村石君の華やかな憂鬱 Remake

A.Y

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帰宅編

第33話 姫達の宴①

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リビングで待っていた竜也は窓ガラスから庭の景色を眺めていた。まるで西洋の屋敷をそのまま移した様な建物…それでいて和風の造りも取り入れいる。庭の造りは日本の伝統的な庭園であり、池や松の木、芝生があり…鯉の泳ぐ姿もある。西洋風の建物の中はシャンデリアに洋風の家具類が見られる。更に有機ELテレビが壁に付けられていた。古典と最先端が融合した不思議な空間に竜也は1人時間を過ごしていた。

ガチャッ…

扉の開く音が聞こえて、竜也は扉に目を向けると中澤が立っていた。

「お部屋の準備が出来ましたので案内致します」
「はい」

竜也は中澤に案内されて廊下を歩いて行く。
廊下から見える景色を見ても、相当な広さを感じられる。
竜也は、自分のフリーター年収を合わせても、この屋敷の毎月の税金には届かないだろう…と思った。
中澤は廊下を歩いている途中、急に足を止める。

「向こうに見える屋敷が宮本家です」

それを聞いて竜也は山の上に見える建物を眺める。

「琴美ちゃんの家ですか…」
「はい、琴美嬢様の家です」
「今日は何故、彼女がこちらに来たのですか?」
「お嬢様が琴美様が退院したと聞いたので、家に来る様に伝えたのです」
「ちなみに沙耶さんは、琴美ちゃんが入院している時は、良く見舞いに行ったりしていたの?」

「はい、休みや時間のある時は良く見舞いに行ってました。2人は本当の姉妹の様に仲が良かったです…。しかし…先月、彼女は余命宣告を告げられる程でしたのに…。突然症状が回復されて、病そのものが消えた…と医者から言われたのです。世の中不思議な事もあるのですね」
「そうですか…」
「話が長くなりましたね…お部屋に行きましょう」

再び中澤が歩き出して、数十メートル程進んだ先で立ち止まった。

「こちらです」

中澤は部屋の一室に止まり手を差し伸べて部屋を開ける。
案内された室内は広く、部屋の隅に置かれたベッドは大きく、大人が3人並んでも…まだ余裕がありそうな広さだった。
目の前にある窓ガラスからは海が眺められた。
室内を見渡して竜也は思わず

「凄い広い部屋ですね…」
と、呟いた。

「喜んで頂き光栄です。お嬢様の希望で…今日、宿泊される皆様が一緒に理由出来る部屋として用意させて頂きました。こちらの室内は…我が鬼頭家の中では中級の室内でございます」
「え…まだ上があるの?」
「はい、鬼頭家の主人のお部屋やお嬢様の部屋等、他に特別なお客様等に用意される場合の部屋は、また違った広さや設備が整った部屋があります」

それを聞いただけでも竜也は驚いた、今自分の居る部屋の広さだけでも、竜也の住んでいたアパートの面積を越えている。更に沙耶の住んでいる部屋は、それよりも上と言うから…この家の財閥の巨大さに圧巻された。

「では…楽しい思い出になる初夜をお過ごし下さい」
「え…知っていたのですか?」

その言葉に中澤は軽く笑みを浮かべる。

「はい、貴方に付いては大抵の事は存じております。琴美様の命を救ってくれた事や、沙耶嬢様が貴方を屋敷に招いた経緯…、貴方に対する噂等…私は知り尽くして居ます。琴美様が入院中に…ある男性と性体験してから病の症状が軽くなり出した事は沙耶嬢様は聞いて居たのです。まさか…貴方様がお嬢様とお会い出来るとは夢にも思っておりませんでした、お嬢様のご決断次第で貴方様の将来も大きく変わるでしょう」
「で…でも、沙耶さんと僕には親子位の歳の差があるし…両親だってもっと良い人と一緒になってもらいたいと思うでしょう」

「それは有り得ますね。ただ…貴方様には不思議な能力があります、その事にもう少し自信を持って戴ければ、貴方は鬼頭家主人夫妻にも対等な立場に成られる筈ですよ。彼等だって最初は小さなアパートの一室の生活からスタートしたのですから…そうなればきっと、お嬢様との関係にも主人夫妻も納得して戴けれるかと思われます」

中澤はそう言って一礼して部屋を出て行く。
竜也は無言のまま近くにある椅子に座る。
静かな時間が流れていた。少し日が傾き掛けたな…と竜也が感じた時だった。

バンッ!

もの凄い音を立てて室内に掛け足走って来る、白い浴衣姿の小柄な姿が現れた。
タタタッと素足で走って来ると、勢い良く竜也に跳び付きいきなりキスをする。
無理矢理キスして来た相手を引き離すと竜也は相手を見て言う。

「いきなり跳び付いて来るなよ琴美」
「ねえ…早く始めましょうよ、私のお股にオチンチン入れてよ…お願いだから」

そう言って琴美は竜也の股を優しく撫でる。

「フフ…竜也のオチンチン…硬くなってるよ」

ウットリとした表情で琴美は竜也を見て顔を近付ける。体を洗い終えたばかりで、シャンプーの良い香りが漂い、ずっと嗅いでいたい衝動がする。

「私ね、浴衣の下は何も付けていないの…」

琴美は、そう言って浴衣を広げると、本人の言った通り彼女は浴衣の下には下着が無く、生まれたままの姿だった。
幼く艶のある美しい姿を見せられると竜也の息子も黙っていられなかった。
無邪気で小悪魔な琴美の容赦無い誘惑は竜也の興奮を高める。再び琴美の唇が竜也の唇に重なると、舌で竜也の唇を舐め回す。

琴美はハア…ハア…と淡い吐息をする。

「ねえ…立って…」

琴美は竜也の股間を握っている状態で竜也に言う。逃げれない状態なので琴美の指示に従う。

「ベッドの上に寝て」

竜也はベッドに寝ると、浴衣を半開きして幼い体を見せながら琴美が竜也の上に乗る。
琴美は竜也のズボンのチャックを降ろして中から勃起した陰経を出す。

「フフ…大きい。じゃあ…ナメナメしてあげるね」

琴美が竜也の陰経をしゃぶろうとした時だった。
再び部屋のドアが開いて

「はい、ストーップ!」

と、言う声が聞こえて、竜也にくっついてる琴美を彼から引き離す。

「チョット邪魔しないでよ~」
「抜け駆けは許さないわよ!」

沙耶が後ろから琴美の両腕を掴んで竜也から引き離した。

「ゴメンなさいね竜也さん。もう大丈夫だから」

一緒に居た絵里が竜也に謝るが…、初めて見た異性の陰部に絵里は目を奪われた。

「これが竜也さんの大事な場所なのね…大きい…」

絵里は竜也が自分の陰経をズボンの中に入れようとした時、彼の両手を無理矢理掴み上げてジッと見つめ、自分の唇を亀頭に近付ける。

「ちょ…チョット、絵里…」

竜也が震えながら言う。

「コラッ!年増の女子高生、貴女まで抜け駆けするの!」

その言葉にハッと我に帰った絵里が

「キャ、恥ずかしい」

と、慌てて引き下がり両手で顔を隠す。

(今さらかよ…)

と、沙耶はツッコミを入れたかった。
囁かな出来事が終わると竜也はズボンに陰経を隠して立ち上がる。

「さあて…食事に行きましょう。食後に少しなった休んでから始めましょうか…」

沙耶が皆に向かって言う。

「あ…あの…」
竜也が皆の前で1人手を上げる。

「どうしたの?」
「日を改めて、別の日にしない?ホラ…皆、体調とかあるし…」

「ダメーッ!」
女子全員が一斉に大声で言う。

「何甘ったれた事言ってるの、男性がエッチに対して控え目じゃダメでしょ⁉︎」
「お兄ちゃん変な事言うと、オチンチン思いっきり擦っちゃうよ!」
「竜也さん、私達は貴方に対して真剣なんですからね、分かってちょうだい」

3人の真剣な表情に押されながら

「はい、分かりました…」
と、竜也は1人小さくなって答える。

少女3人と一緒 に竜也は食堂へと向かう。食堂には高級レストラン並みの食事が用意されていた。皆は楽しく食事をして、食事済ませるとリビングで寛いだ。
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