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コーヒーは美味しいモノ
02 コーヒー教室
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「バハナ、よく見てて?
まずはミルのダイヤルを3にセット。
挽く量は淹れる量にもよるけど、一杯分ならこの計量スプーン一杯でいいわ。」
やってみせつつ、ミルに魔力を込める。
あれ?魔力ってどう込めるんだっけ?
うーん、わかんないからやってもらおう。
「はい、まずやってみて?」
バハナにやってもらおう。
「は、はいお嬢様。これでよろしいですか?」
このミル、楽でいいわね。一瞬よ?
中を開いて確認。
「うん、その調子だよ!」
次に、ケトルだ。
私は酸味より苦味が好きなので温度は高めがいい。ただ、豆の相性が不明なので90度にしとこう。
「バハナ、お湯の温度は90度!」
「はいお嬢様。紅茶と違って低いのですね?」
そう。紅茶は茶葉によるけど、沸騰直後の100度くらいのお湯が多い。紅茶を淹れ慣れているバハナにとっては低く感じるのだろう。
「うーん。豆の状態にもよるけれど、どれも紅茶に比べたら低いわ。
さて、沸いたら準備よ!」
まず、ドリップペーパーを折って見せる。
そしてドリッパーにセット。
さらにサーバーにセット。
バハナは目を真ん丸にして見つめている。
実験みたいで楽しいよね。
そして、ケトルを持ち上げて湯通しをする。
「あの、お嬢様、まだ豆を入れておりませんが…」
「大丈夫!これで紙臭さが無くなるし、器具も温まって一石二鳥!」
「なるほど…」
そして、ざっと湯を捨てて本番だ。
いつものように。と深呼吸。
「いい?まず先程の粉を入れて、それからお湯をそっと少量注ぐの。
そして全体にまた少量…」
実演していく。
それにしてもこのケトルいいな。温度が下がらない。
サーバーに少しコーヒーが落ちて、豆の方もゆっくり膨らんでいるのがわかる。
これくらいかな?
「はい。そしたらサーバーのコーヒーはすてちゃいます!」
「ええ!?」
私はおいしいとこだけ飲みたいのだ。
全部のバランスが良い人は最初のも入れるけど…
「より美味しくするためよ!」
ぱちんとウインクをとばして次へ。
無駄に星のエフェクトが見えた気がするけど気にしない!
お湯を粉の中心へそっと入れる。
モコモコしてきた!
バハナから嬉しそうな声が上がる。
そして、中心で小さな渦巻きを書くように静かにお湯を注ぐ。
独特の芳ばしい香りが立ち込めるてくるこの瞬間はたまらない。
「みてみて?まずは80ccくらい。ほら、豆が膨らんだでしょう?
そしてほら、三分の一くらいへったら今度はずその半分くらいの量。そして最後はサーバーの目印一杯分のところで注ぐのをストップ。
さらにこのドリッパーを外しちゃいます!」
さっとドリッパーを別のカップに置いてしまう。
「ええ?まだ出てますよ?」
もったいないと顔に書いてるよバハナ。
「いいのよ。好みによるけど、こっちの方が美味しいから。捨てるのは豆のあくを入れない為よ。」
「そうなのですか…」
言葉だけだと納得できないよねー?
「まぁまぁ、まずは飲んでみようよ。」
サーバーから味見程度の量をカップに入れて飲んでみる。
「うん。これならいいかな?」
次に同様にしてバハナれ差し出す。
「さ、どうぞ。まずはブラックで。」
まずはミルのダイヤルを3にセット。
挽く量は淹れる量にもよるけど、一杯分ならこの計量スプーン一杯でいいわ。」
やってみせつつ、ミルに魔力を込める。
あれ?魔力ってどう込めるんだっけ?
うーん、わかんないからやってもらおう。
「はい、まずやってみて?」
バハナにやってもらおう。
「は、はいお嬢様。これでよろしいですか?」
このミル、楽でいいわね。一瞬よ?
中を開いて確認。
「うん、その調子だよ!」
次に、ケトルだ。
私は酸味より苦味が好きなので温度は高めがいい。ただ、豆の相性が不明なので90度にしとこう。
「バハナ、お湯の温度は90度!」
「はいお嬢様。紅茶と違って低いのですね?」
そう。紅茶は茶葉によるけど、沸騰直後の100度くらいのお湯が多い。紅茶を淹れ慣れているバハナにとっては低く感じるのだろう。
「うーん。豆の状態にもよるけれど、どれも紅茶に比べたら低いわ。
さて、沸いたら準備よ!」
まず、ドリップペーパーを折って見せる。
そしてドリッパーにセット。
さらにサーバーにセット。
バハナは目を真ん丸にして見つめている。
実験みたいで楽しいよね。
そして、ケトルを持ち上げて湯通しをする。
「あの、お嬢様、まだ豆を入れておりませんが…」
「大丈夫!これで紙臭さが無くなるし、器具も温まって一石二鳥!」
「なるほど…」
そして、ざっと湯を捨てて本番だ。
いつものように。と深呼吸。
「いい?まず先程の粉を入れて、それからお湯をそっと少量注ぐの。
そして全体にまた少量…」
実演していく。
それにしてもこのケトルいいな。温度が下がらない。
サーバーに少しコーヒーが落ちて、豆の方もゆっくり膨らんでいるのがわかる。
これくらいかな?
「はい。そしたらサーバーのコーヒーはすてちゃいます!」
「ええ!?」
私はおいしいとこだけ飲みたいのだ。
全部のバランスが良い人は最初のも入れるけど…
「より美味しくするためよ!」
ぱちんとウインクをとばして次へ。
無駄に星のエフェクトが見えた気がするけど気にしない!
お湯を粉の中心へそっと入れる。
モコモコしてきた!
バハナから嬉しそうな声が上がる。
そして、中心で小さな渦巻きを書くように静かにお湯を注ぐ。
独特の芳ばしい香りが立ち込めるてくるこの瞬間はたまらない。
「みてみて?まずは80ccくらい。ほら、豆が膨らんだでしょう?
そしてほら、三分の一くらいへったら今度はずその半分くらいの量。そして最後はサーバーの目印一杯分のところで注ぐのをストップ。
さらにこのドリッパーを外しちゃいます!」
さっとドリッパーを別のカップに置いてしまう。
「ええ?まだ出てますよ?」
もったいないと顔に書いてるよバハナ。
「いいのよ。好みによるけど、こっちの方が美味しいから。捨てるのは豆のあくを入れない為よ。」
「そうなのですか…」
言葉だけだと納得できないよねー?
「まぁまぁ、まずは飲んでみようよ。」
サーバーから味見程度の量をカップに入れて飲んでみる。
「うん。これならいいかな?」
次に同様にしてバハナれ差し出す。
「さ、どうぞ。まずはブラックで。」
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