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1章 魔法少女とは出逢わない
1章08 Let's study ③
しおりを挟む「いいだろう。だが『ロイヤリティ』の説明をする前に、お前らに教えておくことがある。このサービスの真の力だ。これを知ってしまうとあなたの年収は数倍にアップし必ず幸せとなりきっと今までの生活には戻れないでしょう」
弥堂が白目で情報系動画のサムネイルのような文言を読み上げると、ヤンキーたちはゴクリと喉を鳴らし色んな意味で恐れ入る。
「まず、本サービスにおけるメインとなる商材はこの『きょう力者』札だ。そしてお前らのメインとなる業務はこれを売り捌くことになる。それはわかっているな?」
「あぁ。もちろんだ!」
「うむ。だがここで思い出せ。どうしてお前らはこれを売ることが出来るようになった?」
「えっ……? どうしてって……」
「モっちゃん! 会員だ! 会員登録!」
「あっ……⁉ そうか……!」
「その通りだ。会員になることにより販売の権利が与えられる。そして会員の持つ権利は実はもう一つあるんだ。ここまで言えばもうわからないか?」
「もう……一つ…………?」
「あっ! まさか……⁉」
「そうだ。会員は会員を増やすことが出来る。さっき俺はお前を会員にしてそしてこの札をまとめて売ったな?」
「……それってまさか…………」
「そのまさかだ。なにもちまちまと一枚ずつ札を売る必要はない。お前らの下に会員を増やし、そいつらに売らせるんだ」
「そ、そんな方法が……」
ヤンキーたちは斬新な事業内容を知り、そのあまりに画期的なシステムに驚きを隠せない。
「そしてここからがこのサービスの肝だ」
「ま、まだあるのか?」
「あぁ。先程、俺はこいつを一枚一万円という良心的で大変お求めやすい価格でお前らに提供したな?」
「りょうしん……てき……?」
「なにか文句があるのか?」
「い、いえ……っ! そんな…………」
「まぁいい。何が言いたいかというと、お前らがこいつを子会員に卸す時にはなにもバカ正直に一万円で売る必要はないということだ」
「えっ?」
「例えば。これはあくまで例えばの話だが。お前らが一枚一万円で200枚仕入れたものを単価二万円で販売したらどうなる?」
「ど、どうなるって……」
「ボロ儲けだ! モっちゃんボロ儲けだぜ!」
「そうだ。ボロ儲けだ。つまり単価二万円でこれを捌ききれば、元となった借金の200万円を返済した上にお前らにも200万円の儲けが出るわけだ」
「そ、そんな……そんな方法が……」
「アイデア一つで利益を数倍に出来るわけだ。これを『イノベーション』という」
「イノベーション……⁉」
「モっちゃん! オレTVで見たことあるぜ! 押入れが増えて部屋が広くなるんだ!」
「おしいれ……? なんで押入れが増えるんだ?」
「あ? それはあれだ。押入れがいっぱいあれば、いっぱい金を隠して置けるだろ?」
弥堂は何かと勘違いしているらしい彼らに適当な説明をする。
「そ、そうか……だからみんな押入れ増やすのか……知らなかったぜ」
「モっちゃん。TVでやってるくらいだし、きっとそういうもんなんだよ!」
「そうだよな! TVでやってたんだもんな!」
「あぁ! TVなら安心だ! イケるぜ!」
TVでも紹介されている素晴らしい方法により、人生を左右するほどの大きなビジネスチャンスが訪れ彼らは震える。
「そしてお前らがそれを売りつけた子会員にも同じことをやらせろ。そして上がった売上げの何%かを納めさせるんだ。そして子会員にも子会員を作らせて会員様の輪を広げていけば、お前らは最終的に一切働かなくとも毎月勝手に莫大な富が手元に転がってくることになる」
「働かなくても⁉」
「そんなことってあるのか⁉」
「あぁ。これを『不労所得』という」
「ふりょうしょとく……⁉」
「モっちゃん、不労だ! オレん家の兄貴が言ってたぜ、『不労所得』は最強だって!」
「最強……最強か…………確かにこれは最強だな……!」
最強という言葉に酔いしれる無法者どもを弥堂は冷めた眼で見た。
「そしてここで『ロイヤリティ』の話に戻るが、なに簡単な話だ。お前らが下の会員どもから金を巻き上げるように、俺に総売り上げの10%程度を納めてくれればいい」
「10%? そんなもんでいいのか?」
「あぁ。これはあくまでお前らの事業だ。だが、これを考えたのは俺だ。そのアイデアの使用料として僅かばかりの報酬をもらう。これは知的財産の使用料であり、お前らが安心安全にビジネスを行うための必要経費だ」
「つまりミカジメ料ってことか?」
パァンっと弥堂は勢いよくモっちゃんの頬を張った。
「イ、イデェっ⁉ なんで殴るんだよぉ⁉」
「言葉に気を付けろ。これはあくまで『ロイヤリティ』だ。決してミカジメ料などという如何わしいものではない」
「わ、わかったよぅ……」
モっちゃんは頬を抑えながらしゃがみ直す。
「この『ロイヤリティ』を投資した俺へのバックとして受け取ることにする。勝手に金は増えていくからな、お前らの借金は実質ゼロだ」
「ゼ、ゼロ……?」
「そうだ。なにせ100%儲かるんだ」
「100%なのか⁉」
「あぁ、100%だ」
「そうか。それなら実質ゼロだな!」
労働意欲にあふれた彼らを弥堂は満足気に見回し、そして懐から新たな封筒を取り出す。
「それではこちらの書類にサインを」
「へ……?」
「今度はなんだよ」
彼らは封筒を開き中の紙を開く。抵抗感はかなり薄れていた。
「『コンサルタント料 200万円』⁉」
「またかよ……」
もはや慣れてきたのか驚きは少ない。
「うむ。俺はお前らに経営アドバイスをしただろ? つまりコンサルタントしたということだ。これは当然無料ではない」
「ま、まぁ、そうだけどよ……」
「で、でもよ、モっちゃん。うちのオヤジが言ってたんだ。コンサルはえぐいって……」
「マジかよ⁉ えぐいのか⁉」
「えぐいらしい!」
「それって、いいってことか? 悪いってことなのか?」
「えっ⁉ いや、わかんねえ。とにかくよ、えぐいらしいんだわ……」
「マジかよ、えぐいな……」
弥堂は迷うお客様にクロージングを仕掛ける。
「なに、今更もう200万円くらい変わらんだろう」
「なんか額がえぐくてオレもうわかんねーよ……」
「お前はこれから億単位で稼ぐ人材だぞ。200万円程度のはした金、なにを恐れることがある」
「億っ⁉」
「そうだ。億だ」
「マ、マジかよ…………」
「モっちゃん! ヤベーよ。単車買えるよ……っ!」
「おぉ…………億っていったら全員分買っても釣りが出るぜ」
「で、でも、ちょっとまてよ……」
「なんだ?」
「さ、さっきはよ、この学園の生徒数的に400人に売るのは無理だって言ってたじゃねえか……会員もすぐに増やせなくなるんじゃねえのか……?」
弥堂は都合の悪いことに気付いたタケシ君へ冷酷な眼を向けた。
「ヒッ――お、怒んねえでくれよ……」
「……まぁいい。仕方ないからお前らだけに機密情報を教えてやる」
「きみつ……?」
「そうだ。確かにそいつの言うとおり、学園の生徒だけを相手に商売をしたらすぐに頭打ちになるだろう」
「や、やっぱり……」
「だからいずれは外へ進出する」
「え?」
弥堂は周囲を確認し、不良たちに近くへ寄るよう指示を出す。
「これは誰にも言うなよ? 来週当学園の生徒へ放課後大規模な粛清を行うのはお前らも知ってのとおりだ。しかし粛清対象はうちの生徒だけじゃない」
「ど、どういうことだ」
「俺が街へ出た際に他校の不良や路地裏の半グレ、そして外人街の連中、こいつらも無差別に攻撃する」
「な、なんだってーーー⁉」
「おい、うるさいぞ。つまりどういうことかわかるか? 来週その札が売れるのはうちの生徒だけだが、俺が街中のクズどもに地獄を見せてやることによって、お客様は無限に増えていくということだ」
「そ、そういうことか……っ!」
「ビトー君ハンパねーぜ!」
「そうだ。俺は半端は嫌いだ。徹底的にやる。ちなみにこれを『グローバル展開』という」
「ぐ、ぐろーばる……?」
「モっちゃん! 全國制覇だ! これ全國制覇だよ!」
「そうか……! ビトー君、あんた上等なんだな……?」
「あん? あぁ。まぁ、大体そうだ。しかし勘違いをするな。これは俺の事業ではなく、あくまでお前らの事業だ。つまり全国を制覇するのはお前らということになる。それにこれが俺のアイデアだということを言う必要はない。お前らが考えてお前らが始めたと言え」
「え? で、でもよ……そんなのビトー君に悪くないか?」
「俺としては何の役にも立たない名声などどうでもいい。それよりもお前らの会社が大きくなって実入りが増える方が遥かに喜ばしい。それにその方がお前のカリスマ性が上がる」
「会社……? カリスマ……?」
「いいか、モっちゃん。貴様は今日から『ベンチャー社長』だ」
「しゃ、社長…………俺が…………?」
弥堂にビシッと指さされたモっちゃんは、『お前は実は勇者の末裔だったのだ!』とある日突然村長に言われた少年のように、自身の震える手を見下ろしてワナワナする。
「ス、スゲエーーーー! モっちゃんスゲエーーーー!」
「俺らの仲間からまさか社長が出るなんてよ……」
「しかもただの社長じゃねえぜ!『ベンチャー社長』だ! オレよネットで見たんだ!『ベンチャー社長』は芸能人とヤれるって!」
「え⁉ マジかよ、ビトー君⁉ オレ芸能人とヤれるのか⁉」
「ん? あぁ、やれる」
「うおおおおぉぉぉっ! マジかよ! やったぜ!」
「スゲエーーーっ!」
「いいなー! モっちゃんいいなーーっ!」
「ヤりてーよ! オレも芸能人とヤりてーよ!」
「おい、騒いでいないでさっさとサインをしろ」
「ん? あぁ、するする」
発情したサルのようにキーキー騒ぐ性犯罪者どもを弥堂は心中で強く軽蔑しつつ契約を促す。
「名前の横に住所と連絡先も忘れるな」
「え? あぁ、わかったぜ」
警戒心ゼロで言われるがままに個人情報を無防備に書きこむ彼らを油断なく見守り、全員が記入を終えるとバっと素早く書類を奪い取った。もちろん控えなどない。
「おいクズども。いいか、まとめるぞ。お前らのやることは大きく3つだ。まず、札を売りつつ会員を増やすこと。これはお前らと親交のある比較的関係性の良好な者を選ぶといいだろう」
「あぁ、そうか。そうだな……!」
「わかったぜ! ビトー君!」
「次に二つ目。密告だ。当会員でもないのに学園の指示に従わずに表をデカいツラして出歩いている間抜けを見つけ出して報告をしろ。これは主にお前らと敵対関係にある者たちを選ぶのが後腐れがなくていいだろう」
「おぉ! 任してくれ!」
「そして3つ目。俺への上納金だ。忘れるなよ」
「ん……? 上納金……?」
「すまない、噛んだ。『ロイヤリティ』だ」
「あぁ!『ロイヤリティ』か! 大丈夫だ」
「アンタの顏に泥は塗らねえよ」
「ぶっちゃけおっかねーしな!」
「あぁ。もう殴られたくねえよ!」
「お前らのやることは以上だ。やれと言われたことをやり、やるなと言われたことはやらない。どうだ? 簡単だろう?」
「おおよ! オレらに任してくれ!」
「上等だぜ!」
自身の存在価値が整理され彼らは快諾した。
「では、最後に連絡方法だ。ID交換をしよう。お前らみたいな者でもedgeくらいはやっているだろう?」
「あぁ。ちょっと待ってくれな」
「スマホだすぜ」
いそいそとスマホを取り出す彼らを見ながら、弥堂もズボンの尻ポケットから自身のスマホを取り出す。
「――よし、これでいいな。このIDに連絡をするのは緊急性のある密告だけにしろ。俺は忙しい。下らんメッセージなど送ってきたら1件につき1本指を圧し折るぞ」
「わ、わかったよ……」
「メッセくれえでそんなキレんのかよ……おっかねえな……」
「通常の密告はこのメールアドレスに送れ。会員ナンバー、報告者名、対象の名前、場所、時間を簡潔に書け」
「会員ナンバー?」
「よく見ろ。札に一枚一枚番号が書いてあるだろ? この登録書を渡しておく。コピーして使え。コンビニなどでコピーしたら必ずデータ消去をしろ。会員を増やしたら、必ず番号と名前を紐づけて記録して報告しろよ」
「おう。わかったぜ」
「な、なんか本格的だな……」
「あぁ。オレちょっとワクワクしてきたぜ!」
「これビトー君のアドレスなのか?」
「いや、情報を統括する専門のオペレーターの連絡先だ。だからといってナメたマネをするなよ?」
弥堂はそう言ってメモ紙に書いたY’sのメールアドレスを勝手に拡散した。
「あぁ。気を付けるぜ!」
「お、オペレーターだってよ……カッケーな!」
「これが『Mikkoku Network Service』略して『MNS』だ」
「え……MSN……?」
聞き違いをした者の胸倉を弥堂はガッと乱暴に掴みあげた。
「MNSだ。貴様……侮辱しているのか? いいか? 二度と間違うな。殺すぞ」
「ゴ、ゴメ……ゴメンなさい……」
「悪気はなかったんだ」
「……てゆうか、なんでオレらキレられたんだ……?」
「ば、ばか! いいから謝っとけって……」
弥堂は神に唾を吐くに等しい無礼を働いた者へ厳重注意を与え解放してやった。
「では、以上を以て勉強の時間は終わりだ。各人所属クラスへ戻れ。一人一人バラけて別々のルートで帰るんだぞ? 万が一囚われても情報は絶対に漏らすな。裏切者には死んだ方がマシという地獄を見せてやる」
「わ、わかってる」
「オレらぁ絶対にアンタを裏切らねえぜ!」
「よし。精々励んで稼ぐといい。貴様らの働きに期待する。では、いけ」
「あぁ! じゃーなビトー君!」
「待っててくれな!」
「いつかナイトプールで一緒にランコーしような!」
「ビトー君にもグラドル紹介してやっからよ!」
彼らはニコやかに手を振り希望を抱いた未来へとそれぞれの道を走り出した。
どの道もその先には必ず鑑別所という名の奈落があるとも知らずに。
そんな存在する力の脆弱な頭の悪い者どもの背中を弥堂は無感情に見つめ、手に持ったスマホを尻ポケットに仕舞い、続いて上着の胸ポケットへ手を伸ばす。
今しがた入手した個人情報をY’sへと送るためにスマホを取り出した。
ディスプレイを覗くと画面には『通話中』と表示されていた。
端末を耳元へ持っていく。
「なんだ。切っていなかったのか? かけ直すつもりだったんだが」
『ククク……まぁな。下手な動画見てメシ食ってるよりよっぽど面白かったぜ。兄弟。やっぱオメーはサイコーだ』
「そうか」
放置していた通話相手は電話を切らずに、受話口ごしにこちらのやりとりを聞いていたようだ。
「聞いていたのなら話が早い。そういうことだ。お前らの都合など知らん。俺は俺で勝手にやる」
『カーーーーっ! オメーも素直じゃねえ男だな。結局は同じことじゃねえか』
「それは違う。勘違いをするな。いいか? 俺はお前らの『依頼』を受けて仕事をするのではない。あくまで風紀委員として必要な業務を行うだけだ」
『そうかい』
「半グレや外人街に手を出すなだと? ふざけるな。俺は俺の邪魔をする者を五体満足にしてはおかない。そしてそのための手段は問わない」
『…………ククッ。さっきのガキどもじゃあねえが、兄弟。やっぱオメーはおっかねえぜ……イカレてやがる……』
「それは侮辱か?」
『いいや。サイコーだって言ってんのさ!』
「……まぁいい。そういうことだ。俺は俺で好きにやる。お前らの一員としては動かないが、積極的にお前らの邪魔をすることもしない。お前らはお前らで好きにやれ」
『ありがたくそうさせてもらうぜ』
「本音を言え。奴らの牛耳るシマやシノギを根こそぎ奪い取りたいんだろう?」
『ハッ――そいつはいいねえ…………だが、まぁ現実的じゃあねえな』
「そうだな」
『とりあえずやれそうなとこってことで、どうにか拮抗状態を作り出してえ』
「…………」
『オレら。路地裏の半グレども。そして外人街。できればもう1勢力育てておきてえ……』
「そうか」
『悪ぃな、兄弟。気ぃ遣わせたかよ……?』
「なんのことだ」
「……ククク、まぁいいぜ。そういうことにしといてやる」
「そうか」
『経過はまた報告しよう。何か必要な物があったらこちらで用意する。シャブでもチャカでも身代わりでも何でも言ってくれ』
「必要があればな」
『おう。んじゃな兄弟。死ぬなよ?』
「それは運次第だな。俺の知ったことではない」
『ハッ――ちげえねえ』
「それよりも一ついいか?」
『なんだ?』
「俺はお前の兄弟になった覚えはない」
そう言って通話を終了させると、すぐにメールアプリを立ち上げ、先程入手した不良たちの個人情報をテキストに変換する。名前の横にはそれぞれ『白』と入力する。
そして『M(ikkoku)N(etwork)S(ervice)』の運営を命じる文面を作成し、Y’sへと送信した。
短く息を吐く。
教室でクラスの女子たちと親交を深めるよりも、こうして校舎裏で非合法な者どもとやりとりをしていた方が居心地の悪さが少ないのは自分でもちょっとどうかとは思うが、そういう性分なのだから仕方がない。
そういう風に出来ているのだからもう取り返しがつかない。
スマホを仕舞い、それを持っていた自分の手を視る。
自身を定義づけ構成する『魂の設計図』は何一つ変わってはいない。
そのことにも、そう考えてしまったことにも、今更もう失望もない。
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