世界には五つの国があるんだ。」 
なんだか数が少ない。
「五つの国…？だけなんですか？」
「そうだね。そしてそれぞれの国には名前があるんだけど後で教えてあげるよ。それでこの国はユルナルという国だ。そしてこの街はサヒカルのいう街
なんだ。」
いや、4文字多すぎでしょ！？
「そ、そうなんですね。」
「あ、言い忘れていたな…。先程この国には君のような者が二人いるといったね？」
「はい」
「その者達はここで自分が探し続けているものを見つけるためにここに飛ばされてきたらしいんだ。」
「探し続けているものを？」
「そうだ。それが物なのかはたまた存在しないものなのかはわからない。だがここにやって来るんだ。」
「じゃあ、私が今ここにいるのも…」
「少なからずそうだと思う。君も多分何かを探しているのだろう？」
私の探しているものはここで見つけられるのかな…。
「大丈夫、君なら見つけられる。見つけて元の所に戻れるさ。」
「はい」
「それじゃあ、行こうか。」
「えっ？どこにですか？」
「取りあえず城にだな。」微笑み
「城っ！？え？」
「そう焦るな。」笑
「焦りますよ！普通は！」
「そういえば、名前をまだ聞いていない。」微笑み
「小坂夏美です！！」怒
「夏美か！」
なんでそんな嬉しそうに人の名前を…
「ふふっははは！夏美か！」笑
「あはははは！アドルフひどい！」笑

そんなこんなで異世界に来てしまった私は何とか探し物を探せそうです！
ここで疑問の答えと心の穴の答え見つかるといいな！
なんて考えがあまかったみたいです…。




                                                                                                                              続く