俺は普通の高校生なので、

雨ノ千雨

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1章 魔法少女とは出逢わない

1章48 周到な執着 ④

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「そういえばさ――」

「なんだ?」


 改めて法廷院が見上げてくる。


「今更だけど、ボクたち何処に向かってるんだい?」

「……今にわかる。細かいことは気にするな。俺たちの仲だろ」

「それもそうだねぇ。野暮なこと聞いちゃったよぉ」

「もう代表ったら」


 何が面白いのかよくわからないが、彼らはガハハっと笑いあう。


「ところで、俺の方からも聞いていいか?」

「ん? なんだい?」

「お前どうしてこんなものに乗っていた?」

「こんなもの?」


 疑問符を浮かべつつ法廷院は自らの尻の下に目を向けるとすぐに理解に至る。


「あぁ。台車のことか。ほら? こないださ、ボクのレーベン・リヒトが大破しちゃっただろぉ?」

「……それは学園の備品の車椅子のことか?」

「そうそう、ボクの愛機だよ」

「…………」


 確か前回はハイゼルシュタイナーと呼んでいたはずだが、弥堂は真面目に考えることをやめた。


「みんなでベルマークを集めてさ、新しい車椅子をゲットしようと思ったんだけど、やってみたら結構な時間がかかりそうだってわかってさぁ」

「それまでの繋ぎでこの台車を使おうと考えたわけか」

「そうそう、そういうことだよ」

「……なるほどな」


 前回権藤先生に学園の備品を勝手に使うなと車椅子ごとぶっ飛ばされたにも関わらず、また勝手に用務員室の備品を持ち出した愚か者があっさりと犯行を自供したが、今しばらく泳がせておくことにした。


「そういえばキミもこの台車を探してたみたいなこと言ってたよね?」

「あぁ、そうだな」

「しょうがないなぁ、特別にキミにもこのレーベン・リヒトに乗せてあげるよ。交代するかい? とは言っても押すのはボクじゃなくって高杉くんだけどね。おっと、『酷い』なんて言わないでくれよ? だってボクは『弱い』からね。仕方ないだろぉ? ボクを許してくれよぉ」

「それは俺が決めることじゃないな」

「ん? どういう――」

「――着いたぞ」

「え?」


 法廷院の問いには答えず台車を止める。

 そこは弥堂が元々目的にしていた部屋だった。


「着いた……?」
「えっと……、弥堂氏? ここは?」


 彼らからの疑問を全て無視し、弥堂は懐から出したカギで部屋を開錠する。


「これは――っ⁉」


 開かれた入口の奥には様々な箱類が所狭しと並べられ積み重ねられていた。


「今から貴様らにはこの荷物の運搬作業に従事してもらう」


 部屋の中へ踏み入り物珍しそうに周囲を見まわす彼らへ抑揚のない声で告げると同時、カラカラと部屋の戸を閉じてガチャンと無慈悲に施錠した。


「なんだって⁉」
「閉じ込められた⁉」


 突如として重労働を課せられた男子たちはびっくり仰天した。


「横暴だぜ狂犬クン! なんの権限があってこんなことを人に強要するのさ!」
「僕たちを騙したんですか⁉ そのために仲間面を……っ⁉」


 勝手に仲間面をしてきた連中が粟を食って抗議してくる。


「なんの、と聞かれれば当然風紀委員の権限だ」

「そいつはおかしいぜ、風紀委員にそんな命令をする権利はないはずだ!」

「命令ではない。これは罰だ」

「罰……? 一体なんの罰だよぉ? なんの謂れがあってボクらに不当な罰を課すって言うのさ!」


 迫真の表情で糾弾してくる法廷院から眼を逸らし、弥堂は無言で彼が坐する台車に目線を合わせた。


「…………」

「学園の備品を勝手に持ち出すなと先週に注意を受けたばかりだったな」

「だからやめようって言ったんですよ! 代表普通に歩けるんだから歩けばいいのに! こうやって楽ばっかりするからすぐに疲れちゃうんですよ!」

「しょ、しょうがないだろぉ! ボクは意思が『弱い』んだ! 西野くんこそもっと強く止めてくれればよかったのに!」


 あっという間に仲間割れを始めたクズどもへ、弥堂は手を叩いて注目を集める。


「責任の擦り付け合いは終わってからやれ。罪は労働によってのみ洗われる。しっかりと務めを果たせ」

「ま、ま、待ってくれよ狂犬クン!」

「わかっていると思うが、もしも逃げたら俺はお前らの罪状を書類にして権藤教師に提出する」

「望むところだ」

「望まないよ⁉ 高杉くんキミ、権藤先生に殴られてから2日くらい首が前を向かなくなってたじゃないか! やめときなよ!」

「でも弥堂氏。実際やるにしてもこの量はちょっと無理じゃ……」


 そう言いながら周囲を見周す西野くんは部屋の中を埋め尽くす勢いの荷物の量にドン引きだ。


「不服か?」

「いや、不服もそうですが、そもそも不可能だと――」

「――仕方ないな」

「え?」

「俺も鬼じゃない。お前らに倣って少しは『配慮』してやろう」

「え、えっと……」

「どうだ? 俺は優しいだろ?」

「ヒィっ!」


 そう嘯いて口の端を僅かに持ち上げてみせると、西野くんは悲鳴をあげながら蹲った。前回ビンタされたトラウマである。


「今回はただ罰を与えるだけではなく、報酬を用意してきた」

「報酬……?」


 怪訝そうに眉を寄せる法廷院に弥堂は頷いてやる。


「そうだ。ただ強制労働をさせるだけでは更生は望めないからな。労働をすることによって報酬を受け取る喜びを覚えさせるという実験カリキュラムだ」

「普通のことを言ってるんだけどキミが言うと不穏さがハンパないね……」

「うるさい。そんなことより、お前ら拠点は欲しくないか?」

「え?」


 弥堂の口から出た思わぬ言葉に、『弱者の剣ナイーヴ・ナーシング』の面々は顔を見合わせる。


「お前ら今後もその意味の分からない活動を続けていくんだろ? だったらアジトが欲しくないか?」

「言い方がいかがわしいけど、まぁ、キミの言う通りだね」

「だったら自分たち用に使える部屋があった方がなにかと捗るだろう」

「ですが弥堂氏。実は一度許可を求めたことがあるんですが却下されてしまったんですよ」


 弥堂の提案に西野が事情を打ち明ける。


「まったく嘆かわしいぜ! 『弱者』を『救済』する素晴らしい活動だっていうのに、ヤツらまったく理解を示そうとしなかったんだ!」

「……そうか」


 弱者・被害者を自称しながら他の生徒を取り囲んで、謝罪するまでうざ絡みする活動などが認められるわけがないと弥堂は思ったが口には出さなかった。


「だが、俺ならお前らに拠点をプレゼントしてやれる」

「いや、いくら風紀委員でもそんなことは……」
「部活・同好会の承認は生徒会の領分ですしね」


 出来るわけがないと、こちらの提案に興味を示さない愚か者どもに弥堂はプレゼンを開始する。


「確かに正攻法ではそうだろうな」

「正攻法……?」

「要は許可が下りるような内容の部活や同好会をでっちあげてしまえばいい」

「……僕たちが言うのもなんですけど、風紀委員なんですからあまりそういうことを言わない方が……」

「勘違いをするな。完全に虚偽を働けと言っているわけではない」

「え?」

「申請した方の活動と両方やればいいだけのことだろう」

「それはまぁ……」


 弥堂の説明に法廷院や西野は興味を向け始めた。


「実はな、もうすでに俺の方でこの部屋は押さえてあるんだ。今度新たに同好会を設立するつもりなんだがここを活動場所にする予定だ」

「同好会って、キミはもうサバイバル部に入っているだろう?」

「あぁ。だから俺以外の誰かにそれをやらせるつもりだ」

「……なるほど。入部届に名前を書いて頭数になる見返りに、『弱者の剣ナイーヴ・ナーシング』としてもここを使っていいと、そういう話ですね?」

「そうだ。なかなか理解が早いじゃないか」

「ふむ……、悪い話じゃないんじゃないですか? 代表」


 一定の理解と関心を向けた西野が法廷院に促す。


 しかし――


「――いや、それは出来ないぜ」

「ほう」


 法廷院は即座に拒否をした。


「甘く見てもらっちゃ困るぜ、狂犬クン。『弱者』を探し出して救うってのはそんな片手間で出来る活動じゃあないのさ。だってそうだろぉ? そんなことで世界が『平等』になるのなら、とっくの昔にそうなってなきゃおかしいからねぇ」

「そうか」

「それに、報酬ありだって言われたってさぁ、やっぱりこの量は無理だよぉ」

「代表……、まぁ、実際問題それもそうですね」


 法廷院の決定に即座に西野も迎合した。説得することは難しそうだ。


「ところで狂犬クン。この大量の箱には何が入ってるんだい?」

「色々だが……」

「中身が軽いものなら、まぁ少し手伝うくらいはボクらにも出来るかもしれないけど……」

「……そうだな。バッテリー、有刺鉄線、ガソリン、硫酸に……、あとはローションだな」

「最後っ! 全部ツッコミたいけど最後のヤツの圧倒的異質な存在感っ!」


 弥堂が読み上げた品目に彼らはギョッと目を剥いた。


「ちょっと待ってくださいよ! もしかして犯罪の片棒担がせようとしてます⁉」

「何故犯罪になる」

「だってそうだろぉ⁉ ラインナップがヤバすぎるんだよぉ! これをどこに運べって言うのさ!」

「時計塔の屋上だ」

「正気かい⁉」


 限りなく濃い犯罪のニオイに法廷院はドン引きする。


「っま、まさか……⁉ これを時計塔の上から下界の人間に撒く気じゃないよねぇ⁉」

「そんなことをして何の得がある」

「そ、そうなんだけど……。キミの場合色々と常軌を逸してるから……」

「安心しろ。学園の安全保全のために使用される」

「こんな危険物がここに詰め込まれてる時点でもう安全崩壊してると思うんだけど……」

「そ、そんなことより!」


 恐ろしい現実を知ることを避けてか、西野がやや強引に話題を変えようとする。


「弥堂氏、一体なんの同好会を作るんですか?」
「あ、それも気になるね。まさか拷問部とかじゃないよね?」

「そんな物騒なものに許可が下りるわけがないだろう。常識で考えろ」


 日常的に指導室を拷問部屋と呼んで利用している物騒な男に常識を説かれた男子たちは到底納得がいかなかったが努めて愛想笑いを維持した。


「い、いやほら、弥堂氏の趣味嗜好とか想像つかないから、なにかやりたいことがあるのかなって……、ね? 代表?」
「そ、そうそう。ちょっと気になるなぁって……、ね? 高杉くん?」
「恥ずかしがらずに曝け出すがいい、弥堂」

「俺の個人的趣味じゃない。これも学園の治安維持のために必要なものだ」

「……キミ既に風紀委員だけでもうやりたい放題してるじゃないか。一体なにを――」

「――裁判部だ」

「――え?」


 呆れたような口調で喋っていた法廷院の言葉が、弥堂の口から出てきた名前を聞いて止まる。


「お前らにやらせようと思っていたんだが、そんなに裁判をしたくないのなら他に――」

「――い、いまなんて……?」


 弥堂が諦めるような姿勢を見せると法廷院に言葉を遮られた。

 あくまで事務的に変わらぬ調子で弥堂が繰り返す。


「裁判部だ」

「だ、代表まっ――」


 キラッキラッに輝く法廷院の目を見て嫌な予感を感じた西野が止めようとするが――


「――っやりまっす!」


 一歩遅く、法廷院がグッと親指を立てて快諾してしまった。


「ちょっとぉぉっ! ダメですって!」

「んやりまっす!」


 肩を掴んでガクガクと揺らされるが法廷院は止まらなかった。


「そうか。ではこの書類にサインを」

「ぃやりまっす!」


 取り縋る西野くんの胸ポケからペンを毟り取ると即座に弥堂が出す書類に名前を書いてしまう。西野くんは頭を抱えた。


「これで契約成立だ。お前はこの裁判部の初代裁判長だ」

「いーや! ボクは弁護人だよ! キミが連れてくる全ての被疑者を擁護してみせるぜぇ!」

「……細かいことは後日調整しよう。というわけで、これらを全て時計塔の屋上入口前まで運んでおけ。今日中にやれよ」

「そ、そんな無茶な……。これを、本当に全部……?」

「いや、そこのそれだけはここに残しておけ」

「これは……?」


 弥堂が指差した器具に西野は怪訝な目を向ける。


「超音波発生装置だ」

「本当に何する気なんですか⁉」

「お前には知る資格がない。いいからさっさと作業にとりかかれ」


 にべもなく突き放して冷たく言い捨てる。

 契約書にサインをした以上もう優しくしてやる必要がなくなったので弥堂の態度はより冷淡なものになった。


「よぉぉっし! やるぜぇ! 頼むよ、高杉くん!」

「承知。いい鍛錬になりそうです」

「お前らが運び終わり次第工作員が組み立てに来るからな。サボればすぐにわかるぞ」

「任せておけ。俺は逃げも隠れもせん」

「あぁ……、どうしてこんなことに……、絶対これヤバイことですよ……」


 肩を落とす西野を尻目に高杉は大きめの箱を軽々と積み重ねて部屋を出ていった。

 法廷院もいそいそと小さな箱を台車に積んでいる。こちらの元気はどうせそう長くは続かないだろう。

 弥堂は西野にこの部屋のカギを手渡す。


「終わったら施錠してこの鍵は生徒会長室のポストに投函しておけ」

「あ、あの、この鍵を届けた瞬間に僕ら掴まったりしないですよね? 本当に許可とってるんですよね?」

「当然だ。生徒会長閣下と理事長の二人に直接許しを得ている」

「……どうしてこんなことが許されるんだ……、どうかしてますよ」

「うるさい黙れ」


 荷物の方へ西野を突き飛ばして弥堂は部屋を出る。

 そのまま昇降口棟の方へ向かおうとして。ふと思いついたことがあり部屋の中の法廷院へ声をかける。


「おい、そういえば聞きたいことが残っていたんだが」

「ん? なんだい? 検察役はキミにやらせてあげるから心配するなよぉ」

「そんなことはどうでもいい。それよりも、お前が前に言っていた『ダレか』についてだ」

「ダレか?」


 弥堂の問いに法廷院は首を傾げる。

 弥堂は眼を細めて注意深く彼を視た。


「言っていただろ。希咲の大事な人がどうのと」

「うん……? そんなこと言ってたっけ……?」

(どっちだ……?)


 以前に聞いた時も法廷院は惚けていた。

 この男は終始巫山戯けた態度をとっているので判別が難しい。


 一応、希咲が大事にしている相手に何か危機が迫っているようなことを仄めかして、しかしそれは希咲にその人物の名前を言わせるためのハッタリであったということになっている。

 希咲はまんまとその術中にはまり水無瀬の名前を出してしまっていたようだが、しかし、そのハッタリだという申告が真実である保証もない。


 この法廷院 擁護ほうていいん まもるという男は見た目通り貧弱で直接脅威になるような戦闘能力は一切持っていない。

 それは間違いない。

 弥堂の眼にはそのように写っている。


 しかし、だからといって本当になにもない男だとも思えない。


 前回の騒動の時には誰か黒幕がいて、そいつの指示で動いていたとも供述していた。

 その黒幕は未来を見通せるというようなことも言っていた。

 だが、それは誇張表現だろう。

 恐らく背後に恐ろしく頭の回る奴がいる可能性が高い。


 だが、それは恐れるに足りない。


 未来を見通す。

 慧眼。

 先見の明。

 神算鬼謀。


 これらは弥堂の上司である廻夜朝次めぐりや あさつぐを表現するためにあるような言葉だ。

 廻夜部長に比べれば敵の黒幕など如何ほどでもないだろう。


「う~ん、思い出せないなぁ。西野くん、ボクそんなこと言ってたっけ?」

「いやー、どうでしょう? 代表いつも適当なことばっかり言ってるから、僕もいちいちまともに記憶してないんですよね……。言ってないと思うけどなぁ……」

「水無瀬 愛苗だ」


 弥堂は彼らにその名前を告げる。

 反応を見るためだ。


「水無瀬さん……? 聞いたことないなぁ。西野くん知ってる?」

「いえ。でも希咲さんの友達なんですよね? ってことはギャルですか? 一緒のところに出くわしたらちょっと恐いですね」

「だってそれな。ギャルって可愛いけど同時に一人が限度だよね。いっぱいいいると恐いし」

「ですね。なんか無条件に委縮しちゃいますよね。童貞を平伏させるオーラっていうか」


 法廷院どころか西野にも嘘を言っている様子はない。

 完全に信用することは出来ないが、今回の件に関しては恐らくそういうことなのだろう。


(そのうち、必ず引き摺り出してやる……)


 知能犯気取りの勘違い野郎を強制労働に従事させることを誓う。

 そのためには――


「――もういい。それよりもお前らこのURLからアプリをダウンロードしておけ」

「ん? アプリ? なんの?」
「手打ちかぁ……」

「裁判部に必要なものだ。このとうろ――入会届けに必要事項をサインしておけ」

「……キミ随分準備いいね。もしかして最初からボクらを狙ってた?」
「まぁ、同好会ってことならしょうがないですけどね」

「あぁ、しょうがないんだ。あと同好会の会員用の札をやる」


 そう言って懐から百均の単語帳を独自製法で加工したものを取り出す。


「お前らは黄色だ」

「黄色? なにがだい?」
「あっ、見て下さいよ代表。ちょっと暗くすると『会』って字が黄色く光ってます」

「あ、すごい! ダサイけどなんかすごい!」
「僕こういうの嫌いじゃないんですよね」

「他のメンバーにも登録させておけよ」

「わかったよぉ」
「あっ! 代表! なんかサイト踏んだら勝手にダウンロードが……」

「俺はもう行く。ちゃんとノルマを終わらせておけよ。あと、もしも職務質問をされたら俺の名前は出すなよ」


 騒ぐ彼らを置いて弥堂は部屋を離れた。

 そして昇降口棟へと向かう。

 今日はこの運搬作業のために放課後の繁華街の見廻りは諦めるつもりだったが、思いのほか無料の労働力を手に入れることが出来たので、浮いた時間をそっちに割り当てることに決めた。


「やったよ西野くん! これでボクらは裁判部だよ裁判部! こんなにボクに相応しい部活はないよ!」

「……代表、絶対に酷い目にあいますよ……。本田のやつも呼んだら来るかな……」


 校内で燥ぐ馬鹿の声を背にして、校外で燥ぐ馬鹿を殴りに弥堂は街へと繰り出した。

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