32 / 564
第32話 第一期期末試験⑥~再戦~
しおりを挟む
私はルークが先にドームに入ったのを見てから、遅れてドームへと入り指定場所に移動した。
これまで通り、前試合からの補給がされているので、試合開始までは時間がまだあった。
すると、やたらとドーム外に人が集まり始めていた。
それは他のリーグ戦が終わっている寮生たちが、まだやっている試合を観に来ていたのでだ。
私とルークで最終戦ではあるが、前年最終期末試験トップ成績のルークの勝負を、一目でも見ようと他の寮生たちも集まっていた。
その中には、ダンデ、スバン、ロムロスと言った次期寮長候補生たちもいた。
私は思っていたより、多くの人が注目していると思い少し緊張したが、頬を両手で軽く叩き、気合を入れ直した。
今私の対戦成績は、1勝1敗でルークは2勝0敗であり、ここで私が勝てばニックと私たちの対戦成績は並び、同率1位となる。
そうすれば、実力試験の点数は同じになり、学科試験でルークに勝っている私が、そのまま1位になれる。
この試合に勝てば、目の前に立っているルークに私は期末試験で勝ったと、堂々と宣言できるのだ。
大丈夫、一度奴とはゴーレム勝負をしており、どういった戦法を使うかも想定済みだ。
それに加えて、私もあれから成長しているんだ。
今日こそ、お前の足を掴んで、高みの見物をしている場所から引きずり降ろしてやる!
私はより一層に気合を入れ、鼻息を荒くした。
すると突然、今まで全く話し掛けてこなかったルークが話し掛けて来た。
「おい、クリス! ゴーレム勝負をするのは、これで2度目だな! 前回からどれだけ強くなったか、俺に教えてくれよ!」
「うっせ! 言われなくても、見せてやるよ! 前にも言ったが、いつまでも学院の頂点気分でいられると思うなよ! 今日、俺がお前をそこから引きずり落としてやるから、覚悟しとけ!」
私の罵倒じみた言葉をルークが聞くと、うっすら笑っているように見えて、背筋が一瞬寒くなった。
するとルークは、この場でいらない事を口にした。
「そうだ、クリス。あの日の約束、忘れるなよ! 結果は、この試合で決まるも同然だぞ!」
「っ! お、お前な! 今そんな事言わなくていいんだよ!」
私が少し動揺していると、教員の方から準備が整ったので始めると言い渡される。
そして教員が、私たちにルール内容の承諾を求め、私たちが頷くと3分間の試合準備時間が言い渡された。
同時に、上空の3分間の残り時間が減り始めた。
私は初めの1分間は、魔力質量に集中し魔力を貯めた後、魔力技量にて武装を創りつつ、魔力制御で貯めた魔力を全身に行き届く様にした。
ルークも当たり前の様に、魔力同時使用で、魔力質量と魔力技量にてゴーレムを仕上げて行った。
そして、残り15秒を切って両者のゴーレムが完成した。
私は、両手の全てに筒状にした防具を装備させ、残りで胴部の防具を創り装備させた。
ルークの方は、両腕と胴部のみ防具を装備させた、シンプルな形になっていた。
直後、試合開始の鐘の合図が鳴り響くが、両者とも全く動かなかった。
するとルークが私に話し掛けて来た。
「クリス! 俺は攻めない。だから、お前の力を全力で放って来い!」
「っ!?」
罠と言うより、完全な挑発であり、本気で言ってきているとルークの性格から理解した。
なら、遠慮なくやらせてもらう! お前用に取っておいた、とっておきを見せてやる!
私はゴーレムに片膝を付かせ、両手の筒を地面へと接着させた。
そこから一気にゴーレムに貯めた魔力を地面へと魔力制御を使い、流し込んだ。
私の予期せぬ行動に、ドーム外ではざわついていた。
そして私はそこから、魔力創造を使用しゴーレム横に2ずつ土の塊を創りだし、同時に魔力技量を使用して、ゴーレムを創りだした。
私は膝を付かせたゴーレムを立ち上がらせて、一気に5対1という構図を作り出した。
創り出した4体のゴーレムは、元は1体のゴーレムの魔力から創りだしているので、簡単に言えば5等分に分けたというイメージだ。
だが操作は、魔力を分けた1体を元に操作するので、魔力制御が得意でないと出来ないが、私には出来る。
何故ならば、私が女性であり、元の学院で一番得意としていたのが、魔力制御だからだ。
魔力技量は幼い時に遊びで身についていたので、ここでは男子を演じるので技量をメインにしていたが、この試合ではそんな事する必要もない。
すぐさま私は2体でルークに向かって、突撃させた。
しかし、いとも簡単に魔法も使わず体術で撃破されてしまう。
私は休む間も与えずに、更に2体のゴーレムを左右から挟み込むように突っ込ませていたので、撃破されると同時に2体がルークの元に突然と現れるように見えた。
そして私は、『エクスプローション』の魔法を唱え撃破を狙うが、ルークはそれを読んでいたかのように『ガスト』を使用し、前方から突き飛ばされる様に後方に移動した。
直後、私の2体のゴーレムがぶつかり合い、大きな爆発が起こり一帯は煙に包まれる。
私は苦しい顔をしていたが、ルークは何故か残念そうな顔をしていた。
「(何故、以前と同じ戦法を取ったんだ。一度通用したからと、同じ戦法が通じるわけないだろ)」
ルークが私に対して、少し呆れていると徐々に煙が晴れて行き、そこに広がった異様な光景に一瞬、眉が動く
広がっていた光景は、ルークを楕円状に囲う様に、土が鉄球の様に硬く固まった球体が、無数に宙に浮いていたのだ。
そのまま私は、一気に球体をルークに向け放つが、ルークが小さく呟いた。
「くだらない」
次の瞬間、ルークに向けて放たれた球体が、ルークへと届く前に空中で全て停止したのだ。
まさかの事に、驚いていると次々に私の魔力制御下から、球体のリンクが切れて行っているのが分かった。
「これは……乗っ取り」
私の魔力制御下にあった物を、強引にルークが周囲に魔力を放ち、魔力制御を乗っ取ったのだ。
そのままルークは、空中に停止させた球体を全て破壊した。
その時点で、私は完全に手詰まりとなり、冷や汗が頬をたどった。
するとルークがため息を漏らす。
「お前なら、もっと近づいてくれると思っていたが、少し期待し過ぎたか…いや、俺が勝手にハードルを高く設定していたのが原因か」
何かぶつぶつと言っている様に見えたが、全く私には聞こえていなかった。
「まぁ、今回はこんな所か。いい機会だ、クリス! 今の俺の力を見せてやる! そして、再認識しろお前が倒すと豪語した相手を!」
突然大声を出したルークに反応すると、ルークは両手で魔力を使用し始めた。
直後地面から土の塊が次々と浮き上がり、どんどんゴーレムが天に上げた片腕にくっつき始めると、そこに貯めていた魔力を一点に流し始めた。
そして更に、同時に『バースト』の魔法を唱えると、ゴーレムの片腕から天に掲げ伸びる箇所が炎で包まれる。
そのまま、さらに土の塊はくっつき、そこに魔力は流れ続き、炎の威力も上がって行き、そこで私は気付いたのだ、ルークは今3つの魔力同時使用をしているのだと。
今まで第2学年では、二代目月の魔女ことジュリルしか出来なかった事を、ルークは顔色一つ変えずにやっていた。
この状況でも凄いのに、更にルークは考えられない行動をした。
それは、『バースト』でない別の魔法『アイス』と『スパーク』を唱え、その3つの魔法が徐々に天に昇りながら重なって行き、そして魔法融合を発生させたのだ。
魔力の3つ同時使用でも驚きなのに、そこに魔法融合まで行い、完全に周囲は理解が追い付いていなくなっていた。
魔法融合とは、生涯で一度出来れば運が良いと言われる程、奇跡的な出来事という認知であり、多くの学者が研究対象としている物でも、近年やっと証明されていたりと注目されているものだ。
そんな魔法融合を直で目の当たりにし、更に魔力の3つ同時使用しながら行ったルークに対し私は、完全に戦意喪失していた。
「何なんだよ、この第二王子……バケモノじみてるだろ。と言うか、こいつの鼻を折るとか本当に出来るのか、私」
そしてルークが、魔法融合させた魔法がドラゴンの姿に代わり、私のゴーレム目掛け放たれてゴーレムは消滅し、勝敗が着き私の負けが決まった。
それと同時に私の頭の中では、ルークとのデートが頭がよぎった。
リーグ1の最終戦終了時の順位
1位 ルーク 3勝0敗
2位 ニック 2勝1敗
3位 クリス 1勝2敗
4位 ガウェン 0勝3敗
こうして、第一期期末試験最終日の実力試験が終了したのだ。
最終結果順位や成績は、数日後発表されると言い渡され、第一期期末試験全日程が終了した。
これまで通り、前試合からの補給がされているので、試合開始までは時間がまだあった。
すると、やたらとドーム外に人が集まり始めていた。
それは他のリーグ戦が終わっている寮生たちが、まだやっている試合を観に来ていたのでだ。
私とルークで最終戦ではあるが、前年最終期末試験トップ成績のルークの勝負を、一目でも見ようと他の寮生たちも集まっていた。
その中には、ダンデ、スバン、ロムロスと言った次期寮長候補生たちもいた。
私は思っていたより、多くの人が注目していると思い少し緊張したが、頬を両手で軽く叩き、気合を入れ直した。
今私の対戦成績は、1勝1敗でルークは2勝0敗であり、ここで私が勝てばニックと私たちの対戦成績は並び、同率1位となる。
そうすれば、実力試験の点数は同じになり、学科試験でルークに勝っている私が、そのまま1位になれる。
この試合に勝てば、目の前に立っているルークに私は期末試験で勝ったと、堂々と宣言できるのだ。
大丈夫、一度奴とはゴーレム勝負をしており、どういった戦法を使うかも想定済みだ。
それに加えて、私もあれから成長しているんだ。
今日こそ、お前の足を掴んで、高みの見物をしている場所から引きずり降ろしてやる!
私はより一層に気合を入れ、鼻息を荒くした。
すると突然、今まで全く話し掛けてこなかったルークが話し掛けて来た。
「おい、クリス! ゴーレム勝負をするのは、これで2度目だな! 前回からどれだけ強くなったか、俺に教えてくれよ!」
「うっせ! 言われなくても、見せてやるよ! 前にも言ったが、いつまでも学院の頂点気分でいられると思うなよ! 今日、俺がお前をそこから引きずり落としてやるから、覚悟しとけ!」
私の罵倒じみた言葉をルークが聞くと、うっすら笑っているように見えて、背筋が一瞬寒くなった。
するとルークは、この場でいらない事を口にした。
「そうだ、クリス。あの日の約束、忘れるなよ! 結果は、この試合で決まるも同然だぞ!」
「っ! お、お前な! 今そんな事言わなくていいんだよ!」
私が少し動揺していると、教員の方から準備が整ったので始めると言い渡される。
そして教員が、私たちにルール内容の承諾を求め、私たちが頷くと3分間の試合準備時間が言い渡された。
同時に、上空の3分間の残り時間が減り始めた。
私は初めの1分間は、魔力質量に集中し魔力を貯めた後、魔力技量にて武装を創りつつ、魔力制御で貯めた魔力を全身に行き届く様にした。
ルークも当たり前の様に、魔力同時使用で、魔力質量と魔力技量にてゴーレムを仕上げて行った。
そして、残り15秒を切って両者のゴーレムが完成した。
私は、両手の全てに筒状にした防具を装備させ、残りで胴部の防具を創り装備させた。
ルークの方は、両腕と胴部のみ防具を装備させた、シンプルな形になっていた。
直後、試合開始の鐘の合図が鳴り響くが、両者とも全く動かなかった。
するとルークが私に話し掛けて来た。
「クリス! 俺は攻めない。だから、お前の力を全力で放って来い!」
「っ!?」
罠と言うより、完全な挑発であり、本気で言ってきているとルークの性格から理解した。
なら、遠慮なくやらせてもらう! お前用に取っておいた、とっておきを見せてやる!
私はゴーレムに片膝を付かせ、両手の筒を地面へと接着させた。
そこから一気にゴーレムに貯めた魔力を地面へと魔力制御を使い、流し込んだ。
私の予期せぬ行動に、ドーム外ではざわついていた。
そして私はそこから、魔力創造を使用しゴーレム横に2ずつ土の塊を創りだし、同時に魔力技量を使用して、ゴーレムを創りだした。
私は膝を付かせたゴーレムを立ち上がらせて、一気に5対1という構図を作り出した。
創り出した4体のゴーレムは、元は1体のゴーレムの魔力から創りだしているので、簡単に言えば5等分に分けたというイメージだ。
だが操作は、魔力を分けた1体を元に操作するので、魔力制御が得意でないと出来ないが、私には出来る。
何故ならば、私が女性であり、元の学院で一番得意としていたのが、魔力制御だからだ。
魔力技量は幼い時に遊びで身についていたので、ここでは男子を演じるので技量をメインにしていたが、この試合ではそんな事する必要もない。
すぐさま私は2体でルークに向かって、突撃させた。
しかし、いとも簡単に魔法も使わず体術で撃破されてしまう。
私は休む間も与えずに、更に2体のゴーレムを左右から挟み込むように突っ込ませていたので、撃破されると同時に2体がルークの元に突然と現れるように見えた。
そして私は、『エクスプローション』の魔法を唱え撃破を狙うが、ルークはそれを読んでいたかのように『ガスト』を使用し、前方から突き飛ばされる様に後方に移動した。
直後、私の2体のゴーレムがぶつかり合い、大きな爆発が起こり一帯は煙に包まれる。
私は苦しい顔をしていたが、ルークは何故か残念そうな顔をしていた。
「(何故、以前と同じ戦法を取ったんだ。一度通用したからと、同じ戦法が通じるわけないだろ)」
ルークが私に対して、少し呆れていると徐々に煙が晴れて行き、そこに広がった異様な光景に一瞬、眉が動く
広がっていた光景は、ルークを楕円状に囲う様に、土が鉄球の様に硬く固まった球体が、無数に宙に浮いていたのだ。
そのまま私は、一気に球体をルークに向け放つが、ルークが小さく呟いた。
「くだらない」
次の瞬間、ルークに向けて放たれた球体が、ルークへと届く前に空中で全て停止したのだ。
まさかの事に、驚いていると次々に私の魔力制御下から、球体のリンクが切れて行っているのが分かった。
「これは……乗っ取り」
私の魔力制御下にあった物を、強引にルークが周囲に魔力を放ち、魔力制御を乗っ取ったのだ。
そのままルークは、空中に停止させた球体を全て破壊した。
その時点で、私は完全に手詰まりとなり、冷や汗が頬をたどった。
するとルークがため息を漏らす。
「お前なら、もっと近づいてくれると思っていたが、少し期待し過ぎたか…いや、俺が勝手にハードルを高く設定していたのが原因か」
何かぶつぶつと言っている様に見えたが、全く私には聞こえていなかった。
「まぁ、今回はこんな所か。いい機会だ、クリス! 今の俺の力を見せてやる! そして、再認識しろお前が倒すと豪語した相手を!」
突然大声を出したルークに反応すると、ルークは両手で魔力を使用し始めた。
直後地面から土の塊が次々と浮き上がり、どんどんゴーレムが天に上げた片腕にくっつき始めると、そこに貯めていた魔力を一点に流し始めた。
そして更に、同時に『バースト』の魔法を唱えると、ゴーレムの片腕から天に掲げ伸びる箇所が炎で包まれる。
そのまま、さらに土の塊はくっつき、そこに魔力は流れ続き、炎の威力も上がって行き、そこで私は気付いたのだ、ルークは今3つの魔力同時使用をしているのだと。
今まで第2学年では、二代目月の魔女ことジュリルしか出来なかった事を、ルークは顔色一つ変えずにやっていた。
この状況でも凄いのに、更にルークは考えられない行動をした。
それは、『バースト』でない別の魔法『アイス』と『スパーク』を唱え、その3つの魔法が徐々に天に昇りながら重なって行き、そして魔法融合を発生させたのだ。
魔力の3つ同時使用でも驚きなのに、そこに魔法融合まで行い、完全に周囲は理解が追い付いていなくなっていた。
魔法融合とは、生涯で一度出来れば運が良いと言われる程、奇跡的な出来事という認知であり、多くの学者が研究対象としている物でも、近年やっと証明されていたりと注目されているものだ。
そんな魔法融合を直で目の当たりにし、更に魔力の3つ同時使用しながら行ったルークに対し私は、完全に戦意喪失していた。
「何なんだよ、この第二王子……バケモノじみてるだろ。と言うか、こいつの鼻を折るとか本当に出来るのか、私」
そしてルークが、魔法融合させた魔法がドラゴンの姿に代わり、私のゴーレム目掛け放たれてゴーレムは消滅し、勝敗が着き私の負けが決まった。
それと同時に私の頭の中では、ルークとのデートが頭がよぎった。
リーグ1の最終戦終了時の順位
1位 ルーク 3勝0敗
2位 ニック 2勝1敗
3位 クリス 1勝2敗
4位 ガウェン 0勝3敗
こうして、第一期期末試験最終日の実力試験が終了したのだ。
最終結果順位や成績は、数日後発表されると言い渡され、第一期期末試験全日程が終了した。
0
お気に入りに追加
123
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢でも素材はいいんだから楽しく生きなきゃ損だよね!
ペトラ
恋愛
ぼんやりとした意識を覚醒させながら、自分の置かれた状況を考えます。ここは、この世界は、途中まで攻略した乙女ゲームの世界だと思います。たぶん。
戦乙女≪ヴァルキュリア≫を育成する学園での、勉強あり、恋あり、戦いありの恋愛シミュレーションゲーム「ヴァルキュリア デスティニー~恋の最前線~」通称バル恋。戦乙女を育成しているのに、なぜか共学で、男子生徒が目指すのは・・・なんでしたっけ。忘れてしまいました。とにかく、前世の自分が死ぬ直前まではまっていたゲームの世界のようです。
前世は彼氏いない歴イコール年齢の、ややぽっちゃり(自己診断)享年28歳歯科衛生士でした。
悪役令嬢でもナイスバディの美少女に生まれ変わったのだから、人生楽しもう!というお話。
他サイトに連載中の話の改訂版になります。
「お前を愛するつもりはない」な仮面の騎士様と結婚しました~でも白い結婚のはずなのに溺愛してきます!~
卯月ミント
恋愛
「お前を愛するつもりはない」
絵を描くのが趣味の侯爵令嬢ソールーナは、仮面の英雄騎士リュクレスと結婚した。
だが初夜で「お前を愛するつもりはない」なんて言われてしまい……。
ソールーナだって好きでもないのにした結婚である。二人はお互いカタチだけの夫婦となろう、とその夜は取り決めたのだが。
なのに「キスしないと出られない部屋」に閉じ込められて!?
「目を閉じてくれるか?」「えっ?」「仮面とるから……」
書き溜めがある内は、1日1~話更新します
それ以降の更新は、ある程度書き溜めてからの投稿となります
*仮面の俺様ナルシスト騎士×絵描き熱中令嬢の溺愛ラブコメです。
*ゆるふわ異世界ファンタジー設定です。
*コメディ強めです。
*hotランキング14位行きました!お読みいただき&お気に入り登録していただきまして、本当にありがとうございます!
勘当されたい悪役は自由に生きる
雨野
恋愛
難病に罹り、15歳で人生を終えた私。
だが気がつくと、生前読んだ漫画の貴族で悪役に転生していた!?タイトルは忘れてしまったし、ラストまで読むことは出来なかったけど…確かこのキャラは、家を勘当され追放されたんじゃなかったっけ?
でも…手足は自由に動くし、ご飯は美味しく食べられる。すうっと深呼吸することだって出来る!!追放ったって殺される訳でもなし、貴族じゃなくなっても問題ないよね?むしろ私、庶民の生活のほうが大歓迎!!
ただ…私が転生したこのキャラ、セレスタン・ラサーニュ。悪役令息、男だったよね?どこからどう見ても女の身体なんですが。上に無いはずのモノがあり、下にあるはずのアレが無いんですが!?どうなってんのよ!!?
1話目はシリアスな感じですが、最終的にはほのぼの目指します。
ずっと病弱だったが故に、目に映る全てのものが輝いて見えるセレスタン。自分が変われば世界も変わる、私は…自由だ!!!
主人公は最初のうちは卑屈だったりしますが、次第に前向きに成長します。それまで見守っていただければと!
愛され主人公のつもりですが、逆ハーレムはありません。逆ハー風味はある。男装主人公なので、側から見るとBLカップルです。
予告なく痛々しい、残酷な描写あり。
サブタイトルに◼️が付いている話はシリアスになりがち。
小説家になろうさんでも掲載しております。そっちのほうが先行公開中。後書きなんかで、ちょいちょいネタ挟んでます。よろしければご覧ください。
こちらでは僅かに加筆&話が増えてたりします。
本編完結。番外編を順次公開していきます。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
悪役令嬢になりたくないので、攻略対象をヒロインに捧げます
久乃り
恋愛
乙女ゲームの世界に転生していた。
その記憶は突然降りてきて、記憶と現実のすり合わせに毎日苦労する羽目になる元日本の女子高校生佐藤美和。
1周回ったばかりで、2週目のターゲットを考えていたところだったため、乙女ゲームの世界に入り込んで嬉しい!とは思ったものの、自分はヒロインではなく、ライバルキャラ。ルート次第では悪役令嬢にもなってしまう公爵令嬢アンネローゼだった。
しかも、もう学校に通っているので、ゲームは進行中!ヒロインがどのルートに進んでいるのか確認しなくては、自分の立ち位置が分からない。いわゆる破滅エンドを回避するべきか?それとも、、勝手に動いて自分がヒロインになってしまうか?
自分の死に方からいって、他にも転生者がいる気がする。そのひとを探し出さないと!
自分の運命は、悪役令嬢か?破滅エンドか?ヒロインか?それともモブ?
ゲーム修正が入らないことを祈りつつ、転生仲間を探し出し、この乙女ゲームの世界を生き抜くのだ!
他サイトにて別名義で掲載していた作品です。
【完結】転生したら少女漫画の悪役令嬢でした〜アホ王子との婚約フラグを壊したら義理の兄に溺愛されました〜
まほりろ
恋愛
ムーンライトノベルズで日間総合1位、週間総合2位になった作品です。
【完結】「ディアーナ・フォークト! 貴様との婚約を破棄する!!」見目麗しい第二王子にそう言い渡されたとき、ディアーナは騎士団長の子息に取り押さえられ膝をついていた。王子の側近により読み上げられるディアーナの罪状。第二王子の腕の中で幸せそうに微笑むヒロインのユリア。悪役令嬢のディアーナはユリアに斬りかかり、義理の兄で第二王子の近衛隊のフリードに斬り殺される。
三日月杏奈は漫画好きの普通の女の子、バナナの皮で滑って転んで死んだ。享年二十歳。
目を覚ました杏奈は少女漫画「クリンゲル学園の天使」悪役令嬢ディアーナ・フォークト転生していた。破滅フラグを壊す為に義理の兄と仲良くしようとしたら溺愛されました。
私の事を大切にしてくれるお義兄様と仲良く暮らします。王子殿下私のことは放っておいてください。
ムーンライトノベルズにも投稿しています。
「Copyright(C)2021-九十九沢まほろ」
表紙素材はあぐりりんこ様よりお借りしております。
転生令嬢の涙 〜泣き虫な悪役令嬢は強気なヒロインと張り合えないので代わりに王子様が罠を仕掛けます〜
矢口愛留
恋愛
【タイトル変えました】
公爵令嬢エミリア・ブラウンは、突然前世の記憶を思い出す。
この世界は前世で読んだ小説の世界で、泣き虫の日本人だった私はエミリアに転生していたのだ。
小説によるとエミリアは悪役令嬢で、婚約者である王太子ラインハルトをヒロインのプリシラに奪われて嫉妬し、悪行の限りを尽くした挙句に断罪される運命なのである。
だが、記憶が蘇ったことで、エミリアは悪役令嬢らしからぬ泣き虫っぷりを発揮し、周囲を翻弄する。
どうしてもヒロインを排斥できないエミリアに代わって、実はエミリアを溺愛していた王子と、その側近がヒロインに罠を仕掛けていく。
それに気づかず小説通りに王子を籠絡しようとするヒロインと、その涙で全てをかき乱してしまう悪役令嬢と、間に挟まれる王子様の学園生活、その意外な結末とは――?
*異世界ものということで、文化や文明度の設定が緩めですがご容赦下さい。
*「小説家になろう」様、「カクヨム」様にも掲載しています。
【完結】ヒロインに転生しましたが、モブのイケオジが好きなので、悪役令嬢の婚約破棄を回避させたつもりが、やっぱり婚約破棄されている。
樹結理(きゆり)
恋愛
「アイリーン、貴女との婚約は破棄させてもらう」
大勢が集まるパーティの場で、この国の第一王子セルディ殿下がそう宣言した。
はぁぁあ!? なんでどうしてそうなった!!
私の必死の努力を返してー!!
乙女ゲーム『ラベルシアの乙女』の世界に転生してしまった日本人のアラサー女子。
気付けば物語が始まる学園への入学式の日。
私ってヒロインなの!?攻略対象のイケメンたちに囲まれる日々。でも!私が好きなのは攻略対象たちじゃないのよー!!
私が好きなのは攻略対象でもなんでもない、物語にたった二回しか出てこないイケオジ!
所謂モブと言っても過言ではないほど、関わることが少ないイケオジ。
でもでも!せっかくこの世界に転生出来たのなら何度も見たイケメンたちよりも、レアなイケオジを!!
攻略対象たちや悪役令嬢と友好的な関係を築きつつ、悪役令嬢の婚約破棄を回避しつつ、イケオジを狙う十六歳、侯爵令嬢!
必死に悪役令嬢の婚約破棄イベントを回避してきたつもりが、なんでどうしてそうなった!!
やっぱり婚約破棄されてるじゃないのー!!
必死に努力したのは無駄足だったのか!?ヒロインは一体誰と結ばれるのか……。
※この物語は作者の世界観から成り立っております。正式な貴族社会をお望みの方はご遠慮ください。
※この作品は小説家になろう、カクヨムで完結済み。
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる