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1章 魔法少女とは出逢わない

1章29 4月20日 ②

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 生徒たちは互いに目配せをする。


 頭のおかしい男子が水無瀬さんに何か乱暴なことをしたり、酷いことを言ったりするのではと、そういったことを危惧して警戒をしていたのだが、思っていたものとは大分違った方向性の弥堂の蛮行に、誰もが戸惑いリアクションに困っていた。


 当の本人はというと――


 月曜の朝に登校してくるなり、隣の席の男子に脈絡もなくお姫様抱っこをされた水無瀬さんは特に大騒ぎするようなこともなく、ぱちぱちと瞬きをして自分を抱き上げる男の顔を不思議そうに見る。

 コテンと首を傾ける。


「弥堂くん、私重いよ?」

「そんなことはない。この程度の重量、俺の腕力ならば問題はない」


 決して軽いとは言わず、あくまで自身の腕力が上回っているということを主張する弥堂にいくつかの軽蔑の視線が飛んだ。


「わぁ、すごい。やっぱり力もちなんだねっ」

「キミよりはな」


 何も特別な出来事などではないといった風に二人が普通に会話をしているため、他の生徒さんたちは尚更どう反応すればいいのかを迷う。


 そんな中、水無瀬さんは突如ハッとして、恐る恐る弥堂の顏に手を伸ばし最初にチョンっと遠慮がちに触れ、それからペタペタと頬を触る。


「……なんだ?」

「あ、あのねっ――」


 若干慌てたように何かを言い募ろうとするがまたもハッとすると、キョロキョロと周囲に目を配る。

 そしてグッと身を縮めて弥堂の頭を抱え込むようにし、彼の耳元に口を寄せた。


「……あのね? 昨日のケガ、だいじょうぶ……?」

「…………問題ない」


 耳輪を擽りながらコショコショと外耳道を潜ってくる囁き声にピクっと一度耳朶を震わせ弥堂は答える。


「……でも、いっぱい血でてたのに」

「治った」

「え?」

「治ったんだ」

「そうなんだー。よかった」


 ごく近距離でニッコリと笑う少女の顔を見て、ゴリ押しでどうにでもなる分こいつの方が楽だなと弥堂は考えた。


「まぁいい。それより席に行くぞ。ちゃんと摑まってろ」

「え……? うん、ありがとうっ」


 首にギュッと水無瀬が抱き着いてきたのを確認して弥堂は歩き出す。

 しかし数歩進んだところですぐに立ち止まった。


 目の前の障害物をジロリと見下ろす。


 視線の先にいるのは中途半端な姿勢で立つ鮫島くんだ。

 弥堂を止めるべきかと飛び出しかけたが、水無瀬さんのリアクションがあまりにも何でもなさそうだったので勢いを失いこのような体勢になっている。


「どけ。邪魔だ」

「……あ、あぁ……、悪ぃ……」


 そしてこの時に至ってもどうしていいものか判断できていなかったので、言われるがままに横に避け弥堂に道を譲る。

 弥堂は当然のことのように進んでいく。

 言葉と思考を失った生徒さんたちはただ彼らを目線で追うことしかできない。


 教壇を通った弥堂が自身の目の前を過ぎると、再起動がかかったように早乙女 ののかがハッとする。


「――こ、こうしちゃいられないよっ……!」


 彼女は慌てて自身のスクールバッグを机に出し中身を乱暴にあさる。

 そして取り出した物を弥堂の方へ向けた。

 その手にあるのはスマホだ。


「ちょ、ちょっと、ののか! アンタなにしてんの⁉」

「撮影だよ! こんなの撮るしかないよ!」

「撮影って……、撮ってどうすんのよ?」

「もちろん七海ちゃんに送るんだよ!」

「はぁっ⁉」

「こんなの面白すぎるよ! 絶対面白いことになるよ……っ!」

「やめときなって! アンタも一緒に七海に怒られるわよ!」


 一般的な観点から日下部 真帆は友人を諭そうとしたが興奮しきった様子の彼女は止まらない。

 ベストアングルを維持すべく席を立って弥堂を追う。


 一方、邪魔だとどかされた鮫島くんは『こんなはずじゃなかった』と首を傾げながら席に戻る。

 すると自席の二つ後ろの席の小鳥遊くんが爪を噛みながら弥堂へ怨嗟の視線を送っていた。


「あぁ……、愛苗……っ、ちくしょう……っ!」


 ぶつぶつと呟く彼へ怪訝な目を向けながら椅子に座る。

 するとすぐ後ろの席の須藤くんが話しかけてきた。


「よぅ。よくキレなかったな」

「ん……? あぁ、まぁ……な……、つか、わかってんだろ?」
「ん? あぁ、もちろん」

「白」
「白だ」

「流石だ」
「あぁ、彼女はわかってる」

「裏切らねえよな」
「人格があらわれてる」

「例えばよ、希咲のとか見たら多分オレ勃起すんだけどよ……」
「オレもだ。でも、なんつーか……、違うよな」

「あぁ、違う。そーいうんじゃあねえ」
「いやらしさとかじゃねえんだよな」

「隠そうともしないっつーか、気付いてもいないのが、な?」
「あぁ。開放的なんじゃなくって無頓着さが、な?」

「純粋」
「無垢」

「清いな」
「あぁ、清い」


 早乙女を止めそこなった日下部が隣の席から、自宅近くに放置された犬の糞を見る時の目で見ていることに気付かず、男たちは分かり合う。

 そこにもう一名参入する。


「お、お前ら……っ! 見たのか……っ⁉ 愛苗のを……っ!」

「あん?」
「あぁ?」


 弥堂に憎しみの波動を滾らせていた雰囲気イケメンの小鳥遊くんだ。


「ふざけんなよ……! 見てんじゃねえよ……っ!」

「うわ、うぜぇ」
「……小鳥遊、お前もしかしてガチ、なのか……?」


 須藤くんが探るように見ると小鳥遊くんはマジの目を返した。


「そうだよ! だから俺以外の男が見てんじゃねえよ……っ!」

「うわ、きめぇ」
「……お前……、あれだけ希咲にこっ酷くフラれてよくその友達にイケるな……?」

「なんだよその目は⁉ 悪いのかよ……っ⁉」

「いや、悪くはねえけど……、なぁ?」
「そうは言ってねえんだけど……、なぁ?」


 完全にガチであることが発覚した友人のことを慮り、須藤くんと鮫島くんはアイコンタクトをとりながら沈痛そうな顏で言葉を選ぶ。


「……お前、また希咲にトラウマ増やされるぞ……?」
「……そのメンタルはすげぇと思うけどよ……?」

「うるさあぁぁーーーいっ! ちくしょうっ! 弥堂の野郎っ! 希咲がいなくなった途端に……、卑怯者め……っ!」


 希咲が不在になった途端に下心を隠さなくなった男は怒りに燃えていた。

 気まずくなった須藤くんは話題を変えようと試みる。


「そ、そういや鮫島よ。おめぇよく止めに入ろうとしたな? 見直したぜ」

「あん……? あぁ。ちょっとポイント稼ごうと思ってよ?」

「ポイント?」


 鮫島くんへ怪訝な目を向ける。


「おぉ。希咲がいねえ間に水無瀬さんを守ってやったらよ、ポイント上がるだろ? あいつが帰ってきたらさ、ワンチャンイケっかなって」

「……お前、先週希咲に公開処刑されてヘコまされたのにまだワンチャンあるって思ってんのか……。すげぇメンタルだな。アスリートかよ……」

「あん? あぁ、よくわかんねえけど、まぁな!」


 須藤くんが前後の席の友人たちとの心の距離に孤独を感じている内に、水無瀬を輸送する弥堂は席に辿り着いていた。


 足で適当に机をずらして水無瀬を椅子に座らせてやると、彼女のバッグを机に置きながらこれまた適当に隣の自分の席を足で引き摺ってきてガンっと粗雑に机同士をくっつける。

 そのあまりに教養の感じられない荒くれぶりに周囲の者は口を開けて見ていることしか出来ない。

 水無瀬さんもぽへーっと見ているが、彼女は特に何も考えていない。


「さぁ、バッグの中身を仕舞うんだ。ボーっとしているとHRが始まるぞ」

「あ、うん。そうだねっ」


 隣にドカッと座った男に指示され、水無瀬はバッグの中から教材などを一つずつ取り出していく。

 ルンルンしながら丁寧に机の上に教科書を並べて、それらをジッと見てから一つずつ机の中に仕舞い始める。


 その間に次の行動の準備をと、弥堂はバッグからコンビニの買い物袋を取り出し自分の机に置き、水無瀬の作業が終わるまで様子を見守ろうとする。

 しかし、モタモタとした水無瀬の動作に秒でイラっとして彼女の机へ手を伸ばした。


「一限目に使うものを上にしてそこから順番に下に積んで机に入れろ。使い終わったものはバッグに仕舞え。その方が効率がいいだろ」

「あ、たしかにっ。弥堂くん頭いいねっ」

「動作の一つ一つを切り取って最適化しろ。そうすれば効率よく流れが出来る。0.1秒でも多く自分が支配できる時間をつくれ。そうすれば――」


 弥堂が以前に自分が師にクドクドと言われたことを偉そうに女子高生に語って聞かせていると、ふと目の前にスマホのカメラを向けてくる女子がいることに気が付く。


「……なにをしている?」

「…………」


 胡乱な瞳で問いかけるが返事がない。


「……おい。早乙女」

「お気になさらず! ののかはカメラマンなので空気だと思ってくださいっ!」

「……カメラマンだと?」


 スッと弥堂の眼が細められる。


「撮影しているのか?」

「バッチリ! まかせてっ!」
「バ、バカッ! ののかっ!」


 どんな形であれ、自分が何かに記録されることに生理的な嫌悪感を抱く弥堂が不快感を露わにすると、日下部さんが止めに入る。


「ご、ごめんね、弥堂くん……、あ、あははは……」

「真帆ちゃん、ののかちゃん、おはよぉーっ」

「お? おはよ、愛苗っち!」
「おはよ、愛苗ちゃん」


 水無瀬さんの元気いっぱいなごあいさつによって有耶無耶になりそうな雰囲気になりかけ、愛想笑いを浮かべる日下部さんは内心安堵するが、弥堂はジッとカメラを見ていた。

 そのため、愛想の欠片もない無表情男が光沢のない眼で無言でカメラ目線をしてくる地獄のような映像が、現在進行形で早乙女のスマホのデータ容量を食い潰していた。


「はて?」と水無瀬がコテンと首を倒す。


「どしたー? 愛苗っち。こういう撮影は初めて? もしかして緊張してるのかなー?」
「ののかキモイ」

「え? ううん。緊張はしてないんだけど、今日は愛苗っちの気分なのかなーって……」

「お?」

「これからは“まなぴー”だって先週ののかちゃん言ってたから」

「おお? そだっけ……?」
「えっと……、そういえば言ってたような……?」


 早乙女と日下部は顔を見合わせる。

 二人ともに認識が曖昧なようだ。


「……まなぴーの方がカワイイな。まなぴーはどっちの方がいい?」
「もうまなぴーって呼んでるじゃん」

「えっとね……、私もまなぴーがいい!」

「おー? よぉーし、そしたら、ののかのことは“ののぴー”と呼べー? マホマホは“まほぴー”な? 3人の“ぴー”でユニット組むぞー。ユニット名はもちろん……わかってるな?」
「やめなさいよ! 愛苗ちゃん? ののかの言うことは聞きすぎちゃダメだよ? 帰ってきたら七海に怒られちゃうからね?」

「え? うん……、ユニットしないんだ……」

「そ、そんな残念そうにしないでっ……! ユニットしたかったの……? つか、ユニット組んで私たち何するの……っ⁉」


 シュンとする愛苗ちゃんを日下部さんが困惑しつつ慰める。

 そんな様子すら満足気に撮影する早乙女に弥堂は声をかける。


「撮影をしてどうするつもりだ?」

「もちろんビデオレターを送ります!」

「ビデオレター……? 誰に?」

「そんなの七海ちゃんに決まってるんだよ!」

「希咲だと……?」

「アンタまだそんなこと言ってんの⁉ やめなさいって……っ!」


 日下部さんに叱られながらもビシッと敬礼をして早乙女は堂々とカメラを構える。


「び、弥堂君ごめんね。やめさせるから……」

「日下部さん……、いや、待て」

「え?」


 こちらの顔色を窺いながら早乙女のスマホを奪おうとする日下部さんを弥堂は制止した。


 顎に指で触れ、ふむ、と考える。

 その時間は数秒ほどで、再び日下部さんに視線を戻す。


「……構わない」

「へ?」「え?」


 目を丸くするクラスメイトの女子二名に弥堂は鋭い眼を向けた。


「構わない、と言った。撮影を続けろ」

「おぉっ⁉ 弥堂くん実はノリいい!」
「えぇ……」


 まさかの撮影許可が下りて早乙女はテンションが上がり、日下部さんは理解不能だと顔を顰めた。


 やると決めたらやる男である弥堂はすぐに行動に出る。


 隣の座席に両手を伸ばし、その手を水無瀬の両腋に入れると簡単に彼女を持ち上げ自分の膝の上に乗せる。


「さぁ、撮れ」

「うおぉぉぉーーっ!」
「えぇ……」


 クラスメイトの女子を膝に乗せて男らしく命令をする男に早乙女は盛り上がり、日下部さんはドン引きだ。


「そういえば弥堂くん?」

「なんだ」


 このような扱いを受けても特別騒ぎもしない水無瀬さんが不思議そうに首を傾げる。


「なんで今日は抱っこしてくれるの?」

「今更……? てゆうか愛苗ちゃんなんで無抵抗なの……?」

「ふふっ、そんなところも可愛いわ」


 日下部さんの疑問に答えにならない答えをしたのは、スッと背後に現れた舞鶴 小夜子だ。

 弥堂が水無瀬を膝に乗せたあたりで、水無瀬の前の座席に座る彼女は席を立ち野崎さんの手を引いて彼女を連れてきた。

 どうやら撮影会に参加するつもりのようだ。


「……小夜子的にこれはオッケーなの?」

「ん?」


 日下部さんは慎重に舞鶴の顔色を窺う。

 どうやら愛苗ちゃんガチ勢である舞鶴が弥堂の蛮行に怒り狂うのではないかと懸念したのだ。


「そうね。とてもいいと思うわ」

「そ、そうなんだ……、どういう基準で怒るのかわからないよ……」

「解釈違いは許さない。ただ、それだけよ」

「その解釈がわからないんだけど……」

「心で解釈しなさい。今回のこれは彼に性的な欲望が感じられないからアリよ」

「…………野崎さぁん……」


 常識人である日下部さんにはおよそ理解の出来ない話だったので、同じく常識さに定評のある学級委員の野崎 楓に助けを求めた。共感が欲しかったのだ。

 だが、


「……え? あぁ……、うん……」

「野崎さん……?」


 野崎さんの反応は何故か芳しくない。

 意見の相違というよりは単純に反応が鈍い。

 どうしたことかと彼女の顔を覗くと、いつもしゃっきりとしている野崎さんの目の下には露骨な隈があった。


「すんごい寝不足らしいのよ、楓」

「そうなんだ。珍しいね」

「……あぁ、うん……。ごめんね……? もう少しで目醒めると思う……」

「大丈夫? 本当にしんどそうだけど……」

「……だいじょうぶ……、ちょっと休みの間ドカタ仕事が立て込んでて……」

「ドカタっ⁉ 野崎さんが⁉」

「ITドカタってやつね。なにか作ってたみたいよ」


 頼みの綱からも理解しづらい返答が返ってきて日下部さんは絶望する。

 野崎さんがこんな状態では、このカオスな状況で一般的な見解を述べることが出来る者が自分一人であることに気付き、その責任の重さに戦慄したのだ。

 そして同時に確信めいた予感をする。


 きっとこの程度では終わらない、と。


(七海……、早く帰ってきて……っ!)


 希咲 七海不在の学園生活が開始され、初日の朝のHRが始まるよりも早く日下部 真帆の心は折れた。
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