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学園生活
24 バナナに願いを
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ブリーフケースに手を突っ込んで願う。
身体の丈夫さ、病気に負けない強さ、そして心の強さ。ついでに、かしこさも上がるといいな。せめて大人になったときに困らないように。運も良くないと困るよね!
よし!
目の前に並んだ子供達へ一本づつ渡す。
まだ輝いているからいけるはず。
子供達はおっかなびっくり食べ始めるも、一口食べたら勢いづいて食べ出した。
美味しいものねぇ。
ふと気づくと、ザックが食べずにバナナを見つめていた。
「どうしたの?光が消えないうちに食べないとダメよ?」
「俺、部屋に具合が悪くて寝てる兄弟たちがいるから、食わせてやりたいんだ!」
流石ザック。優しい。
「それはあなたの分だから食べて?食べ終わったらお部屋に案内して頂戴?ここに居ない子達もいるんでしょう?みんなにあげられるから大丈夫よ!」
「うん!わかった!」
慌ててバナナを食べ出した。お腹も空いてたのかな。
食べ終わると、こっちだ!と言いながらぐいぐい袖を引っ張る。
「ギルド長、ちょっと孤児院まで行ってきます!」
「ちょ、まて!そのままだと目立ちすぎる!ローブ着てけ!」
ギルド長はそう言うとばさっとローブを羽織らせてくれた。
「これ、どうしたんです?」
「あんまり目立つから、何かあったらヤバいと思って案内する前に持ってきたんだ!制服きたご令嬢が孤児院とか目立ちすぎるだろうが!」
ハイ、スミマセン。
■□■
案内された孤児院は、しっかりしたつくり。
一部囲いがしてあるのが修繕部分だろうか、職人たちの姿もちらほら見える。
こっちこっち、と言われたのは正面玄関ではなく、裏手。
「俺たちはあっちを使うと汚れるからダメなんだと。」
まぁ、立派できれいだもんね…
と、急がなきゃ。
裏口から直接孤児院へ入る。
光がまばらにしか入らない、所々薄汚れた廊下。何となくだが全体的に陰気である。
こんな所じゃ、病気になっちゃう!
こりゃ、部屋のなかも相当だな…
これはよくない。と感じつつとある部屋まで案内された。
ドアを開けると成人したかどうかくらいの女性が赤ちゃんを抱いて立っていた。
だが、それよりも気になるのは何とも言えない物理的?な空気の悪さ。
換気がうまくいっていない?掃除も行き届いているとは言えない。誰も彼も薄汚れていて痩せている。
「お帰りなさい、ザック。そちらの方は?新しい兄弟?」
のほほんとして、優しい雰囲気。でもとても心配になるくらい痩せてる。
「私はアンナ。仕事の依頼主です。」
「まあ!あなたがそうなのですね!私はローザ。この孤児院の一応の職員。本当に一応だから何もできなくて困っていたから助かかりました。」
赤ちゃんを抱きながら深々とお辞儀をされた。
そんなことより!
ここは何!衛生状態も悪いし満足に食べられてもいなさそう。どうなってるの!?
まずはバナナを出して確認。よかった。まだ光ってる。ローザさんへ差し出した。
「これを食べてください。他の子供達にも配ります。」
「ルビーは俺が抱いて、他の子の案内もするからねーちゃんは食べててくれ。」
ザックがそう言って、赤ちゃんを受け取ると、こっちだ。と私を案内する。
ローザへバナナを受け取らせると、今すぐ食べて。そしてこの事は口外無用で。と告げてザックの後を追う。
ついた先は、数台ベットが並んでいてさながら病院のようだった。
「ザック、私からよりあなたから渡した方がきっと早いわ。その間、赤ちゃんにも食べられるようにして食べさせるから、こちらに渡して頂戴。」
「わかった。」
真剣な顔をしたザックから赤ちゃんを受け取り、空いているベットに腰かけてブリーフケースをとなりに置く。
「ザック、このブリーフケースを今だけバナナ限定であなたも出すことが出来るようにしました。必要な分のバナナを取って、配ってください。すぐに食べること、口外させない事を徹底してくださいね。」
「お、おう。」
そして私は考える。発達具合を見ると、ある程度の離乳食なら問題なく食べられそう。赤ちゃんなのにぷくぷくしてない!こんなんじゃ死んじゃうよ…
バナナを食べ終えたローザさんが丁度やって来たので普段赤ちゃんに使っている食器を頼んだ。
一か八か加工をしてみる。手早くやらないと光が消えそうで怖い。赤ちゃん、栄養もきっと足りてないよね?病気になったらすぐ死んじゃういそうだよ…免疫的な意味でも食べて欲しい。
取り出したバナナの皮を向いて、魔法で圧力をかけてお皿に入れる。柔らかさは大丈夫みたいだから、輝くバナナペーストを匙にとって赤ちゃんの口へ運ぶ。最初は口を開けなかったけれど、何度か唇を匙で刺激をすると口が開いたので突っ込む。美味しかったのか、匙をかじって離さない!引き抜くと、もっとと手を伸ばす。また一匙すくって口へ。今度は大きな口を開けてくれる。口の中へ入れると、今度は齧られないようにすっと引き抜いて次の準備。飲み込む速度がゆっくりとなのでもどかしいが、光が消えないうちに出来るだけ食べてほしい。
かなりお腹が空いていたのか、小振りのバナナを選んだのが良かったのか、一本分のバナナペーストを食べきれた赤ちゃん。最後の一匙を飲み込むと、バナナの皮が消えた。良かった。間に合った。
赤ちゃんは食べ終わるとすぐに寝てしまった。
その間にザックも配り終えたのか戻ってきた。
でも、顔色が悪い。
「どうしたの?配れた?」
「出来たんだけど、一人だけ食べなくて…」
「連れてって!」
一緒にやって来たローザさんへ赤ちゃんを渡すとザックの案内で別の部屋へ向かう。
バナナも食べられないって相当じゃないの?
■□■
ドアの先はびっくりするような環境だった。
まだよちよちな幼児が数人。あまり綺麗ではない床の上を這いずったりしていた。
さらに向こう側を見ると、ベットが数台。
「あのベットは?」
「あれは病人用。」
はぁ!?幼児と病人を一緒の部屋で過ごさせてたの!?
「ザック、どうして病人と幼児が一緒なのかしら」
「簡単だよ。世話ができる人がいない。元気なら少しでも働いてる。バナナばっかりも嫌なんだよ。」
ああもう!ますば光るバナナだわ!
幼児たちの所へむかうとわらわらと集まって来た。
「ザック、この子達は食べたの?」
「大丈夫だ、手分けしてチビたちは食わせた。」
「そう。じゃあ食べられてないのは…」
「奥のカーテンの向こうのにーちゃんだ。」
「失礼します。」
そう言ってカーテンをあける。
すると、頬のこけた若い男性が横になっていた。
「誰…だ?」
声を出すのも辛そうにしながら起き上がる。
今にも死にそうなんですけど!
「私はアンナ。あなたを助けにきたわ。」
「私…はもう長くない。必要ない。既に目も見えていない。」
末期じゃないですかやだー。
食べないってこういう事ね。
ため息ひとつ。
「ザック、少し深めのお皿とスプーン持ってきて。」
「おう!」
ダッと素早く食器を取りに行く。
さて実質的に二人だけだ。
「さて、あなたが居なくなればみんなが困るんだけど…」
「助からないんだから、早くくたばった方がいいだろう。」
「馬鹿ね。助けると言ったでしょう。何の病かは分からないけれど、すぐに治るわ。もちろん目も見えるようになってね。そして、はやくこの孤児院を何とかしないと遅かれ早かれ全員死ぬわよ?」
その瞬間、閉じていた目が大きく見開いた。
「あいつらが…死ぬ!?」
どうやら、自分が死ぬことよりそっちが心配のようね。
「ええそうよ。知ってる?この孤児院、収入が無さすぎて冬の食料がバナナだけになりそうってこと。」
「なん…」
「あなたが寝込んでる間に仕切る男性が居ないからお金関係相当やられてるんじゃないかしら。」
「早く、何とかしないと…」
「そうそう。まずは起きて食べなさい。」
光るバナナを取り、願う。この人の目を含んだ全快復と今後の幸せを…
身体の丈夫さ、病気に負けない強さ、そして心の強さ。ついでに、かしこさも上がるといいな。せめて大人になったときに困らないように。運も良くないと困るよね!
よし!
目の前に並んだ子供達へ一本づつ渡す。
まだ輝いているからいけるはず。
子供達はおっかなびっくり食べ始めるも、一口食べたら勢いづいて食べ出した。
美味しいものねぇ。
ふと気づくと、ザックが食べずにバナナを見つめていた。
「どうしたの?光が消えないうちに食べないとダメよ?」
「俺、部屋に具合が悪くて寝てる兄弟たちがいるから、食わせてやりたいんだ!」
流石ザック。優しい。
「それはあなたの分だから食べて?食べ終わったらお部屋に案内して頂戴?ここに居ない子達もいるんでしょう?みんなにあげられるから大丈夫よ!」
「うん!わかった!」
慌ててバナナを食べ出した。お腹も空いてたのかな。
食べ終わると、こっちだ!と言いながらぐいぐい袖を引っ張る。
「ギルド長、ちょっと孤児院まで行ってきます!」
「ちょ、まて!そのままだと目立ちすぎる!ローブ着てけ!」
ギルド長はそう言うとばさっとローブを羽織らせてくれた。
「これ、どうしたんです?」
「あんまり目立つから、何かあったらヤバいと思って案内する前に持ってきたんだ!制服きたご令嬢が孤児院とか目立ちすぎるだろうが!」
ハイ、スミマセン。
■□■
案内された孤児院は、しっかりしたつくり。
一部囲いがしてあるのが修繕部分だろうか、職人たちの姿もちらほら見える。
こっちこっち、と言われたのは正面玄関ではなく、裏手。
「俺たちはあっちを使うと汚れるからダメなんだと。」
まぁ、立派できれいだもんね…
と、急がなきゃ。
裏口から直接孤児院へ入る。
光がまばらにしか入らない、所々薄汚れた廊下。何となくだが全体的に陰気である。
こんな所じゃ、病気になっちゃう!
こりゃ、部屋のなかも相当だな…
これはよくない。と感じつつとある部屋まで案内された。
ドアを開けると成人したかどうかくらいの女性が赤ちゃんを抱いて立っていた。
だが、それよりも気になるのは何とも言えない物理的?な空気の悪さ。
換気がうまくいっていない?掃除も行き届いているとは言えない。誰も彼も薄汚れていて痩せている。
「お帰りなさい、ザック。そちらの方は?新しい兄弟?」
のほほんとして、優しい雰囲気。でもとても心配になるくらい痩せてる。
「私はアンナ。仕事の依頼主です。」
「まあ!あなたがそうなのですね!私はローザ。この孤児院の一応の職員。本当に一応だから何もできなくて困っていたから助かかりました。」
赤ちゃんを抱きながら深々とお辞儀をされた。
そんなことより!
ここは何!衛生状態も悪いし満足に食べられてもいなさそう。どうなってるの!?
まずはバナナを出して確認。よかった。まだ光ってる。ローザさんへ差し出した。
「これを食べてください。他の子供達にも配ります。」
「ルビーは俺が抱いて、他の子の案内もするからねーちゃんは食べててくれ。」
ザックがそう言って、赤ちゃんを受け取ると、こっちだ。と私を案内する。
ローザへバナナを受け取らせると、今すぐ食べて。そしてこの事は口外無用で。と告げてザックの後を追う。
ついた先は、数台ベットが並んでいてさながら病院のようだった。
「ザック、私からよりあなたから渡した方がきっと早いわ。その間、赤ちゃんにも食べられるようにして食べさせるから、こちらに渡して頂戴。」
「わかった。」
真剣な顔をしたザックから赤ちゃんを受け取り、空いているベットに腰かけてブリーフケースをとなりに置く。
「ザック、このブリーフケースを今だけバナナ限定であなたも出すことが出来るようにしました。必要な分のバナナを取って、配ってください。すぐに食べること、口外させない事を徹底してくださいね。」
「お、おう。」
そして私は考える。発達具合を見ると、ある程度の離乳食なら問題なく食べられそう。赤ちゃんなのにぷくぷくしてない!こんなんじゃ死んじゃうよ…
バナナを食べ終えたローザさんが丁度やって来たので普段赤ちゃんに使っている食器を頼んだ。
一か八か加工をしてみる。手早くやらないと光が消えそうで怖い。赤ちゃん、栄養もきっと足りてないよね?病気になったらすぐ死んじゃういそうだよ…免疫的な意味でも食べて欲しい。
取り出したバナナの皮を向いて、魔法で圧力をかけてお皿に入れる。柔らかさは大丈夫みたいだから、輝くバナナペーストを匙にとって赤ちゃんの口へ運ぶ。最初は口を開けなかったけれど、何度か唇を匙で刺激をすると口が開いたので突っ込む。美味しかったのか、匙をかじって離さない!引き抜くと、もっとと手を伸ばす。また一匙すくって口へ。今度は大きな口を開けてくれる。口の中へ入れると、今度は齧られないようにすっと引き抜いて次の準備。飲み込む速度がゆっくりとなのでもどかしいが、光が消えないうちに出来るだけ食べてほしい。
かなりお腹が空いていたのか、小振りのバナナを選んだのが良かったのか、一本分のバナナペーストを食べきれた赤ちゃん。最後の一匙を飲み込むと、バナナの皮が消えた。良かった。間に合った。
赤ちゃんは食べ終わるとすぐに寝てしまった。
その間にザックも配り終えたのか戻ってきた。
でも、顔色が悪い。
「どうしたの?配れた?」
「出来たんだけど、一人だけ食べなくて…」
「連れてって!」
一緒にやって来たローザさんへ赤ちゃんを渡すとザックの案内で別の部屋へ向かう。
バナナも食べられないって相当じゃないの?
■□■
ドアの先はびっくりするような環境だった。
まだよちよちな幼児が数人。あまり綺麗ではない床の上を這いずったりしていた。
さらに向こう側を見ると、ベットが数台。
「あのベットは?」
「あれは病人用。」
はぁ!?幼児と病人を一緒の部屋で過ごさせてたの!?
「ザック、どうして病人と幼児が一緒なのかしら」
「簡単だよ。世話ができる人がいない。元気なら少しでも働いてる。バナナばっかりも嫌なんだよ。」
ああもう!ますば光るバナナだわ!
幼児たちの所へむかうとわらわらと集まって来た。
「ザック、この子達は食べたの?」
「大丈夫だ、手分けしてチビたちは食わせた。」
「そう。じゃあ食べられてないのは…」
「奥のカーテンの向こうのにーちゃんだ。」
「失礼します。」
そう言ってカーテンをあける。
すると、頬のこけた若い男性が横になっていた。
「誰…だ?」
声を出すのも辛そうにしながら起き上がる。
今にも死にそうなんですけど!
「私はアンナ。あなたを助けにきたわ。」
「私…はもう長くない。必要ない。既に目も見えていない。」
末期じゃないですかやだー。
食べないってこういう事ね。
ため息ひとつ。
「ザック、少し深めのお皿とスプーン持ってきて。」
「おう!」
ダッと素早く食器を取りに行く。
さて実質的に二人だけだ。
「さて、あなたが居なくなればみんなが困るんだけど…」
「助からないんだから、早くくたばった方がいいだろう。」
「馬鹿ね。助けると言ったでしょう。何の病かは分からないけれど、すぐに治るわ。もちろん目も見えるようになってね。そして、はやくこの孤児院を何とかしないと遅かれ早かれ全員死ぬわよ?」
その瞬間、閉じていた目が大きく見開いた。
「あいつらが…死ぬ!?」
どうやら、自分が死ぬことよりそっちが心配のようね。
「ええそうよ。知ってる?この孤児院、収入が無さすぎて冬の食料がバナナだけになりそうってこと。」
「なん…」
「あなたが寝込んでる間に仕切る男性が居ないからお金関係相当やられてるんじゃないかしら。」
「早く、何とかしないと…」
「そうそう。まずは起きて食べなさい。」
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