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交差編
第72話 面接②
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鮎川家の屋敷中央部には、日本庭園が作られていた。四季を通して色んな場面から眺められて、更に風習を間近で楽しめられる様に、国家資格のある造園技能士や庭師等の職人達によって定期的にあらゆる工夫を施されていた。
何時、誰が来ても落ち着けられる様に、細部の至る場所にまで職人達の手が行き届いている造園であった。内藤は庭園の池が見えるフロアに竜也を連れて来た。内藤がお茶を入れる間、彼は池を眺めていた。池には大きな錦鯉が泳いで居るのが見えた。
「鮎川家に住む者達は皆、歴代の祖先達の習わしから、生活は質素で着飾らないと言う風習を貫いてますが…来客者や招き寄せられる者に対しては、最大限のおもてなしをせよ…と先代達は申しておりました」
内藤は急須に緑茶の葉を入れて、お湯を注ぎ。細心の注意を見計らないながら湯呑にお茶を注ぐ。
「先代の奥方様は、静岡県の牧之原市に住んでおりまして、我が民宿でもお茶には少しこだわりがあり、特別なお客様がいらした時のみに、静岡産の緑茶を入れる事があります」
内藤は木の蓋付きの湯呑を2つお盆に乗せて持って来て、お茶を竜也の前のテーブルの上に置き、もう1つを自分の方へと置く。
竜也は、湯呑に注がれたブライトグリーン色のお茶を、一口飲んだ。口の中に甘く柔らかな舌触りと深い香気が満ち溢れた。
「お茶って、淹れ方次第で凄く変わるのですね…」
「お茶もコーヒーも、紅茶も同じです。ブランドから、銘柄等こだわれば、全て味や香り等が変わります」
「ところで、知って貰いたい事があると言ってましたが…」
「はい、貴方には凛お嬢様の過去を知る権利があると感じたので、お話ししたいと思います。これから話す内容は、あくまで私が聞き知った断片的なものであり、全ての詳細までには至らないものだと事前に伝えて置きます」
それを聞き、竜也はゴクッと生唾を呑み込みながら、真剣な表情で内藤を見た。
「鮎川家ご息女である。凛様と舞様は、幼初期の頃からあらゆる作法や振る舞いに対して、手厳しい指導を受持って来ました。凛様は幼初期の頃から、普通の子とは少し違い、不思議な能力がありました。そんな不思議な能力を持ちながらも、お二人はあらゆる稽古の練習をしているお嬢様達である為、何かとストレス等もあります。その発散として異性への興味もあり、凛様は男性と交際しようとしますが…何分、強気の性格である為、どんな男性と一緒になっても一ヶ月から半年以内にはフラれてしまいます。そんな中、ある人物が凛様の交際相手になりました。その人物の名は鴉取(あとり)と言う男性です」
「変わった名前の方ですね…」
竜也の言葉に内藤は「はい」と、答える。
「キッズモデルの編集長で、テレビ局にも知り合いが居ると言って、彼は凛様に近付きました。彼の事を聞き、我々屋敷の人達の情報網を使って調べて見ると、少々如何わしい人物であると気付き、屋敷の者達が凛様に、彼に関わらない方が良いと言いましたが…。何分気の強い子であり、相手を信じ切って居ました…。そんな彼に関わってから、凛様は少しずつ様子が変わられたのです。まるで何かに怯える様になり、我々がしつこく問い出して初めて、その男に強制的にわいせつ行為されているのだと、打ち明けてくれました」
竜也は今の凛からは想像も付かない過去を聞き少し戸惑い始める。
「屋敷側から彼に、金輪際(こんりんざい)彼女に近付かない様に念押して、しばらくして…彼が最後の撮影を申し込んで来たのです。その時の詳細は不明ですが…早朝に出て行ったお嬢様を、我々が帰宅するのを見たのは真夜中でした。まるで魂が抜けた様なボロボロの姿で戻って来て、私達を見るなり安堵した直後、その場で嘔吐と失禁をしました…」
内藤は、口をすさんだ。竜也は凛が激しいレイプに遭ったのだと感じた。
「それから凛様は、立ち直るまでカウンセラーを受け続け、半年位前から、何とか元気を取り戻したのです。そんな中、先日…普段は車で出掛けるのに、その日何故か電車で通学したいと申し出て、帰宅するなり貴方を家に招き寄せたのです」
「そうだったのですか…色々聞かせてくれて感謝します」
「いえ…お嬢様の助けになれば…と、思って話しただけです。多分…凛様に問いだしても何も話してくれないでしょうから…。そう言えば、貴方だけですよ」
「何が…ですか?」
「凛様を綺麗だと言ってくれた方は。今までお嬢様に近付く男性達は、身体かお金目当ての輩しか居ませんでしたが、貴方はそんな連中とは異なります。多分、凛様は心の底から貴方を愛していると思いますよ」
「そうでしたか…自分は、ただ…ありのままを言ったままでしたが…」
竜也は席を立ち、内藤に一礼した。
「彼女と少し話をして来ます。もしかしたら、この因縁を断ち切れかもしれない」
「屋敷に務める者として、是非ともお願いします」
内藤と別れた竜也は、部屋を出て廊下を走る。
屋敷を軽く一回りして、凛の姿が中々見付けられ無かった竜也は、ふと…ある場所にへと向かう。
自分が利用している「風の間」へと向かうと、ベランダ越しに凛の姿を見付けた。彼女は何か考え込む様にして外の景色を眺めて居た。
「探したよ」
その言葉に凛は振り返る。
「ごめんなさい、ちょっと取り乱したわ」
「辛い過去があったんだね。内藤さんから少し聞かせて貰ったよ」
「自分の落ち度です。気にしないで…」
竜也は凛を見る、常に強気な振る舞いをして来た少女が、まるで大人しくなってしまっている姿に少し困惑していた。
「良かったら、君のその因縁を断ち切らない?」
「え…出来るの?」
「少し僕に考えがあるんだけど…」
「それは…どんな考えなの?」
竜也は彼女に事の説明を行った。
彼女は竜也の説明をウンウン…と、真剣に聞き入る。
説明を聞き終えた凛は、嬉しそうに頷く。
「分かったわ、それで行きましょう!」
竜也は凛の姿を見て、初めて彼女が少女らしく感じた。
「では…僕は出掛ける準備をして来るよ」
「ちょっと、待って!」
凛が竜也を呼び止める。
「どうしたの?」
「まだ、朝の挨拶のキスしてないわよ」
「え…するの?」
竜也の反応に、凛はムッとした。
「恋人と言うのは、常に愛し合う事が大事よ。今の貴方に大切な事は、常にあたしを想う事。昨日、外出先で女子中学生相手に、腰振りして疲れたとか言って帰宅して、あたしの夜の楽しみを奪って置きながら、まさか…朝の挨拶までしないつもりなの?それでいて、お父様には媚びを売るつもりなのかしら…?」
「ちょっと、待って、え…と、何故日曜日に相手した子が中学生だって知っているの?それ以上に、媚びを売るつもりは無いし…」
「言い訳は無用、さあ…早く始めて、何なら…まだ時間があるから、今からベッドインする?」
竜也は少し後悔した、一瞬でも彼女が大人しくしていたから、落ち込んでいるのだと気遣ってみたが、そうでは無い事に改めて気付かされる。
(どうして凛は、こうも性欲の塊見たいなの?)
そう思った瞬間だったッ!
パシンッ!
凛の平手打ちが竜也の頬に炸裂する。
「男だったら、言い訳しないで、女性を構う事に勤めなさい!」
凛は竜也を布団の上に押し倒し、無理矢理口付けをする。
互いの唇が交じり合い、凛は興奮が高まると、横たわった竜也に跨り、浴衣を肩から降ろし、柔らかな肌を露出させる。
「ちょっと、本気で今からするの?出掛けるのが遅くなるよ?」
「それと、これとは別問題よ、毎日必ずあたしへの行為をする事が、貴方があたしに対してすべき奉仕よ。まさか、奉仕もせずタダで屋敷に居座るつもりなんて考えて居たの?」
完全に興奮が高まっている凛を止める手段は無かった。こうなったら彼女を満足させない限り、逃げ出せる手段が無いと竜也は判断した。
何時、誰が来ても落ち着けられる様に、細部の至る場所にまで職人達の手が行き届いている造園であった。内藤は庭園の池が見えるフロアに竜也を連れて来た。内藤がお茶を入れる間、彼は池を眺めていた。池には大きな錦鯉が泳いで居るのが見えた。
「鮎川家に住む者達は皆、歴代の祖先達の習わしから、生活は質素で着飾らないと言う風習を貫いてますが…来客者や招き寄せられる者に対しては、最大限のおもてなしをせよ…と先代達は申しておりました」
内藤は急須に緑茶の葉を入れて、お湯を注ぎ。細心の注意を見計らないながら湯呑にお茶を注ぐ。
「先代の奥方様は、静岡県の牧之原市に住んでおりまして、我が民宿でもお茶には少しこだわりがあり、特別なお客様がいらした時のみに、静岡産の緑茶を入れる事があります」
内藤は木の蓋付きの湯呑を2つお盆に乗せて持って来て、お茶を竜也の前のテーブルの上に置き、もう1つを自分の方へと置く。
竜也は、湯呑に注がれたブライトグリーン色のお茶を、一口飲んだ。口の中に甘く柔らかな舌触りと深い香気が満ち溢れた。
「お茶って、淹れ方次第で凄く変わるのですね…」
「お茶もコーヒーも、紅茶も同じです。ブランドから、銘柄等こだわれば、全て味や香り等が変わります」
「ところで、知って貰いたい事があると言ってましたが…」
「はい、貴方には凛お嬢様の過去を知る権利があると感じたので、お話ししたいと思います。これから話す内容は、あくまで私が聞き知った断片的なものであり、全ての詳細までには至らないものだと事前に伝えて置きます」
それを聞き、竜也はゴクッと生唾を呑み込みながら、真剣な表情で内藤を見た。
「鮎川家ご息女である。凛様と舞様は、幼初期の頃からあらゆる作法や振る舞いに対して、手厳しい指導を受持って来ました。凛様は幼初期の頃から、普通の子とは少し違い、不思議な能力がありました。そんな不思議な能力を持ちながらも、お二人はあらゆる稽古の練習をしているお嬢様達である為、何かとストレス等もあります。その発散として異性への興味もあり、凛様は男性と交際しようとしますが…何分、強気の性格である為、どんな男性と一緒になっても一ヶ月から半年以内にはフラれてしまいます。そんな中、ある人物が凛様の交際相手になりました。その人物の名は鴉取(あとり)と言う男性です」
「変わった名前の方ですね…」
竜也の言葉に内藤は「はい」と、答える。
「キッズモデルの編集長で、テレビ局にも知り合いが居ると言って、彼は凛様に近付きました。彼の事を聞き、我々屋敷の人達の情報網を使って調べて見ると、少々如何わしい人物であると気付き、屋敷の者達が凛様に、彼に関わらない方が良いと言いましたが…。何分気の強い子であり、相手を信じ切って居ました…。そんな彼に関わってから、凛様は少しずつ様子が変わられたのです。まるで何かに怯える様になり、我々がしつこく問い出して初めて、その男に強制的にわいせつ行為されているのだと、打ち明けてくれました」
竜也は今の凛からは想像も付かない過去を聞き少し戸惑い始める。
「屋敷側から彼に、金輪際(こんりんざい)彼女に近付かない様に念押して、しばらくして…彼が最後の撮影を申し込んで来たのです。その時の詳細は不明ですが…早朝に出て行ったお嬢様を、我々が帰宅するのを見たのは真夜中でした。まるで魂が抜けた様なボロボロの姿で戻って来て、私達を見るなり安堵した直後、その場で嘔吐と失禁をしました…」
内藤は、口をすさんだ。竜也は凛が激しいレイプに遭ったのだと感じた。
「それから凛様は、立ち直るまでカウンセラーを受け続け、半年位前から、何とか元気を取り戻したのです。そんな中、先日…普段は車で出掛けるのに、その日何故か電車で通学したいと申し出て、帰宅するなり貴方を家に招き寄せたのです」
「そうだったのですか…色々聞かせてくれて感謝します」
「いえ…お嬢様の助けになれば…と、思って話しただけです。多分…凛様に問いだしても何も話してくれないでしょうから…。そう言えば、貴方だけですよ」
「何が…ですか?」
「凛様を綺麗だと言ってくれた方は。今までお嬢様に近付く男性達は、身体かお金目当ての輩しか居ませんでしたが、貴方はそんな連中とは異なります。多分、凛様は心の底から貴方を愛していると思いますよ」
「そうでしたか…自分は、ただ…ありのままを言ったままでしたが…」
竜也は席を立ち、内藤に一礼した。
「彼女と少し話をして来ます。もしかしたら、この因縁を断ち切れかもしれない」
「屋敷に務める者として、是非ともお願いします」
内藤と別れた竜也は、部屋を出て廊下を走る。
屋敷を軽く一回りして、凛の姿が中々見付けられ無かった竜也は、ふと…ある場所にへと向かう。
自分が利用している「風の間」へと向かうと、ベランダ越しに凛の姿を見付けた。彼女は何か考え込む様にして外の景色を眺めて居た。
「探したよ」
その言葉に凛は振り返る。
「ごめんなさい、ちょっと取り乱したわ」
「辛い過去があったんだね。内藤さんから少し聞かせて貰ったよ」
「自分の落ち度です。気にしないで…」
竜也は凛を見る、常に強気な振る舞いをして来た少女が、まるで大人しくなってしまっている姿に少し困惑していた。
「良かったら、君のその因縁を断ち切らない?」
「え…出来るの?」
「少し僕に考えがあるんだけど…」
「それは…どんな考えなの?」
竜也は彼女に事の説明を行った。
彼女は竜也の説明をウンウン…と、真剣に聞き入る。
説明を聞き終えた凛は、嬉しそうに頷く。
「分かったわ、それで行きましょう!」
竜也は凛の姿を見て、初めて彼女が少女らしく感じた。
「では…僕は出掛ける準備をして来るよ」
「ちょっと、待って!」
凛が竜也を呼び止める。
「どうしたの?」
「まだ、朝の挨拶のキスしてないわよ」
「え…するの?」
竜也の反応に、凛はムッとした。
「恋人と言うのは、常に愛し合う事が大事よ。今の貴方に大切な事は、常にあたしを想う事。昨日、外出先で女子中学生相手に、腰振りして疲れたとか言って帰宅して、あたしの夜の楽しみを奪って置きながら、まさか…朝の挨拶までしないつもりなの?それでいて、お父様には媚びを売るつもりなのかしら…?」
「ちょっと、待って、え…と、何故日曜日に相手した子が中学生だって知っているの?それ以上に、媚びを売るつもりは無いし…」
「言い訳は無用、さあ…早く始めて、何なら…まだ時間があるから、今からベッドインする?」
竜也は少し後悔した、一瞬でも彼女が大人しくしていたから、落ち込んでいるのだと気遣ってみたが、そうでは無い事に改めて気付かされる。
(どうして凛は、こうも性欲の塊見たいなの?)
そう思った瞬間だったッ!
パシンッ!
凛の平手打ちが竜也の頬に炸裂する。
「男だったら、言い訳しないで、女性を構う事に勤めなさい!」
凛は竜也を布団の上に押し倒し、無理矢理口付けをする。
互いの唇が交じり合い、凛は興奮が高まると、横たわった竜也に跨り、浴衣を肩から降ろし、柔らかな肌を露出させる。
「ちょっと、本気で今からするの?出掛けるのが遅くなるよ?」
「それと、これとは別問題よ、毎日必ずあたしへの行為をする事が、貴方があたしに対してすべき奉仕よ。まさか、奉仕もせずタダで屋敷に居座るつもりなんて考えて居たの?」
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