俺は普通の高校生なので、

雨ノ千雨

文字の大きさ
上 下
219 / 657
1章 魔法少女とは出逢わない

1章35 fatal error ②

しおりを挟む

「うん、わかったぁ。急いで帰るねっ」


 相手からの言葉を待ってからスマホの画面上で指を横にスワイプして通話を切る。


「ママさん、なんて?」


 いそいそとスクールバッグにスマホを仕舞っていると、パートナー兼家族兼友達の黒猫が声を掛けてくる。

 水無瀬 愛苗みなせ まなは足元の方へを目線を向けた。


「急がなくていいから車に気を付けてゆっくり帰っておいでーって。あとね、マヨネーズ買ってきてって」

「こないだ買ったばっかじゃなかったッスか?」

「えっとね……、前のはメロちゃんが冷蔵庫開けて全部チュッチュしちゃったから……」

「あぁっ! そういえばそうッスね! ジブンたまにマヨをチュッチュしたい衝動を抑えきれなくなるッス! ニンゲンはなんて恐ろしいモノを生み出してしまったんスか……」

「あんまりいっぱいチュッチュしたらネコさんにもよくないと思うの。帰ったらネコさん用のチュッチュあげるね?」

「うぇ~いっ! やったッス!」


 少し前まで戦場であった中美景公園からの帰り道。

 二人は美景川沿いの土手のふもとの国道沿いの歩道を並んで歩いている。

 この川の向こう岸の新興住宅地内にある『amore fiore』という花屋が彼女らの自宅となるため、現在はそこを目指している。


「マヨ買うだけなら橋の向こうのコンビニでいいッスね」

「うん、通り道だね」

「へへっ、ちょうどよかったッス。あのコンビニに棲みついてる野良猫から今月分のミカジメ料をまだ貰ってなかったッス。ついでに回収するッス」

「みかじめ……?」

「うむッス。たまに他の野良がナワバリ荒らしに来た時に助けてやってるッス。その代わり定期的に上納品を納めさせてるって仕組みッス。要はサブスクッスね!」

「わぁ。ネコさんもサブスクするんだぁ」

「ネコさんといえど、時代の流れには逆らえないッス」


 なんでもない話をしながら帰路に着く。


 メロは隣を歩くパートナーの少女をチラリと横目で見上げ、別の話題を振る。

 ゆらりと黒いしっぽが揺れた。


「そういえば、今日のマナはスゴかったッスね! プリメロみたいでカッコよかったッス! ゴミクズーのヤツをチンチンにしてやったッス!」

「うん……でも……」


 実際に今日の水無瀬は大活躍だった。

 今までにないほどに力が湧いて、今までは出来なかったことが出来るようになった。これまでの彼女の魔法少女キャリアの中でのベストバウトであったことは間違いがない。

 しかし、当の本人はどこか浮かない様子でそっと地面に目線を落とした。


「……あんまり嬉しそうじゃないッスね? 少年のことっスか?」

「うん……」


 水無瀬は別れ際の弥堂 優輝びとう ゆうきの様子が気に掛かっていた。自身の挙げた戦果や魔法の上達に対する歓びなど何処かへかき消えてしまうほどに。


「私、なにかヒドイこと言っちゃったみたいで……」

「気にすることねえッスよ」

「でも……、明日ごめんなさいしなきゃ……」

「……そういうんじゃねえと思うッスよ」

「えっ?」


 地面から横に視線を動かして水無瀬はメロの顔を見る。

 メロはそれに少し遅れて水無瀬と目を合わせ、それから言葉を続けた。

 ゆらりとしっぽがゆれる。


「……アイツ、あんなんだけど、それでもやっぱ普通のニンゲンッスからね。魔法とかゴミクズーとかわけわかんねえもんとは距離を置きたくなるもんッスよ」

「そう、なのかな……? 私は初めてメロちゃんと会った時とか、初めて魔法を使えた時とか、すごい素敵だなって思ったけど……」

「んーー、そッスね……、でもそれはマナが『使える側』だからッスよ」

「つかえるがわ?」


「うむッス」と力強く頷きつつメロは説明をする。

 しっぽがゆらゆらと揺れる。


「例えばッスけど、目の前にいるニンゲンが銃を持ってたら怖くないッスか?」

「それは……、うん……、たぶん、こわい」

「そッスよね。でもマナは持ってない。相手には自分を殺せる手段があるけど、自分にはない。それってメチャクチャ怖いことっス。仲のいい友達同士でも少しはそんな恐怖感があると思うッスよ」

「そう……なのかな……? でも私は誰も殺さないよ? ななみちゃんだって、弥堂くんだって……」

「まぁ、実際そうかもしんねえッスね。だけど、TVとかでよくあるじゃないッスか。仲のいい夫婦だったのにどっちかがどっちかを殺しちまったりって」

「それは、そうかもしれないけど……」

「マナとナナミはラブラブッスからね。二人は大丈夫だと思うッスよ。でも少年は、あのニンゲンは多分そうは考えねえッス」

「そう、なの……?」


 縋るように向けられる瞳から逃れるように、視線を前方へ向けてしっぽを揺らす。

 声音と歩調が変わらぬようにメロは意識する。


「……アイツ。たぶん日常的に生命のやりとりしてたッス。ジブンも元野良ッスから、ちょっとわかるッス」

「えっ? 弥堂くんも野良さんなの……?」

「プフーッス! そうッス! アイツは野良ニンゲンッス! ウシャシャシャシャーッス!」


 殊更大袈裟に吹き出してみせ、一頻り笑ってから軽い雰囲気を維持する。


「……まぁ、兵隊なのか犯罪者なのかまではわかんねえッス。ジブンはネコさんっスから。そんなヤツだから、ていうか、そういうヤツだからこそ警戒しちまうんだと思うッス。危険に鼻がきかねえと生きてらんねえッスからね」

「私、キケンじゃないのに……」


 ショボンと肩を落とす彼女の姿をチラリと横目で見遣りしっぽを揺らす。


「マナが、ってより魔法が危険だって思っちまうんスよ。自分には使えない、よくわからないスゴイ力だから」

「そう、なのかな……。魔法はこわくないのに……」

「マナは、ほら、魔法と出会ったのは子供の時だったッスから。特殊な状況だったってのもあるッスけど、やっぱ抵抗感よりも憧れの方が強くて、それに子供だから素直に受け入れやすかったんだと思うッスよ」

「こども……」

「大人になるとそうもいかねえじゃねえッスか? 真っ先にまず自分の安全を考えちまうし。ニンゲンは特にそうッスよね」

「そうなの?」

「ジブン、マナのとこに来てからニンゲンをよく観察してたッスけど、多分他の動物より自我が強いからだと思うッス。種より群れよりまず自分。特に長く生きれば生きるほどに自分への執着が強くなっていくッス。知らんけど」

「じぶんにしゅうちゃく……」

「もう高校生っスから。動物だったら十分に大人ッス。自分を守るために未知を警戒して恐れるのは別におかしなことじゃねえッス」

「そんなの、さみしいな……」


 落ち込むパトーナーの姿にチクリと胸が痛むが、明るい調子を変えずにしっぽを揺らす。


「……ニンゲンって、自分と違うモンを恐がったり、気持ち悪ぃって思って、そんで追い出そうとするじゃねえッスか。あんまり深入りしねえ方がいいッス」

「……弥堂くんもそうなのかな?」

「それはわかんねえッス。でも、あいつやたら『関わるな』的なこと言ってたじゃねえッスか。あんまグイグイいくと引かれちまうッスよ」

「うん、きをつける……」

「っても、これに関しては別にアイツは悪かねえッス。普通の大人のニンゲンならそれが普通ッス」

「……そっかぁ。オトナ、なんだね……。高校生は。私もオトナ……」


 いつの間にか、向こう岸へ渡る為の橋の手前まで辿り着いていた。

 水無瀬は立ち止まり、空を見上げる。

 大分陽は落ちて夕暮れは夜へと変わろうとしていた。


「……早いもんッスね」

「……そうだね……、えへへ……」


 どこか照れ臭くなりずっと一緒に育ってきたネコ妖精に苦笑いを向ける。

 そして橋を渡るため、歩き出した。


「……私ね、ちょっと浮かれてたかもしれない」

「そッスか?」

「うん。魔法も魔法少女も秘密にしなきゃいけなくて。でも、弥堂くんが知ってくれたから……。魔法のこと、私のことが話せるのが嬉しくて……。たぶん調子にのっちゃってた」

「……気持ちはわかるッスけど、でも、もしもそういう相手が欲しいなら、その相手はナナミにしとくといいッス。ナナミならマナのことどんなことでも多分受け入れてくれるし、マナのこと傷つけないッス」

「そうかも……、でも、ううん。だから、やっぱりダメだよ。巻き込んじゃダメなんだ。ななみちゃんは優しいから、絶対私のこと助けようとしてくれる。でも、それは本当は危ないんだ……」

「マナ……」

「弥堂くんだって本当はそうだった。多分たまたまだったんだ……。たまたま弥堂くんが強くて運動が得意だったから大丈夫だっただけで、本当なら大ケガさせちゃってたかもしれない……、ううん、実際ケガさせちゃった」

「そういやアイツ次の日になったら当たり前みたいに治ってたッスね。あれなんなんスか? ギャグ漫画みてえッス」

「えへへ。すごいよね」

「い、いや……、それで済ましていいんスか……? アイツあんなにボッコボコにされてたのに――」

「――えっ⁉ うそっ……、そんなにっ⁉」

「あっ、やべっ――い、いや、今のはジブンが盛ったッス! よく考えたらそこまでじゃなかったッス……!」


 メロは慌てて誤魔化しつつ、人間が「いやいや」と手を振るようにしっぽをブンブン横に振る。


「そ、そう……? 私、あの時の記憶がモヤモヤしてて……。なんで覚えてないんだろ……?」

「が、がんばりすぎたんスよ! 力を使い果たして寝ちゃったんス!」

「うぅ……、明日いろいろ弥堂くんにごめんなさいしなきゃ……」

「ま、まぁまぁ、それより今はナナミのことッスよ」


 どうにか誤魔化せたようで安堵する。


「ななみちゃんはきっと、私がおばけと戦ってるなんて知ったら助けにきてくれちゃう。ななみちゃんはスゴくてカッコいいから、魔法なんて使えなくてもピューッて飛んできて、えいってやっつけちゃうかもしれない。でも、やっぱり危ないから……」

「ナナミにケガさせたくねえッスしね……」

「うん。私が魔法少女してるのはみんなの笑顔と平和を守るためだもん。もちろん、ななみちゃんのことも、弥堂くんのことも……。それなのに私が守ってもらって、助けてもらって、二人が危ない目にあうなんて、そんなのおかしいよ。そんなのダメだもん……っ!」


 沈んでいた瞳に強い輝きが戻り、水無瀬は俯けていた顔を上げて前を向く。


「だから、私がちゃんとしなきゃ……っ! ちゃんと……、うん、大人にならなきゃ……っ!」

「マナ……、そッスね! つまり、がんばるってことッスね!」

「うんっ! いっぱいがんばるっ!」


 二人ともに笑顔になり、橋の上をルンルンと進む。


「ナナミは今頃どうしてるッスかねー」

「旅行楽しんでるといいねー」

「ふふーん、本当にいいんスか? 他の女と楽しみ過ぎてマナのこと忘れちゃってるかもしれないッスよ?」

「ふふふーん」


 目を細め小生意気に煽ってみせると、意外なことに水無瀬からも同じような仕草が返ってきた。

「おや?」と目を丸くしつつも、マネっ子愛苗ちゃんに内心萌えたメロはしっぽをピンッとさせた。


「あのね? それはだいじょうぶなんだよ? ななみちゃん、私のこと絶対忘れないって言ってたもん」

「おぉっと、すでに既読イベントだったッスか。ジブンとしたことが遅れをとったッス」

「きどく……?」


 他愛もない話をしながらちょうど橋の半分を通り過ぎる。


「なぁに、大したことじゃないッス。マナとナナミのカップリングは最強だってことッス…………、マナ? どうしたッスか?」


 中間点を通過して少ししたところでメロは立ち止まり不思議そうに水無瀬を見る。

 先に彼女が足を止めて振り返っていたからだ。


「……なんか、いま……、ヘンな感じがして……」


 クンクンと鼻を動かして水無瀬は首を傾げる。


「なんスか? イヌのうんこッスか? アイツら自分のうんこも隠せないクズッスからね」

「ううん。ワンちゃんじゃないんだけど……、う~ん……」


 自分でも何に違和感を感じたのかわからないようで、さらに首を大きく傾けてしまう。

 やがて――


「――わかんないや。えへへ。気のせいかもっ」

「まぁ、そういうこともあるッスよ。さ、買い物もしなきゃだし早く行こうッス」

「うん、そうだね」

「よぉ~し、こうなったら橋の向こうまで競争ッス! 本気になったネコ妖精の暴走りハシリを見せてやるッス!」

「えっ? えっ? ま、まってよメロちゃーーん……っ!」


 どうなったらなのかは全くを以て不明だったが、ダッと暴走りだしたネコさんを水無瀬は慌てて追いかけていった。


 彼女たちが走り去ったあと、先ほど水無瀬が見つめていたあたり。


 防護柵の陰になる場所には一組のスニーカーが。


 誰かが脱ぎ捨てたものなのか、その靴からは何か細長いモノが伸びている。


 遠目で見れば靴紐のように見えるそれは人間の髪の毛――黒髪だ。


 まるで蛙が舌を引っ込めるように、その髪の毛はシュルリと靴の中に戻っていった。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

日本列島、時震により転移す!

黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。

少年神官系勇者―異世界から帰還する―

mono-zo
ファンタジー
幼くして異世界に消えた主人公、帰ってきたがそこは日本、家なし・金なし・免許なし・職歴なし・常識なし・そもそも未成年、無い無い尽くしでどう生きる? 別サイトにて無名から投稿開始して100日以内に100万PV達成感謝✨ この作品は「カクヨム」にも掲載しています。(先行) この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。 この作品は「ノベルアップ+」にも掲載しています。 この作品は「エブリスタ」にも掲載しています。 この作品は「pixiv」にも掲載しています。

月額ダンジョン~才能ナシからの最強~

山椒
ファンタジー
世界各地にダンジョンが出現して約三年。ダンジョンに一歩入ればステータスが与えられ冒険者の資格を与えられる。 だがその中にも能力を与えられる人がいた。与えられたものを才能アリと称され、何も与えられなかったものを才能ナシと呼ばれていた。 才能ナシでレベルアップのために必要な経験値すら膨大な男が飽きずに千体目のスライムを倒したことでダンジョン都市のカギを手に入れた。 面白いことが好きな男とダンジョン都市のシステムが噛み合ったことで最強になるお話。

月が導く異世界道中

あずみ 圭
ファンタジー
 月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。  真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。  彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。  これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。  漫遊編始めました。  外伝的何かとして「月が導く異世界道中extra」も投稿しています。

Hしてレベルアップ ~可愛い女の子とHして強くなれるなんて、この世は最高じゃないか~

トモ治太郎
ファンタジー
孤児院で育った少年ユキャール、この孤児院では15歳になると1人立ちしなければいけない。 旅立ちの朝に初めて夢精したユキャール。それが原因なのか『異性性交』と言うスキルを得る。『相手に精子を与えることでより多くの経験値を得る。』女性経験のないユキャールはまだこのスキルのすごさを知らなかった。 この日の為に準備してきたユキャール。しかし旅立つ直前、一緒に育った少女スピカが一緒にいくと言い出す。本来ならおいしい場面だが、スピカは何も準備していないので俺の負担は最初から2倍増だ。 こんな感じで2人で旅立ち、共に戦い、時にはHして強くなっていくお話しです。

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった

ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます! 僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか? 『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

男:女=1:10000の世界に来た記憶が無いけど生きる俺

マオセン
ファンタジー
突然公園で目覚めた青年「優心」は身辺状況の記憶をすべて忘れていた。分かるのは自分の名前と剣道の経験、常識くらいだった。 その公園を通りすがった「七瀬 椿」に話しかけてからこの物語は幕を開ける。 彼は何も記憶が無い状態で男女比が圧倒的な世界を生き抜けることができるのか。 そして....彼の身体は大丈夫なのか!?

男女比世界は大変らしい。(ただしイケメンに限る)

@aozora
ファンタジー
ひろし君は狂喜した。「俺ってこの世界の主役じゃね?」 このお話は、男女比が狂った世界で女性に優しくハーレムを目指して邁進する男の物語…ではなく、そんな彼を端から見ながら「頑張れ~」と気のない声援を送る男の物語である。 「第一章 男女比世界へようこそ」完結しました。 男女比世界での脇役少年の日常が描かれています。 「第二章 中二病には罹りませんー中学校編ー」完結しました。 青年になって行く佐々木君、いろんな人との交流が彼を成長させていきます。 ここから何故かあやかし現代ファンタジーに・・・。どうしてこうなった。 「カクヨム」さんが先行投稿になります。

処理中です...