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周遊編
第79話 松岡の部屋
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その時だった、救急車のサイレンが聞こえ、偶然近くに停まる。
「貴方が本物の村石竜也でしたら、人目を憚らず、苦しんでいる人を助けられる筈ですよ。ホラ、あそこに苦しんでいる女性が居ます。今直ぐに彼女を助けて下さい!」
「アンタ何言っているの、オレはそんな事出来る訳ないよ。大体何様なのアンタ?」
「私は、村石竜也さんに命を救われた人なのよ!彼が救ってくれなかったら、私の命は数日前、この近くの歩道の上で終わっていたのよ。勝手に、私の命の恩人である人の名前を使わないでくれるかしら?」
そう言っている間に、彼女の友人が慌ててミカの腕を掴み、「失礼しました~!ホラ行くわよ」と、彼女の腕を掴んで、その場を離れて行く。
男性は呆れた表情で、動画撮影をしようとすると、コメント欄が荒れている事に驚いた。
『え?何…本物じゃなかったの?』
『偽村石!』
『ウソだった⁈』
『変だと思った、本物が自分から名乗る筈が無いよ』
などとコメント欄が流れ続けて居た。
その後…男性の動画サイトが消えて、ネット上では本物の「村石竜也は誰だ?」と、言う書き込みが広がった。
~鮎川家…
鮎川家の役職に就いた村石竜也は、それまで利用していた客間から従業員用の部屋へと移動になった。従業員用の寝室は一般的なアパートが屋敷の中にあると錯覚してしまう程、物が揃っていた。
更に…屋敷の使用人が、彼が住んでいたアパートへと行き、彼が使っていた全ての物を全て片付けて、荷物を整理して彼が利用する部屋へと持って来てくれるのだが…。
屋敷に私物が届くなり、凛による厳選な審査チェック(?)が行われる。
「これはダメ、これもダメ…」
と、彼女は私物入れが入った段ボール箱の中身をチャックする。処分の対象となるのは、全てavDVDやavBD、女性のヌード写真集ばかりだった。
そんな中…凛は、ふと何かを見付けて手が止まる。
「ねえ、これは何なのよ?」
そう言って彼女が手にしたのはジュニアアイドルのDVDだった。パッケージにはまだ義務教育の女の子がビキニ姿で映っている。名前は「松崎紅杏」と書かれていた。
「ああ…少し前に買ったDVDだよ」
「没収します!こんな色目使った子は、貴方には相応しくありませんから」
「え~…何でさ、ほとんど没収されたら、楽しみなんて無いじゃないか?」
「私達がいるでしょ?」
「たまには違う人が良いな」
「ダメです。浮気は許しませんから!」
そう言って凛は没収した箱を抱えながら部屋を出て行く。
彼女が出てしばらくして、内藤が部屋に入って来た。
「明日、午前中に当主が帰宅しますので…。その様に明日は準備をしておいて下さい」
「はい…分かりました…」
少し残念そうに返事をする竜也を見て、内藤が「どうかしましたか?」と、尋ねる。
「屋敷って、入室するのに審査など必要なの?」
「そんな事はありませんが…」
彼の様子から凛が何かしたのだと勘付いた。
「まあ…お嬢様は、貴方が好きなので…他の子に興味が行かないようにしているだけですよ。我慢するしか無いですね…」
「はあ…そうですか」
溜息しながら、竜也は返事をする。
「宜しければ、今日は来客者も少ないので、浴室が空いている見たいです。入浴して明日に備えて置いてください」
「はい」
内藤に言われて、竜也は着替えを持って1階にある浴室へと向かう事に決めた。
男性用の浴室に入ると、誰かが浴室の中に居る事に気付く。それを気にせず竜也は衣服を脱ぎ、浴室内へと入って行くと、浴室に居たのは松岡だった。
「あ…どうも」
と、竜也は頭を軽く下げる。
「やあ…」
彼は松岡の隣で体を洗い始める。
「なあ…君、屋敷の従業員になったんだって?」
「はい、そうです」
「屋敷の従業員になった途端、厨房に君が来なくなったから…僕の仕事が増えて大変なんだよな…」
「そ…そうだったんですか」
竜也は愛想笑いしながら答える。
2人は体を洗い流し大浴場に入り体を浸かって疲れを癒す。
「時に君は、最近してるの?」
突然の松岡の言葉に竜也は「え?」と、答える。
「コレだよ」
松岡は右手で物を掴む様な形を取り、それを上下させる。その動作からおおよその事は分かった。
「最近は、あまりしてないかな…」
と、竜也が答えると、松岡がニヤリと笑いながら竜也に話し掛ける。
「良かったら部屋に来ない?色々と見せてやるよ」
「え、本当に?」
「ああ…僕は結構集めるのが趣味でね。色んな物があるんだ」
「ちょっと、見せて貰おうかな?」
「良いよ」
話が決まると、2人は浴槽を出て体を拭き、衣服を着込むと。一緒に従業員用の部屋へと向かう。
松岡の部屋に入ると、色んな物がギッシリと所狭しに置かれていた。様々な物が置かれている室内で、PCのモニターがある空間だけ少し広がっていた。
モニターの隣にはテレビもあった。彼はテレビを付けるとビデオ画面に切り替えて、外付けHDDに溜め込んだアダルト動画を映し出す。
「好きな種類は何?」
「取り敢えず若い子で…」
そう言うと、松岡はJKの可愛らしい子を出す。
竜也は、その女の子のエッチな動画を見始める。
美しく品やなかな肢体。色白であどけなさが残る可愛らしい顔。
性行為で男性が腰振りする度に揺れる豊乳、黒く長い髪を振り乱しながら、異性の行為に喘ぎ声を洩らしながら堪える仕草がとても美しかった。
「アアァン、アアァン!」
画面の美少女が喘ぎ声を洩らしながら、男性からの性行為を必死に堪える。
「す…すごいね…」
「興奮するだろう?」
「う…うん!」
「僕は、ちょっと買い物して来るから、好きな動画見ていて良いよ。あと…ティッシュは、そこの棚にあるから…」
「分かった」
そう言って、彼は部屋を出て行く。1人になった竜也は勃起している股間を押さえながら動画を見続けていた。
「貴方が本物の村石竜也でしたら、人目を憚らず、苦しんでいる人を助けられる筈ですよ。ホラ、あそこに苦しんでいる女性が居ます。今直ぐに彼女を助けて下さい!」
「アンタ何言っているの、オレはそんな事出来る訳ないよ。大体何様なのアンタ?」
「私は、村石竜也さんに命を救われた人なのよ!彼が救ってくれなかったら、私の命は数日前、この近くの歩道の上で終わっていたのよ。勝手に、私の命の恩人である人の名前を使わないでくれるかしら?」
そう言っている間に、彼女の友人が慌ててミカの腕を掴み、「失礼しました~!ホラ行くわよ」と、彼女の腕を掴んで、その場を離れて行く。
男性は呆れた表情で、動画撮影をしようとすると、コメント欄が荒れている事に驚いた。
『え?何…本物じゃなかったの?』
『偽村石!』
『ウソだった⁈』
『変だと思った、本物が自分から名乗る筈が無いよ』
などとコメント欄が流れ続けて居た。
その後…男性の動画サイトが消えて、ネット上では本物の「村石竜也は誰だ?」と、言う書き込みが広がった。
~鮎川家…
鮎川家の役職に就いた村石竜也は、それまで利用していた客間から従業員用の部屋へと移動になった。従業員用の寝室は一般的なアパートが屋敷の中にあると錯覚してしまう程、物が揃っていた。
更に…屋敷の使用人が、彼が住んでいたアパートへと行き、彼が使っていた全ての物を全て片付けて、荷物を整理して彼が利用する部屋へと持って来てくれるのだが…。
屋敷に私物が届くなり、凛による厳選な審査チェック(?)が行われる。
「これはダメ、これもダメ…」
と、彼女は私物入れが入った段ボール箱の中身をチャックする。処分の対象となるのは、全てavDVDやavBD、女性のヌード写真集ばかりだった。
そんな中…凛は、ふと何かを見付けて手が止まる。
「ねえ、これは何なのよ?」
そう言って彼女が手にしたのはジュニアアイドルのDVDだった。パッケージにはまだ義務教育の女の子がビキニ姿で映っている。名前は「松崎紅杏」と書かれていた。
「ああ…少し前に買ったDVDだよ」
「没収します!こんな色目使った子は、貴方には相応しくありませんから」
「え~…何でさ、ほとんど没収されたら、楽しみなんて無いじゃないか?」
「私達がいるでしょ?」
「たまには違う人が良いな」
「ダメです。浮気は許しませんから!」
そう言って凛は没収した箱を抱えながら部屋を出て行く。
彼女が出てしばらくして、内藤が部屋に入って来た。
「明日、午前中に当主が帰宅しますので…。その様に明日は準備をしておいて下さい」
「はい…分かりました…」
少し残念そうに返事をする竜也を見て、内藤が「どうかしましたか?」と、尋ねる。
「屋敷って、入室するのに審査など必要なの?」
「そんな事はありませんが…」
彼の様子から凛が何かしたのだと勘付いた。
「まあ…お嬢様は、貴方が好きなので…他の子に興味が行かないようにしているだけですよ。我慢するしか無いですね…」
「はあ…そうですか」
溜息しながら、竜也は返事をする。
「宜しければ、今日は来客者も少ないので、浴室が空いている見たいです。入浴して明日に備えて置いてください」
「はい」
内藤に言われて、竜也は着替えを持って1階にある浴室へと向かう事に決めた。
男性用の浴室に入ると、誰かが浴室の中に居る事に気付く。それを気にせず竜也は衣服を脱ぎ、浴室内へと入って行くと、浴室に居たのは松岡だった。
「あ…どうも」
と、竜也は頭を軽く下げる。
「やあ…」
彼は松岡の隣で体を洗い始める。
「なあ…君、屋敷の従業員になったんだって?」
「はい、そうです」
「屋敷の従業員になった途端、厨房に君が来なくなったから…僕の仕事が増えて大変なんだよな…」
「そ…そうだったんですか」
竜也は愛想笑いしながら答える。
2人は体を洗い流し大浴場に入り体を浸かって疲れを癒す。
「時に君は、最近してるの?」
突然の松岡の言葉に竜也は「え?」と、答える。
「コレだよ」
松岡は右手で物を掴む様な形を取り、それを上下させる。その動作からおおよその事は分かった。
「最近は、あまりしてないかな…」
と、竜也が答えると、松岡がニヤリと笑いながら竜也に話し掛ける。
「良かったら部屋に来ない?色々と見せてやるよ」
「え、本当に?」
「ああ…僕は結構集めるのが趣味でね。色んな物があるんだ」
「ちょっと、見せて貰おうかな?」
「良いよ」
話が決まると、2人は浴槽を出て体を拭き、衣服を着込むと。一緒に従業員用の部屋へと向かう。
松岡の部屋に入ると、色んな物がギッシリと所狭しに置かれていた。様々な物が置かれている室内で、PCのモニターがある空間だけ少し広がっていた。
モニターの隣にはテレビもあった。彼はテレビを付けるとビデオ画面に切り替えて、外付けHDDに溜め込んだアダルト動画を映し出す。
「好きな種類は何?」
「取り敢えず若い子で…」
そう言うと、松岡はJKの可愛らしい子を出す。
竜也は、その女の子のエッチな動画を見始める。
美しく品やなかな肢体。色白であどけなさが残る可愛らしい顔。
性行為で男性が腰振りする度に揺れる豊乳、黒く長い髪を振り乱しながら、異性の行為に喘ぎ声を洩らしながら堪える仕草がとても美しかった。
「アアァン、アアァン!」
画面の美少女が喘ぎ声を洩らしながら、男性からの性行為を必死に堪える。
「す…すごいね…」
「興奮するだろう?」
「う…うん!」
「僕は、ちょっと買い物して来るから、好きな動画見ていて良いよ。あと…ティッシュは、そこの棚にあるから…」
「分かった」
そう言って、彼は部屋を出て行く。1人になった竜也は勃起している股間を押さえながら動画を見続けていた。
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