ジャージ6姉妹

セイセイ

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プロローグ

1話 その名はジャージ6姉妹!

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今日からクロウス学園に登校する日だ。
俺は服田。親父が出張の理由で、首都へ引っ越すことになった。それと同時に新しい学校にも転入することになったわけだ。

さあ、これから俺の青春が始まるぞ!

俺が校門へ入ったその時だった。

「ち、遅刻なのです~!」

突如水色髪の女の子がとんでもない速さで校門へと向かっていく。

「わ~!どいてくださいです~!」

こうして俺は彼女と激突した。これが青春の定番である一人の女子高生との出会いか?
すると水色の少女は立ち上がった。

「あ、あの、ごめんなさいです!大丈夫ですか?」
「ああ、大丈夫だ。俺こそ避けれなくてごめんな。」
「よかったです!私、セラなのです!君は転校生ですか~?」

なんということだ。彼女こそニュースで話題になっていたジャージ6姉妹の次女、セラではないか。
まさかこんなとこで会うとは思わなかった。実に恐ろしい。

「あ、いけない!朝礼がはじまります!君も急いだほうがいいですよ!」

そういってセラはお得意の神速で立ち去っていった。
「と、いけない。俺も遅刻しそうだ。」
急いで学園へと入っていった。



さて、いよいよ初めての教室に入る。顧問の先生に着いていった。
そして教室に入った後、俺は衝撃の光景を目にする。

そこには、かの有名であろうジャージ6姉妹、先ほどのセラに加え6人も同じクラスにいるではないか。
すると先生は口を開き

「はいはいお静かに!今日この学園に転校生がやってきました!自己紹介をどうぞ!」
「服田です。よろしくお願いします。」

自己紹介が終われば、先生は席に案内する。

「じゃあここに座って頂戴。」

するとなんということであろう。俺の席の周りにはジャージ6姉妹が囲まれていた。
そして隣にいた長女オズらしき人が話しかけてきた。

「あんたが転校生?なんか弱そうな男ね。ま、仲良くしましょうね。」

続いてセラ、さらにエミリ、クリスチーヌも話しかけてきた。

「わー!さっきのぶつかった人!ここで会えるのは奇遇なのです!」
「おいセラ。この転校生になにしたんだよ……、」
「きっと青春のような出来事ですわー!」

なんだか個性的な人が多い。しかし五女ヤミーネと六女ナツキは話しかけてこない。
ヤミーネの方はふるえていて、逆にナツキの方は眠っている。
するとオズがナツキをたたいた。

「こらナツキ、教室で寝ない!後でお仕置きよ。」
「えー、寝るって大切じゃないですかー?それとも不眠症にする気ですかー?」

長女に煽ったナツキ。すると彼女は俺に話しかけてきた。

「誰きみー?」
「今日からここに転校した服田だ。よろしく頼む。」
「わー、なんかハンサムだねぇ。」

俺は驚いた、ハンサムって言われたのははじめてだからだ。
さて、これからの学園生活。今のところ不安はないが、これから起こることは人生最大の出来事と言ってもいいだろう。
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