村石君の華やかな憂鬱 Remake

A.Y

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帰宅編

第23話 貞操皆無①

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玄関のドアを開けると雫が立っていた。彼女は色々と作ろうと食材を袋に入れて持って来た。

「今から台所を借りるね」

雫がそう言った直後だった。

「あら、梅木さん?」

その声に気付いた雫は、顔台所に向けると美穂が居る姿に驚く。

「何で…アナタがココに居るのよ」

美穂は少し勝ち誇った様な笑みを雫に向ける。

「残念ね…既にココは定員オーバーよ、勿論…彼の隣もよ。お子様は家に帰って宿題をしてなさい」

その言葉に雫は反撃を仕掛けて来た。

「あら…川谷さん、お久しぶり…病院で見掛け無くなっていたから、既に天国に旅立ったとばかり思っていたわ。まだ…現世に未練を残して、しぶとく生きていたのね…」
「お気に掛けてくれて感謝するわ、まあ…私は素敵な旦那様のおかげで元気になれたのよ、お子ちゃま程度のオツムじゃ到底理解し得ない奇跡でね…」

「あら…そう、私も…将来私の御主人様になって戴く方に命を救われたの…だから、その方に尽くそうと思っているのよ、関係無い方は出て行って貰えますかね?」
「残念ながら私と彼は関係ありますから…貴女こそ出て行けば?」
「私と竜也さんは、深い赤い糸で結ばれた関係よ、誰にも邪魔されないわ」

2人は見えない火花を散らして睨み合う。

「2人共ケンカは辞めろよ、どうしてもケンカするなら出て行ってもらうよ」

竜也の言葉に2人は口を閉ざした。

「彼の為に一時休戦よ」
「分かったわ、でも…アナタを許した訳ではないから…」
「こっちもよ」

2人は睨み合いながら台所に行き、エプロンをして調理を始める。
2人の邪魔にならない様に竜也は居間でテーブルの前に座っていると…美穂の姿に気付く。彼女はエプロンの下が妙に白いので竜也は制服を抜いだのか…?と思いながら見ていると、彼女は竜也の側に近付き

「竜也さん食器棚にある調味料は使っても良いですか?」
と、訪ねて来た。

「使っても大丈夫だよ」

そう答えると、美穂は笑みを浮かべて台所に向かう。その後ろ姿を見た竜也が

「こ…こら、み…美穂!」

突然の大声に台所に居た雫も顔を覗かせた。

「どうしたのですか…急に大声を出して?」
「どうした…て、お前、エプロンの下…裸だろう?」
「ええ…そうですが…」
「何で、そんな格好するの?」
「ダメですか?」

知的だと思っていた少女の意外にも大胆な格好に竜也は驚いていた。

「どうしたの?」

気になった雫が2人の前に現れた。

「裸エプロンはダメみたいなの…」
「え…何で?」

その雫の発言に気付いた竜也が雫を見ると、雫も同じ格好をしていた。

「君達…何故、そんな格好するの…?」
「だって…食事の後は一緒にお風呂で、その後一緒の布団に入るのでしょ?だったら…先に服を脱いじゃっても同じでしょ?」

既に美穂と雫の2人が描いたシナリオは決まっていて、彼女達は学校以外の時間帯は常に竜也と一緒…と言う設定である。そして竜也が何時でも自分達と性行為しても大丈夫な様に衣服を身に着けずに居る…と言うのが彼女達の気遣いであった。

「素敵な旦那様への、御奉仕と言う訳にはいかないかしら?」
「せめて…最低限のモラルは持っていよう…」
「え…でも、ウチのパパは家にいる時はシャツとパンツだけの格好だけど…」
と、雫が言う。

「男の子と女の子は違うの…教えられ無かった?」

竜也の言葉に2人は少し沈黙する。

「君達の心遣いは、とても嬉しく感じるよ」
「え…本当⁉︎」

美穂と雫は嬉しそうに竜也の側へと寄る。

「でも…エッチはベッドの上だけにしようね、もし…誰か見知らぬ人が来て君達の姿を見たら…どう思うか…それを考えて欲しい」
「分かったわ…」
「うん…竜也さんの言う通りにする」

納得してくれた…と一安心したのも束の間…

「ねえ…竜也さん、私…しばらく貴方にエッチさせて貰えて無いの…今から一回戦だけ楽しみましょうよ…」

美穂が上目遣いで言う。

「私も最近、竜也さんとするのが楽しみでオナ禁してるのよ、大分溜まっているから思いっきりワレメを弄って欲しいわ」

雫も躰を擦り寄せながら言う。

「あ…あの、君達…お食事は?」
「もう仕上げだけよ、その前に私達を気持ち良くさせて…」
「そんな…いきなりヤロウなんて、僕にも心の準備が…」

などと竜也の言葉を聞かず美穂は竜也のズボンの上から陰経を触る。

「フフ…ウソばっか、コッチの方は硬くなっちゃっているわよ」
「どれどれ…見せて」
「チョット!」

反対側から雫が竜也のズボンのチャックを下げて陰経をズボンから出す。

「本当だ、イケナイわよね…こんなに大きくしてるのに、私達と直ぐにやらないなんて」
「どうする雫?」
「そうね…私達の裸エプロンを叱っておきながら…自分は息子を硬くさせているのに誤魔化していた…となると、これはお仕置きしか無いわね」

2人の少女が竜也の顔を見ていた。
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