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1章 魔法少女とは出逢わない
1章70 不誠実な真実 ②
しおりを挟む上空で愛苗とクルードが派手に撃ちあっている中、地上では弥堂とアスが静かに睨み合う。
「さて、それでは見せてもらいましょうか」
「――っ!」
アスが銀色の弾丸を撃ちだすと同時に弥堂は走り出す。
黒いブーツの靴底で踏んで通り過ぎた後の地面に魔法の弾丸が穴を空けていく。
その弾速は先程“世界樹の杖”を狙う弥堂へ咄嗟に撃ち出したものに比べると明らかに遅い。
走って逃げるだけの弥堂の回避行動には余裕があった。
(せいぜい遊んでいるがいい)
正面から戦うとは謂ったが、地力はアスの方が圧倒的に上だ。
少しでも本気になられたら即座に殺されてしまうだろう。
やはり悪魔と戦う時の基本通り、いかに相手の興味を失わせないか、そしてその間に隙をつけるか――それが肝になる。
アスの興味とは、弥堂のチカラについてだろう。
どうやって先程の状況から生き延びたのか――
詰まるところアスの戦う理由とはそれを解き明かすことであって、決して弥堂を打倒することではない。
この戦場において、弥堂の存在などなんの価値もない。
敵である彼らにとっては躍起になって殺しにかかるほどの脅威にはならず、味方である愛苗にとっても失って困るほどの戦力でもない。
悪魔の悪癖。
冷静沈着で知能の高いアスでさえも、その悪魔の本能のようなものには抗えないのだ。
そして弥堂にとってのこの戦いの目的も、決してアスを殺害することが必須ではない。
最優先はあの杖の破壊だ。
可能な限り自分の能力を看破されるまでの時間を引き延ばしながら“世界樹の杖”の破壊を狙う。
愛苗とクルードの戦いとは違う、そういう種類の戦いだ。
だが、とはいえ、やはり地力が違い過ぎる。
「――くっ……!」
レクチャーと称して愛苗と戦った時のように、アスは複数の魔法球を使って弥堂を追い回す。
弾速に関しては人間の身体能力で対応できる範疇のものだが、それが複数になり、そして巧みに操って回避先を誘導されると途端に処理が難しくなってくる。
一つならば躱せる。
その躱した先を狙う二つ目は聖剣で切り裂く。
だがその行動の終わりを襲う三つ目には対処が出来ない。
形振り構わず身体を投げ出して三発目を避けると、そこへ四発目が飛んでくる。
それを聖剣で切り裂いた瞬間、五発目が肩を撃った。
「ぐ……っ!」
衝撃に逆らわずに自分で背後へ飛んで倒れ込み、地面を転がる勢いを使ってまた立ち上がり、そして走る。
動き続ける弥堂をまたアスの魔法が追い回した。
「…………」
その様子をアスは薄い笑みを浮かべながら静かに見ている。
優勢であることについての愉悦もなければ、無様に逃げまわるニンゲンへの侮蔑もそこにはない。
ただ、このニンゲンがどこまでなら対応可能なのか――それを測るために観察をしていた。
「ふむ……、三発までならギリギリどうにか、四発目からはもう厳しい。そこそこやれる“退魔師”――といったレベルですか……」
操る魔法球を三つに減らして、その速度を上げてみる。
やや危ないところはあるものの、弥堂はそれを凌いでいる。
「スピードを上げても反応は出来る。目がいいようですね。ということは反射神経や身体能力の問題というよりは、脳の処理能力の問題で三つが限度。ふむ……、凡人ですね……」
実験から上がってくるデータをつまらなそうに分析していく。
「むしろ特筆すべきはその武器、ですか」
魔法の球を斬り裂いた弥堂の持つナイフに目を遣りながら、新たな魔法球を創り出して減った分を補填した。
「……魔力で出来た刃? 珍しいタイプの魔剣ですね。ですがそれよりも、刃で触れた他の魔力を霧散させている……? いえ、魔素の結合を強制的に分解しているように見える。そんなことが出来るのならかなり位の高い魔剣だと思いますが、私の知識にはない。この世界に存在するはずのない魔剣、ですか……、ふむ」
そこで考察を一区切りする。
ちょうどそのタイミングで魔法球が弥堂の身体にヒットし、それと同時にアスはその姿を消す。
何度か見せた転移の魔法だ。
「――ぐぅっ……!」
地面を転がった弥堂が体勢を戻すと、背後に気配を感じる。
魔法で創り出した光の剣を構えたアスだ。
「では、例のモノを見せてもらいましょう――」
「――っ⁉」
弥堂を見下ろしながら剣の切っ先を突き出す。
弥堂の首筋に黒い刻印が浮かんだ。
「【falso héroe】」
弥堂の存在がアスの認知から消え、銀色の剣は空を貫く。
そして今度は弥堂がアスの背後をとった。
無言のまま聖剣の切っ先をアスの背中へ向ける。
アスは素早く振り返り剣を横から振って弥堂のナイフにぶつける。
その瞬間――
「――【切断】」
聖剣の“加護”が発動しアスの魔法剣を斬り裂いた。
だがそれは既に一度経験済みなので、予測をしていたアスは素早く背後に跳びながら魔法弾をばらまき、弥堂の追撃を阻止する。
少し距離が開いて、お互いに足を止めて対峙した。
「なるほど。妙な魔術を使いますね……」
「…………」
無言のまま息を整える弥堂をアスは興味深そうに見る。
「突然姿を消した。この私が完全に見失った。僅かに魔力を使った気配は感じましたが、それ以外には何かをする予兆も、何かをした形跡もない。そして突然背後に現れた」
「居眠りでもしてたんじゃないのか?」
「この私が数度見ても見破れない。これはなかなかのものですね。実に面白い」
挑発をしてみたがアスは全くのってこない。
未知のモノに対する関心。それがプライドよりも勝るようだ。
「シンプルに考えるならば瞬間移動……、ですがそれはありえない」
「そうか? ありえないことなどないだろう?」
「ニンゲンにそれは不可能です」
「本当にそう言い切れるか? お前に出来るのなら、人間の中にも瞬間移動が出来る者がいるかもしれないだろ」
「ダウト。瞬間移動などという概念はありません。私がしているのは“転移”。アナタ方ニンゲンがイメージするような一瞬でA地点からB地点に移動するワープのようなものとは違う。それは時間の概念を無視している。『世界』との繋がりを失くすようなモノ。それは存在の否定となる不可能な事象です」
「よくわからないな」
「カマをかけたようで悪いですが、我々が行う“転移”とは一度この次元から本来我々が棲息する次元へ移動し、それからまたこの次元へと戻ってきているのです。あちらはこちらよりも時間と距離に融通がきくのでね。故に“実在存在”であるアナタには出来ない。これを知らない時点で“転移”ではないと判断できます」
「チッ」
「フフフ……、まぁ、絶対にありえないわけではないですが、仮にそれを可能にするニンゲンがいたとしたら、歴史上唯一と云えるほどのイレギュラーですよ」
ブラフを見破ったことで気をよくしながらアスは続ける。
「3つ――不可解な点があります」
「…………」
「一つは今言及した『姿を消すこと』、二つ目は――」
アスは弥堂の胸元に目を向ける。
「――『異常な治癒能力』」
先程クルードに斬り裂かれた傷も、建材に衝突して生き埋めになった傷も、何もかもがない。
ごく短時間の内に見た目上は完治しているように見えた。
「そして三つ目。そのナイフ……」
アスの目が弥堂の持つ聖剣に向く。
「それ、魔素と魔素の結合に干渉して分解していませんか?」
「さぁ、どうだろうな」
「もしそうだとしたら伝説級の魔剣に数えられていてもおかしくない。なのに、私の知識にはない。強烈な存在感をその剣から感じます。なんですかそれ?」
「実は俺も知らないんだ。借金の取り立てのバイトをしていてな。金がねえっつーから代わりにふんだくったんだよ。持ち主はコンクリと一緒にそこの海に沈めちまったからもう知りようもないな」
「仮に秘匿されていたのだとしたら教会で厳重に保管されるか、聖剣として祀られるレベルの代物です。アナタのような三流魔術師が持っているようなモノではない」
「…………」
やはりボラフとは違って軽口にはのってこない。
(厄介な相手だな……)
弥堂も脳裏で相手の脅威度を微修正する。
「シンプルに考えるのなら一つ目は転移魔術、二つ目は強力な治癒魔術、三つ目は聖剣レベルの魔剣……なんですが、どれもアナタには見合わない」
「…………」
「その三つを全て揃えるようなニンゲン、歴史上でも早々いない。もしいたとしたら聖人の認定を受けた者か、イレギュラーとなるほどの異才の大魔術師か。ですが、アナタでは足りない。魔力も存在の格も、何もかもが足りていない」
アスの目が細まる。
不快に感じるほどの不可解。だがそれを解き明かさずにはいられない。
「ひどく歪ですねアナタは。その存在とやっていることが釣り合っていない。とても不愉快な存在です」
「ひどい言いがかりだな」
「なので、一旦今の仮説を捨てましょう」
「いいのか? 迷走していないか?」
「実はその魔剣はともかく、一つ目と二つ目を両方実現出来る一つの能力があるんですよ」
「…………」
薄い笑みを浮かべたアスに今度は弥堂の眼が細められた。
「それは幻術――です」
「…………」
「転移と聖剣の陰に隠れてしまいましたが、実はあのダメージを一瞬で回復する治癒魔術もありえないレベルなんですよね。そもそも即死していてもおかしくなかったはずですし」
「身体だけは頑丈なんだ」
「では初めからダメージを受けていなかったとしたら?」
「…………」
「居場所を誤魔化す、ダメージを負ったと誤魔化す。幻術かそれに類する魔術だとしたらありえます。まぁ、私やクルード様クラスに通じる幻術というのも中々に突飛なものですが、しかしその突飛なものが二つ使えるというよりは一つだけの方が、現実味はあります。どうでしょう?」
「……そんなものが使えたら俺の人生もう少し楽だったのにな」
「そういえば、アナタ以前に催眠がどうとか言っていましたよね? もしかしてそれも含めて全て幻術なのではないですか?」
「チッ……」
「フフフ、それは答えと受け取っていいのでしょうか?」
弥堂は答えずアスへ向ける眼光を鋭くした。
相手の主張を認めて居直ったかのように。
アスは笑みを深くした。
(かかったか)
その様子に弥堂は内心で手応えを感じる。
いつかどこかでなにかの役に立つかもと。
そのような考えから弥堂は日常的にどうでもいい嘘を吐くようにしている。
それが今回は上手く転んだようだ。
(運がいいな)
いい具合にアスは勘違いをしてくれたことで、もう少し時間を作り出すことが出来そうだ。
そう考えていたが――
「――なんて、」
「あ?」
「そうミスリードさせる狙いですね?」
「……なんだと?」
アスは哂った。
「幻術ではない。そんなはずがない。しっかり血は流れ、その魂は弱っていた。ニオイでわかる。なにより着ている服は壊れたまま。それは攻撃を受けたことは事実である証明」
「…………」
「それに、以前に少し話しましたがこの結界内は特に支配権がモノをいう。この中では支配権をとらない限り幻術などかけられませんよ」
「そう思いたいのなら思えばいい」
「えぇ、そうします。ですが、ここで肝心なのは『幻術かどうか』ということではありません」
「……どういう意味だ」
弥堂の反応に満足そうにしながらアスは再び魔法球を周囲に創り出しながら答える。
「ここでのポイントは『幻術だと思わせようとした』『一つのペテンで全てを行っていると嘘を吐いた』という点です」
「…………」
「そのように嘘を吐いたということは、実際はそうではないのに、そうであると思わせると都合がいいということ。嘘とはそのような浅ましさがあって真実に幕をかけ覆い隠す。そして真実はその薄皮を捲った中にある」
アスの目に赤い光が灯った。
「そう思わせたいということは、実際はそうではないということ。つまり、アナタの転移もどき、治癒もどきは別々のチカラである可能性が高く、そしてタネが割れると途端に通用しなくなるものである可能性が高い。だから隠すし出し惜しむ」
「それも嘘かもしれんぞ」
「そうですね。だから確かめてみましょう――」
アスは魔法球を弥堂へ放った。
弥堂は弾かれたように走り出す。
「私は気が長い方なんです。ですから結論を急ぎません。じっくりと実験して解き明かしてみせますよ……!」
「チィ……っ!」
先程と同じように複数の魔法球に追い立てられ逃走を余儀なくされる。
しかし、アスは実験と言った。
ならば前回で効果が不足していた方法と同じことを繰り返すはずがない。
「――っ⁉」
地面を転がって回避した弥堂の身体が半透明の壁に当たる。
何度も見せていたアスの魔法だ。
あっという間に四方を魔法の壁に囲まれ弥堂は囚われる。
反射的に上方へ顔を向けるがそこにも魔法の壁が現れて塞がれてしまった。
壁を聖剣で斬り裂こうと動こうとした瞬間に弥堂はバランスを崩す。
魔法の壁は足元にも作られていた。
弥堂を完全に閉じ込めらる形となった魔法の箱が、宙に浮かび上がりながら斜めに傾く。そのせいで弥堂はバランスを崩し聖剣で壁を破壊することが出来なかった。
魔法の箱の弥堂が立つ面以外の五面から無数の剣が内側に生える。
「さて、これには対応できますか?」
アスの言葉とともに箱は縮小し、五面の壁から生えた全ての剣の切っ先が弥堂へと向かった。
魔法で創られたアイアンメイデン――
「――っ!」
弥堂は咄嗟にチカラを使い自分を『世界』から剥がす。
ガギィンッと音を立てて縮小が止まった箱の中には誰も居ない。
「ほぉ……」
感心の声を漏らしながらアスは見上げていた目線を斜め下に動かす。
そこには地面に片膝をつき息を乱す弥堂の姿が。
「壁には壊された形跡はない。あちらと一緒ですね……」
言いながらアスは先ほど弥堂が生き埋めになっていたはずの崩れた建材置き場へ目を向けた。
「あそこから脱出した。その割に一度崩れた後、建材が動いた形跡も気配も全くない……」
「…………っ」
「これは興味深い。まるで本当に瞬間移動でもしているようだ。一度居なくなって、別の場所に現れたかのような」
魔法のアイアンメイデンを消して、また魔法球を創り出す。
「ですが長い距離の移動は出来ない。それが出来るのならもっと距離を空けるはずですし、なにより最初の建機で突っ込んできた行動も必要ない。あれはあそこまで近づく必要があるから行った。そうですね?」
「さぁ、どうだろうな」
「いいですね。少しずつ明るみに出てくるこの感覚……、こうしている時に私は一番充実と充足を覚えます。あとどれくらい謎を保っていられるでしょうか」
(マズイな……)
わかってはいたことだが、はっきりと弥堂は劣勢に陥った。
実力で勝てないことは明白だったが、騙し合いも通じないのは少々誤算だった。
「ありえない回避能力。もしかしてそれは“加護”ですか? “加護”ならばそれを可能としてもおかしくはない。ですが“加護”はあっても原則一つの存在に一つまで。ならば治癒能力はどういうことでしょう? さて、次はそちらの方も見せてもらいましょうか」
アスは魔法の剣を右手に創り出す。
(さて、本当にあとどれくらい保つだろうな)
弥堂は無表情のまま立ち上がり、アスへ半身を向ける。
少し離れた上空での戦いの音がどんどんと激しくなっているのを感じながら、静かな殺意を聖剣にこめた。
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