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序章 俺は普通の高校生なので。
序章43 hurts because no pain ③
しおりを挟む『……では、出来ればでいいので考えるだけでも考えてみて下さい。もちろん無理強いはしません。あと……これは私事、なんですが――』
「……なんでしょう?」
適当にオートモードで電話相手の女に対応しながら昔の女を思い出しているうちにどうやら話が転換をしたようだ。
『――あの娘は……妹は元気にやっていますか……?』
「……妹?」
何故この女が自分に妹がいることを知っている? こいつに渡した自分の戸籍情報は偽造したものの方で、そちらには家族の情報など記載していないはずだと目を細める。
しかしすぐに、彼女の言う妹とは弥堂の妹ではなく、彼女自身の実妹のことを言っているのだと思い当たる。油断をして藪蛇を突きそうになった自分を戒める。
「えぇ。元気ですよ。立派にお勤めを果たしていらっしゃいます」
『……そうですか。でも、ちょっと信じられません。とても内気な子だったので、あの子が生徒会長だなんて……』
「大丈夫ですよ。会長閣下はとても優秀な方です」
『そう、なんですね…………あの、それはいいのですが、弥堂君。あなたは何故うちの妹のことを閣下だなんて呼ぶんです?』
「俺は風紀委員なので学園の最高権力者には敬意を払う必要があります」
『本当ですか? 私が知らないだけで普通の高校生とはそういうものなんです?』
「えぇ。そういうものです」
箱入り過ぎて一度も学校に通わずに最終学歴までを家庭内で取得したお嬢様に、弥堂は適当な知識を植え付けた。
(そんなお嬢様が何の因果か今では場末で探偵事務所の所長とはな)
現実の苦さを感じる。
「よろしくお伝えしましょうか?」
『……いえ、大丈夫です。合わせる顔がありませんから。立派にやっているのなら私のことなど気にかけない方があの子の為にもいいと思います』
「そうですか」
彼女も彼女で訳アリのようだが、弥堂は首を突っこむ気はないので適当に流す。
『では弥堂君。次のお仕事はまたメールでお送りしますね』
「わかりました」
『毎回思うのですが、よくこんな写真を迅速に入手して来られますね。どうやって撮影しているんですか?』
「大したことはしていませんよ。ネットで検索すればなんでも集められます。便利な時代になったもんです」
『……答える気はないってことですね…………私はまだ、キミにとって信頼するに足りませんか……?』
「そんなことはありません。俺には貴女が必要だ」
『…………そうですか。長々とすみませんでした。上手く学業と両立させて無理のないようにして下さいね』
「恐縮です。では」
少し気落ちしたような声の相手に平坦な声で別れを告げ、通話を終了させる。
スマホをテーブルに置いて、手を離すとほぼ同時にメール着信の通知が鳴る。
弥堂はPCを操作してメールを確認する。
相手は今電話を切ったばかりの所長。早速次の仕事の指示だ。
内容は先程納品した仕事と同様の種類で、別の依頼人から頼まれた浮気調査だ。
添付されていたファイルに依頼人と標的のプロフィールが書かれている。
弥堂に要請されたのは、物的な証拠を見つけること。それがなければその証拠を抑える為に標的の行動予定を掴むことだ。
マウスカーソルを標的の名前に合わせてコピーする。
次にWebブラウザを開いて検索窓にその名前をペーストしEnterキーを押す。
一瞬PCの画面が揺らめき僅かなラグが発生する。
その後に表示された検索結果に並んだいくつかの画像から一つを選択して拡大させる。
画面に大きく映し出されたその画像には、男女が腕を組んでホテルから出てきたシーンが写されていた。
弥堂はつまらなそうに鼻を鳴らす。
「本当に便利な時代になったものだ。実に効率がいい」
同じ人物が写された類似の写真画像を数枚ダウンロードし、コピーしたものをフォルダにまとめ返信メールに添付する。
実にイージーな仕事だ。この程度の作業を熟しただけで生活に充分な金が稼げるのだからこの国は本当に豊かだと感じる。
愛想のない返信文をワンセンテンスで適当に打ち込み、内容を一度確認してから送信ボタンを押そうとして寸前で止める。
メールを送信画面で待機させたままスクールバッグに手を突っこむ。
中から取り出したのは先程とは別のUSBメモリだ。
USBを差し替えながら、確かこの中にあったはずと記憶を確認する。
記憶に記録されたとおりに目当てのデータを見つけ、画像ファイルを開く。
その画像に写っているのは弥堂の通う美景台学園の生徒会長である郭宮 京子だ。周囲の風景を見る限り階段の踊り場だと思われる。物憂げな表情で立ち止まっている場面に見える。
弥堂はその画像をコピーして待機中のメールに追加で添付し送信をした。
雇い主の機嫌をとっておくのも悪くはない。それだけのことだ。
仕事に関してはこんなところか。続いて反省文の作成に移ろうかとマウスに手を伸ばしたところでまたスマホが鳴る。今度は電話だ。
画面に表示された相手の名前を見て眉を顰め、すぐに電話に出る。
「どうしました、御影所長。なにか不備でも――」
『なっ、なんなんですかこの写真はあぁぁっ!』
「…………」
開口一番、先の通話の開始時と同じ言葉を叫ばれる。
「何、と言われましても。頼まれていたものですが」
『頼んでません! いえ、最初の方の写真はいいです。確かに依頼主が求めていて、私がキミにお願いしたものです。間違いありません。ですが、なんですか⁉ このもう一枚の写真は⁉』
少し考えてから他に言い様がなかったので一度目の通話とまったく同じ言葉を返したら、相手からもほぼ同じ台詞が投げ返された。
「なんですかと言われましても、貴女の妹でしょう。家族の顏もわからなくなったのなら、所長。貴女は疲れているんです。休暇をとることをお勧めします」
『確かに疲れていますけど、そんなことはわかっています!』
「では何が問題なんです」
『なにってこの写真! 思い切り下着まで写ってるんですけど! このアングルはどう見ても盗撮ですよね⁉』
「肯定です」
『認めた⁉』
何でもないことのように告げた弥堂の自白に、電話の向こうで相手がびっくり仰天した気配が伝わってくる。
『な、なんでキミがこんな写真を⁉ 一体うちの妹をどうするつもりですか⁉』
「落ち着いてください所長。貴女は誤解をしている」
『ご、誤解……? うちの妹の下着を盗撮して、それをわざわざ私に送り付けてきて……ま、まさか、私脅迫されてます⁉』
「違います」
大層混乱している様子の上司に呆れながら説明をする。
「確かにそれは盗撮写真ですが、撮影をしたのは俺ではありません」
『え?』
「学園内で女生徒のスカートの中を撮影することはアートだと言い張り、その芸術性に傾倒する男を摘発したのですが、この写真はその時に押収したものの一つです」
『げ、芸術……? ちょっと何を言っているのかわかりませんが、でも何故これを消さずにキミが持っているんです?』
「探偵事務所の所長ともあろうものが何を。これは重要な証拠品です。あの男が他で問題を起こして警察の世話になることがあれば必要になるかもしれませんし、何より俺は風紀委員なので。罪人を更生させるための強制労働に従事させるには弱みを握っておくことは有効な手段です」
『うぅ……是正しなければならない所が多すぎます。ですが、妹が被害者だと思うとキミを責めづらいです』
「ご安心を。幸い会長閣下はご自身が盗撮されたことに気付いていません。被害を受けたことを認識する者がいなければ被害者はどこにも存在しないことになります」
『キミは色々と考え方がズレています……危険な方向に……』
事情を飲み込めてきた様子の相手を落ち着かせるために安心材料を与えてやったつもりだったが、妙に疲れたような声が返ってきた。しかし、一応落ち着きはしたようなのでどうでもいいと流す。
『その……事情はわかりました。ですが、それだけですよね? キミがこの写真を保管していたことに他意はありませんよね?』
「どういう意味です?」
『ですから、その……これを使って変なことしてませんよね⁉』
「使う? 変なこと? 具体的に言って頂けませんか?」
『具体的に⁉ そ、そんなこと言えません!』
曖昧すぎる相手の言葉に弥堂は苛立ってきた。
「言われている意味がわかりませんが、今のところは証拠品は犯人の脅迫にしか使ってませんし、これからも他の目的に使用する予定は特にありませんね」
『ほ、本当……ですか……? お願いですから妹にだけは手を出さないでください。お金はありませんし犯罪も許可できませんが、私に出来ることは何でもしますので、どうか妹だけは……』
「違ぇつってんだろ」
聞き分けの悪い上司にうんざりとしてくる。
『どうにかこのデータ消去して頂くことは出来ないのでしょうか? 妹が不憫です』
「それは出来ませんね」
『で、ですが他に使用目的がないのですよね? それなら――』
「現時点で予定がなくとも先々で必要になる可能性はある。今日のように」
『え?』
「妹の顏が見たかったのではないのか? 役に立っただろう?」
『あっ!』
弥堂としては大変心外だが、ようやく相手も何故写真データを渡されたのか合点がいく。
『うぅ……そう言われてしまってはもう責められません。キミなりによかれと思って私のためにしてくれたんですね……』
「上司の機嫌をとるのは部下の役目だ」
『お礼を言いたいのですが姉として複雑です……。久しぶりに見た成長した妹の姿がパンチラ写真だなんて……あんまりです……』
「しつこいぞ。わがままを言うな」
『ご、ごめんなさい』
すっかり敬語を投げ捨てた弥堂は雇い主に謝罪をさせた。
『あ、あの……こんな言い方失礼なのですが、今日こうして私の手に渡ったことでこの写真の役目を終えたということには……』
「いい加減にしろ。何度同じことを――」
『5万円! 5万円でどうでしょうか⁉』
「了解しました社長。送信メールを完全に削除しました」
優秀で正常な犬である弥堂はお金をくれる飼い主の命に従いメールの画像を削除した。
『あ、ありがとうございます!』
「ちなみに画像フォルダ内にコピーが残っていますがそちらは別料金になります」
『1枚5万円⁉』
御影所長は雇い主を強請ることに躊躇いの部下に恐れ慄いた。
『うぅ……わかりましたぁ……全部で10万円払います……』
「取り引き成立です。貴女とは今後も上手くやっていけそうです」
『キミは悪い子です!』
「削除完了しました。確認をしますか?」
『……いいえ。キミを信用していますから結構です』
「そうですか」
思わぬ臨時収入を得た男は、雇い主との信頼関係が築けていることに一定の満足感を得た。
ちなみにUSBメモリ内の元データについて言及をしなかったのは、ついうっかりしていただけのことであり決して意図的ではない。そういうことになっているし、そういうことにする。
人間はミスをする生き物なのだ。『世界』がそうデザインをしている以上これは仕方のないことなのである。
『ですが――』
「あ?」
『妹の写真のことについては置いておいて。私はキミの身近な大人として、キミの言動や考え方について色々と注意をしなければなりません』
「なんだと?」
臨時収入に満足していた矢先、弥堂はこの後長々と説教を聞かされる羽目になる。
何か事情があって妹と顔を合わせることが出来ない。
その事情に首を突っこむ気はないが、生活資金の提供者へのサービスと思って写真を提供してやったつもりだった。
打算あってのことだったが割に合わない。
弥堂は二度とこんなことをするかと、適当にスマホから聴こえてくる説教を聞き流しオートモードで返答をしながら、うんざりした顏でPCから取り外したUSBを乱暴にバッグに突っ込む。
すると傾いたバッグの中から何かが転がり出てきた。
それに目を向ける。
缶コーヒーだ。
スマホをハンズフリーにしてテーブルの上に置き、代わりにそれを手に取る。
無糖と白文字で書かれた黒いアルミ缶をじっと視る。
これは日本全国で販売をするために工場で大量生産をされ、学園の誰が購入するかもわからない自販機に入れられていた物だ。
それを今日たまたま希咲 七海が購入した。
彼女が自販機に金を入れボタンを押しこれを取り出して自分に手渡すまで、一度も目を離していない。
その時の彼女の一部始終を記憶の中に記録している。
――はいっ
――あげる
記憶の中の彼女越しにもう一度缶コーヒーを視る。
弥堂はプルタブを開けた。
慎重に口元へ運び口に含む。
安っぽい透明度の高い感触。蘞味のような苦味。
酸味などなくピリついた刺激を感じる。
飲み込むとその後もしつこく不快感が咥内に残る。
簡単に言えば不味い。
だが、その安っぽい不味さに安堵感を得た。
それは何故なのか。
パイプ椅子に背を預け天井を見上げる。
意味などない。
意味を、報いを求めてはいけない。
意味を求めず飲み込み続けることこそが罰なのかもしれない。
外は黄昏。
遮光カーテンに塞がれた部屋の中でスマホとPCのディスプレイがぼんやりと光る。
アルミ缶を傾けもう一度咥内に注ぐ。
苦い。
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