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第546話 アリス VS ルーク②
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「最初からどっちも全力過ぎでしょ」
トウマが結界外から二人の戦いを見ていると、そこにタツミが近付いて来る。
「あれで互いにほぼ無傷だから、レベルが高いと言えるのかもな」
「タツミ先生。ルークの奴、本当に大丈夫なんですか? ニックとの試合でかなりボロボロだって聞きましたけど」
「あいつが大丈夫っていうなら大丈夫なんだよ。俺としてもこの試合だけは大丈夫といいたいが、あの調子でやられるとどうなるかは分からん」
結界内でぶつかりあう二人の姿をトウマとタツミはただ見守るのだった。
そんな結界内では、風の護りに攻撃を完全に防がれてしまったアリスがもう一撃ルーク目掛けて次は魔法を発動せずに拳を叩き込む。
だが、それも風の護りに弾かれてしまう。
くっ……周囲を風を操って防御壁の様にしているのね。厄介ね。
アリスは渋い顔をすると、ルークはすかさず魔法を放って来る。
回避行動をしその場から離れるアリス。
距離をとってからも『ウォーター』『サンダー』など遠距離からの攻撃を仕掛けるも、ルークの魔法で相殺されてしまう。
ダメだ、距離をとっても簡単に魔法で消される。
このままじゃ、遠距離は魔力の無駄だし接近戦をしたとしても、あの風の護りをどうにかしないと。
遠距離からあれを剥がせはしないし、近距離からの魔法も受け付けない。
更にルークから距離をとった所でアリスはルークの風の護りの攻略法を考え始める。
あの風は魔法で発生させているというより、魔力で周囲の風を動かしている感じね。
ということは……
アリスは考えながらもルークからの攻撃をかわしつつとある作戦を立て、すぐさま実行に移す。
結界の外周付近を大きく回りながら攻撃をかわした直後、一気にルークへと突っ込むと、ルークも迫るアリスに連続で攻撃を放つ。
アリスはスピード型ゴーレム武装で着弾前に攻撃をかわし、ルークに近付くと当然の様に風の護りが発生する。
するとアリスは直前で地面を強く蹴り不意を突いてルークの背後に回る。
「(どんな手で不意をついてもこの守りは破れないぞ)」
ルークが振り返るとアリスは結界目掛け蹴りを繰り出していた。
「(無駄だ――っ!?)」
その時ルークが目にしたのは、風の護りが徐々に薄くなっていく現象であった。
「どうして風が」
その答えはアリスが繰り出した攻撃の影響であった。
アリスの蹴りはただの蹴りではなく、足周りに炎を纏わせ更にはもう一方の足にも炎を纏わせ、背後にも大きな炎を創り出していたのだった。
「気圧を必然的に低くしたのか」
風は気圧の高い方から低い方に吹く現象を利用し、アリスは自身側の気圧を低くするために周囲を温かくしたのである。
アリス側に一気に風が流れて行き完全に風の護りがなくなってしまい、ルークは咄嗟に後退するもアリスは一瞬で距離を詰め、ルークを宙へと蹴り飛ばす。
「ぐっ!」
アリスはルークを蹴り飛ばしすぐに走り出し飛び上がり、宙でゴーレム武装の形態をパワー側へと変える。
宙に吹き飛ばされながらもルークは次のアリスからの攻撃に備え魔力を両手に集め、弓と矢を創り出し攻撃態勢をとる。
ルークが弓を引こうとした時には、アリスはもう目の前まで迫っており魔力の乗った拳が先に突き出される。
直後大きな爆発が発生し、煙の中から先にルークが吹き飛ぶように出てくる。
すると未だ煙の中にいるであろうアリスに対し、新たな矢を魔力で生成し弓を引いた。
放たれた矢は一瞬で三頭の龍へと形状を変え煙の中に突っ込むと、二度目の大きな爆発が起こると煙の中からルークとは反対側にアリスが飛び出て来て結界に一度足を付けてから、地面へと降りて行く。
地面に降り立ったアリスの後ろ姿は万能型のゴーレム武装ですすを少し被っていたが、大きなダメージを負っている状態ではなかった。
ルークも風魔法でゆっくりと地面に降り立つ。
「(あの攻撃を無傷か。視界がない中で相殺したというのか? いや、特化型ゴーレム武装の攻撃力の高さならばあり得るか)」
アリスのゴーレム武装に関してはルークも研究しており、どういうタイプで何が特化されているのかなど把握しているのだった。
警戒を緩めずにアリスの方を見ていると、アリスが振り返る。
「やっぱり強いねルーク。このままじゃ、魔力消費で私が負けになりかねない。だから、とっておきを出すわ!」
するとアリスは全身に魔力を通わせるとゴーレム武装の姿が一気に変わり始め目元も覆われる。
全身が獣の様に変わり、鋭い爪に尻尾まで生える。
「何だ、その姿は?」
「見た目の通り、獣化よ」
そう答えた直後、アリスは目にも止まらぬ速さでルークの懐に入り込み腹部に強烈な一撃を叩き込み吹き飛ばした。
アリスの放った一撃の衝撃が結界内で広がり、これまでのどの攻撃よりも強力であるとそれが物語っていた。
獣化(ビースト)は、アリスが奥の手としていたゴーレム武装の一種であった。
パワー型とスピード型を合わせその両方の力を最大限に引き出せる最強の特化型として作りだしていた。
だが、もちろん消費魔力も大きく使用時間は限られており出来ても一分間という制限付きであった。
正しく切り札であり、そんな切り札での強力な一撃によりそれを見ていた誰もが、これはさすがのルークでも耐えられず勝負がついたと思ってしまうほどであった。
アリスの一撃で周囲に土煙が立ち上がっていたが、それも晴れだしルークの状態に誰もが目を向けた。
そして煙の中から現れたルークの姿にアリスは目を疑った。
ルークはゴーレム武装の様に全身を魔力を鎧の様にして身に付けて防御態勢で倒れずに立っていたのだった。
「嘘、でしょ……」
その姿にアリスはそう言葉を漏らす。
すると動かずに立っていたルークが動き始め、前へと歩み始める。
「そんな特化型を隠し持っていたんだな、アリス。さすがに無傷とはいかないがな」
「その姿、まるで私のゴーレム武装ね」
アリスが一度ゴーレム武装を解き、ルークに声を掛けた。
「切り札を持っているのは、お前だけじゃないってことさ。まあ、これはお前のゴーレム武装から発想を得ているのは否定しないがな」
「パクるんじゃないわよ」
「いいものは取り込むべきだろ? っても、魔力で武器を作る延長線上でしかないがな」
そう口にしルークは立ち止まり両腕を横に突き出すと、その手に魔力剣を生成し構える。
「さぁ、続きといこうかアリス」
トウマが結界外から二人の戦いを見ていると、そこにタツミが近付いて来る。
「あれで互いにほぼ無傷だから、レベルが高いと言えるのかもな」
「タツミ先生。ルークの奴、本当に大丈夫なんですか? ニックとの試合でかなりボロボロだって聞きましたけど」
「あいつが大丈夫っていうなら大丈夫なんだよ。俺としてもこの試合だけは大丈夫といいたいが、あの調子でやられるとどうなるかは分からん」
結界内でぶつかりあう二人の姿をトウマとタツミはただ見守るのだった。
そんな結界内では、風の護りに攻撃を完全に防がれてしまったアリスがもう一撃ルーク目掛けて次は魔法を発動せずに拳を叩き込む。
だが、それも風の護りに弾かれてしまう。
くっ……周囲を風を操って防御壁の様にしているのね。厄介ね。
アリスは渋い顔をすると、ルークはすかさず魔法を放って来る。
回避行動をしその場から離れるアリス。
距離をとってからも『ウォーター』『サンダー』など遠距離からの攻撃を仕掛けるも、ルークの魔法で相殺されてしまう。
ダメだ、距離をとっても簡単に魔法で消される。
このままじゃ、遠距離は魔力の無駄だし接近戦をしたとしても、あの風の護りをどうにかしないと。
遠距離からあれを剥がせはしないし、近距離からの魔法も受け付けない。
更にルークから距離をとった所でアリスはルークの風の護りの攻略法を考え始める。
あの風は魔法で発生させているというより、魔力で周囲の風を動かしている感じね。
ということは……
アリスは考えながらもルークからの攻撃をかわしつつとある作戦を立て、すぐさま実行に移す。
結界の外周付近を大きく回りながら攻撃をかわした直後、一気にルークへと突っ込むと、ルークも迫るアリスに連続で攻撃を放つ。
アリスはスピード型ゴーレム武装で着弾前に攻撃をかわし、ルークに近付くと当然の様に風の護りが発生する。
するとアリスは直前で地面を強く蹴り不意を突いてルークの背後に回る。
「(どんな手で不意をついてもこの守りは破れないぞ)」
ルークが振り返るとアリスは結界目掛け蹴りを繰り出していた。
「(無駄だ――っ!?)」
その時ルークが目にしたのは、風の護りが徐々に薄くなっていく現象であった。
「どうして風が」
その答えはアリスが繰り出した攻撃の影響であった。
アリスの蹴りはただの蹴りではなく、足周りに炎を纏わせ更にはもう一方の足にも炎を纏わせ、背後にも大きな炎を創り出していたのだった。
「気圧を必然的に低くしたのか」
風は気圧の高い方から低い方に吹く現象を利用し、アリスは自身側の気圧を低くするために周囲を温かくしたのである。
アリス側に一気に風が流れて行き完全に風の護りがなくなってしまい、ルークは咄嗟に後退するもアリスは一瞬で距離を詰め、ルークを宙へと蹴り飛ばす。
「ぐっ!」
アリスはルークを蹴り飛ばしすぐに走り出し飛び上がり、宙でゴーレム武装の形態をパワー側へと変える。
宙に吹き飛ばされながらもルークは次のアリスからの攻撃に備え魔力を両手に集め、弓と矢を創り出し攻撃態勢をとる。
ルークが弓を引こうとした時には、アリスはもう目の前まで迫っており魔力の乗った拳が先に突き出される。
直後大きな爆発が発生し、煙の中から先にルークが吹き飛ぶように出てくる。
すると未だ煙の中にいるであろうアリスに対し、新たな矢を魔力で生成し弓を引いた。
放たれた矢は一瞬で三頭の龍へと形状を変え煙の中に突っ込むと、二度目の大きな爆発が起こると煙の中からルークとは反対側にアリスが飛び出て来て結界に一度足を付けてから、地面へと降りて行く。
地面に降り立ったアリスの後ろ姿は万能型のゴーレム武装ですすを少し被っていたが、大きなダメージを負っている状態ではなかった。
ルークも風魔法でゆっくりと地面に降り立つ。
「(あの攻撃を無傷か。視界がない中で相殺したというのか? いや、特化型ゴーレム武装の攻撃力の高さならばあり得るか)」
アリスのゴーレム武装に関してはルークも研究しており、どういうタイプで何が特化されているのかなど把握しているのだった。
警戒を緩めずにアリスの方を見ていると、アリスが振り返る。
「やっぱり強いねルーク。このままじゃ、魔力消費で私が負けになりかねない。だから、とっておきを出すわ!」
するとアリスは全身に魔力を通わせるとゴーレム武装の姿が一気に変わり始め目元も覆われる。
全身が獣の様に変わり、鋭い爪に尻尾まで生える。
「何だ、その姿は?」
「見た目の通り、獣化よ」
そう答えた直後、アリスは目にも止まらぬ速さでルークの懐に入り込み腹部に強烈な一撃を叩き込み吹き飛ばした。
アリスの放った一撃の衝撃が結界内で広がり、これまでのどの攻撃よりも強力であるとそれが物語っていた。
獣化(ビースト)は、アリスが奥の手としていたゴーレム武装の一種であった。
パワー型とスピード型を合わせその両方の力を最大限に引き出せる最強の特化型として作りだしていた。
だが、もちろん消費魔力も大きく使用時間は限られており出来ても一分間という制限付きであった。
正しく切り札であり、そんな切り札での強力な一撃によりそれを見ていた誰もが、これはさすがのルークでも耐えられず勝負がついたと思ってしまうほどであった。
アリスの一撃で周囲に土煙が立ち上がっていたが、それも晴れだしルークの状態に誰もが目を向けた。
そして煙の中から現れたルークの姿にアリスは目を疑った。
ルークはゴーレム武装の様に全身を魔力を鎧の様にして身に付けて防御態勢で倒れずに立っていたのだった。
「嘘、でしょ……」
その姿にアリスはそう言葉を漏らす。
すると動かずに立っていたルークが動き始め、前へと歩み始める。
「そんな特化型を隠し持っていたんだな、アリス。さすがに無傷とはいかないがな」
「その姿、まるで私のゴーレム武装ね」
アリスが一度ゴーレム武装を解き、ルークに声を掛けた。
「切り札を持っているのは、お前だけじゃないってことさ。まあ、これはお前のゴーレム武装から発想を得ているのは否定しないがな」
「パクるんじゃないわよ」
「いいものは取り込むべきだろ? っても、魔力で武器を作る延長線上でしかないがな」
そう口にしルークは立ち止まり両腕を横に突き出すと、その手に魔力剣を生成し構える。
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